「業界動向」カテゴリーアーカイブ

ヤフージャパン、10万曲が無料で聴けるネットラジオ型サービスを開始

ヤフーが無料音楽配信・ネットラジオ型で10万曲

ヤフーは、映像広告を流すことで10万曲が無料で聴けるインターネットラジオ型サービス「ヤフー!ミュージック サウンドステーション」を開始しました。音楽ジャンル別に分かれた35チャンネル・72番組を提供。番組を選ぶと30秒の映像広告が流れ、その後5曲を聴くたびに再び広告が流れる。番組は同社の音楽配信サービスやCD販売サービスと連携しており、サイト利用者の増加と有料配信事業の拡大を見込んでいるとか。「インターネットによる無料音楽配信事業に参入」、「業界勢力図が変わる可能性も出てきた」などと、なかなか刺激的なコメントが並びます。

新しい音楽と出会うきっかけとしてこういうサービスは大歓迎。無いよりはあった方がいいです(Macな人は使えないですけど…)。ちなみに、サービスのガイドコンテンツの本文を「音楽配信メモ」の津田大介氏が執筆してます。自分もちょっと使ってみましたが楽曲によってはダウンロード/CD販売サービスとうまく連携してくれません。配信されている楽曲ベースの番組作りになってしまうので、個人的にはちと物足りない感じ…。なお、ラジオ番組はWidonw Mediaですが音楽配信サービスはMoraとの連携によりOMAを採用しているのでSonicStage最新版がインストールしてあればMAGIQLIP2無しでも視聴できるみたいです。

ところで、ヤフーといえば米国では定額でダウンロードし放題のサブスクリプションサービスを提供していますが、今回のネットラジオを含め日本は独自のサービスを提供していくということなんでしょうか。

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iTMS上陸後の音楽配信サービスの利用経験者は2割未満

音楽のダウンロード販売、購入経験者は2割未満

Japan.internet.comのデイリーリサーチ。インターネットコムとインフォプラントが行った、音楽のダウンロード販売サービスについての調査結果に関するニュース。対象300人のうち、利用したことがない人が80%を占め、利用経験者は2割未満に留まる結果に。主に利用しているサービスは、Yahooが19人でトップ。bitmusicとiTMSは5人、Moraにいたっては3人とか。今後について、「普及する」との回答は72.7%と増加したものの、ユーザー自らの利用意向は15.7%に留まっているとか。

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新規参入でどうなる日本のケータイ業界

新規参入がもたらす破壊と創造

総務省が来週頭の8月22日から携帯電話の新規参入受付を開始。また、「モバイルデータ通信」というくくりで見ればIP電話技術などを利用した新しいサービスを提案する事業者も新規参入組ととらえることができます。まさに、「モバイル戦国時代」の到来が目の前に迫っているということで、ITmediaが新規事業者の思惑を推測、ビジネスモデルなどを検証するそうです。1回目は「新規参入がもたらす破壊と創造」とがテーマで、So-netブランドの携帯やソフトバンクの“PDAのような、ミニPCのような”端末についても触れられています。

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mF247は新しい音楽との出会いの場になるのか

247music、フル楽曲を基本無料で配信する総合音楽サイト-「ネット上の路上ライブ」。MP3形式DRMフリーで配信

SME社長やSCE取締役を歴任した丸山茂雄氏が代表取締役を務める247musicが12月にオープンする総合音楽サイト「mF247」の概要について都内で発表。楽曲は基本的にフリーダウンロード可能で、MP3(ビットレートは128kbps)の採用でDRMもフリーなため、ポータブルプレーヤーへの転送、CD-Rへのライティングも自由、ファイルのコピー制限も無しというのが最大の特徴とか。iTMS上陸で何かと注目が集まっているタイミングでの発表ということと、従来の音楽配信サービスとは思想やシステム、サイト構成などが大きく異なっている点で一気に注目を集めたみたいです。

昔と違って自分たちが耳にする音楽の種類も数は天文学的に増えましたよね、それはもう有料・無料に関係なく…。自分にとってはうれしい反面、膨大なライブラリの前でただ立ちすくむだけみたいな状態になるのは避けたいです。かつては友人のお薦めだったり、街のレコード店やレンタルレコード店で店員さんが独自に行っていた今日のお薦めみたいな、新しい音楽との出会いを先導してくれる人たちの存在が大きかったんですよね。これからは、そういう人が昔以上に重要になってくるのではないかと思います。そういう意味ではブログやアフェリエイトといった新しいIT技術によって、誰もが自分の好きな音楽を不特定多数の人に紹介、売上げが上がれば対価を得られるできる仕組みができつつあることも見逃せません。音楽評論家よりも影響力のあるブロガーが登場したりして…。

それと音楽配信の楽曲データベースに関してですが、ジャンルだけといったおおざっぱな情報だけでなく、アーティスト自身のプロフィールや嗜好といった音楽以外の多面的な情報なども織り交ぜるなど、利用者自身の嗜好やライフスタイルと合致する楽曲を様々な角度から探し出せる仕組みが求められるのかもしれません。iTMSですら、いままで聴いたことのない音楽という観点で曲探しをしようするととまどってしまいますから…。

なんてことを書いていたら、CNETに「アップルを大歓迎する日本の音楽業界の謎」なんてコラムがアップされていました。国内の音楽配信事業者はiTMSとの差別化を図る動きになりそうとか。なんだかややこしいことになってきましたね…。

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ソニスタのネットショッピング意識調査~月に一回以上は全体の45%

ネット・ショッピングの定着化に伴い、賢いユーザーが増加中~ネット・ショッピング ヘビーユーザーに関するショッピング傾向を調査~(ソニスタのプレスリリース)

ソニースタイル・ジャパンは、同社運営の「ショッピング・パレット」会員メンバーを対象に、ネット・ショッピングに関する意識調査を行い、その結果を発表しました。これによると、月に複数回ネットで買い物をするヘビーユーザーがいることが判明するなど、ネット・ショッピングが定着しつつある一方で、ショッピングに付与されるポイント還元サービスの利用者も増加しつつあることが明らかになったそうです。

自分は確実に月に複数回利用しているのでヘビーユーザーみたいですが、毎日という人も全体の3%もいるんですね。毎日買い物をするということは、ほぼ毎日何かが届くって事ですが、女性が日用品等の購入のために、自宅から定期的にアクセスして購入している傾向がうかがえるという記述を読んで納得しました。

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バイオ冬モデルでソニーらしい製品が出てきそうという噂が…

統計値とは裏腹に、苦戦が続く国内メーカー

大河原克行さんの「パソコン業界、東奔西走」。9四半期連続のプラス成長を達成し、第1四半期の集計として過去最高の出荷台数を記録したとするJEITA発表の2005年度第1四半期の国内PC出荷実績に対して、多くの業界関係者が驚き、首を傾げた人もいたそうです。PC販売の現場では市場の成長性を感じなかったのが理由とか。ソニーの第1四半期苦戦の要因は、魅力的な製品の欠如であり、それがVAIOの一等地展示の動きの減少に繋がり、ソニーにとって悪い循環が見られたのだとか。さらにこんなコメントも。

関係者の間では、冬モデルでは、ソニーらしいといえる製品が出てきそうだ、との声もある。ソニーに対する期待のレベルは他社よりも高いだけに、こうした要望に応えられる製品を出さない限り、ソニーのシェア回復は難しいだろう。

色々大変そうですが、「ソニーらしいといえる製品が出てきそう」というコメントにはファンも期待してしまいますね。小さいのに期待しているモバイラーも多いと思いますが、個人的にもそっち系に期待してます。