マイクロソフトがWindows Vistaの直前記者発表会を開催し、メーカー各社からVista搭載PCの発表が相次ぐ中、ソニーがCESで披露したリビング用の丸形バイオの正式発表は無かったようです。バイオ10周年ということもあり、あえて他社と足並みを揃えなかったのかもしれませんね。
ソニスタのティーザー広告にも変化無しですが、今週中ぐらいですかね…>2007 New Style! Extend your PC Style
マイクロソフトがWindows Vistaの直前記者発表会を開催し、メーカー各社からVista搭載PCの発表が相次ぐ中、ソニーがCESで披露したリビング用の丸形バイオの正式発表は無かったようです。バイオ10周年ということもあり、あえて他社と足並みを揃えなかったのかもしれませんね。
ソニスタのティーザー広告にも変化無しですが、今週中ぐらいですかね…>2007 New Style! Extend your PC Style
・ソニーが米国向けVAIO新製品を展示~丸い筐体のリビング用VAIOが登場
・今年も出ましたっ!「こっ、これは?」なVAIO
・インターネット「ブラビア」も登場・ソニーブース【CESリポート】
・<CES2007:ソニー>x.v.Color対応のHDビデオカメラなどが続々登場
・ソニー、BRAVIAのネット動画対応アダプタやワイヤレスオーディオなど
CES開催前に行われたソニーのプレスカンファレンスでおひつのような丸形の新しいバイオ「VGX-TP1」の参考展示が行われ、各所で話題になっています。HDMI端子によるHDTV接続が前提で、ワイヤレスキーボードとリモコンで操作するリビング用PCという位置づけみたいです。価格は1,600ドルで米国では3月発売予定とか。なお、同PCはゲイツ氏の基調講演でも取り上げられています>2007 International CES ビル・ゲイツ氏基調講演レポート
また、バイオ本体ではBlu-rayドライブ搭載の新Type X Living、Windows Vista Business搭載版のtype U(米国ではUX)、日本未発表の「VAIO N notebook」のほか、PC内の音楽ファイルを無線LAN経由で再生するWi-Fiオーディオプレーヤー「VGF-WA1」が周辺機器として発表されたそうです。
・2007 International CESについて(Sony Japan|プレスリリース)
・2007 International CES(米国)で発表のVAIO新製品について(バイオホームページ)
日本でもSony Japanやバイオのオフィシャルサイトで今回の新製品の発売について正式なアナウンスが行われています。リビングルームコンピューター「TP1」とワイヤレスデジタルミュージックストリーマー「WA1」の2つで、1月中にホームページで正式に案内予定とか。また、東京や大阪のソニーショールームでの先行展示も予定されているそうです。なお、米国モデルはあくまで米国仕様であり、日本で発売する製品とは細部が異なる場合があるそうです。
ユニークな形のバイオといえば、2002年に横浜で開催された「Sony Dream World」で展示された卵形や六角形のコンセプトモデルを思い出します。今回のおひつ型は形こそユニークですが、コンセプト的にはtype X Living同様のホームサーバー的な用途に使うPCのようです。アップルのMac+iTVと真っ向勝負って感じになりそうですが、PS3の進化のベクトルともダブってくるのでどう棲み分けていくのかが気になるところです。
それにしても、バイオは昨年からホントに元気いっぱい。今年はVista登場でさらに勢いが加速しそうですよね。
【追記】
・OQOがUMPCを発表。type U最大のライバル登場か…>OQO、Vistaにも対応したUMPC“model02”を発表~CrusoeからVIAのC7M ULVに変更
・こちらは小寺さんの新ハンディカムレポート。なんと16モデル同時発表!>ソニー、米国向けビデオカメラの新製品を一気に16機種~「x.v.Color」対応のAVCHD/HDVカムなど~
・いったぜ、100万台!>SCEA、「プレイステーション 3」北米で100万台出荷
ソニーが人事・機構改革を発表。既発表のSCE役員人事を始め、機構改革として以下の内容を発表。
・PCアプリケーションソフトウェアセンターを新設
・生産戦略部門を廃止し、機能の一部をモノ造り技術センターに移管
・生産戦略部門の生産企画部、SCM企画室を桐原SVP直轄の組織とする
・CSセンターを品質センターと名称変更
・コンスーマープロダクツグループ総合企画室を新設
「PCアプリケーションソフトウェアセンター」のセンター長にはVAIO事業本部の萩原氏が就任。同センターでは、今まで分散して開発されてきたPCソフトを集中して開発するとかで、当面は「SonicStage」などの音楽プレーヤー開発を中心に行なうとしているそうです。
24日のつぶやきでも取り上げた日経BPのソニー特集でも今後のソフト開発への注力へ大きな期待が寄せられていました。コネクトでは大コケしてしまいましたが、ある意味膿は出し切ったとも言えるので、これからが本当の勝負。同センターの活躍に期待が集まりそうですね。
【追記】バイオ絡みですが、ITmedia オルタナティブ・ブログにこんなエントリーが。
ジェームズ・ボンドがバイオを使っていることにかなり違和感があったようで、ソニーが「なぜこんな登場のさせ方をOKしてしまったのか」と疑問を呈しつつ、「6代目ジェームズ・ボンドがカッコよすぎたために、ソニーのかっこ悪さが際立ってしまったのが残念」、「最近マーケティングで失敗続きのソニー、本当に大丈夫かな?と映画とはまったく関係のない感想を持ってしまった」などとコメントしています。
ソニーの評価は別にして、映画の評価は良いらしいですね。それにしても、どんな登場のさせ方なんだろう…。見てみなくちゃわからないですね。でも、SPEの映画でソニー製品が登場するなんてもう当たり前ですよね。ダ・ヴィンチ・コードしかりステルスしかり…。それがソニーが映画会社を買った理由のひとつでもあるんじゃないでしょうか。まあ、でも人によってはうんざりするでしょうね。この手のPRってさりげなくというのは難しいのかなあ…。
Let’s noteを超えた!? ソニー渾身の携帯ノート「VAIO type G」は買いか?
戸田覚さんのバイオ「type G
」レビュー。カーボン系のパーツにより軽さと強度を両立しているものの、「ボディー各部がなんとなく柔らかい」として剛性不足を残念な点としていました。また、バイオらしくないのも残念とか。結論も、「全体として非常に良くまとまっており、十分に“買い”と言えるが、太鼓判とまではいかない」と厳しい評価。「技術以外のプラスアルファがあるのがVAIOの素晴らしさ」と信じているという戸田さんならではですね。
つまらないことですが、個人的には「指紋センサーの位置が左上というのも納得できない。右利きのユーザーにとっては、右側にあったほうが使いやすいに決まっている」と断定してしまうことに納得できなかったです。そんなに右手でなんでもできなきゃダメなんですかね。左手だって使いましょうよ。不浄の手でもあるまいし…。
ソニー VAIO事業本部 石田佳久本部長インタビュー~2007年はノンPC戦略を加速、低価格ノートPCも国内投入
大河原克行さんの「パソコン業界、東奔西走」でソニーVAIO事業本部の石田本部長へのインタビューが掲載されました。2006年は「売上高、利益ともに過去最高の業績」が視野に入ってきているとか。11月の事業部昇格についても、井原副社長の「ソニーのエレクトロニクス事業の柱の1つになってくれ」「成長戦略を描く事業にしてほしい」というコメントからわかるとおり、ソニーのなかでも重要なビジネスとして位置づけられたようです。
法人ビジネスへの取り組みについても多く語られていますが、個人的に気になったのが最後の2007年の製品戦略について。「デジタルホームの世界をきちっとやっていく」ことが課題だとして、「mylo」と同じ領域の製品強化やオーディオ分野の製品といったバイオブランドのノンPC製品も相次ぎ投入する考えもあるようです。好調でイケイケになるのはわかりますが、数年前と同じ事になるのではないかと少々心配でもあります。
何はともあれ、今年2006年は個人的にも一番バイオで盛り上がった年だったかもしれません。中でも「type U」のインパクトは相当強烈でした。来年も色々な意味で期待してますので頑張ってください!>バイオ“事業部”の皆様
グリーンハウス製USBワンセグユニット「W-one」を試す-受信感度はかなり良好。ワイルドな本体デザイン
グリーンハウスのUSBワンセグチューナユニット「W-one」の試作機レビュー。シリコン製ラバーの関係で「ちょいテレ」と比べると一回り大きいようですが、このシリコン製ラバーのデザインが良く、「男の子」受けしそうなワイルドな印象とか。受信感度も良好で付属品や視聴/録画ソフトの機能も豊富。ちょいテレでは満足できなかった人にオススメとのコメントもあります。
ニュースにもなっていましたけど、この手の製品の需要は意外に大きいようですね。チューナー内蔵のバイオ「type T」と「type U」は別にして、ソニーも純正で出せばいいのに…。