「SonicStage」タグアーカイブ

SonicStage CPの高音域補完技術「DSEE」の実力を検証

SonicStage CPの音質補正機能「DSEE」を検証~ 高い補正効果。HE-AACエンコードもテスト ~

藤本健さんのDigital Audio Laboratoryで「SonicStage CP」がv.4.2になって実装された、ソニーが独自に開発した高音域補完技術「DSEE」の実力を検証しています。また、後半ではHE-AACのエンコードもテストしています。

ビットレート128kbpsのmp3ファイルを使ったテストでは、欠落していた16kHz以上の音域が非圧縮時の分析結果に近い形で再現されているのがわかったとかで、補正結果もかなりいい感じとのこと。とはいえ、変わってしまった音色を元に戻せたわけではないので、あくまでも全体の雰囲気がよくなる程度に考えた方がよいようです。

ウォークマン「NW-A1000」攻殻機動隊S.A.C.モデル

1インチHDDウォークマンに「攻殻機動隊S.A.C」モデル

iconiconバンダイネットワークスとソニスタが、「ウォークマンA「NW-A1000」攻殻機動隊S.A.C.限定モデルicon」を12月下旬より発売するそうです。350セットの限定販売で価格は26,040円。ソニスタでは22日からすでに予約受付中のようです。

背面に攻殻機動隊のロゴが刻印された本体に専用ケース、ストラップ、ヘッドフォンをセットにした製品。ヘッドフォンは「MDR-E931LP/B」だそうです。「CONNECT Player」も同梱されますが、サイトでは「さらに使い勝手の良いSonicStage Ver.4.2の利用をお勧めします」との記述があります。

ノーマルモデルの価格は15,800円なので約10,000円8,000円分がロゴ刻印とケース&ストラップ代って感じでしょうか。コアなファン以外は飛びつかないでしょうね…。にしても、なぜ今A1000なのか。これもひとつの在庫活用方法なのでしょうかね…。

【追記】まさあかさんからMDR-E931LP/Bの存在を忘れているとのご指摘をいただきました。ソニスタモデルはヘッドホンレスなので、MDR-E931の2,079円がマイナスとなり、約8,000円分が攻殻機動隊のプレミア費用になるとか。おっしゃるとおりですね。大変失礼しました&感謝です!

音声圧縮によって劣化した音を高音質化するDSEE機能搭載のSonicStage CP Ver.4.2

「SonicStage CP(SonicStage Ver.4.2)ダウンロードサービス」のご案内(パーソナルオーディオカスタマーサポート)

ソニーが、「SonicStage」の最新版「SonicStage CP(SonicStage Ver.4.2)」のダウンロードサービスを提供を開始しました。(お知らせ感謝です!>mogutaさん&naritetさん)

Hi-MDウォークマン/Net MDウォークマン/ウォークマン(NW-E/A/S/HD/MS)シリーズ/ATRAC CDウォークマン/システムステレオをご愛用のお客様へということで、Ver.4.1はウォークマンS700シリーズだけに付属していた4.1とは違い、4.2どなたでもダウンロード可能です。ちなみに、mora経由でゲットすることもできます。

4.2には、新機能として音声圧縮によって劣化した音を高音質化し、さらに圧縮で取り除かれた高音域を追加することで、オリジナル音源に近い自然で広がりのある音を再現するDSEE(Digital Sound Enhancement Engine)機能が追加されたほか、HE-AAC形式ファイルの録音、再生、取り込み、転送が可能になりました。

また、改善項目として、ウォークマン「NW-S700Fシリーズ」において、コンピレーションアルバムのジャケット写真の転送が可能になったほか、ライブラリ表示モードが「すべての曲一覧」で、ジャケット写真が転送できるようになりました。このほか、初回設定時のCD録音フォーマット設定で[WAV] を選択すると正常にCD録音が開始されない問題が改善されています。

ウォークマンS700シリーズをお使いの方からも突っ込まれていたジャケ表示に関する仕様も変更されたようですね。良かった、良かった。

自分もN705FをAALデータで運用するために、久しぶりにSonicStageを使っておりますが、ジャケ写データの書き込みに時間がかかるのがとてもイライラします。アルバム1枚10曲程度でも3分以上かかるんですよね…ってオレだけかな?

続きを読む 音声圧縮によって劣化した音を高音質化するDSEE機能搭載のSonicStage CP Ver.4.2

色々キターのだけれど…

先週末からいきなりのストレス発散モードが発動しまして、ちょこちょこと小口のブツが届いております。新ウォークマンも本日届きました。ちなみに、2GBのS705F、ゴールドモデルにしました。自分の運用だと2GBで十分。ひとまず、最近購入したCDを何枚かSonicStage(4.1)でAALでリッピングしてぶち込んでみました。明日、出先で使ってみてNCの威力を堪能してみようと思ってます。

061109.jpg

本当は速攻でレビューと行きたいところですが、他にも届いたモノ(右画像)がありまして、まずはこちらをじっくり堪能しようかなあと。もうDVDは買わないつもりでいたけど、これは買わないわけにはいきませんでした。

【参考】
1989.11.04 芝浦INK STICK
1987.12.11 渋谷LIVE INN

真ん中の画像のこれまた真ん中辺に写っているヤツも勢いってことで。だって、即納だっていうし、ギフト券もあったんだもの…)

S700シリーズは本当に史上最も高音質なウォークマンなのか…(追記あり)

ソニー初のノイズキャンセル回路内蔵「ウォークマンSシリーズ NW-S703F」

デジタルARENAによるウォークマンS700シリーズの1GBメモリモデル「NW-S703Ficon」のレビュー。ソニー自らが「目指したのは史上最も高音質」と豪語するウォークマンSシリーズの音質を厳しくチェックしています。

iconicon個人的に気になっていた遮音性についてですが、EX90SLにあったダクトがふさがれた事で遮音効果が得られたらしく、おもわぬプラスになっているようですね。全体のバランスは低域寄りながら、実売4000~5000円台のイヤホンと思えば文句のない性能と高評価。NCの完成度も高く、「地下鉄スペシャル」として効果的との記述も。ただ、ウォークマン単体の音質については、「アンダーパワーでヘッドホンのドライブ能力が低く、聴感で分かるほど明らかにS/Nで劣る」として、積極的に評価できる点は見当たらなかったそうですが、NCヘッドホンを含めたトータルでなら史上最高音質のウォークマンと断言できるとか。

また、S700シリーズの力点は「モバイル環境でも鑑賞に耐える音を創る」ことにあり、必ずしも原音忠実再生とは一致しないときっぱり。IT系メディアのレビューや、実際に購入なさった人のご意見も多く目にしてきましたが、ここまで音質について掘り下げたレビューは無かったように思います。「ノイズキャンセリングヘッドホンを買ったらオマケにプレーヤーも付いてくると思うと破格」との評価もありますね。買おうか買うまいかいまだに悩み中の自分にとっても、色々な意味でとても参考になりました。「あとは魅力のある音楽配信サービスに期待したいところ」という締めのコメントもGoodっす。

ところで、レーベルゲートとJ-WAVEが、ネットラジオと楽曲配信サイトとの連携に向け業務提携したそうです。これにより、ネットラジオで聴いた曲がmoraですぐに購入可能になるとか。ネットジュークにもラジオ番組とエニーミュージックが連動する機能がありますが、できるのはFM東京系列だけなんですよね。ということで、そっちも早く何とかして欲しいぞと…>J-WAVEのネットラジオとmoraが連携サービスを開始

【追記】mratsさんからウォークマンS700シリーズについて以下のようなお便りを頂戴しました。(感謝です!)

こんにちは。連日のウォークマンS700シリーズの記事、興味深く読ませてもらっています。私は先日S706Fをゲットし、今年の春頃にはMDウォークマンMZ-RH1も購入しているのですが、7日の音質検証の記事を見て思いを新たにしたのは、
■S700シリーズは音質補正系■RH1はピュア音質系
なのかな、ということです。
私は音質をくわしく語れるほどではないですが、RH1の方が、デジタルアンプ、大容量コンデンサといった、高音質への骨太?な取り組みが音に現れていると思います。実際、RH1はイコライザも何もかけない素の音がいちばん気持ちいいですが、S700はあれこれ細かく設定して、いい音のポイントを見つけながら使っています。S700はもちろん気に入っていますが、史上最高音質のウォークマンはRH1かも。S700の場合”目指したのは・・”の前置きツキですしね。
<追伸>いろいろな方の投稿と同じく、私もSonicStageの”コンピ”の概念やら一部のジャケ写が転送できない点にとまどっています。一方で、PodCastアイコンなどをオリジナルで作ってPodcast配信されているMP3などから取り込んで聴いています。ちょっと楽しいです。

iconiconなるほど~、確かに史上最強も「目指した」だけですもんね。ウォークマンというくくりであれば史上最強はおっしゃるとおり「MZ-RH1icon」なのかもしれませんね。S700シリーズは出先の劣悪な環境をも快適なリビングルームへと変貌させてくれる総合力が魅力ってことになりそうですね。

(ということで自分もついにポチっとなしてしまいました~。感想は届いてからってことで…)

続きを読む S700シリーズは本当に史上最も高音質なウォークマンなのか…(追記あり)

ウォークマンはエコシステムを確立できるか

私が体感した「iPod vs ネットウォークマン」

その量販店では、ソニー製品の売り場は建物の隅においやられていました。関連アクセサリーが少ないので、本体だけでは売り場を拡張しにくいようです。iPodの売り場が盛況なだけに、明暗が際立ちます。iPodは購入した後でも周辺機器で拡張する喜びがあるように感じます。アップルは、ソニーがかつて初代ウォークマンで生み出した文化を、各種のネットサービスだけでなく、アクセサリー市場によっても形成しているのではないでしょうか。

日経BP、PC Onlineの「記事の芽」。日経パソコン編集者さんによる量販店のポータブルオーディオ売り場の現状レポート。実際は奥さんの買い物につきあっただけのようですが、お薦めだったソニーの新ウォークマンもiPodのエコシステムの前には歯が立たなかったようです。

フラッシュメモリータイプのウォークマンのフラッグシップ機S700シリーズは、かつてのAシリーズよりも格段に周辺機器が充実していますが、数的にはiPodのアクセサリー群にはとうてい及びません。「WM Port」採用製品にしてもそのほとんどが純正品。三次曲面な筐体デザインもサードパーティーの開発を難しくしているような気もしないでもありません。まあ、それが無かったかソニーらしさも半減してしまうのでしょうが…。

今でこそiPodのエコシステムはとてつもなく巨大になっていますが、数年前ならクリエもそこそこのエコシステムを生み出していたように思います。デベロッパーサイトなどを通じていち早く仕様を公開したりしていましたからね。ユーザーだけじゃなくてデベロッパーのコミュニティもしっかりサポートしていたのがクリエビジネスの良さだったんですよね。ホントあの頃は良かったなあ…。

って話がそれましたが、NW-S700シリーズiconをご購入なさったツー三さんからも感想をお寄せいただきましたのでこちらでご紹介しておきます。(感謝です!)

私もNCの評判が良いようなので、S706F購入してみました。ケーブルの長さも気になりますが、私的にはケーブルが肌にくっつく感じが良くないです。かなり以前に、SONYで表面がツルツルしてなくてくっつかないモデルを1個だけ持っていたのですが、それ以来見ていません。あのタイプの復活を希望したいです。
あと、SonicStageですが、アルバムと等しいプレイリストを作り、そちらで転送し、再生もアーティストでは無く、プレイリストの方を使っています。(私の場合、挿入歌を集めたCDや時代毎のJ-Popを集めたCDとかが多いのでそもそもアーティスト毎なんかだと収集が就かないです)ただ、ジャケット写真がうまく表示できません。SonicStageからはウォークマン側も表示しているのに。
さて、S706FのNCですが、周りの雑音は一挙に減ります。で音量を2にして聞いているのですが(1でも十分かも)、そもそも、この手の携帯プレイヤーに10以上とか必要なんですか?Maxは30みたいですが、これって難聴者用。と言うか上の方を取っ払って、もっと細かな設定を希望です。

あ、S700シリーズのNCヘッドホンのケーブルって光沢ありのつるつるタイプなんでしたっけ?お台場で触ったときは全然気にとめなかったから気がつきませんでした。てっきりEX90SLとかEXQ1のような絡みにくいケーブルと一緒と思っていたのですが違うんですね。それ以外の点については実機を持っていないためコメントのしようがありません。意見するためにもやっぱ買うしかないかな…ってどれだけ悩んでいるのだろうか、自分。にしても、ソニーファンの要求は厳しいっすね。エコシステム確立とは別に、基本的なところでまだまだ課題がたくさんありそうです。