
ソニー・エリクソンのエリクソン保有株式の完全取得に関する発表(Sony Japan)
Ericsson: Sony to acquire Ericsson’s share of Sony Ericsson(Ericsson)
エリクソンの保有するソニー・エリクソン(以下ソニエリ)の50%の株式をソニーが取得し、ソニエリをソニーの100%子会社とすることで合意に至ったとか。これにより、ソニーの幅広いネットワーク対応コンスーマー製品群の中にスマートフォンをより迅速に組み込んでいくことが可能に。さらにソニーの全製品及びサービス対象の広範な知的財産権のクロスライセンス及びワイヤレスモバイル技術に関する5つの重要特許群もあわせて獲得。
エリクソンにとっては先駆的な技術及び通信サービスのポートフォリオと、携帯端末事業双方を保有することによるシナジーは低下。今日における重要戦略は、ワイヤレス通信を、電話という形を超えて人々、ビジネス、社会にとって有益なものにしていくこと。その一環として、エリクソンとソニーはワイヤレス接続の分野で協力し、様々なプラットフォームを接続するワイヤレス通信の普及を推進し、発展させていくとか。
ソニーは、スマートフォン、タブレット、ノートPC、テレビなどをシームレスに連携させ、自身が運営するネットワークサービスを通じて、新しいオンラインエンタテインメントの世界を開拓。また多くの事業領域で、商品群を横断した事業の効率性の向上も目指すとか。
なお両者は同取引の実行に関する機関決定をそれぞれ既に行っており、今回の取引は、2012年1月を目途に、各国において必要とされる政府当局または監督官庁の承認を得た上で実行される見込み。ソニーがソニエリの発行済議決権付株式の全てを取得することにより、ソニエリは、本取引の完了日をもって、ソニーの連結子会社になるとか。
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