「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

さよなら、御殿山ソニー村…

ソニー「創業の地」売却へ、品川の旧本社ビルなど

ソニーが、実質的な創業地である品川の旧本社ビル一帯(御殿山エリア)の保有不動産を売却する方針を固めたとの報道が…。本業が再生途上にあるため、聖域を設けず資産リストラを加速するとか。最近の人はわかりませんが、古くからソニーにいる人にとっては複雑な思いなんじゃないでしょうか。

自分、現在の本社ビル(ヘッドクオーター)ができたばかりの時に、オフィスとして使う前に開催されたイベント「SonyTechnoFair」に関わっていたことがあるのですが、あのときの御殿山一帯の盛り上がりを思い出してしまいました。時は1990年。当時のソニーの技術が一堂に会するビッグイベントで、特別招待者しか見ることができなかったんですよね。

stfair_1990.jpg

上の画像はそのときに来場者に記念品としてプレゼントされたCD。当時、巷を賑わしたCBS/EPICソニー所属アーティストの楽曲が収録されているほか、オーディオチェック用のトラックも入っています。ゴールドがまぶしいレアな一品ですが、当時のソニーは本当に輝いていました…。

御殿山ソニー村が無くなっても決してあの時の輝きは失われないでしょう。
そして、再びソニーが輝く日もきっとくるさ…。Stay Gold ですよ、ソニーさん!

ブランド求心力のトップはiPod~ウォークマンは15位

デジタル製品のブランド求心力は「iPod」がトップ

日経リサーチが発表したブランド力調査結果に関するニュース。デジタル製品に特化した160のブランドを比較して、ブランド利用時に得られると思う経験や体験の魅力を指数化したそうです。その結果、製品部門のブランド求心力と経験価値指数ランキングの両方でアップルの「iPod」がトップだったそうです。

ソニーのブランドでは、経験価値指数ランキングで、「ハンディカム」が4位、「VAIO」が8位、「スゴ録」が14位、「WALKMAN」が15位、「PS2」が17位、「PSP」が20位、「ウォークマン ケータイ」が31位。また、ブランド求心力ランキングでは、「VAIO」が4位、「ハンディカム」が8位でした。

ちなみに、PSPはブランド求心力と経験価値指数のいずれも任天堂のNDSに大差を付けられています。厳しい現実ではありますが、ランキングにこれだけ複数のブランドが顔を出している企業もそう多くはありませんからね…ってシャープも多いけど。とにかく、がんばって良い商品作ってください。それしかソニーには言えないです…。

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ソニーはどこまで復活したのか

ソニー復活ののろしは見えたか

以前のソニーは作れば何でも売れるとうぬぼれていた。ビジネスにおいて殿様であるかのように振る舞っていた

ストリンガー・中鉢体制に変わってから、ソニーがどこまで復活できたのでしょうか。当事者だけでなくファンですらもう目にしたくない悪しき過去をほじくり返しただけのような内容で、終わりもなんとも歯切れが悪く、なんだか読んでいてつらいですね…。

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ソニー、業界初の携帯電話向け高画質16:9フルワイド液晶モジュールをソニエリと共同開発

業界初 携帯電話向け高画質16:9フルワイド液晶モジュールを開発(Sony Japan)

ソニーとソニー・エリクソンは、携帯電話向けに新開発の高画質エンジン「RealityMAX(リアリティーマックス)」を搭載し、業界初となる縦横比16:9フルワイドの2.74型“システムオングラス”低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイモジュールを共同開発したと発表しました。

液晶モジュールは、縦横比16:9のフルワイド液晶パネル(240×(RGB) ×432画素)を実現。従来のQVGA液晶パネルに比べて表示情報量が約35%増加し、ワンセグ放送など16:9の画像をサイズ変更することなく表示できます。さらに、高画質エンジン「RealityMAX」を搭載することにより、画像を自動的に分析し明るさとコントラストを向上させる高画質技術と、画像の鮮鋭度を自動補正する輪郭強調技術によって、よりくっきりとした鮮やかな画像表示が可能に。また、160度以上の広い視野角を確保しているおり、独自の薄型高効率導光板を用いることによって携帯電話の薄型化にも貢献するそうです。

今後、ソニーは、同液晶モジュールの商品化を進めると共に、ソニー・エリクソンは、本モジュールを搭載し、高画質で表現力に優れた16:9のフルワイド画面携帯電話の商品開発を進めるとのことです。

噂のW43Sはこの液晶を搭載するんでしょうね。ちなみに、PSP搭載の液晶(サイズは4.3インチ)と同解像度なんですね~。ケータイ向けのみならず、小型化が期待されるPSPやHMP-A1の後継機、ウォークマンなどにも転用できそうで、何かと楽しみになってきました。

【追記】PSPの液晶は480×272ドットでした。う~ん、数字を確認したのに何を勘違いしてしまったんでしょう。またもや誤情報すいませんでした。(ツッコミ感謝です!>もえさん)

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ソニー、エレキ好調で06年第1四半期は営業黒字に~ゲームは不調で電子辞書は撤退

ソニー、2006年度第1四半期は営業黒字に転換-「BRAVIA」好調でエレクトロニクスも黒字に

ソニーが、2006年度第1四半期連結業績を発表。BRAVIAの好調などでエレキ事業も大幅に改善し、2期ぶりに黒字化を果たしたそうです。売上高は1兆7,442億円(前年同期比11.2%増)、営業利益は270億円の黒字(前年同期は66億円の赤字)、税引き前利益は540億円(同318.7%増)、当期純利益は323億円の黒字(同マイナス73億円)。

エレキではデジカメ、HDVカムも増益に貢献したほか、携帯電話分野(ソニエリ)は、ウォークマンケータイ「W810」が貢献したそうです。反対にゲーム分野での損失が拡大。売上高は前年同期比-29.1%の1,225億円、営業損失も268億円へと拡大したそうです。ハードが低調な理由について、ニンテンドーDSに苦戦しているのが大きな原因としたそうです。また、映画分野は「ダ・ヴィンチ・コード」効果で売上高が前年同期比41.8%増の2,048億円ながら総合的には12億円のマイナスとか。

このほか、電子辞書事業からの撤退を発表したそうですね。「業界内のシェアや競争力などを考慮して決定した」とかで、2月に撤退を決め、5月には生産を終了していたとか。また、質疑応答ではソニーBMGの合併承認無効とする判断を欧州司法裁判所の第一審裁が下した件に質問が集中したとか。

また一つ、モバイル系の商品が消えてしまったんですね…。それはそうと、ゲームビジネス、相当気合い入れないとヤバイのではないでしょうか。PS3、出だしでつまずいたら来期はあっという間に赤字転落ですよ…。

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VAIO type U ガイドブック プレゼント当選者&アンケート結果発表

7/16~7/21まで応募受付をしておりました、「VAIO type U ガイドブック」プレゼントの当選者を発表いたします。応募総数は143件。競争率28倍の中で当選した方は以下の5名の皆さんです。おめでとうございま~す!

「VAIO type U ガイドブック」当選者
・yuta さん(東京都)
・ゆみママ さん(愛知県)
・中根 さん(神奈川県)
・澤畑 さん(埼玉県)
・kisokoma さん(京都府)

本名の方は個人情報保護の観点から名字だけにさせていただきました。当選者の皆さんには発送先についてメールでご連絡をさせていただきますので、その節はよろしくお願いいたします。

ところで、今回の応募でお答えいただいたアンケートですが、大変興味深い結果が出ました。
まずは、「type U」の所有率について。

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なんと、所有率55.9%です!でもって、type Uをお持ちの方のスペックはというと…

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初登場のインパクトで購入した方が多かったのか、HDDモデルが約7割という結果に。自分のように両方買っちゃったよという方も意外に多いんですね。で、最後にお聞きした、今最も注目しているソニー製品の結果がコレ。

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type U関連のプレゼント企画だったので「バイオ」がトップなのは当然としても、2位のロケフリには正直ビツクリ。これほどまでに期待度が高いとは思いませんでした。また、PS3は詳細が判明していない現段階でも期待しているという方が多いようですね。以下、α、ソニエリ携帯への期待が高いものの、ウォークマンやPSPといったモバイル機器への期待が低いのが気になりますね…。

分母が少ないので、これをもってしてソニーファンの嗜好を決定づけることはできないですが、皆さんの興味がそのまま製品の人気というか市場での現状を示唆しているような気もします。ということで、ウォークマン&PSPチームは特に気合いを入れてがんばってくださいませ。

最後に繰り返しになりますが、アンケートにご協力いただいた143名の皆様にこの場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございました!