「業界動向」カテゴリーアーカイブ

Bluetooth、バージョン3準拠製品が市場に出る前にバージョン4が登場

Bluetooth SIG、センサ向けの低消費電力版「Bluetooth 4.0」を発表

Bluetooth SIGがBluetooth 4.0を発表。1Mビット/秒で8~27バイトという非常に短いデータパケットをサポート。携帯電話などではバージョン3.0と4.0を組み合わせ、高いデータ速度を実現しつつ、一部の用途向けには必要に応じて低消費電力機能を使用することなどが可能になる予定とか。

バージョンはどんどん上がっているようですが、周りを見渡すといまだに2.1止まりだったりしますよね…。ちなみに、Bluetooth 3.0(+HS)に準拠した製品は来年(2010年)前半に市場に登場する予定とか~>Bluetooth 3.0+HS とは

次の世界を求めてソニーをやめた近藤哲二郎氏が目指すもの

テレビの枠を超える新産業めざす 元ソニー近藤哲二郎氏に聞く(麻倉怜士)

ソニーでA3研究所長や業務執行役員上席常務などを歴任し、近頃I3(アイ・キューブド)研究所を設立した近藤哲二郎氏へのインタビュー。氏は1997年にブラウン管テレビに搭載されたDRCの生みの親。氏の理論の本質は信号処理に「創造」という概念を持ち込んだこと。デジタルの本質はアナログにない柔軟性。三位一体構造研究はソニーだけで世界を探してもなかったとか。

テレビの次にくるのは「家」や「街」そのもの、「アクティブホーム」、しかもそれが4~5年先。さらに10年くらい経つと、家だけでなく街そのものが1つのコミュニティーとして、映像をベースに1つのかたまりになるとか。そして、その「家や街のインフラ、交通網のインフラといった多くの研究が集まって三位一体で新産業を生み出していく場がI3研究所」なんだそうです。

パンピーにはサパーリですが、ソニーで多大なる貢献をなさったであろう近藤さんが注目するテクノロジーが3Dで無いことだけはわかったような…。

ご破3D願いましては…

ソニーとRealDが家庭向け3Dの共同推進で提携-BRAVIA用3Dメガネや放送フォーマットで協力
ソニー、ゴルフツアーも3D配信–PGAツアーを3D撮影
PS3でも3D再生可能-「Blu-ray 3D」規格がついに確定

先週見かけたソニーと3D絡みのニュース。まあ、色々ありますね~。ちなみに、タイトルに深い意味はありません。

VODの次なる牽引役は「先取り」
アナログテレビ周波数跡地問題~携帯端末向けマルチメディア放送の行方~(ビデオリサーチインタラクティブコラム)

個人的にはこれらのコラムで紹介さいれている内容の方がそそられるものがありますが、現行の法律のシバリやら政権交代やらで話がややこしくなっているみたい。

続きを読む ご破3D願いましては…

今年最もお世話になった電化製品の1位はダントツでパソコン

今年、最もお世話になった電化製品は?――アイシェア調べ

ネットユーザーの「今年最もお世話になった電化製品 2009年版に関する意識調査」結果。有効回答数は502名。新しく購入した電化製品が「ある」と回答したのは54.4%。購入した製品は何か複数回答形式で聞いたところ、「携帯電話」35.2%、「パソコン」34.4%、「白物家電(冷蔵庫・電子レンジなど)」22.7%、「テレビ」20.9%の順。今年最もお世話になったと感じている電化製品は、「パソコン」が55.2%と他を大きく引き離してトップ。以下、「携帯電話」16.5%が続き、「テレビ」「白物家電」「録画機器」などは10%未満だったとか。

いやー、パソコン強いですねー。ま、ネットユーザー対象なのでねえ…。とはいえ、「公私ともに利用時間が長いから」「情報収集に必要」「生活必需品だから」「もうネットが無いと生きていけないから」という理由は自分にも当てはまることは多いです。なんてったってパソコンが無いとサイトの更新もできませんので…。

iconicon

ちなみに、自分が今年最もお世話になった家電をソニー製品という観点で考えてみると、やっぱりパソコン=VAIOになりそうです。209年はVAIO P(旧type P)とVAIO Xの両巨頭にはホントにお世話になりました。特にXは10月以降、公私共に大活躍でした。ぶっちゃけ、他はパッとしないんですけど、強いて挙げるならスゴ録(HDDレコーダー)かなあ…。ウォークマンもPSPも新製品は皆中途半端。とりあえず来年以降の新モバイルに期待することにしま~す。

続きを読む 今年最もお世話になった電化製品の1位はダントツでパソコン

次世代ワイヤレス規格最新事情

次世代のワイヤレス規格の動向を伝えるニュースがちらほら。

「次世代Bluetooth」――UWB見送りでどうなる?

Bluetooth SIGが知的財産のライセンスを巡る調整で決裂したそうで、次世代Bluetoothに採用される予定だったUWBを見送る決断を下したとか。かわりに注目されているのが1080pのHD映像を非圧縮のまま転送できる60GHz帯だそうですが、AV機器の接続を想定している「WiressHD」と、携帯電話やPCが主な対象の「WiGig」という規格がすでに存在しており、Bluetooth参入を契機とした再編の可能性もあるとしてます。

2.1からあまり動きの無いBluetoothですが、次世代に向けた調整は苦労があるみたいです。CLIE全盛の時代から使ってるので馴染み深いというかなんというか。おなじみのマークにもすっかり愛着があるんですよね~、青葉。仮に規格が再編されるとしても名前だけは残って欲しいかなあ…。

WiGig Alliance、新ワイヤレス規格の策定を完了

その「WiGig」規格は、Intel、Dell、NEC、東芝、Microsoftなど大手企業が加盟する団体Wireless Gigabit Allianceが策定。既存のWi-Fi規格との下位互換性も持つ802.11nの約10倍となる7ギガビット/秒もの速度を実現する予定とか。なお、団体にソニーは名を連ねておりません。

USB機器をすこぶる簡単に無線化する「net.USB」とは

こちらは、既存のUSB機器をネットワーク対応機器に変えてしまう「net.USB」の解説記事。USBインタフェースをLANインタフェースに変換してLANで信号を伝達。クライアントPC用ユーティリティソフト経由で元のUSBインタフェースの信号に戻す仕組み。これにより、「NetbookやノートPCで、光学ドライブを物理的な接続なしに利用」したり、「USB地デジチューナーで受信する番組を、無線LAN接続したPCで視聴」したりできるそうです。

「ワイヤレス」がキーボード市場のカギ、各社高価格モデルに注力

こちらはワイヤレスキーボードのトレンド解説。主要メーカーがデザインの凝った高価格帯モデルに注力しはじめているとか。

iconiconそういえばVAIOの周辺機器でBluetooth対応のアイソレーションキーボード出てましたね~>VGP-BKB1icon。VAIO X&Pでアイソレーションに慣れちゃった身には今更ながらに気になる存在であることは確か。

ちなみに、Amazon扱いのBluetoothキーボードは実に種類も多く価格もピンきり。一昔前に比べたら恐るべき品揃えですね~。

続きを読む 次世代ワイヤレス規格最新事情

ロケフリの生みの親がカタ破りなホームAV機器を発表~売り切りビジネスからの脱却

“ロケフリ”の前田氏が手掛ける新事業,JVC・ケンウッドが概要を発表

ソニーロケフリ生みの親、前田悟氏がJVC・ケンウッド・HD 執行役員・新事業開発センター長に就任してから約一年。『カタ破り』な第5の事業セグメント創出の陣頭指揮を採るとして新たなホームAV機器と真のモバイル機器の開発を宣言しておられましたが、前者の方がどうやら形になった様子。

Blu-ray Disc/HDDレコーダー、地デジチューナー、FM/AMラジオ・チューナー、デジタルアンプが一体化したホームAV機器(RYOMA)で、ラジオ放送に映像などのデータを付加してインターネット配信するサービスを付加したのが大きな特徴。サービスを通じた広告収入などで「売り切りビジネスからの脱却を目指す」とか。

ラジオときたかあ。世代的に共感できる部分は多いので、うまいこと揺り戻し現象が働けばムーブメントになるかも…わからんけど。詳細が明らかにならなかった「真のモバイル機器」はこの「RYOMA」と何らかの形で連動していくのでしょうかね…。

ソニーも「売り切りビジネス」多いですよね~。ウォークマンもその典型。ネットワーク対応が売りのフラッグシップ機ですら何一つアップデートがありませ~ん。前田さん無き後のロケフリもずっと膠着状態の売り切りモード…。

続きを読む ロケフリの生みの親がカタ破りなホームAV機器を発表~売り切りビジネスからの脱却