SCNがついにマザーズに上場。初値は49万2000円で、終値は54万2000円とか。期待に応えられるようがんばってください。
「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ
バーチャルモバイルエンジンは映像製品でMPEG2とH.264を切り替え可能
エコプロダクツ2005 家電メーカーは省エネ&ローエミッションから一歩先へ
東京ビッグサイトで開催されていた「エコプロダクツ2005」に出展しているソニーブースに関するリポートが各所で掲載されておりますが、中でも注目はウォークマンに採用されているバーチャルモバイルエンジンに関するもの。同チップは消費電力を抑えるというエコ的な側面にフォーカスされているわけですが、
原理的には映像製品においてMPEG2とH.264を切り替えたりといった使い方もできるということで、今後の機能強化が期待されるLSI技術
なのだとか。動画再生対応機器でもソニーが得意とするスタミナバッテリを実現できるかもしれませんね。
ところで、バーチャルモバイルエンジンはMP3用とATRAC用のコーデックを切り替えて消費電力を抑えているそうですが、ATRAC3plusコーデックを開発したソニー技術開発本部の東山恵祐氏のインタビューがリクルートの就職情報サイト「Tech総研」に掲載されていました。興味のある方は是非…>ソニー、Excite技術者を直撃!!音楽配信に生きるスキル
以下、プチつぶやき。
米ソニー、ビデオレコーダーのタイム・シフト機能の特許侵害提訴で和解金
ソニーの米国法人,“タイム・シフト機能”の特許侵害訴訟で和解
米Command Audio社は、米ソニーに対する特許侵害訴訟が和解に達したことを発表したそうです。同社は2002年2月に米ソニーがPVRのオーディオ技術に関する同社の特許を侵害したとして提訴。ソニーが和解金を支払うほか、ビデオレコーダーや同機能搭載PCで米Command Audio社の技術を使用する場合のライセンスを締結したとか。
ソニーの身近なインテリジェンス展~明日より開催【追記あり】
以前にもお伝えしましたが、ソニーが次世代の様々な製品およびサービスの付加価値のひとつとして考えられている「インテリジェントアプリケーション」への取り組みを紹介するイベント、「知る、考える、働きかける、ソニーの身近なインテリジェンス展」が明日から二日間(12/17-18)、銀座ソニービルで開催されます。QRIOの最新技術パフォーマンスをはじめ、ウォークマンAシリーズ 、スゴ録、テレビ王国のサイトなど知的な技術が搭載されている製品やサービスを用意し、今、実現している「インテリジェントアプリケーション」に身近に触れる機会を提供するとか。
ちなみに、お台場ソニースタイルでは「ロケーションフリー・おでかけスゴ録体験イベント」を12/25まで開催中のようです。ロケフリTVはただ展示されていてもその便利さが実感しにくいのですが、ショールームならアテンドしてくれる人もいるのでわからないことも説明してもらえると思います。興味のある方は是非。
身近なインテリジェンス展は時間があったら覗きに行きたいです。ところで、概要説明で、
製品やサービス自体が、ユーザーのことを「知る」、ユーザーの欲しいものを「考える」、そして、自然なかたちで「働きかける」。ソニーは、そういった新しい付加価値を実現する技術の研究開発を進めています。
とありますが、ソニー自身が、ユーザーのことを「知る」、ユーザーの欲しいものを「考える」必要があると思うのは自分だけでしょうか…。
【追記】見に行けない人はITmediaの渡邊さんのリポート「人と機械の架け橋――ソニーの“インテリジェンス”を見てきた」がお薦め。ウォークマンAシリーズのアーティストリンクについて、
検出は楽曲ファイルのタグ情報ではなく、GracenoteのMusicIDと同社独自技術を複合させた波形解析によって行われているそうだ。解析によって得られたデータは、CONNET Playerを通じてインターネット上のサーバーに蓄積されているデータと照合され、結果、「ジャンルの近いアーティスト」としてウォークマンのディスプレイに表示される。タグ情報で機械的にマッチングを行うのではなく、波形分析をベースにしているので、CDからリッピングしたファイルではなくとも、マッチングが行えるのが特徴だ。
との記述がありました。そのマッチングに何であんなに時間がかかるんでしょうかね…。
BRAVIA、稲沢産表記で年末商戦が好調に?
再編促す年末テレビ商戦、焦るソニー、シャープと松下が大画面で激突
先だってhogeさんから投稿いただいた、ソニーがBRAVIAを「愛知県稲沢産モデル」として売り出しているという日経ビジネス最新号の記事全文が日経BPのサイトで公開されてます。ソニーがそこまでしなければいけないほど競争が激化しているのも事実のようで、「シャープ、ソニー、松下の激烈な競争は、下位メーカーを疲弊させる」とまで書かれています。
GENDAI NET。ソニーが間接部門の早期退職者募集を開始したというニュースを受けたコラム。経済アナリストによれば、ストリンガー氏は1万人程度のリストラでは満足しておらす、間接部門を皮切りに次々とリストラ策を打ち出すことになるとコメントしていました。そんな中、厳しいながらも光明が少しだけ見えているとして、国内シェアが松下を抜きシャープに次ぐ2位に浮上した液晶テレビ(BRAVIA)の好調さを取り上げていました。
ソニーらしいものづくりへの原点回帰を~ウォークマンをヒットさせた黒木氏が語る
苦しいときこそ,原点回帰—成果が見えないソニーの「ハードとソフトの融合」(要登録)
今日のつぶやきで取り上げた「日経ものづくり」でなにげに見つけた近岡裕さんのコラム。ウォークマンヒットの立役者である黒木靖夫氏への取材ノートを基にソニーが抱える問題について考えるというもの。黒木氏はソニーが映画会社を買ったのは失敗だったと考えており、
盛田は常々『自分で経営できないものはやるな』と言っていました。映画事業をマネージメントすることは,ソニーの経営陣には難しい。やはり,ソニーにはソニーのDNAがある。それは,ライフスタイルを変え,市場を創造するような独創的な製品を生み出すことです。この非常に明確なソニーのものづくりの精神を変えてはいけません
と強烈なメッセージを投げかけています。近岡裕さんも「エレクトロニクス事業と映画事業の間では,そうした相乗効果(SPA注:CDが売れればプレイヤーが売れる。その逆も真なり。的なこと)の原動力となる独自の開発は見当たらない」として「ハードとソフトの融合」の“夢”が叶う確率は低いように見えるとしています。
ソニーが復活するために黒木氏が示した解決策はズバリ「原点回帰」。
今こそ,ソニーらしいものづくりへの原点回帰が必要だ。そして,その潜在力や情熱は,今でもソニーの中に十分にある
とか。がんばれ、ソニー!