「X1体験レポート」カテゴリーアーカイブ

<ブラビア>X1体験レポート~さよならX1&レポート終了のご挨拶

2008年12月の中旬から約一ヶ月間にわたってお送りしてきた< ブラビア>X1体験レポートですが、貸し出しが2009年1月いっぱいということで、梱包直前の最後の最後にこんな組み合わせでテレビ画面を見比べてみました。

< ブラビア>の前に有機EL。X1とXEL-1。型番にXが付くソニーの自信作のツーショット。ある意味、禁断の比較?

ソースはたまたまオンエア中だったNHKの大河ドラマ「天地人」の再放送。丁寧な作りのドラマだけにどちらで見ても十分綺麗なソースなんですがXEL-1は奥行きが違いますねー。黒、赤、金の発色も美しい。画面サイズではX1の圧勝だけど、絵ヂカラはXEL-1の方に軍配をあげたい、そんな感じ。

これがフルハイビジョンになったらどんなことになるんだろう…。ということで、< ブラビア>開発で培った様々な技術やノウハウを生かし、フルハイビジョンの大画面有機ELテレビの開発につなげてほしいなあと思ったSPAでありました。

そんな禁断の比較を終えた1月最終日の昨日、返却のためにお借りしていた機材一式の荷造りをしました。最初の組み立ては1人でできたけど、さすがにしまうのは難しそうだったので、同居人にヘルプをお願いしました。このデカイ箱ともお別れ。うれしいような悲しいような…。

我が家では40インチでも立派な大画面でしたし、フルハイビジョンの魅力も存分に堪能させていただきました。テレビを借りるなんてことはめったにできないので色々と勉強にもなりました。このような機会を与えてくださったソニーならびにソニーマーケティング関係者の皆様にもこの場を借りて御礼申し上げます。

また、当レポートにおつきあいいただいた皆様にも御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

<ブラビア>X1体験レポート~ネットワークTVボックス「BRX-NT1」を試す

今回は< ブラビア>とセットで楽しむブラビアユニットシリーズのネットワークTVボックス「BRX-NT1(以下NT1)」を試してみることにします。NT1はブロードバンド回線接続が前提のビデオ・オン・デマンド(以下VOD)機器で、アクトビラやギャオなどのインターネット動画を< ブラビア>の大画面で楽しめるというのが売り。パッケージの中身は、本体とACアダプターの他、リモコンや専用スタンド、< ブラビア>用ブラケットのほか、1.5mのHDMIケーブルなども付属。

NT1は発売当初は実売が約3万円だったんですが、昨年どこかのタイミングで大幅値下げがあって、09年1月現在ソニースタイルでは9,800円で販売されています。同じソニースタイルで1.5mのHDMIケーブルが3,980円で販売されていることを考えれば、すでにこの次点でもお得なパッケージであるといえるではないでしょうか。

ブラビアユニットだけあって、< ブラビア>との組み合わせならセットアップや設置も簡単。専用ブラケットでテレビの背面(後面)に機器を取り付ければ見た目もすっきり。ブラケットは付属のブッシュナット2本で簡単に止まります。そこにNT1本体を差し込み、ACアダプターを接続。HDMIケーブルを使い、NT1と< ブラビア>X1と接続。LANケーブルをHUBに接続して準備完了。

NT1はブラビアリンク対応機器ということで、X1付属のマルチリモコン(お気楽リモコン)に登録するのがなんだかんだで便利。1)NX1の電源を入れ、2)マルチリモコン下部のパネルを明け、「ネットTV」ボタンを押しながら「戻る」を押し続け、3)数字ボタンの3を押し、4)決定を押せば登録完了。数字キーの左にある「ネットTV・VOD」ボタンを押せばお気楽リモコンで基本操作が可能になります。

基本GUIもXMBなのでX1同様の操作が可能。VODを楽しむ場合は「ビデオ」の項目から任意のサービスを選択します。対応しているサービスは、「アイビオ」、「アクトビラ」、「ギャオ」、「ギャオネクスト」、「クラビットアリーナ」の5つ。アクトビラとアイビオは HDクオリティのビデオ再生(前者は「アクトビラ ビデオ・フル」)にも対応していますが、当然の如く、ブロードバンド回線の実行スピードがそれぞれのサービスの推奨環境を満たしている必要があります。(やはりハイビジョンの場合は12Mbpsぐらいないと厳しいようです)

前回、< ブラビア>X1単体の「アクトビラ」サービスの利用は、我が家のブロードバンド回線事情(たったの3.14Mbps)により厳しいことがわかりました。これがNT1経由になったところで結果は変わらないと思ったんですが、一応試してみましたのでその結果をまとめてみます。括弧内は視聴した番組の解像度とその規格です。

・アイビオ(HD) × (1280×720 H.264/MPEG-4 AVC)
・アクトビラ × (1920×1088 H.264/MPEG-4 AVC)
・ギャオ ◎ (640×480 Windows Media Video 9)
・ギャオネクスト ○ (720×480 Windows Media Video 9 Advanced Profile)
・クラビットアリーナ ◎ (480×360 Windows Media Video 9)

ハイビジョンコンテンツがベースのアイビオとアクトビラ(ビデオ・フル)はほぼ全滅。見られなくはないけど、数秒ごとに映像が止まってしまい、鑑賞に堪えません。あきらかに回線スピードが遅すぎるのでしょう。

ギャオ系とクラビットアリーナは推奨環境がアクトビラやアイビオと比べて低いようで、我が家のような貧弱なADSL環境でもストレス無く視聴できました。ギャオネクストで一部の高画質コンテンツ(WMV9 Advanced Profile)で、まれに読み込みのために映像が止まってしまうことがありましたが、アクトビラほど頻繁ではないのでさほどストレス無く視聴可能でした。サービスのGUIもアクトビラほど煩雑でなく、少ないステップで目的の映像を再生できました。

結局、我が家の環境ではアクトビラのトビラは開きませんでしたが、ギャオがテレビで見られるだけでも十分新鮮でした。クラビットアリーナなどは聞いたこともないようなラテン系のドラマなどがラインナップされていてなかなか楽しそう。X1単体のアクトビラとは違い、NT1は低解像度の動画を機器側で拡大する機能もあります。X1のモーションフロー機能の効果も相まって、大画面でも見にくいとは感じませんでした。字幕もはっきりと読めます。ギャオは元々がパソコン向けのサービスですが、多少画像が荒くてもテレビの大画面で見る方が迫力があって良いです。

VODの良いところは、その名の通り、いつでも見たい時に見られること。ストーリーを追うだけ良いという我が家の同居人みたいな人にとっては、自分の興味のある海外ドラマがいつでも好きな時に見られるだけで満足らしく、低解像度のコンテンツでも全然問題ないらしいです。また、普通のテレビ番組に飽きたり、見るモノが無かった時にももってこいかもしれません。我が家ではできませんでしたが、環境さえ揃えばハイビジョンコンテンツの視聴も可能ということで、その時に初めてNT1とX1の潜在能力と相乗効果が最高に達するのでしょうね。

ちなみに、NT1にはWebブラウザ機能やRSSリーダー機能もついていて、ソニーのFelicaリーダーを接続すれば、Edyビューワーなどの機能も利用可能。これだけの機能があって9800円はやはり安いと思います。X1もNT1も間もなくソニーさんに返却しますが、返却後に新規で1台我が家に導入しようかなあと考えてます。余裕ができたらインターネット回線も光ベースにしたいなあと。そうすれば、アクトビラ ビデオ・フルやアイビオも思う存分に楽しめますからね…。

続きを読む <ブラビア>X1体験レポート~ネットワークTVボックス「BRX-NT1」を試す

<ブラビア>X1体験レポート~我が家では開かなかったアクトビラ

フルハイビジョンテレビ、< ブラビア>X1が我が家に来てからかれこれ一ヶ月。モーションフロー、お気楽リモコン、アプリキャスト、ブラビアリンクにルームリンクと、一昔前のソニーのテレビでは考えられないほど便利なツールや機能が満載で手放したくなくなってきました。とはいえ、返却期限も迫っていると言うことでスパートをかけていきたいと思います。

ということで、今回はX1に標準搭載のWebブラウザで利用できる「アクトビラ」サービスを試してみることにします。

アクトビラは、「アクトビラ ベーシック」と「アクトビラ ビデオ」の2種類のサービスがあって、前者はWebブラウザ経由の情報提供サービスで後者はブロードバンド回線接続前提のビデオオンデマンド(VOD)サービスで構成されています。後者にはハイビジョンコンテンツが楽しめるの「アクトビラ ビデオ・フル」サービスも登場。ブロードバンド回線の実行速度が6Mbps程度であれば「アクトビラ ビデオ」が、12Mbps程度で「アクトビラ ビデオ・フル」が楽しめます。ちなみに、アクトビラは国内大手家電メーカーが共同出資をするデジタルテレビ向けポータルサービス事業そのものであり会社名でもあります。

アクトビラのオフィシャルサイトに対応機一覧がありますが、< ブラビア>X1はベーシックとビデオに対応しています。我が家にあるテレビは有機ELテレビ「XEL-1」がベーシックに対応しているだけで、VOD機能はこれまで未体験。我が家はADSL回線なので今回がアクトビラ初体験。

ネットワークケーブル一本で楽しめるVODサービスのできやいかにということで、アプリキャストのアクトビラウィジェット経由でアクトビラへアクセス(=Webブラウザ起動)。

続きを読む <ブラビア>X1体験レポート~我が家では開かなかったアクトビラ

<ブラビア>X1体験レポート~デジタルカメラのUSB接続で即スライドショーに驚く

ソニーが< ブラビア>の機能として強力にプッシュしているのがデジタルカメラの写真の高画質表示。< ブラビア>X1には、USBケーブルでデジタルカメラを接続するだけで、自動的にカメラ内に記録されている写真をスライド表示する「画質モード・フォト」に切り替わる、なんて便利な機能があります。

人づてに意外に便利と話には聴いていたんですが試すのは今回が初めて。テレビは普通に地デジの民放を視聴中。その状態から、サイバーショットH1(Hシリーズ初代機です)をX1の左側面にあるUSB端子にケーブル接続。

続きを読む <ブラビア>X1体験レポート~デジタルカメラのUSB接続で即スライドショーに驚く

<ブラビア>X1体験レポート~全ての据え置きゲーム機をまとめて接続してみた

X1レポートの前半で「HDMI×4を含む豊富な接続端子に驚き」というエントリーを書きましたが、この正月休みに手持ちの家庭用据え置きテレビゲーム機全部とまとめて接続してみました。ぶっちゃけ、リビングのテレビは自分に主導権がないもので…。

自分、もういい歳なんですが、意外にゲーム好きでして。社会人になって初めて買ったファミコンソフトが初代「ドラクエ」。それが運の尽きだったんでしょう。以来、二十数年間、ほとんどの家庭用テレビゲーム機に手を出しており、ソニー(SCE)、任天堂、マイクロソフトのハードに関しては、ほぼ100%の所有率になってしまいました。

てなことで、今現在メインで使っているゲーム機は、自ずとPS3とWiiとXbox360になります。いつもはこの3台を、リビング(ベガ)や寝室(ブラビア20インチ)、自室(有機EL)の三部屋でとっかえひっかえしながら、使っていたわけですが、今回借りてるX1は接続端子がとにかく豊富。

我が家のテレビ全てがHDMI端子は一つしかないんですが、X1はPS3とXbox360をHDMIで、WiiをD端子ケーブルで接続しても、HDMIとコンポーネント端子がまだ半分残ってしまうという余裕ぶり。しかも、PS3とXbox360はフルハイビジョン出力が可能でゲームの没入感も段違い。これはマジでうらやましい…。

あと、画像は用意してませんが、最近のPSP(PSP-2000/PSP-3000)にも「PSP on TV」というテレビ出力機能がついていますよね。D端子やS端子のケーブルがあるんで、PS2用を含め、X1の接続端子をゲーム機で埋め尽くすことだってその気になれば可能です。

…ってさすがにそこまでやる人は少ないかもしれないけど、4つのゲームプラットフォームを切り替えて使えるのはゲーム好きにはうれしいのではないでしょうか。ちなみに、HDMI端子の二つ目はテレビの側面にあるので、最近増えてきたHDMI端子搭載のパソコンなどもサクッとつなげちゃいます。

ということで、ゲームが大好きで、これからハイビジョンテレビを買うという人は、接続端子、とりわけHDMI端子が豊富な機種を買うことを絶対にオススメしたいです。32とか40インチのフルハイビジョンテレビはこれからまだまだ安くなりそうですからね。自分にはリビングのテレビの主導権は無いけど、自分用(=ゲーム機専用)にフルハイビジョンテレビを買う時代がもうすぐそこまで来ているのかも…。

(って我が家はまだまだ手が出せませんよ、もちろん。それはともかく、このレポートが終わるまで、もう少しかかるので、それまでの間は、大画面で思う存分ゲームを楽しませていただきたいと思いまーす…って今はまっているのが任天堂Wiiの「メトロイドプライム3」だということは内緒…)

<ブラビア>X1体験レポート~迫力の静止画に思わず見とれるルームリンク機能

< ブラビア>X1は、「ソニールームリンク」対応機器。ってことで、X1をLANに接続すると、ルームリンク対応機器(サーバー)内にある動画像や音楽をX1から直接再生できるようになります。

サーバー機能を持つ商品としてはパソコンやHDDレコーダーなどが一般的で、ソニー製品ではVAIOや一部のBlu-rayレコーダーがその代表格。

クライアント機能、いわゆるプレーヤー機能を持つ商品は、パソコン、テレビ、ゲーム機、オーディオ、フォトフレームなど幅広く、ソニー製品では、VAIO、< ブラビア>、PS3、ネットジュークなどがあります(パソコンはVAIO Mediaというソフトウェアでサーバーにもクライアントどちらにもなれちゃいます)。

なお、「ルームリンク」はソニーが独自に名付けた機能名称で、「DLNA」と呼ばれる標準ガイドラインに従って作られています。

我が家には、随分と前に購入したIOデータ製のDLNA対応ハードディスク(いわゆるNAS)が1台ありまして、これを家庭内LANに接続してサーバーとして使っています。ちなみに、今置いてる場所はキッチン横の電話の隣のあまり目立たない場所。一般的なデータバックアップが主な用途だったんですが、DLNA対応ということで動画像や音楽ファイル置き場としても使用。

ということで、今回はこのHDDを< ブラビア>X1で楽しめるかどうかを試してみました。手持ちの有機ELテレビ「XEL-1」がDLNA対応なので、クライアント機能付きのテレビを使うのは初めてではないのですが、フルハイビジョン対応のクライアントは初めてになります。

続きを読む <ブラビア>X1体験レポート~迫力の静止画に思わず見とれるルームリンク機能