「AOR」タグアーカイブ

500円スピーカーとウエストコーストロックとこち亀と

先日つぶやきで紹介したTDKのスピーカー内蔵CDケースのブルーが届きました。オレンジと微妙にカタチが違うせいか、オレンジよりもこもった音が鳴るような…ってほとんど気のせいでしょうけど。まあ、500円ですから、全く文句ありませ~ん。ちなみに、中身はバッテリーケースの配置の仕方が違いました。まあ、縦か横かだけの違いで利用にはなんの影響もありません。

070603_3.jpg

(そういえばアマゾンでブルーの在庫が無くなったみたいですね。前のエントリーを見て買ってくれた人が多かったのかなあ…。ちなみに、オレンジも悪くないっすよ。個人的にはむしろオレンジの方が好きかも…)

070603_1.jpgそんでもって、500円だと送料が発生するということで、シンコーミュージックの「WEST COAST ROCK」というディスクガイド本を一緒に購入。その名の通り、アメリカのウエストコーストミュージックを体系立てて紹介してくれている本でございます。自分の好きなAORアーティストのアルバムも多数紹介されているのですが、ウエストコーストというジャンルでカテゴライズされることで評価が変わってくるんですね~。これだから音楽って面白いんですよね。ウエストコーストもAORと同じでアメリカではそういう分類が存在しないというのもこれまた面白い。ポパイ世代の日本人にはなじみの深い言葉なんですけどね…。個人的にはイーグルスを筆頭とするいわゆる黄金時代の作品しか知らないのですが、フォーク、スワンプ、カントリーも含めてウエストコーストなんですね~。これまた驚き。ということで、この本をガイドにこれからしばらくはウエストコーストのCDを聞きまくってみようかなあなんて思ってます。

070603_2.jpg本といえば、ちょっと前に買った「小説こちら葛飾区亀有公園前派出所」がなかなか面白いのです。大沢在昌氏、石田衣良、逢坂剛、京極夏彦、東野圭吾氏らがこち亀とコラボ。こち亀30周年と「日本推理作家協会」設立60周年記念作品とか。新宿鮫の鮫島や、IWGPのマコトと両さんがからむというユニークな短編小説が楽しめます。しかも石田さんの短編には新宿鮫の名前まで登場するなど、作品同士のコラボまであったりします。鮫シリーズは一作目から大好きで読み続けていますが、まさかの展開に驚いているファンも多いことでしょう。藪さんと両さんがあんな関係だとは…。ということで、両さんファンも鮫ファンも長瀬君ファンも(?)みな楽しめる遊び心満載の本に仕上がっておりました。価格も1,050円とお安いのでいかがです?

音楽は宝探し

GWの日曜日いかがお過ごしでしょうか。明日もお休みということで、まったり過ごしている方もたくさんいらっしゃいそうですね。SPA家的にはバケーションもへったくれもなく、いつもと変わらぬ日曜でございます。天気も良く外出にうってつけなんですが、特に予定もないので最近ゲットしたCDをせっせとPC/Mac/Netjukeに取り込んでおります。にしても、今月は結構買いましたよ、CDを~(ってそれだけじゃないですが…)。

先々週から先週前半までの数日でPeter Gallway(2枚)、Paul Brown、Metheny Mehldau Quartet、Nicole Willsの5枚をゲットしたばかりですが、先週末に久々に渋谷のタワレコに行きまして、特にお目当てはなかったのですが、そういう時にはリアル店舗ならではのバイヤーズレコメンド、いわゆるお店オススメのCDを試聴するのが手っ取り早いということで、そこで気に入った2枚をゲット。1枚目はJazzフロアにあったLaurence Elderという人の「Surrounded」という2006年リリースのアルバム(左下画像右上)。内容紹介のPOPに書かれていた内容がタワレコ運営のbounce.comにあったレビューに近かったので引用。

透明感溢れるピアノの響きに導かれてビター・スウィートな歌声が入ってくる1曲目で、即KOされました! 〈ドナルド・フェイゲンやスティング、ノラ・ジョーンズに続く逸材〉と海外の音楽誌も大絶賛! エモーショナルで開放感のある歌メロと、都会的なプロダクションがなんとなくクリスタル。夕陽に染まるビル、感傷的な気分を誘う空……黄昏色がよく似合うジャズ・ヴォーカル/AOR作です。湾岸線を流しながらカーステでぜひ。

AORファンにとっては、AORにフェイゲンとくれば聞かないわけにはいきません。でもって視聴したところ、1曲目でノックアウト。これは確かにドライブ向きかも。Elder氏がピアニストなので、全体的にピアノがフィーチャーされたバラードが多いですが、ドライブ向きのアップテンポな曲もあるのでAORファンには十分アピールすると思われます。Bill Cantosあたりが好きな人なら買いって感じです。個人的にはギターのカッティングが気持ちよい7曲目「So Easy」がお気に入りっす。

070429_cd.jpg

でもって、もう一枚が「Tarc」というUKバンドの「Sit Down Think」というアルバム(左上画像の左上)。こちらは何でもありな1Fにありました。これまたタワレコのサイトに同内容の紹介文があったので引用。

”彼らは真のクロスオーヴァー。ハービー・ハンコックを彷彿とさせる!”- ジャイルス・ピーターソン
スティーリー・ダン、ドゥービー・ブラザーズ、ビーチ・ボーイズ、フランク・ザッパからの影響を公言。歌と楽器もマルチにこなし、洗練されたポップ・センスで AOR の流れを汲んだこの上ないエレクトロニクスとの融合で Jazzanova も虜にする懐かしくも新しい AOR サウンドを紡ぎ出す2人組、Talc !

ここでもAORとSteely Danの名前が出てきておりますが、そんなこと言われると聞かないわけにはいかないじゃないですか。ということで、視聴したらこれまた即KO。いかにもSteely Dan的な曲もさることながら、まんまBill Camplinじゃん的なイントロで始まる3曲目にもやられました。それ以外も全く捨て曲なしのすんばらしい内容で、宝を掘り当てたかのような喜びがこみ上げてくるのでありました。(オフィシャルサイトで楽曲の視聴が可能です。興味のある方は是非!)

雰囲気的にはSteely Danというよりも彼らのフォローワーであるSamuel Purdey(左上画像左下)に近い印象を持ちました。そういえば、店ではキリンジ好きにもオススメみたいなことが書いてあったような…。また、CDパッケージにはDusty Groove Americaの「Prefab SproutとSteely Danの間のどこかにある空間のようだ」というコメントも掲載されてました。

ん、Prefab Sprout?それ誰?みたいなことで、全くその存在を知らないSPAでございましたが、ネットで調べてみると、なんと80年代デビューの知る人ぞ知るバンドなんですね。しかもレーベルはCOLUMIA、というかソニーじゃんか。80年代に聴いた音楽は数あれど、これは全くのノーマーク。ということで、アマゾンで探してみたら代表作の3枚が「4枚買うと1枚無料キャンペーン」の対象だったので速攻でポチっとな。届いてから3枚連続で聞きましたけど、いやー、どれも素晴らしいアルバムですね~。80~90年代にこんな音楽をやる人たちがいたのかと感心することしきり。あまりの良さに、来週発売される「Steve McQueen : Legacy Edition」まで注文してしましたよ。こちらも届くのが楽しみっす。ちなみに、4枚目は前々から欲しかったコステロ&バカラックの「Painted From Memory」です~。Prefab Sproutとコステロさんがまた繋がっているようでびっくりしましたけど…。

歳とってきてからは昔のアルバムの再発ばかり追いかけている自分ですが、こうして新人や当時全く関心の無かったアーティストの音楽と出会えることは本当に嬉しいしとても楽しいです。昔はステレオすら持っておらず、レコード買っては友達に録音を頼んでいたのですが、その反動が今になってでてきているのでしょうね…。

#とか何とか書いてますが、実は今一番お気に入りというか、ふとしたはずみで口ずさんでしまうのが、Kinki Kidsの「BRAND NEW SONG」だったりするのは内緒。「シュビドゥ、おいしいよ~」って、すんごく好きなんですよ。ただ、余計な曲が入っているのでCD買うところまではいかないんですよね。なんでジャニーズは音楽配信しないかなあ…。

続きを読む 音楽は宝探し

60年代ロック・アルバム・ベスト100の1位は…

愛読書とまではいかないものの、好きなアーティストの時はゲットしている「レコード・コレクターズ」が創刊25周年とかで、2007/5号から3号連続で60/70/80年代のロック・アルバム・ベスト100を特集するそうです。ということでまずは「60年代ロック・アルバム・ベスト100」特集が組まれた2007/5号をゲット。

60s_best_album.jpg

詳細な順位は本でご確認いただくとして、とりあえず自分の所有するCDでトップ10に入っているものをパチリ。ちなみに、The Beach Boysの「Pet Sounds」が1位、The Rolling Stonesの「Let It Bleed」が4位、The Beatlesの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」が7位にランクインしていました。ちなみに、他のトップ10入りアーティストは、Bob Dylan、The Band、King Crimson、Led Zeppelin、Jimi Hendrix等で、先述のStonesやBeatles、Dylanなどは複数のアルバムがランクインしていました。

60年代の自分はまさに物心がつくかつかないかという年齢。両親もこの手の音楽には全く興味がなかったため、当然のことながらリアルタイムで聞いた記憶はありません。そもそもが、70年代初期のロックの名盤にしても、追体験というカタチで接してきたわけです。60年代の音楽、とりわけロックに関して、当時の自分はどうも、古くさい、かっこわるい、安っぽいという偏見を持っていたようで、若い頃は意図的に敬遠しているようなところがありました。

レコードがCDになり、酸いも甘いもわかる大人になった(つもりの)今は、時代やジャンルを問わずに音楽に接することが出来るようになりました。AORのアルバムをコレクションし始めたのも、思い返すも恥ずかしい青春時代の空気感のようなものを音楽から感じ取ることが出来るから何だと思います。とはいえ、60年代の音楽を聞いたところで自分の幼少時代の思い出が蘇ってくるかと言えば、さすがにそれは難しいわけで…。でも、音楽が素晴らしいのは、歌詞やサウンドから、その時代の空気感を時代が変わっても味わえることなんじゃないかと思うわけです。

ぐだぐだ青臭いこと言ってますが、何が言いたいかってというと、まあとにかく音楽って素晴らしいなってことだけなんですけどね…。ということで、途中からリアルタイムの70年代と、リアルタイムだったけど音楽にある種の絶望を感じた80年代のトップ100の発表が今からとても楽しみな今日この頃です。

070423_cd.jpg
#アマゾンに注文してあったPeter GallwayとNicole Willsのアルバムが届きました。どちらも素晴らしい内容で、特に後者はK2HDコーディングでむちゃくちゃ音がよいです~。

銀座で見かけた気になる店名

昨晩、銀座7丁目のとあるお店で飲み会があったんですけど、その店に行く道すがら、こんな名前のお店を見つけたので、思わずデジカメでぱちり。

ony_sonet.jpg

写真がヘタなので見づらくてすいませんが、「ony」という名のおにぎり・お茶カフェと「ソネット」という名の喫茶店です。前者は外堀通りに、後者は昭和通りに近い場所にありました。あまり時間をおかずに立て続けに見つけたので、なんとはなしに笑ってしました。

cd_070419.jpgそれはそうと、ソニーのショールームに行くと必ず立ち寄ってしまうのがCDショップ。ということで、またもや買ってしまいました。ずっと欲しかったPeter Gallwayの同名義のソロアルバムが本命ですが、2枚買うと1枚1,590円セールにつられて、Paul Brownの「White Sand」とMetheny Mehldau Quartetの同名義のアルバムも買っちゃいました。Peter Gallwayは言わずとしれたFifth Avenue Bandのメンバーで、達郎さんなど日本の著名なアーティストにも影響を与えた人です。Paul Brownはスムーズジャズ界で活躍するギタリストですが、今回のアルバムにはボーカリストとしてAl JarreauやBobby Caldwellなどが参加しています。

ひとまず、CDウォークマンで良い音を堪能中。いずれのアルバムもゆったり、まったり系ですが、これからウォークマンA800シリーズにも転送してさらにじっくり聞き込んでみたいと思います。

ちなみに、Peter Gallwayのアルバムが素晴らしかったので、HMVで売り切れていたもう一枚のアルバム(オン・ザ・バンドスタンド)をニコル・ウィルスの「テル・ミー」とあわせてAmazonで速攻注文してしまいました。こちらも届くのが今から楽しみっす。

そうそう、AORファンにとってはまたうれしい再発がありますね。あのPagesが参加して、ほとんどPagesのアルバムと言われたPaul Clarkの「Out of the shadow」がついに国内CD化ですよ!これは絶対に買いですね~。

今日は渋谷で6時

今晩、渋谷公会堂の「キリンジ」コンサート観に行きます。前回観たのは2003年の武道館公演だから、なんと約3年ぶり。今年の秋に買ったCDの中では最もヘビーローテーションとなった最新アルバム「DODECAGON」中心の内容になると思われ、今からとても楽しみでございます。

061212.jpg最近買ったCDといえば、パット・メセニーとブラッド・メルドーの競演作「メセニー・メルドー」やロベン・フォードの「City Life」などもかなりの頻度で聴いてますが、キリンジに続けとばかりに今ヘビーに聞きまくっているのが、念願の世界初CD化となったジョン・ヴァレンティの76年の作品「エニシング・ユー・ウォント」。LightMellow.com主宰の金澤氏の並々ならぬ努力により、この度日本でも買えるようになりました。パチパチパチ。同氏執筆のAOR本の表紙のど真ん中を飾るアルバムだけあって中身も保証付き。1曲目の歌い出しを聴いてスティービー・ワンダーかと思いましたよ、もう。いつまた廃盤になるかもしれませんので、AORファンは絶対に押さえておきましょう!

キリンジつながりですが、今年3月に行われた冨田ラボ氏のコンサートがDVDになりましたね。とにかく凄い顔ぶれで、これを観ずしてどうするみたいな内容だったのですが、残念ながらコンサートには行けず…。ということで、DVDを買おうかなあと思っていたら、Blu-ray版が来年1月に出るというではありませんか。やるな、ソニーミュージック。ということで、すでにアマゾンで予約済み。今ならDVD版よりも安く買えちゃいます。こちらもmylo同様、届くのが今から楽しみっす。

AORでまたまた思い出しましたけど、村田和人さんの初期のアルバムが紙ジャケ仕様で再発されましたね。個人的には「ひとかけらの夏」にものすごく思い入れがあるので、真っ先にこちらだけ注文しました。学生時代はカセットテープで聴きまくってたっけ。達郎さんのオーバー気味なプロデュースがこれまた良いです。もちろん、「また明日」、「MY CREW」なども外せません。残りも廃盤にならないうちに少しずつ買い足していく予定です。

こうしてみると意外にCDも買ってますね、自分。もちろん、隊長にはとてもかなわないけど…。

ウォークマンS2ソニスタ限定モデル ファーストインプレッション

iconicon先日αと一緒に届いたウォークマンSシリーズソニスタ限定モデルicon。いや~、待った。だって注文入れたの8/31ですよ。刻印入りサービスこそあったけど、ソニーもアップルぐらい発表後の即日発売して欲しいものです。といきなりの愚痴から始まってしまいましたね。すいません。

昨日はα100ばかり触っていたので、実はまだ本格的に使い込んでいません。夕べのウォーキングで使ってみたものの、スポーツ機能の使い方を把握しないまま使い始めてしまったのでその辺の細かい話はまた後日ということで、ひとまずはファーストインプレッションをお届けします。(ちょいと文章も長いですがお許しを)

特に画像は用意しませんが、パッケージはAシリーズと同様の外観。中箱は紙製で、おもてなしも微妙に変化したようです。中身は、本体、ヘッドホン、アームバンド、USBケーブル、CD-ROM、クイックスタートガイドの他、保証書の類が3種。売りのスポーツ機能の詳細はCD-ROMに収録された操作ガイド(PDF)を参照しないとわからないのがまず最初の不満でした。ノーマル版ならまだしも、S2モデルなんだから別冊で用意するとかして欲しかったっす。

で、本体ですが、すでに各所でレビューもあがっているので画像もこんなもんで。1GBのブラックモデルとの外見上の違いは底面のS2ロゴだけ。パッケージ的にはヘッドホンの種類が違うこととクリップの付属の有無。普段使いを考慮してクリップもつけて欲しかったところ。もちろん色はブラックで(付属品の色は正直イマイチ)。

wm_s205_01.jpg

ちなみに、アルミ製の本体は26gでめっちゃ軽いです。25gのEシリーズよりも容積は大きいですが、見た目と体感のギャップが激しいです。サイズが大きい分、手のひらで分散されるからでしょうかね。サイズのは他製品との比較画像を見ていただければ雰囲気をつかんでいただけますかね。発表時から似ていると思っていたマグライトとのサイズ比較も…ってあまり意味ありませんね。

操作方法はAシリーズに近いですが、ボタンの数が減った分、ホームのメニューが増えたって感じです。すでにウォークマンA/Eシリーズを使っていれば基本的な音楽再生では迷うことなく操作できますが、スポーツ機能についてはPDFの取説を良く読んでから使った方がいいです。あ、音質についてはAシリーズよりも良いのではと感じましたです。もう手元にEもAも無いので比較できないのですが…。

wm_s205_02.jpg

メモリーへの音楽ファイル転送は、底面にあるUSB端子にPC(ソフトはSonicStage 4.0)またはネットジュークに付属のケーブルで接続して行います。自分はとりあえずネットジュークで転送しましたが特に問題もありませんでした。なお、メディアのレビューに書かれていたとおり、本体のUSB端子が奥にあるため、ケーブルのミニ端子(オス)が気持ち長くなっています。根元のプラスチック部分も微妙に切りかかれているのが確認していただけるかと(黒い方です)。

あと、本体の裏側にロゴマークと一緒に、余計な注意書きがシールじゃなくて印刷されちゃってます。これはいただけないというか、せっかくのデザインが台無し。Eシリーズですらシール貼りだったのに…。裏側といっても、別売のネックストラップで使っていたらちょこちょこ見えるわけなので、これは何とかして欲しかった。ちなみに、ちょうどここにアームバンドへ固定用のくぼみがあるのですが、ぶっちゃけあまり意味がありません。詳しくは後述しますが、滑り止め防止のゴムがある関係でかっちりとは止まらないです。

wm_s205_03.jpg

左上がS2モデル付属のアームバンド。Webなどで見る写真だとこのS2ロゴ部分が左画像のように前に来ていますが、実際に腕に装着すると後方に回り込みます(中央画像)。S2ロゴが入っている部分は(光が当たると反射する素材(なんて言ったか忘れた)で、夜間でも後方から目立つように工夫したのでしょうね。細かい気配りだけど、これは素晴らしいと思いましたです。(←角度によってロゴが見えたり消えたりするだけで、車のライトなどを反射する素材ではありませんでした。再追記:マグライトで照らして何度か試してみました。多少は反射するみたいですね。何度も訂正してごめんなさい!)。右画像は本体のくぼみがアームバンドと合体したときの様子。

wm_s205_04.jpg

こっち(左上)は慌てて購入した別売のアームバンド。S2付属のものとはロゴが入る部分だけが違うと思ったらとんでもないというか、作りが全然違いました。S2は標準がわっかの状態なので指先から通しますが、別売はわっかになっていないので、任意の場所から腕に巻き付けることができるんですね。薄い金属板が入っているのか、ピンとまっすぐに伸ばしてからもう片方の手で上腕に載せ、人差し指と親指で挟み込むように押してやるとくるっと腕に回り込むんですわ。これがなんとも気持ちよい。バンド自体の作りも丁寧だし、S2のそれよりも取り付けやすいのが気に入りましたよ。

wm_s205_05.jpg

で、今回のファーストインプレで最大の不満がアームバンド本体固定用のプラスチックのパーツ。小寺さんがレビューで書いていた意味がやっと理解できました。このパーツには本体の滑り止め用にゴムが付いているのですが、このゴムがくせ者だったのです。まず、紙の両面テープで固定されているためゴム自体が取れやすいのです。予備知識無く、一番最初に本体を入れたときに気がついたのですが、どうも本体の収まりが悪いのです。何が原因だろうと思い、本体を外してみたら、このゴムが外れて丸まってました。ダメじゃん。

しかもですね、このゴム、S2モデルと別売とで微妙に仕様が違うのです。画像を見ていただければおわかりの通り、別売の方はゴムの最上部が斜めにカットされていて多少なりとも本体を入れやすく工夫してあるのですが、S2版は普通にカットしてあるのです。さすが別売、えらいぞ!

まあ、どちらも何も考えずに本体を差し込んだらはがれてしまう程度の粘着力しかなさそうなんですけど、これはこれで何とかならなかったんですかね…。たぶん、小寺さんの貸出機にはこのゴムが付いていなかったか、取れてしまったかのどちらかなんでしょう。でもって、このゴムによってできる段差のでせいで先述した本体のくぼみとの接点がかみ合わないというか、ゆるーくなっちゃっているのです。なので、説明書にあるようなカチッと止まる事がないのです。

さらに、これがカチッと止まらないから、シャトルを強くひねると本体が余計なところまで廻っちゃうという。しかも、この両面テープは間違いなく雨に弱いはず。がんばって本体を防滴設計にしたのに、アームバンドがこれでは…。ささいなことだけど小寺さん同様に、「自分でも毎日走る人が企画なり設計したという、納得のポイントが感じられないのが残念」に感じるところであります。

wm_s205_06.jpg

あと、小寺さんも触れていたディスプレイの反転機能ですが、自分も使用するヘッドホンの仕様上左腕がデフォルトなので反転して使ってみたのですが、よくよく考えてみると、本体を反対にして腕に取り付ける方が使いやすいことに気がつきました。シャトルが下に来るので右腕も持って行きやすいんですよね、って言ってもほんの少しのレベルですが…。

ただ、この取り付け方でスポーツ機能が正しく働くのかはわかりません。その辺のことも含めて、スポーツ機能についてはしばらく使ってみた上で後日あらためてレビューしたいと思います。

wm_s205_07.jpg

#一番最後の画像は自分が刻印したメッセージっす。AORファンならわかりますよね…。