「CLIE/Palm」カテゴリーアーカイブ

Palm OSはどこへ行く

パーム、Windows Mobile搭載端末を発売か–CFOが示唆

“Palm OSを採用する唯一の主要メーカーとなっている”米Palm(元palmOne:ああ、紛らわしい…)がWindows Mobileで動作するTreoを開発しているという噂に関するニュース。同社のある上級幹部は、「Palm OSベースの小型デバイス購入に慎重な構えを見せる法人顧客の獲得に役立つかもしれない」とコメントしたものの、同社関係者は「デバイスの存在に関するコメントを控え、PalmSourceをスピンオフしたメリットの1つは好きなOSを提供できること」と、過去の発言を繰り返しているとか。

「ソニーの携帯端末市場からの撤退」という言葉がありますけど、PalmOS互換機ビジネスをやめるだけで市場から撤退する訳じゃないですよね。というか携帯端末市場って一体なんだっつー話もありますけど…。

PalmSourceとMontaVistaが提携 – Palm OSを搭載するLinuxケータイが登場か

こちらは、米PalmSourceと米MontaVista Softwareが、Linuxベースの携帯電話開発促進で提携したというニュース。

Palm(palmOne)、Handspring、Palm Source。それぞれが競合したり、くっついたり離れたり…。色々あるのでしょうが、もう自分には訳がわかりません。日本市場にコミットしてくれない限り、どんどん縁遠い世界になっていくだけなんですよね…。

DateLiner v1.0

ogaogaさん作、PalmOS(クリエ)用予定表互換アプリケーション「DateLiner」がバージョンアップ、正式版としてリリースされました。修正点は以下の通りです。

主な変更点
・2行表示対応。 
・曜日、マスクなどの色を指定できるようにした。 
・曜日等の表示を英語と日本語で選択できるようにした。 
・日本語表示時、相対表示のON/OFFを指定できるようにした。 
・NextLauncherやMcPhlingなどで、DateLinerが一つ前のアプリケーションとして認識するようにした。 
・文言を英語に変更。 
・予定がない状態で、選択したりカレンダーを開いたときの挙動を修正。 
・[CLIE]バックボタンでホームに戻らなかったのを修正。 
・その他、微調整。

なお、今回のバージョンアップで一通り機能は実装したので、大きなバグ修正以外は当分開発を休止なさるとか。今後、Webアプリの開発にも取り組まれるということで、楽しみにしております&お知らせ感謝です!>ogaogaさん。

クリエビジネス終焉に関する認識の違い

7月ですべてが終わったみたいなコメントを見るとなんとも悲しくなる。

今年2/22の主要なメディアの報道で一部「撤退」という表現は使っているが、ソニー側は一切「撤退」という言葉は使っていない。とはいえ生産が終われば事業として成立しないから事実上は撤退ととられてもおかしくないし、数年後には確実にビジネスとして終焉を迎えることにはなんら変わりない。でも、どこかの会社のように、突然、一切のサポート・サービスの提供が中止されたわけではないのである。

2/23のエントリーで書いたけど、部品の保存/修理については、最終出荷後6年間継続して行なわれる。専用の電話窓口も1年間継続され、その後はバイオカスタマーサポートに移管。サポートについても基本的に通常通りの対応であることに変わりはなく新機種投入中止による影響はないとされている。

もちろん、部品にしても保有できる量は限りがあり、修理が発生すれば部品が使われていくので、実際は6年間ももたないのかもしれない。それでもサポートは確実に行われる。なので、8月に入ったからといって、今使っているクリエが使えなくなるわけでもないし、7月いっぱいでクリエビジネスが完全に終わるということでもない。

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モバイル機器の世界市場に関する調査結果

「2005年Q2のデータ対応モバイル機器市場,世界出荷台数は前年同期の倍以上」,英調査

2005年第2四半期のデータ対応モバイル機器の世界市場に関する調査結果に関するニュース。ハンドヘルド、無線ハンドヘルド、スマートフォンを含むデータ対応モバイル機器の世界出荷台数は1220万台で前年同期比105%増加。上位3メーカーはNokia、Palm、RIMとなってますが、Palmのシェア低下が目に付きます。

PDA出荷減少続く、GPS内蔵モデルのメーカーが上位に浮上

こちらはIDCが発表した統計に関するニュース。4~6月期の世界PDA出荷は170万台で、前年同期比20.8%減(前期比24.9%減)。前年比の出荷減少は6四半期連続とか。こちらもPalmのシェア低下が目立ってます。なお、GPSレシーバ内蔵モデルは出荷を伸ばしているとか。欧州ではGPSが内蔵していないと売れないそうですからね…。

いずれもソニーの名前はありませんね。その他に入っているのか消えちゃったのか、見る影もありません…。クリエといえば、こんなコラムが…。

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SonicStage Ver.3.2アップグレードプログラムを試す

「SonicStage Ver.3.2アップグレードプログラム」ダウンロードのご案内(パーソナルオーディオカスタマーサポート)

PSPのシステムソフトウェアバージョンアップにあわせて、パーソナルオーディオカスタマーサポートで「SonicStage Ver.3.2アップグレードプログラム」が公開されました。Hi-MDウォークマン/Net MDウォークマン/ネットワークウォークマン/ATRAC CDウォークマン/システムステレオに付属の「SonicStage」「SonicStage Simple Burner」「OpenMG Jukebox」を使用中のユーザー向けだそうです。

ちなみに、バイオユーザー向けは別途配布されるようで、今秋以降の提供予定とか。しかし、わかりにくいバージョンアップの案内ですね。ネットワークウォークマンを所有しているバイオユーザーはどうすりゃいいんだ?って、自分は手持ちのバイオに普通にインストールしてしまいましたけど…。なお、Moraでも新バージョンが公開が始まってます。

で、色々と機能アップしてますね。CDエンコード時のATRAC3plusのビットレートの選択肢が増えたのはうれしいですが、反対にノーマルATRAC3が132kbpsオンリーになってしまいました(ただしエンコード済ファイルの指定転送には105/66の選択肢はありました)。メモステPROへのATRAC3ファイルの転送ですが、PSPをUSB接続して、ノーマル、plusともに問題なく転送、再生できました。ここまで来るのがどれだけ長かったことか…。なお、CDのエンコード時にATRAC形式を選択したときにのみ、「著作権保護処理を行う」か否かを選択できるようになってます。あれだけがんじがらめだったのに随分とゆるーくなりましたね…。

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コンバージェンス時代に携帯端末市場で勝つには

音楽の次は動画?-アップルの次の一手に高まる期待感

ジェイ・エム・アール生活総合研究所のマーケティングサイト「J-marketing.net」のニュースの切り口(7月19日号)なんですが、非常に興味深いコラムです。先だって報道されたAppleのiTMS経由の音楽ビデオ販売のニュースから、動画対応iPod登場という噂に真実みが増したとする見方が多いようですが、その背後にあるものから携帯端末機器の次の主役は何になるのかを探っています。

iPodが属する携帯端末市場は、PDA、携帯電話、様々な携帯機器(携帯音楽プレーヤー、ゲーム機等)が、通信技術、動画圧縮技術、視聴コンテンツの共通化によって、ひとつの製品に収斂(コンバージェンス)する段階に入っている

ことを背後にあるものとしていて、今後の消費者のニーズは

ひとつの携帯端末で、電話、音楽や動画、ゲームができる機器が欲しい、携帯電話会社に毎月高い使用料をとられるより、無線を使って節約したい

というものになるとか。故に上記のような消費者のニーズに正面から応える機器を出したところが携帯端末市場で勝利をつかむと予測していますが、現状ではこの要求に十分に応えている端末はなく、PDAもPSPもM1000もダメ出しをくらってます。AppleのiTMS経由の音楽ビデオ販売も動画iPodも、すでに始まっているコンバージェンス時代の生き残りをかけた動きなのだと結論づけた上で、「通信キャリアに依存したものづくりに終始している日本のメーカーは、またも先を越されることになりそうだ」と皮肉に締めくくられています。

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