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BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(2)~ソフトウェア編

Bluetooth機能内蔵ウォークマンA820シリーズiconのインプレ第2弾はソフト編。A800シリーズからの変更点を備忘録としてまとめただけのもですのでサクッと終わります。

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Home画面はA800の「時計表示」がA820では「Bluetooth」に、同「プレイリスト」が同「録音」機能になりました。A820にあってA800に無い機能にダイレクトにアクセス可能ということですね。ちなみに、A820の「プレイリスト」は「ミュージックライブラリ」の第一階層に移動しています。また、A800にあった言語切換はA820では削除されたようです。日本と欧米の製品戦略が異なるためでしょうか…。

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また、「各種設定」の中身も、Bluetoothと録音の機能追加により、それぞれの設定項目が追加されています。注目は「音楽設定」。新たに「▲▼ボタン設定」が追加され、「フォルダ+-」を選択すると5方向キーの上下ボタンでフォルダ(アルバム)の切り替えが可能になります。大量のアルバムを転送している場合などにサクッと切換できて便利です。

「VPT(サラウンド)」には新たに「マトリックス」と「カラオケ」モードが追加されました。前者は名前の通り3Dっぽい音響を、後者はボーカルの周波数帯域を減らす効果があるようです。ソースを選びますが、「マトリックス」は頭の中で音が鳴るようなイメージでなかなかに面白い音響効果で、リバーブやエコーの聞いたソースで効果絶大です。ちょっとした気分転換に良いかも…。

画像は用意していませんが、新たに追加された「録音設定」ではビットレート設定として、ATRACの256/128/64とPCMの4種類から選択可能です。ちなみに、自分は録音ケーブルを持っていないので、いまだにダイレクト録音機能を試したこと無いです…。また、Bluetooth機能については、書くことが多くなりそうなので別エントリーで深く掘り下げたいと思います。

それから、「共通設定」の「スクリーンセーバー」は、A800の場合は「ある」か「なし」かの2択でありの場合は時計表示でしたが、A820は時計表示のほかに「画面オフ」が追加されました。Bluetoothを有効にしてカバンに放り込んでいる場合など、スクリーンセイバーはある意味用無し。バッテリーの節約にもなりそうです。

iconicon全体的なレスポンスは素晴らしく良いです。A800同様、大変速いです。電源オフからの再生も超速。ウォークマンはこうでなくっちゃ。A800のCPUはNECエレ製でしたがA820も同じなんでしょうね。液晶サイズこそ大きくなりましたが、解像度は変わらないので処理スピードへの影響はないのかもしれません。>【参考】ウォークマンA800の驚速動作はNECエレのプロセッサのおかげ?

A800で始まったビデオ対応ウォークマンのソフトというかOSも徐々にですが進化しているようです。今後はこのレスポンスの良さを維持しつつ、液晶の解像度アップや機能追加がなされていくのでしょうね。

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(1)~本体外観編

3/19に手元に届いて早2週間。遅くなりましたが、これから数回にわたり、ウォークマンA820シリーズiconのインプレをお届けしたいと思います。

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自分が購入したのはメモリー容量が16GBのソニスタ限定ゴールドモデル「NW-A829/N」。CDジャケットサイズのパッケージは紙製で中身は、本体、ノイキャンヘッドホン(イヤーピース3種付)、専用スタンドチップ、クレードル用アタッチメント、USBケーブル、ソフト収録のCD-ROM、取説。なお、すでにお伝えしているとおり、同梱のクレードル用アタッチメントは旧型クレードルには未対応です。

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外観はウォークマンで初めてビデオ再生に対応したA800シリーズと比較しながらお伝えしましょう。A820はA800よりもフットプリントこそひとまわり大きいですが、厚みと重量の違いは僅少。実際に手に持ってみると、サイズの割に軽い印象です。参考までに、A820シリーズの最大外形寸法は51.0×93.9×9.3、重量は59g。A800シリーズの最大外形寸法は44.5×88.0×9.6、重量は53g。

操作ボタンや端子は配置こそ異なりますが要素的にはほぼ同じ。5方向ボタン、Back/Homeボタン、Option/Powerボタン、ボリュームボタンとヘッドホン端子、WM-Portジャック、Holdスイッチは両機共通ですが、A820シリーズにはノイキャン用のスイッチとBluetoothボタンが追加されています。

個人的な所感ですが、丸形から四角へとデザインが変わった5方向キーはA800のそれと比べて操作しやすいと感じました。A800ほどのクリック感はありませんが、ソフトな押し心地は個人的には好み。

ノイキャン対応ヘッドホンジャックはA910シリーズ同様に左へと移動。理由はよくわかりませんが、右側面が上に来るように横向きにする方がボリューム操作もしやすいので、スタンドチップでビデオを楽しむ時にベストな位置にしたのではないかと予測します。ちなみに、S700シリーズに付属するノイキャンヘッドホンも使えました。WM-PortはA800にあった保護カバーが無くなり、端子が丸見え。心配な人は心配かも。

全体的な操作感は良好です。A800と違い、5方向ボタンをはさんでBack/HomeボタンとOption/Powerボタンが線対称に配置されていることもあり、左右どちらの手で持っても違和感なく操作できます。指の移動距離はA800よりも長いですが、Back/HomeボタンとOption/Powerボタンの位置とボタン下にバッファがあるのも操作しやすい要素になっているようです。

A800で背面にあったHoldスイッチがA820では右側面に移動。ボリュームとBluetoothボタン、ストラップホールとあわせて、A820は右側面にスイッチが集中しています。その結果、クリアケースのデザインへしわ寄せが起こり、ケース装着時の見てくれに影響を与えることになってしまいました。本体保護用に買う人も多いと思いますが、自分は装着時のデザインが好きじゃないので今回は手を出しませんでした。というか、今までウォークマン用にクリアケースは買ったこと無いんですけどね…。

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A800でも専用のBluetoothトランスミッター「WLA-NWB1icon」を使うとワイヤレスで音楽が楽しめるのは周知の通りですが、A820はNWB1の機能をそのまま本体に内蔵してしまったんですよね。A800+NWB1の組合せとの比較になると、とたんにA820がスマートに見えますね。NWB1の重さは5gなので装着時の重さはほぼ同じですが縦方向ではA820の方が短くなります。また、持ち歩く際、WM-Port端子部への負荷などを気にしなくてすむので精神衛生上も良いかもです。

背面にはお馴染みのウォークマンロゴがプリントされてますが、その下にあるシリアルNoやリチウム電池のリサイクルを促すコピーもしっかりとプリントされてます。使い側からするといらないんですが、日本ではこれがルールになっているから仕方がないのでしょう。A910ではワンセグアンテナの収納部にうまく隠してましたが、A820もA800もそういうギミック使えないですもんね。

ただ、限定ゴールドの効果もあるのか、光の反射で角度によってはこの悪しきプリント部分が見えにくくなるんです。開発者陣の工夫か偶然かわかりませんが…。ちなみに、他のカラーについては確認できていませんが、WMロゴは目立つように、それ以外の情報は本体カラーのグラデカラーを使って目立たせないようにしているのかもしれません。

iconiconあと、背面の最下部にあるのがスタンドチップホールで最上部にあるネジ穴は別売のクリップホールも兼ねています。ちなみに、自分、専用クリップ買いました。元々はA910シリーズ用でしたが、A820でも使えるんですね。また、ポータブルミニスピーカーも買いましたが、オプションについては次回以降にまとめてレビューしたいと思います。

長くなってしまったので今回はここまで。次回以降、A800からブラッシュアップされた機能、ノイキャンやBluetoothなどについて深く掘り下げてみたいと思います。

ソニエリジャパンがBluetooth関連製品を発売~通信可能距離が半径100mのPC用Bluetooth USBアダプタをロジテックが発売

asamiさんからソニエリ絡みでこんな情報をお寄せいただきました。(感謝です)

ようやく、、、日本以外(違う惑星)で売られているソニーエリクソン周辺機器:Bluetoothヘッドセット、レシーバーなどが21日から販売になるようです。雑誌:DIMEに載っていました。
追伸:あとは、、、違う惑星で販売されているのまともなソニーエリクソン携帯電話販売だけですね(笑)。

ということで、ソニエリのオフィシャルサイトを覗いてみたら、こんなリリースが掲載されていました。

[製品情報] ワイヤレスアクセサリーの製品情報を掲載(Sony Ericsson)

ケータイをワイヤレスで楽しめるBluetooth対応ワイヤレスアクセサリーの製品紹介ページが公開されています。ワイヤレスヘッドセットが3種類(近日発売)とステレオワイヤレスヘッドセット(発売日未定)が1種類。ステレオワイヤレスヘッドセット「HBH-DS205」が音楽再生対応機なんでしょうが、スティックタイプデザインがわかる小さな画像があるだけで詳細は後日アナウンスされる予定とか。なお、いずれの機種も販売方法については明記されていません。まさに、詳細キボンヌですね。

【追記】CTIA WIRELESS 2008でXPERIA X1の稼働実機などが展示されたそうです>【CTIA WIRELESS 2008】 ソニー・エリクソン、WalkmanやCyber-shot、XPERIAが勢揃い

Bluetoothといえば、こんな商品が近々出るそうですよ。

Bluetooth 2.1+EDR準拠、Class1対応のBluetooth USBアダプタ「LBT-UA400C1」(ロジテック)

ロジテックが、Bluetooth2.1+EDR準拠でClass1対応のBluetooth USBアダプタ「LBT-UA400C1」を4月下旬に発売するそうです。価格はオープンで予想実売価格は2,280円。従来のBluetooth1.2と比較してデータ転送速度が3倍に向上。Class1対応でパーテーションや壁などの遮蔽物にも強く、通信可能距離は最大半径100mとか。

従来のBluetooth機器の通信可能距離は10mでしたよね。データ転送速度は3倍で通信可能距離はなんと10倍ですか。すごいですねー。良い機会なので、ついでにBluetoothの規格についておさらいしておきましょう…>「Bluetooth」――携帯からゲーム機まで、広がる活用範囲

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Sonnyがサウンドエンターテインメントパーソナルコミュニケーターコスプレプレイヤー「mylorry」を発表【エイプリールフールネタです】

ソンニーは、コミュニケーター機能とサウンドエンターテインメントの機能を盛り込んだ、全く新しいジャンルのデジタルガジェット、サウンドエンターテインメントパーソナルコミュニケーターコスプレプレイヤー「mylorry(マイローリー)」を本日から各都道府県で1台ずつ発売すると発表しました。

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SCEJがPS3の最新システムソフトウェアv.2.20を公開~BD-LIVEに対応

システムソフトウェア バージョン 2.20 アップデートについて(PlayStation.com)

SCEJが本日(3/25)、PS3の本体機能を更新するアップデートを開始。今回のアップデートでは、システムソフトウェアのバージョンが 2.20になり、Blu-ray DiscのProfile2.0(BD-LIVE)に対応。[ミュージック]や[フォト]で作成したプレイリストを、PSPに書き出せるようになったほかに次の機能が更新されます。

設定
・Bluetooth機器の登録方法を変更。登録した機器の管理ができるようにした
・[BD / DVD設定]に[BDインターネット接続]を追加
・[リモートプレイ設定]に[音声出力機器]を追加
フォト
・プレイリストを編集中に、コンテンツを表示して確認できるようにした
ミュージック
・プレイリストを編集中に、コンテンツを再生して確認できるようにした
・DLNAサーバーに保存された一部の著作権保護コンテンツを再生できるようにした
ビデオ
・DivXおよびWMV形式の2GBを超えるファイルを再生できるようにした
・DivX形式のファイルで字幕表示に対応
・DVDを前回終了したシーンから再生できるようにした(レジューム再生)
・操作パネルの[映像音声設定]に[モスキートノイズリダクション]を追加
・BD-R Ver.1.2 (LTH*) の再生に対応(*Low to High:有機色素系BD-Rに対応した記録方式)
ネットワーク
・リモートプレイ中にPS3の一部の設定項目を操作できるようにした
・インターネットブラウザのブラウズモードのメニューに[ファイル]>[リンク先を保存]を追加
・インターネットブラウザで、Webページの表示速度を改善
・インターネットブラウザで、Webページから直接リンクされた動画ファイルをストリーミング再生できるようにした

先に米国でアナウンスのあった、PSPをPS3の音楽再生機能用リモコンに、というのは、リモートプレイ中の音声出力をPS3から出力できるようになって、その場合にPSPをリモコンとして使うということなんですね。Webブラウザの機能も大幅に向上しているようです。3ヶ月後のキラーソフト「MGS4」発売に向け日に日に進化するPS3。すごいことになってきました。

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インテルのAtomがもたらす新しい携帯端末市場にソニーはどう関わる?

Atom登場で、「Vista搭載ノートPCが500ドル」の時代到来

手塚先生の鉄腕アトムの誕生日が2003年4月7日。その5年後に生まれるインテルのAtomプロセッサーはMobile Internet Device(MID)やUMPC向けだけではなく低価格パソコン向けCPUという重要な役割があるとか。パソコン関連ベンダーの多くが、Atomを「より廉価なシステムを構築するための武器」と捉えており、価格競争がこれまで以上に厳しいものになるとのこと。

Eee PCの発売から2か月、市場に存在感~Linux搭載モデル投入準備も進む

3月末までに約3万台の国内出荷を達成すると見られているEee PCの現状と今後について、 アスース・ジャパンの担当へのインタビューを通じて大河原克行さんがレポート。2008年のノートPC台数シェアではソニーを押さえ堂々の5位。現段階ではパワーユーザーの購入が先行しているようですが、Linux搭載モデルの投入により、同機が本来目指す、インターネットモバイル端末としての普及や、女性層、子供といった新たな需要層の開拓に挑むそうです。ちなみに、ビザビさんで「EeePC用大容量バッテリー(HLI-EEE701XL)」の予約受付を開始しております。7,800mAhの大容量で16,800円。4月上旬入荷予定とか。

「iPod touch」の未来形を想像してみた (BusinessWeek)

アップル幹部が、iPod touchを携帯型W-Fi機器の「プラットフォーム」だと公言。BusinessWeekのライターは、インテルが発表したAtomと同社の乗客であるアップルが持つMac OSXのシナジーによる携帯型の小型コンピューター(無線対応の超小型Mac)への進化を期待しているようです。myloの名前もちらっと出てきます。

ソニーはインテルのAtomをどう料理するつもりでいるのでしょうか。そして、OSは何を採用するのでしょうか。本当はMac OSXに対抗しうるソニー独自のOSにも期待したいんですが、Windowsを搭載しないパソコンはバイオとは呼べないですもんね。ともかく、type Uが華やかにデビューした時のように、UMPCやMIDといったキーワードを超越した、モバイルコンピューティングの新たな提案をソニーには期待したいのですが…こんなことして騒ぎを起こしていてはダメですってば、もう…>米ソニー、プリインストール・アプリ削除サービスで騒動

【追記】笠原一輝さんが良い意味で日本の大手ベンダーにプレッシャーを与えてくれてます。「Intelの日本法人やナショナルブランドがとっていく対応策次第では、日本市場に大きなパラダイムシフトが起きる可能性すらある」とか。>加速するネットブック市場に揺れる国内PCメーカー

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ちなみに、鉄腕アトムのWikipediaで、アトムは7つの力を持っているとして以下の内容が記載されています。(注釈は省きました)

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