「業界動向」カテゴリーアーカイブ

今年上半期で売れたソニーのAV機器は?

今年上半期、一番売れたAV機器は?

GfK Japanのデータによる、今年上半期のAV製品総合ランキングだそうです。ポータブルオーディオはiPodの上位独占とフラッシュメモリ優勢が鮮明。ウォークマンは3機種ランクインと健闘するもE405が一番売れている現実がなんとも皮肉。デジカメは6メガ、ブレ補正、カード型が三種の神器だそうで、ソニー製品ではサイバーショットのT9(3位)とT5(8位)がランクイン。DVDレコーダーはソニーの「RDR-VX30」がトップで、VH85とHX65もランクイン。地デジは時期尚早と3in1タイプを選ぶ人がまだまだ多いようです。液晶テレビはソニーとシャープの一騎打ち。というかこの2社しかランクインしていません。「“AQUOS”に挑む“BRAVIA”」の構図がハッキリしたとか。

テレビなんか2004年とか2005年の製品がランクインしているんですよね。GfK Japanのデータをどこまで信用してい良いものか…。にしても、ソニーのテレビが元気良いのはうれしいこと。W杯効果で下半期ランキングがどうなるのかも注目ですね。で、結局、ソニー製品で数的には何が一番売れたんでしょうね。やっぱりテレビなのかなあ。って、やっぱりウォークマンEシリーズかな…。

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ボーナス商戦、デジタル家電はW杯で息切れ

デジタル家電、サッカーで息切れ、PCには底打ち感も、夏のボーナス商戦

BCNランキングの市場分析。夏のボーナス商戦は、W杯が大きく影響。需要の前倒しで、AV機器は商戦本番の7月を前に息切れしてしまったようです。特に「息切れ」が激しかったのは薄型テレビで、7月に入ってからは今年に入ってもっとも低い伸び率とか。レコーダー関連も7月には一気に前年割れ水準に逆戻り。デジカメは、一眼レフタイプが健闘。ソニー、松下が一眼レフタイプを投入した7月には上向いたそうです。PCは06年2月以来、2ケタの大幅なマイナス成長とか。

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休暇中も仕事をすること=生活のタイムシフト?

バケーションのお供はノートPCと仕事

10年前に休暇中に仕事をしている米国の会社員は23%だったそうですが、今はそれが約2倍の43%に増えたそうです。休暇中に仕事をする理由は、「仕事に打ち込んでいるから(25%)」あるいは「処理しなければならない差し迫った作業があるから(22%)」が大半。休暇中に働いたと回答した人が仕事を終わらせるのにノートPC(41%)や携帯電話(30%)のテクノロジーが仕事をやりやすくしたと答えたとか。

本来はテクノロジーによってもたらされるはずのゆとり(可処分時間)を有効に使えるはずなのに、そのゆとりすら仕事につぎ込んでしまうという…。悲しいかな、テクノロジーの進歩によって私たちの「生活のタイムシフト」が加速したのは間違いないようです。かくいう自分の可処分時間の使い方もすっかり変わってしまったというか、逆転してしまったというか…。

小寺さんのこのコラムがまたタイムリーで、色々なことを考えさせられます…>コミュニケーション衰退に見るIT時代の終焉

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モバイルでやりたいのはメールとWeb~モバイルPCといえばソニー

モバイル環境で使いたいのは、やはりメールと Web~モバイル機器調査

人々が求めるモバイルの姿とはなんぞやということで、行われた「モバイル情報機器に関する意識調査」結果によると、モバイル環境で必要とされる機能はメールと Web サイト閲覧が飛び抜けて多かったようです。それ以外の傾向としては文書編集機能への欲求が高いことがわかったとか。また、モバイルノートPCメーカーの知名度調査では、「ソニー」の31.5%、「パナソニック」の23.9%の2社が飛び抜けており、他のメーカーは10%以下とか。さらに、「今後1年以内に購入予定のモバイル情報機器は?」との質問では、「この中にはない/購入の予定はない」との回答がもっとも多たったものの、「モバイルノート PC」19.1%がトップで、「通信機能付き携帯ゲーム機」の7.9%が2位とか。

業界人はタフなLet’s Note愛用者が多いようですが、一般的にはバイオの方が認知度高いみたいですね。とはいえ、モバイル機器でやりたいことの上位にくる項目を見る限りは、必ずしもノートPCである必要はなさそうです。OrigamiなどのUMPCのねらい目も実はそこにあるのかもしれません。本当はPDAが一番良い位置にいたように思うんですけどね…。

関連ニュースですが、携帯電話機などのモバイル端末からネットにアクセスするユーザーがパソコンからのそれを初めて上回ったとか。総務省はこれをして「ユビキタスネットワーク」の普及とみているそうです。ユビキタスってまだ死語になってないんですね…>携帯端末からのネット利用者、初めてPCを上回る

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家ではeHome、外ではOrigami?(MCE搭載バイオがあるってご存じでしたか?)

マイクロソフト、eHOME戦略を加速 - 「Windows XP Media Center Edition」に新サービス
「メディアセンターPCは日本でも成功する」米マイクロソフト担当副社長

Microsoftが「eHOME戦略」に関する説明会を開催。昨年末に始まったWindows XP Media Center Edition(MCE)向けサービス「メディアオンライン」の新コンテンツを発表したそうです。MCEとの連携を強化した東芝の「gigabeat S」シリーズやオンキヨーの同OS搭載コンピュータを引き合いに出し、PCとAVのハイブリッド機は今後確実に増えていくとしたそうです。後者のニュースでは、MCEは「家の中心」を狙うというよりも、“ひとつの部屋に置き、テレビなどを通して操作できる「エクステンダー」と呼ばれる機器を使うことを提案している”、“「Xbox360」もエクステンダーになりえる”としています。

で、ソニーなんですけど、米国ではMCEを搭載しているバイオがあるんですね~。「XL1」っていう製品です。国内の「type X」の様な母艦とCD/DVDが200枚も収納可能なディスクチェンジャーとの組み合わせでリビングにおいて使うというものらしいです。価格はおよそ2000ドル。日本ではMCE搭載バイオは皆無ですが、これも市場の違いなんですかね…。(御礼が遅れましたけどお知らせ感謝でした!>YGさん)

独自機能を搭載したUMPC「SENS Q1」 – Samsung電子が韓国の展示会で発表

Microsoftといえば、Origami(UMPC)も忘れちゃいけませんね。Samsungの「SENS Q1」が韓国で初めてお披露目されたようです。独自機能としてモバイル用地上波デジタル放送と、ナビゲーション機能があるそうです。韓国で5月中に販売が開始される予定で価格は日本円で約147,000円の予定…って、500ドルって話はどこへ行ってしまったのでしょう。

【日経パソコン編集部座談会】Origamiにまつわる7つの疑問

こちらは日経パソコン編集部のOrigami座談会。現在発表されている製品だけ見ると、あえて普通のパソコンの代わりに買う理由はあまりないとしていました。ただ、市場の違いから日本ではダメっぽいが米国では受けるかもとのコメントも。

ちなみに、UMPCについてはソニーは沈黙を保ったままですが、裏で何か動きがあるのでしょうかね…。MCE搭載バイオのように米国だけで発売するって事もあり得るのかもしれませんね~。

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オンキヨーとインテル、松下電器とスクエニが提携する時代

Viivはユーザー体験を向上させるプラットフォーム
オンキヨー、Viiv対応のHD映像/音声対応PCを発売-MCEで24bit/96kHz音楽を直接ダウンロード

インテルのViiv対応PCをあのオンキヨーが発売。ドライブこそDVDですが、高品位なAVコンテンツはネットからダウンロードという使い方がメイン。インテルの発表会では、モバイル機器(W-ZERO3)とのコンテンツ連携のデモも行われたとか。

松下、デジタル家電PFでスクウェア・エニックスと協力-「UniPhier」に3Dエンジンなどを採用

松下のデジタル家電向け統合プラットフォーム「UniPhier」に、スクエニのデジタル家電向けミドルウェア「SEAD Engine」を組み込み、デジタル家電上でのシームレスなコンテンツ利用環境を構築するとか。これにより、高度なグラフィック機能を備えた専用端末(ゲーム専用機など)を用いることなく、テレビ上でゲームを楽しむことも技術的には実現可能とか。

オンキヨーとインテル、松下とスクエニが提携。以前なら想像も付かなかった組み合わせですね。リビングの覇権争いは業界の垣根をどんどんとっぱらってしまうのですね。ちなみに、松下とスクエニの提携は「テレビからケータイまで機器を横串に刺すもの」であり、コンテンツ供給者にとってもメリットがあるとされているようです。

ソニーは今はテレビを売ることに注力していますが、PCベースではバイオtypeX Livingでリビング進出を果たしていますし、PS3というかCellベースのホームサーバーの投入も当然考えていることでしょう。iTMS+iPodで破竹の勢いのアップルの出方含め、コンシューマ向けデジタルホーム市場の今後の行方に注目ですね。

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