こちらのエントリーでポチッとな報告していたアドテック製のBluetoothモノラルスピーカー内蔵リストバンドが届きましたのでプチインプレをば。
パッケージは上半分がアクリル製となかなか凝ってますが、中身は本体とACアダプターと取説のみと大変シンプルです。ちなみにオーダーした本体はグレーのMサイズです。ソニーのBT15と比較してみました。スイッチ類やスピーカー・マイクが内蔵されている部分がBT15と同じぐらいの大きさと厚みがありましたです。
充電端子はUSB(マイクロ?)っぽいんですが、あいにく手持ちの機器ではひとつも採用されていないもので、付属のACアダプターでしか充電できませんでした。
本体は想像以上にプラスチッキーでチープな仕上がり。腕への装着はベルト部を開いて、横からスライドさせるようにすると簡単です。トップにある黒丸が電源、ペアリング、通話のオンオフを兼ねるボタンで、側面にはボリュームの上下ボタンがあるのみ。ボタンの下にあるのがLED。青と赤の点灯・点滅の組み合わせで機能や状態を確認できるようになっています。
黒丸ボタンの5秒長押しでペアリング状態に突入(LEDは赤と青の交互点灯)。ペアリングする機器でパスキーが要求される場合は「0000」を入力します。なお、この製品はペアリング時などバイブだけでなくピピッと音(アラート)が出てやかましいので、人が大勢いるところでの設定はちと恥ずかしいかも。ちなみに、このアラート音は消せないようです。
PSP goやウォークマンA829とペアリングしてみましたが、機器名称は「AD-MB80」になります。あ、あと取説には書かれていませんが、マルチペアリング可能でした。携帯とHFP/HSP、携帯オーディオとA2DP、問題なしです。
ちなみに、A2DPペアリング時のオーディオの操作は意外に面倒。「再生・一時停止」はなんと黒丸ボタンとボリュームボタン(上下どちらでも)の同時1回押しで「停止」は2秒同時押し。送りと戻しはボリューム上下の2秒押し(バイブ反応)。
携帯電話の操作は、「通話&通話終了」が黒丸ボタンの短い一回押し。最後にかけた相手へのリダイヤルが通話ボタンの2秒押し、最後にかかってきた相手への通話はボリュームボタンの上下の同時一回押し。この他、音声ダイヤル、マイクの消音、スピーカーの消音などの操作も可能。
この他、携帯電話との距離が離れて、接続が切れた場合など、バイブでお知らせしてくれるほか、不在着信をビープで通知してくれる機能もあって、なかなかに便利。
でもって肝心のスピーカーの音なんですが、それもうひどいのなんの…。携帯電話の場合の通話品質はまあ許せるとして音楽はもうダメダメです。ランニングのお供にみたいなこと言ってますが、低品質すぎて聞く気になりません。ちなみに、PSP goを手持ちする場合、この製品との組み合わせはナンセンス。PSP go内蔵スピーカーの方がまだ良い音します。
それと、相手側の通話品質もダメっぽい。屋外から同居人に電話してテストしたところ、常に風切り音のようなノイズが聞こえるらしく、こちらの声が聞き取りにくいとのことでした。む~。てことで、内容からして1,980円でも相当に高い買い物だったかなという印象。
KOMさんが言うように、時計機能を含む、表示機能でも付いてれば印象がちがったかもしれないんですけどね…。あと、ステレオミニプラグをつけて、いわゆるレシーバーとして使えたらという気もしないでもないけど、それじゃあ本末転倒か…。とにもかくにも、5,980円で買わなくてよかったっす。
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