音楽の次は動画?-アップルの次の一手に高まる期待感
ジェイ・エム・アール生活総合研究所のマーケティングサイト「J-marketing.net」のニュースの切り口(7月19日号)なんですが、非常に興味深いコラムです。先だって報道されたAppleのiTMS経由の音楽ビデオ販売のニュースから、動画対応iPod登場という噂に真実みが増したとする見方が多いようですが、その背後にあるものから携帯端末機器の次の主役は何になるのかを探っています。
iPodが属する携帯端末市場は、PDA、携帯電話、様々な携帯機器(携帯音楽プレーヤー、ゲーム機等)が、通信技術、動画圧縮技術、視聴コンテンツの共通化によって、ひとつの製品に収斂(コンバージェンス)する段階に入っている
ことを背後にあるものとしていて、今後の消費者のニーズは
ひとつの携帯端末で、電話、音楽や動画、ゲームができる機器が欲しい、携帯電話会社に毎月高い使用料をとられるより、無線を使って節約したい
というものになるとか。故に上記のような消費者のニーズに正面から応える機器を出したところが携帯端末市場で勝利をつかむと予測していますが、現状ではこの要求に十分に応えている端末はなく、PDAもPSPもM1000もダメ出しをくらってます。AppleのiTMS経由の音楽ビデオ販売も動画iPodも、すでに始まっているコンバージェンス時代の生き残りをかけた動きなのだと結論づけた上で、「通信キャリアに依存したものづくりに終始している日本のメーカーは、またも先を越されることになりそうだ」と皮肉に締めくくられています。
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