日経の特集。野口不二夫デジタルリーディング事業部長へのインタビューを取り上げつつ、電子書籍ビジネスに取り組むソニーが後発のAmazonに抜き去られ、差を縮めることができなかった理由(誤算等)や今後の見込み(成算等)について解説。
「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ
2012/04/18のつぶやき
※ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
イマジカBSの無料放送を録画していたスウェーデン本国制作バージョンの3作目をようやく鑑賞。かなりはしょってたけど、ほぼほぼ忠実だった。ちなみに、気になっていた武器としてのPDAはソニエリ「XPERIA X1」。原作はPDA(Palm)とソニエリケータイのBT接続がメインだったけど、2009年制作の作品だもの、当然こうなるよね~。ハリウッド版も制作段階で最新のXPERIAが使われるのだろうな、きっと…。
※Amazonで「nasne (ナスネ) (CECH-ZNR1J)
」の先行販売スタート。価格は16,980円だけど、しばらくすると販売価格が下がるのかな。Amazonの場合は注文後の価格変更が反映されるのでこのタイミングでポチっても問題なし。
※ソニー、有機ELテレビで台湾AUOと提携
日経来た~。すでに試作パネルを製造中で、量産化の時期や手法などを検討中。ソニーの開発技術とAUOの量産ノウハウを組み合わせ韓国勢に対抗するとか。
※ソニー、「有機ELテレビ開発でAUOと協業」報道にコメント
上の報道に対してソニー広報部は「当社が発表したものではない」との声明。どんなコメントやねん…。
※ソニーはなぜ、どうして今のソニーになったのか
「おざなり」ではなく「なおざり」という表現が使われているのはこういうことだから?>「なおざり」と「おざなり」 言葉は生き物
※スマホの新戦場は腕時計:ソニー『SmartWatch』
北米では150ドルもするのね。ライバルとして「Pebble」なるスマートウォッチも紹介されてた。価格は同じ150ドルだけどiOSにも対応するのでMN2より引きは良さそうな感じ>iOS・Android対応スマートウォッチ『Pebble』が人気
展望なき事業への執着を捨て平成以降の経営陣が維持できなかった“らしさ”を取り戻せ
“ソニーらしさ”を取り戻すために平井体制に求められるのものは?
大河原克行さんのデジタル業界事情。以下、注目ポイント。
・平成以降の経営陣は、ソニーに求められる「らしさ」を維持することができなかった
・「ソニーに求められる水準は高い」といわれるが、それはソニーが置かれた、避けては通れない立場
・ソニー再生のスタートは、マーケティング論からいえば、いわば弱者の戦略
・3つの重点領域に絞り込む必要性。収益面でも期待ができないPC事業を、コア事業に含む理由が見あたらない
・平井体制に求められるのは、まったなしでのソニーの実行力
【追記】ZDNetでも大河原さんのコラム発見。中身はほとんど同じ>平井体制で「ソニーらしい製品」を開発できるのか
テレビはソニーのコア事業にあらず。でも続ける。DNAにあるから
昨日日中に発表されたソニーの経営方針。同日夕方、プレス向けに説明会が開催され、質疑応答の内容を含めたニュースが多かったので改めてクリッピング。
ソニー経営目標の実現性に不透明感、「ヒット不在」の打開が課題
テレビ事業は「コア事業」にしない方針を明確にするなどしたが市場の評価は冷ややか。コア事業となる、DI、ゲーム、モバイルそれぞれの数値目標の実効性について不信感。
事業性の判断ポイントが「液晶テレビ事業に当てはまることばかり」との声も聞かれるとか。そこは自分も真っ先に思ったところ。
「ソニーは変わる」。平井新社長が経営方針説明-エレ/TV再生に秘策無し。有機ELは他社協業も
PS3、Vita、PSPで着実な利益を創出しつつネットサービスも拡大を図る。モバイルについては主要モデルの製品開発リードタイムを従来の半分に短縮し魅力的な商品をスピーディに投入。スマホはソニー製品ネットワーク化の“ハブ”。イノベーティブな製品を生み出せていない理由はとの問に、ポイントは市場(ユーザー)のニーズの吸い上げ。世界中の人の好奇心を刺激するサービス、商品を届ける会社になることこそがソニーのゴール。
“ソニーを買える。ソニーは買われる。”もとい“ソニーを変える。ソニーは変わる。”
ソニーを変革し、エレクトロニクス事業の再生、成長と新たな価値創造をめざす~“One Sony”でソニーを変える~
ソニーが2012年4月1日に発足した新経営体制の下での経営方針を発表。迅速な意思決定によるソニーグループ一体となった経営(“One Sony”)のもとで、既に安定した事業基盤を有するエンタメ事業及び金融事業をさらに成長させると共に、エレキ事業を再生、成長へと転換し、新たな価値創造の実現をめざすとか。
1. コア事業の強化(デジタルイメージング・ゲーム・モバイル)
2. テレビ事業の再建
3. 新興国での事業の拡大
4. 新規事業の創出/イノベーションの加速
5. 事業ポートフォリオの見直し/経営のさらなる健全化
上記5つのエレキ事業の重点施策を着実に実施することで、2014年度にエレキ事業で売上高6兆円、営業利益率5%、グループ全体では売上高8兆5,000億円、営業利益率5%以上、ROE10%をめざすとか。
ソニーが2011年度連結業績見通し修正~過去最大の5,200億円の赤字に
ソニーが、2/2に発表した2011年度の連結業績見通しを、以下のとおりに修正すると発表。詳細については2012年度の連結業績見込み含め、5/10の2011年度決算発表において発表予定とか。
・2011年度第4四半期において、米国などにおける繰延税金資産に対し評価性引当金を計上することなどにより、追加の税金費用約3,000億円を計上する見込み。
・追加の税金費用の計上は、現金支出をともなわず、ソニーの連結営業損益やキャッシュ・フローに影響を及ぼすものではない。
・上記の追加税金費用の計上により、株主に帰属する当期純損益が2/2に発表した見通しを大幅に下回り、損失が大幅に拡大する見込み。4/10時点において、連結売上高、連結営業損益、連結税引前損益は、2月に発表した見通しからの修正は無し。
なお、2012年度の連結営業損益見通しについては、通期為替レートが1米ドル80円前後、ユーロ105円前後の前提で、現時点においては約1,800億円の黒字転換を見込んでいるとか。