リビングでバイオとPS3が競合?

ソニーが米国向けVAIO新製品を展示~丸い筐体のリビング用VAIOが登場
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CES開催前に行われたソニーのプレスカンファレンスでおひつのような丸形の新しいバイオ「VGX-TP1」の参考展示が行われ、各所で話題になっています。HDMI端子によるHDTV接続が前提で、ワイヤレスキーボードとリモコンで操作するリビング用PCという位置づけみたいです。価格は1,600ドルで米国では3月発売予定とか。なお、同PCはゲイツ氏の基調講演でも取り上げられています>2007 International CES ビル・ゲイツ氏基調講演レポート

また、バイオ本体ではBlu-rayドライブ搭載の新Type X Living、Windows Vista Business搭載版のtype U(米国ではUX)、日本未発表の「VAIO N notebook」のほか、PC内の音楽ファイルを無線LAN経由で再生するWi-Fiオーディオプレーヤー「VGF-WA1」が周辺機器として発表されたそうです。

2007 International CESについて(Sony Japan|プレスリリース)
2007 International CES(米国)で発表のVAIO新製品について(バイオホームページ)

日本でもSony Japanやバイオのオフィシャルサイトで今回の新製品の発売について正式なアナウンスが行われています。リビングルームコンピューター「TP1」とワイヤレスデジタルミュージックストリーマー「WA1」の2つで、1月中にホームページで正式に案内予定とか。また、東京や大阪のソニーショールームでの先行展示も予定されているそうです。なお、米国モデルはあくまで米国仕様であり、日本で発売する製品とは細部が異なる場合があるそうです。

ユニークな形のバイオといえば、2002年に横浜で開催された「Sony Dream World」で展示された卵形や六角形のコンセプトモデルを思い出します。今回のおひつ型は形こそユニークですが、コンセプト的にはtype X Living同様のホームサーバー的な用途に使うPCのようです。アップルのMac+iTVと真っ向勝負って感じになりそうですが、PS3の進化のベクトルともダブってくるのでどう棲み分けていくのかが気になるところです。

それにしても、バイオは昨年からホントに元気いっぱい。今年はVista登場でさらに勢いが加速しそうですよね。

【追記】
・OQOがUMPCを発表。type U最大のライバル登場か…>OQO、Vistaにも対応したUMPC“model02”を発表~CrusoeからVIAのC7M ULVに変更
・こちらは小寺さんの新ハンディカムレポート。なんと16モデル同時発表!>ソニー、米国向けビデオカメラの新製品を一気に16機種~「x.v.Color」対応のAVCHD/HDVカムなど~
・いったぜ、100万台!>SCEA、「プレイステーション 3」北米で100万台出荷


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