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ソニー、2004年度連結業績を発表~今年度も厳しい環境が続く

2004年度 連結業績のお知らせ(ソニーのプレスリリース)

ソニーが、2004年度(2004.4.1-2005.3.31)のソニーグループ全体の経営状況を表わす連結業績が確定したアナウンスしていました。詳細はネット上で配布されたPDFで確認できます。以下、PDF記載の連結業績概況をざっと箇条書きにしてみました。

売上高は、前年度比4.5%の減収
・エレクトロニクス分野の売上はほぼ横ばい。フラットパネルテレビ、デジカメ、液晶リアプロテレビなどの売上が増加したが、ブラウン管テレビ、携帯オーディオなどの売上は減少。
・ゲーム分野は、ソフト売上が増加したが、戦略的値下げなどによりハードの売上が減少し、全体で減収。
・音楽分野は、日本のSMEJの売上は増加したが、ソニーBMGが持分法適用会社となったことにより減収。
・映画分野は「スパイダーマン2」の大きな貢献があったものの、円高の影響により減収。
・金融分野は、ソニー生命の保険料収入の減少などにより、減収。

営業利益は、前年度比15.2%の増益
・エレクトロニクス分野は、価格下落にともない原価率が引き続き悪化したことなどにより損失が拡大。
・ゲーム分野は、ハードウェアの売上が減少したことにより減益。
・映画分野は、主に「スパイダーマン2」の大きな貢献により、過去最高の営業利益を記録。
・1/12当年度には、900億円の構造改革費用を、営業費用として計上。このうちエレクトロニクス分野で818億円を計上。

他にも色々と細かい話が載っていますが、PDFを読むよりもAV Watchのニュースを読んだ方がわかりやすいかもです。

ソニー、2004年度連結決算を発表-エレクトロニクス事業の赤字が拡大

2005年度も厳しい環境が続くといった見方が強いようで、「どこまでエレクトロニクス部門の回復を推進できるかが、今年度の鍵」となるそうです。ちなみに、主要製品の2005年度の出荷計画で、なにげに「HDD&フラッシュ内蔵型携帯オーディオが450万台(前年比429.4%増)」と記載されていますが、これを見てもウォークマン復権にかける今年のソニーの意気込みが感じられますね。

それと、日経から「ソニーが首位転落・今年度のデジカメ世界シェア」などというニュースも飛び込んできました。国内で苦戦が続いていることが響いているとか。

がんばれソニー!(ついでに独立するSCNもがんばれ~!)

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現場に息づくソニースピリットによって作り上げられたウォークマンスティック

ウォークマンスティックに息づくDNA

ソニースピリットはよみがえるかの第29回。先週21日に発売され売れ行きも好調らしい、ウォークマンスティック開発の舞台裏に迫っています。ウォークマンスティックは、「技術的優位性を発揮できる製品であること」と、「音楽の新たな楽しみ方を常に提案すること」という二つのウォークマンのDNAをしっかりと引き継いだ製品でありながら、「経営トップや本部長などの意見はほとんど反映されることがなかった」製品であり、「現場に息づくソニースピリットによって作り上げられたもの」なのだとか。

なお、ウォークマンスティックの開発に携わった市村さんは、3年以上もクリエの開発を担当されていたとかで、昨年夏に再びウォークマン開発に携わることになったそうです。市村さんが3年間クリエチームで経験したことが、今後のウォークマン開発にどう活かされていくのかも楽しみなところです。

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中国消費者の対日感情調査、ソニーの知名度がダントツ

中国対日感情調査:知名度や好感度「ソニー」圧倒、就職は「資生堂」

中国に特化したビジネスリサーチを展開するサーチナという会社の中国消費者の対日感情調査が行われ、ソニーの知名度がダントツだったことがわかったそうです。日本を代表する企業の中から、消費者と密接に関係のある20社を厳選、その知名度と好感度、就職希望などを聞いたとか。

その結果、知っている企業をすべて挙げてもらったところ、最も多かったのが「ソニー」で、中国全体平均の8割を超えたそうです。また、知っている企業の中で好感を持てる企業を三つだけ答えてもらったところ、「ソニー」がダントツで、中国全体平均で5割強。同じく、知っている企業の中でここならば就職してもよいと思う企業をも、「ソニー」が強く、知っている人だけを対象とした割合で3割を超えたとか。

なお、今回の調査は、くだんの反日デモ騒動が起こる前に行われ、中国全土の一般消費者2000人から有効回答を得て行われたそうです。

ソニーブランド、強いが裏には「早く私たちの欲しいものを出して」という声が

「ブランド・ジャパン2005」結果発表、消費者の評価トップは「ソニー」

日経BPコンサルティングによる、一般の消費者とビジネスパーソン合計3万7000人へのアンケート調査から延べ1500ブランドを並列に評価した「ブランド・ジャパン2005」の結果によると、コンシューマー市場調査(BtoC調査)で、前回2位だった「ソニー」が今回は首位になったそうです。ビジネス市場調査(BtoB調査)では、「トヨタ自動車」が首位。昨年トップの「ホンダ」が第2位に、「ソニー」は1つ順位を下げて第3位に入ったそうです。

日経BPコンサルティングのプレスリリースには、ブランド・ジャパン企画委員会の片平委員長のソニーに対する以下のようなコメントが掲載されています。

プレスでは昨今散々の評価だが,「私はソニーファン」という消費者が減っていない点を再認識すべきだ。「最近使った」というスコアが大きく減っていることを考え合わせると,「ソニーさん,早く私たちの欲しいものを出して」という隠れた声が聞こえてくる。2年前に50位以内だったVAIOやプレステ2,SME,SCE,ソニープラザなどのサブブランドがすべて50位圏外に去ったことはそこのところを如実に表している

So-netミニホームページ、携帯電話からの写真付き日記投稿機能を追加

So-netのコミュニティサービスに携帯から投稿できる機能

SCNは、「So-netミニホームページサービス」に、携帯電話から写真付きの日記が投稿できる機能を26日より追加するそうです。iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!に対応。メールを利用して日記の本文と写真が投稿できるとか。

携帯動画でBlogはもっと面白くなる──モビゾー

で、こちらは携帯動画をBlogに貼り付けられるサービスのニュース。撮影した動画をメール添付して送信すると、動画がFlashに変換されサーバに登録され、ユーザーはPCでアクセスして公開したい動画をブログにアップするそうです。利用可能な動画フォーマットはMPEG-4、AVI、DivX、XviD、QuickTime、WMV、Real、Huffyuvで、なんと利用料は無料とのこと。

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久しぶりに見た、上下逆さまのNW-HD1を持つ安藤社長

ウォークマンが再び立ち上がる

ソニースピリットはよみがえるかの第27回は、ソニーのHDDウォークマン事業への参入とその現状について。書かれていることは、もういい加減耳タコなお話なのであえて触れませんが、注目したいのは初代HDDウォークマン発表時の安藤社長の写真。当時大変話題になった、製品を逆さまに持ったお姿を久しぶりに拝見いたしました。本文では、一切このことについて触れられていませんが、次ページに書かれているiPodの盛り上がりとの対比として意図的に採用されたんでしょうね。

「スタミナ」にこだわるソニーの中核技術「VME」

で、続きの28回は最新のネットワークウォークマンに採用されている「バーチャルモバイルエンジン(VME)」の開発の経緯について解説。VMEは、ソニーお馴染みの「スタミナ」を支える独自の低消費電力技術で、ネットワークウォークマン以外に、CD/MDプレーヤー、PSPにも採用されているとか。本日発売の「ウォークマンスティック」は、このVMEを採用することで50時間の連続再生時間を実現しているそうです。

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