「業界動向」カテゴリーアーカイブ

2005年振り返りネタが続々と

【今週の特集】ASCII24で振り返る2005年

まずは、ASCII。2005年のIT業界はそれなりに明るい年で、地に足の着いたインターネットブームが巻き起こったという意味で、2005年は歴史に残る1年になるだろうとしていました。ちなみに、2006年に期待する企業にはソニーの名前はありません。また、2005年に最も印象に残ったニュースとしては、ソニーが登場するのは上半期のクリエ撤退のみ。

2005年、あなたがハマったデジタル家電、インターネットサービスは何?

CNET Japanは、2005年に社会を賑わしたデジタル家電、インターネットサービスについてのランキング。「あなたがハマったデジタル家電、インターネットサービスは何?」という設問で、トップ3は、ブログ(11.4%)、インターネット株取引(10.5%)、iPod(7.8%)の順。ソニー関連では「おサイフケータイ」が10位にランクインしたものの、単一の製品やサービスは全くありません。いわゆるハードウェア単体でランクインしているのがiPodとNDSだけというのも印象的。

読者が選ぶ「2005年AV関連10大ニュース」(AV Watch)
読者が選ぶ2005年デジタルカメラ10大ニュース(デジカメWatch)

インプレスはAVとデジカメで現在投票受付中。ソニー単独のエントリーは以下の通り。いかにこの一年パッとしなかったかがわかりますね。

(AV)
・ソニー BRAVIAにブランド一新
・全チャンネルを録画するソニー「Xビデオステーション」登場
・PS3がBlu-ray搭載で2006年発売を正式発表
・PSPのAV機能に向けてPortableTVや、UMDビデオ開始。対応レコーダも登場
・ソニー戦略商品ウォークマンA発売。CONNECT Playerも話題に
・ソニーの「HDR-HC1」などHDVカメラが人気
・ソニーのテレビ事業が大幅赤
・米SONY BMGの「XCP」採用の音楽CDが、交換・回収される
・ソニー製CCDの不具合でソニー、ビクター、キヤノンのビデオカメラにも不具合

(デジカメ)
・ソニー、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラに参入
・「メモリースティックPRO Duo(High-Speed)」を発売、2GBもラインナップ
・ソニー、経営陣を刷新、出井・安藤両氏は退任へ
・ソニー製CCDに不具合、メーカー各社に波紋

【追記】ITmediaでも、“「音楽とIT」で2005年を振り返る”として前編後編のコラムが掲載されていました。ウォークマンに関しては春までの「スティック」の好調と「Aシリーズ」発表以降の評判の落差が印象的です。

【再追記】IT Proの「2005年のIT業界,それは「新時代最初の10年の中間点」」は米国のIT情報誌「InfoWorld」のインターネット版「The top 10 stories of 2005」を読み解くと題したコラム。ソニーに関しては「アナログからデジタルへの移行で失策を演じてしまった」ことと「各社が同じコンポーネントをベースに商品開発するデジタル時代にあって,同社が得意とする高プレミアム商品の価格妥当性をうまく消費者に示せなかった」との記述があります。

【再々追記】デジカメWatchの「読者が選ぶ2005年デジタルカメラ10大ニュース 結果発表」が公開されました。ソニー製CCDの不具合が堂々2位という不名誉な結果に。

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ハイテクガジェット中毒患者は日本にも

米国民にとってハイテクガジェットはもはや不可欠?

PC、携帯電話、高速インターネットは多くの米国民にとって、もはや生活に欠かせない必需品となっている。ハイテクガジェットの次なる波に対して、多くの米国民が初期の中毒症状を示していると言えそうだ

機能はたいして変わらないのにポータブルオーディオを複数台所有したり、録画したい番組が多くなったからHDDレコーダーを買い足したり、プレイする時間が取れないのにゲームソフトを買ったり、狭い家の中でロケフリを気取ってみたり、対戦相手もいないのにPSPを2台も買ったり、二部屋の中に3つも無線LANアクセスポイントがあったり…。そんな中毒患者が日本にもいます。

(それはそうと、机の上にスピーカーが6本あるのを何とかしたい…。)

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2007年以降に真の通信・放送の融合サービスが生まれる…のか?

「オールIP化」で加速する,通信・放送の融合

2007年以降にはIP再送信対応の製品が発売され、地デジ放送を見るのにデジタルテレビが標準でIPネットワークにつながるのだとか。これにより、デジタルテレビを対象にした通信・放送融合サービス提供の下地が整い、

番組で紹介された商品の注文や懸賞応募といった双方向サービスの利用も増えるだろうし,デジタルテレビ向けのVODサービスなどの提供も見込まれる。さらに,デジタルテレビにUSBやメモリーカード・スロットを搭載し,デジタル携帯プレーヤー向けに映像や音楽のコンテンツをダウンロードできるようにもなるだろう。つまり,現時点ではパソコンとIPネットワークの組み合わせで成り立っているさまざまな市場を,家電の世界に取り込むことが可能になってくる。

とか。そうなって欲しいけど、一方で著作権だのコピワンだのという縛りがあって使い勝手に影響を及ぼしそう。しかし、2007年なんてあっという間ですね。今の段階でテレビを買い換えるのはやめた方がよいということなんでしょうか…って来年にはPS3が出ますよね~。ホームサーバーがデジタルテレビの機能を肩代わりしてくれれば良いという話もあるし…。アナログ停波までは何とかしなければいけないにしても、色々な動きがあってテレビを買うタイミングが難しくなりそう…。む~。

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2006年デジタル家電市場、好調は薄型テレビのみ~携帯オーディオは前年割れを警戒

2006年デジタル家電世界市場予測・絶好調は薄型テレビ、見方分かれる携帯オーディオ

日経マーケット・アクセスによる、主要デジタル家電約20製品の2006年生産数量を予測結果に関するニュース。確実に高い成長が見込めるのは薄型テレビだけになる可能性があるとか。今年、6000万台超の市場に拡大した携帯音楽プレーヤーは、明らかに供給過剰ながら、急速な世代交代の流れとネット音楽配信という新流通網の整備で2006年も17.6%増の7550万台と予測。その一方で、来年にはデジタル化への動きも収束し、前年割れを警戒する声も聞こえ始めたとか。

携帯電話は別格としても、デスクトップPCの生産台数の多さが目を引きますね。携帯オーディオはデジカメを追い越すのか、それとも失速するのか…。ちなみに、日経マーケット・アクセスの「「デジタル家電総覧2006」のご案内」のサマリーを見ると、HDD/メモリー・オーディオの国内店頭市場ランキングで“ソニーは2位を確保するが差は大きく,「ウォークマンA」待ち”との見出しがありますね。ウォークマンAには全然盛り上がりが感じられないので、年末商戦後の数字は相当厳しくなるのではないかと個人的には思ってます。

大容量化が進むフラッシュメモリ、ノートPCへの採用までの道のりは遠い?

iPod nanoからノートPCへ――フラッシュメモリの採用はPCにも拡大?

大容量化でデータストレージの役割を担い始めたフラッシュメモリにフォーカスを当てたコラム。フラッシュメモリとHDDを混合させたハイブリッドドライブや、多数のフラッシュチップを組み合わせたソリッドステートドライブなどの動向を紹介。高速化や省電力化が期待できる小型ノートPCへの採用については慎重な見方が多いようです。

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冬のボーナスで買いたいモノは何ですか?

【即問】冬のボーナス、買いたいモノは洋服/液晶テレビ/HDDレコーダー

「冬のボーナスで何を買う?」というアンケート結果だそうです。全ジャンルでは「洋服(オフビジネス)」(29%)、「洋服(オンビジネス)」(24%)の順で洋服が人気。電気製品では、「液晶テレビ」(23%)、「HDDレコーダー」(21%)で、3位と4位にランクインしたそうです。

ソニー製品に当てはめてみると、「BRAVIAicon」と「スゴ録icon」ってことですね。オーディオ製品はデスクトップPCすら下回る9.7%。ウォークマンなんてプロモしてる場合じゃないかもしれませんよ、ソニーさん。また、欲しいものをどこで買うかについてはネットショッピングが25.9%と百貨店を追い抜いているのが印象的でした。ちなみに、回答者の8割がボーナスが「支給される」と回答したとか。うらやましいなあ…。

【追記】BCNも同様の調査を実施したようですが、こちらはデスクトップPCの人気が高かったようです…>ボーナスで欲しいものは「液晶テレビ」「デスクトップPC」

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