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2007年を振り返って

2007年もいよいよ終わりですね。しかし、あっという間だったなあ。歳をとると余計に月日の経つのが早いと感じます。さて、皆さんにとってはどんな一年でしたか?

思い返すと今年はリビング用PC「VGX-TP1」の発表から始まったんでしたね。今年はバイオが10周年ということもあって、ソニーの力の入れようもハンパじゃなかったです。10周年記念モデルとその後の505記念モデルを含め、モバイル系では何かと「type T」にスポットが当たる一年でした。ちなみに、自分は今年はバイオは一台も買いませんでした。新「type U」待ちだったんですが、出ませんでした…。

ポータブルオーディオでは、3月のウォークマンA800シリーズが衝撃的でした。個人的にも大変盛り上がったような気がします。2月にはmyloも発売されたんですが、発売までがとにかく長かったのと、A800登場ですっかり影が薄くなってしまったような…。その後、しばらくインターバルがあって、秋にSシリーズとAシリーズの新製品の発表がありましたが、海外と国内で異なる戦略展開にとまどいを感じた人も多かったのではないでしょうか。また、1月にはCMに出演して話題を振りまいた「チョロ松(初代)」、7月にはウォークマンの生みの親、黒木靖夫さんの訃報も届きましたっけ。改めてお二人(?)に合掌。

オーディオでは、個人的にはヘッドホンと小型のスピーカーで大いに盛り上がりました。ヘッドホンではノイキャンのNC32NXとNC60、BluetoothのBT50、高音質のEX700SL。スピーカーは、他社製の安いモノが多かったんですが、なんと言ってもRollyがダントツで面白かったです。プロモのやり方や発表のタイミングの微妙さなど、色々な意味で話題の多い商品でしたが、これを世に送り出せるソニーという会社のふところの広さもかいま見られましたよね。

ゲーム機では苦戦続きのPS3が度重なるアップデートと廉価版の新型投入、ソフトタイトルの大量投入で徐々にですが復調の兆しが見え始めたような気がします。PSPはなんと言っても薄軽ーい新型「PSP-2000」の発売でしょう。FF7CCとワンセグチューナーの同時発売など、大いに盛り上がりました。新型発売後はPSP絡みのエントリーも激増。やっとPSPに力を入れ始めてくれたSCEへの評価がうなぎ登りになった後半戦でした。

デジカメは・・・スルーかなあ。個人的にはほとんど盛り上がれませんでした。サイバーショットも続々と新製品が出たんですが、決定打になるようなモデルが無く、結局今年も購入には至りませんでした。一眼レフは満を持してα700が登場しましたが、その裏でα100がディスコンになり、入門機が存在しなくなったのが残念でした。

テレビ・レコーダー関連では、なんと言っても有機ELテレビの商品化、コレにつきます。まさか、自分が買うなんて思いもよりませんでしたし、購入後はXEL-1絡みのエントリーも激増しました。レコーダーはスゴ録ブランドを捨て満身創痍で望んだBlu-rayディスクレコーダー新製品の投入が大成功。皆さん待ってたんですね…。ロケフリもhome HDでハイビジョンワールドの仲間入り。大盛り上がりはありませんが、着実に進化しているソニーのロケフリワールドには今後も大いに期待したいです。

携帯電話では、本家ソニエリの飛躍と、それに伴うソニー全社決算へのへの著しい貢献度でしょうか。ゲームの不振もなんのその。ケータイビジネス無くして今のソニーは語れないですね。日本も頑張っているよなあと思い始めたところに東芝OEMなW54Sの発表があって落胆したのも記憶に新しいです。

とりとめもない総括になってますが、ソニー全体では一連の改革が進行し、復調・復活が見えてきた一年だったように思います。有機ELテレビの市場投入ほどのインパクトは無いですが、オーディオも元気を取り戻し、パーソナルフィールドスピーカーやRollyのような変わり種を世に送る余裕も出てきました。この調子で来年も攻めの姿勢を崩さず、元気なソニーを大いにアピールして欲しいと思った大晦日でした。

最後になりますが、今年のソニー製品のSPA的ベスト5の発表をば。

1位 有機ELテレビ「XEL-1」
2位 ウォークマンA800シリーズ
3位 PSP-2000
4位 Rolly(SEP-BT10)
5位 MDR-EX700SL

最後の最後ですが、今年も当サイトにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。実際のところ、プライベートでは非常に厳しい年になりましたが、なんとか一年を乗りきることができました。それもこれもサイトをご覧いただいている皆さんのおかげです。来年以降どうなるかわかりませんが、持ち前のケセラセラ精神で行きたいと思います。それでは、皆様、よいお年をお迎えください。また、来年もヨロシクお願いいたします。

ソニー、Bluetoothオーディオレシーバー新製品「DRC-BT15P」を08年1月に発売

Bluetooth機能を搭載した携帯電話などの音楽をワイヤレスでリスニング。お持ちのヘッドホンと使えるワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BT15P」

ソニードライブのヘッドホンオフィシャルサイトにBluetooth対応アクセサリーの新商品「DRC-BT15P」の情報が掲載されました。Bluetooth対応の携帯電話やオーディオプレーヤーをバッグなどに入れたまま、ワイヤレスで音楽を再生可能なレシーバーで、ステレオミニジャックには好みのヘッドホンを接続できます。AVRCP対応機器ならレシーバーのジョグスイッチから音楽の再生・停止などの基本操作が可能で、ワンセグ音声も再生できるSCMS-Tにも対応するほか、HSP/HFP対応の携帯電話のハンズフリー通話にも対応。レシーバーはクリップとストラップの2ウェイによる装着が可能で、乗せるだけで充電可能な充電スタンドも付属。価格はオープンで、2008年1月下旬発売予定とのこと。

ちなみに、auの「W54S」と同機の購入でEdy最大4,000円分をプレゼントするGEAR-UPキャンペーンも実施予定とか。4色のカラバリ展開もW54Sとのコーディネートを考慮してカラーリングが決定されているような雰囲気です。このタイミングでの情報公開もW54Sの年内発売が難しくなったからなのかもしれません。

なんか、ビクトリノックスの十徳ナイフみたいなデザインですね。SDC2007で期待していてくださいと言われたのはコレのことだったのかなあ・・・。何はともあれ、Bluetoothレシーバーオタ(?)の自分にとっては今年最後の嬉しい話題になりました。来年1月の発売が今から楽しみです。

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ウォークマンがあったから、いつも音楽が自分のそばにあった

昨日のエントリーでアンチソニー月間を過ごしているとお伝えしてからほどなくして、アラゴロクさんからこんなお便りをいただきました。(毎度&感謝です!)

こんにちは。16日まで開催されていた川崎市民ミュージアムのグッドデザイン賞の50年展「みんなのデザイン展」に行ってきました。ソニー製品も多数展示されていましたよ。VAIO NOTE 505、AIBO、プロフィール、パスポートサイズハンディカム、WM-2などなど。初代iPodと初代ウォークマン(こちらは珍しい付属ケース入り!)の比較展示もありました。
ミュージアムショップで売られていた関連書籍に、AIBOについて触れた項がありました。「扱いにくく、実用的でないところがユーザーの心を捉えた。しかし後継モデルは多機能化・実用化され魅力を失った」と評されていました。テーブルに載せて踊らせたら落ちそうでハラハラさせるRollyは、そんな「かまってあげたい」気持ちを起こさせる、いい意味で頼りない製品なのかもしれませんね。

行きがけ、駅の売店で『Best Gear』2月号を買ったのですが、その目次の後ろに、印象的なMDR-EX700SLの4ページ広告が! 同じデザインの地下鉄駅の広告も見たことがありますが、何ともインパクトのある雑誌広告。欲しくなっちゃいました(笑)。
その広告に、「Webであの頃の“音”体験を Sound History」とソニーヘッドホンサイトのURLが書いてあったので行ってみたら、ちょっと豪華なFlashコンテンツが…。未見でしたらどうぞご覧になってみてください。

見ました、Flashコンテンツ。1979年から時間をかけてじっくりと。涙が出そうになりました。そして、音楽って素晴らしいなあって改めて思いました。そんな素晴らしい音楽を手軽にそして身近に、いままでにない新しいスタイルで楽しむためのツールを提供してくれたのがソニーなんですね。音楽が好きだからソニーを応援する。自分がサイトを続けている理由なんて、実はそんな単純なことなのかもしれません。それに気がつかせてくれてありがとうございました>アラゴロクさん。

sound_history.jpg
※音が出るコンテンツですのでクリックの際はご注意を。また、ストーリーの中で紹介されるアーティスト。実名は出てこないですが、皆さんはおわかりですか?

さておき、MDR-EX700SLicon絡みではhirohiroさんからもこんなお便りをいただいております。

はじめまして。2年ほど前より楽しく拝見させていただいておりますが、今回は気になったことがありましたので投稿させていただきます。
2007年12月11日の記事でEX700の付け方について書かれていましたが、SONYの提案している耳の後ろにコードを回すつけ方では私も耳が痛くなります。そこで最近では、一度普通の付け方をしてからそのままコードを耳の後ろに回すようにすると(ドライバの向きは通常の装着と同じで、横から見ると「の」の字を描いているように見える)装着感のよさと抜けにくさというメリットが両立してなかなか良い感じになりました。また、首の後ろに回すコードを若干束ねて短くすると耳に密着してさらに快適になります。(わかりにくい説明ですみません…)
今後投稿することはほとんどないかもしれませんが、陰ながら応援しておりますので、これからもがんばってくださいね。駄文失礼いたしました。

iconicon2年にわたるご訪問並びに初投稿本当にありがとうございます。説明はばっちりわかりました。そして実際にやってみました。右耳のコードが若干はずれやすいですが、ご説明の通りに首の後ろに回したコードのセンターあたりを軽く結んであげると良い感じになりました。なるほどー、確かに耳への負担も減りますねー。いやー、素晴らしい。長時間使用する場合は、これからこの装着方法で行きたいと思います。ということで、お知らせ大大大感謝です!>hirohiroさん

インナーイヤーとサラウンド、ソニー最高峰ヘッドホンの実力やいかに

[レビュー]ソニーが放ったヘッドフォンの決定打–超大口径16mm搭載の「MDR-EX700SL」

iconiconCNET Japanのエディターズレビューにソニーのインナーイヤーヘッドホンの最高峰「MDR-EX700SLicon」が登場。付属のキャリングケースが使いにくいというのは同感。EXQ1みたいなシンプルなものを付属してくれた方が良かったかも。装着方法がもう一つあることも解説して欲しかったです。

自分もEX700SL絶賛愛用中ですが、昨日は耳の裏にコードが来る逆パターンで使ってました。抜けにくいというメリットはあるんですが、耳に触れる部分が多くなるので、長時間付けてるとさすがに耳が痛くなってきます。それはともかく、このヘッドホンの良さはパワーというか音の力強さ、これにつきますね。ポータブルCDとの相性が特に良いですよ~。

ゲームのサウンド環境をグレードアップ! その1 Xbox 360やPS3のためのサラウンド環境を構築

iconiconこちらはハイデフ時代のゲーム機のサウンド環境構築システムとしてAVメーカーのシアターシステムを紹介しているのですが、最後にソニーのデジタルサラウンドヘッドホンシステムの最高峰「MDR-DS7000icon」が取り上げられています。SDCでもゲーム向きとアピールされていましたので、評価が高いのもうなずけます。たった3万でワイヤレスでハイレベルなサラウンド環境を実現できると思えば安いものなのかもしれませんね。

関係ないですが、サラウンドヘッドホンでいつも個人的に疑問に思うのが7.1chの0.1chの部分。たまたま昨日の飲みの席もそんな話題を出したんですけど、要はぶっとい低音が出ればOKというか0.1って表現して良いってことなんでしょうか・・・。

【追記】携帯ゲーム機用としてノイキャンヘッドホンの紹介記事も公開されました。ソニー製では「MDR-NC32NX」が取り上げられています>ゲームのサウンド環境をグレードアップ! その2 DSやPSPを“静かに”遊ぶためのNCヘッドフォン

ネットラジオプレイヤーや電子書籍機能がWMやmyloに入ったらいいのにな

「オフラインでも使える」携帯ネットラジオプレーヤーが登場
アマゾン、電子ブックリーダ「Kindle」をまもなく発表か

前者は年間購読方式(月額利用料は7.50ドル)のWi-Fi対応ネットラジオプレイヤー。100局以上のラジオ局から選択視聴できるほか、曲を飛ばしたり、曲の保存などもできるそうです。後者は、噂ですけど、Wi-Fi搭載の電子メールも使える電子書籍リーダーで、オーディオブック用のヘッドホンジャックがあるとか。いずれもWi-Fi対応なのがミソでしょうか。ベンダー側が直接コンテンツをプッシュできますし、プロモにも使えそうですよね。>「モノ」がつながるネットワークは、世の中をどう変えるのか

iconiconウォークマンA910シリーズiconがワンセグ字幕のログ表示に対応しましたけど、お気に入りの音楽やラジオを聴きながら読書ってのも十分ありですよね。ウォークマンもワンセグ対応でコンバージェンス戦略に力を入れ始めたように見えるので、上記の2つのデジタルガジェットはひとつの方向性として参考になるのではないでしょうか。

あと忘れちゃいけないのがmylo。ウォークマンでできないことはオレがやるぐらいの勢いで、Wi-Fi搭載のメリットを活かした機能強化やサービス提供して欲しいのですが、放置プレイですからね。ソニーが全く売る気がないのか、それとも次世代機発表が控えてるのか、果たして・・・?

【追記1】その後、こんな製品のニュースが飛び込んできました。無線LANを利用したポータブルインターネットラジオ端末を開発するためのリファレンスデザインだそうです。Bluetooth内蔵のオーディオプレーヤーを開発するためのリファレンスデザインも出荷されているとか。>CSR、無線インターネットラジオ端末用ソリューション-MP3プレーヤー用ソリューションも提供開始

myloといえば、野原さんからこんなお便りいただきました。(感謝です!)

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高性能ヘッドホンアンプ搭載で高音質プレイヤーとしても使えるリニアPCMレコーダーの新製品「PCM-D50」

96kHz 24ビット高音質録音と手軽さを両立した、ポータブル リニアPCMレコーダー 発売(ソニードライブ)

ソニーは、楽器演奏や自然音などの高音質録音に最適なリニアPCMレコーダー『PCM-D50icon』(4GBフラッシュメモリー内蔵)を11/21に発売すると発表。本体の筐体に合わせてチューニングを行った内蔵エレクトレットコンデンサーマイクロホンで集音した臨場感豊かな音声は、リニアPCM方式と徹底した高音質・低ノイズ設計により、CDを超える音質(サンプリング周波数96kHz/量子化ビット数24bitまで対応)で原音に忠実に記録。可動式マイクを搭載したことで、音源に合わせて集音範囲を変えられ、よりシチュエーションに合わせた録音が可能に。また、堅牢な筐体でありながら365gの軽量化を実現。価格はオープンプライスですが市場推定価格は60,000円前後。ちなみに、ソニスタでの販売価格は59,800円。高音質録音をサポートするアクセサリー4機種も同時発売とか。

iconiconPCM-D1の後継機というか廉価版の登場ですね。いきなりの新製品発表に驚きました。再生フォーマットにWAVに加えてMP3にも対応。周波数特性に優れた高性能ヘッドホンアンプも搭載しており、高音質な音楽プレーヤーとしても活用できるとか。メモリースティックはPRO-HG DuoまたはHigh-Speed版のPRO Duoのみの対応らしいですが、スロット内蔵でウォークマン代わりにも使えると、そういうことなんですね。自分は録音マニアではないのですが、単純にオーディオプレイヤーとして使ってみたいかも・・・。

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