「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

日経トレンディの「2008年ヒット商品ベスト30」~2位にEee PCがランクイン

「2008年ヒット商品ベスト30」が発表 – 第1位は「プライベートブランド」

日経トレンディ「2008年ヒット商品ベスト30」を発表。全体的に不況を反映した結果になったとか。以下がトップ10。

1位 プライベートブランド
2位 Eee PC
3位 Wii Fit
4位 アウトレットモール
5位 ZERO系飲料
6位 鉄道博物館
7位 BBクリーム
8位 H&M
9位 ブルーレイ・ディスクレコーダー
10位 ケシポン

11位以下は、iPhone 3G、ファンタ ふるふるシェイカー、ジェロ、B型自分の説明書、シャワークリーンスーツ、花畑牧場生キャラメル、クロスウォーカー、プレミアムローストコーヒー、デジタルフォトフレーム、ニコチンパッチ、レインブーツ、スープdeおこげ、めぐりズム 蒸気でホットアイマスク、クルトガ、クッキングトイ、リキッドガム、崖の上のポニョ、チーザ、カレー鍋、富士登山、の順。

IT系では、ネットブック「Eee PC」の2位、iPhoneの11位(惜しい)に見られる、単一ブランドのランクインが光ります(Wii Fitの3位も入れて良いかも)。Blu-rayレコーダーとフォトフレームではソニーも少なからずヒットに貢献していると思いますが、単一プロダクツでの大ヒットはもう随分とお目にかかっていませんね…。

2008年ヒット商品ベスト30、1位は「PB」―日経トレンディが発表。“今年の顔”仲里依紗も登場

【追記】こちらは本家の記事。「今回選出された30の商品は、“売れない時代に売れた、すごい商品”」なのだとか。また、Eee PCについては、「『5万円台PC』や『ネットブック』といったカテゴリーでまとめることもできるが、全く新しい市場をゼロから作り上げたことを評価」したそうです。

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ソニー製ノートPC用リチウムイオン電池パック10万台をリコール

「一部PCメーカーによるノートブック型コンピューター用電池パック自主回収」への協力について(Sony Japan)

ソニーは、一部PCメーカーおよび米国消費者製品安全委員会が発表したノートPC用電池パック、全世界で約100,000個(日本市場の回収対象パックは約2,000個)、の自主回収に協力すると発表。特定のリチウムイオン電池セル(2.15Ahで06年の自主回収プログラム対象のものとは異なる)を使用している一部ノートPCにおいて、稀に発煙・発火を含む過剰発熱の事故が発生したことを受け実施。事故件数は全世界で40件(軽度の火傷4件、軽度の器物損傷21件を含む)で、日本での事故発生の報告は無し。事故原因については、2004/10から2005/6の特定期間の製造ライン調整が、一部の電池セルの品質に影響を与えたものと推定。さらに、ごく少数ながら一部部材不良によると思われる事故も含まれているとか。なお、ソニー製VAIOは、今回の自主回収対象となる電池セルを使用しておらず、回収の案内は無いそうです。

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ソニー、2008年度第2四半期の連結決算を発表~連結営業利益は‐63.7%

2008年度 第2四半期 連結業績のお知らせ(Sony Japan)
2008年度 第2四半期 業績説明会 プレゼンテーション資料 ※htmlスライド

ソニーが2008年度第2四半期(7~9月)の連結決算を発表。売上高は2兆723億円(前年同期比0.5%減)、営業利益は110億円(同90.1%減)、税引前利益は73億円(同93.3%減)、当期純利益は208億円(71.8%減)。セグメントごとの詳細は上記プレゼン資料で確認できます。

地域別売り上げで、日本がふるわなかった分(-11%)を、その他(BRICs?)がカバー(+13%)しているのが印象的。ゲーム事業はPS2ハード&ソフトの利益貢献無くして語れません。あとソニエリ音楽ビジネスも絶不調。金融も落ち込みがひどいですね。売り上げ台数見直しで、見直されなかった(現状維持の)カテゴリーは、ウォークマン、Blu-rayレコーダー、VAIO。見直さなくてホントに大丈夫なんでしょうかね…。

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ソニー株価急落の背景にある市場心理とは

ソニー急落が象徴する日本株崩落の市場心理

ソニーの株価は、9月半ばのリーマン・ショック直前の3700円水準から10月23日の終値2295円まで既に約48%も下落して、業績のある程度の下方修正は織り込み済みと思われていたものが、実際にその業績下方修正が明らかになると、その内容が円高の急激な進行など現実に起きているスピードに追い付いていないと判断され、さらなる売りの標的とされてしまうということだ

そうです。そうですって、おい。先週後半から今週前半の日経平均の動きのすごさってば。ソニーの株価が2,000円を切った時はどうなることかと思いました。とりあえず今日の午前中の段階で2,000円前後まで持ち直しているようです。ソニー絡みでは、こんなニュースも…

ソニーファイナンス、1枚で円・米ドルの両方で決済できるクレジットカード

ソニーファイナンスが国内で円、海外で米ドルで支払える世界でも初のクレジットカードを発行するそうです。国内分は円普通預金口座、海外分は米ドル普通預金口座から引き落とし、両替に伴う為替コストを抑えることができるとか。ある意味ソニーらしいカードなんですが、このタイミングでは自虐的というか何というか…。

株価の動向とは直接関係無いですがテレビ絡みでこんなニュースも。

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ソニー、円高と株安で大ピンチ

2008年度 連結業績見通し 修正のお知らせ(Sony Japan)

ソニーは、2008年度連結業績見通しを以下のような内容で下方修正しました。為替の変動(1ドル100円、1ユーロ140円)と、景気後退による市場環境の悪化によるエレクトロニクス事業の業績悪化などが下方修正の要因。


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日経ビジネスが描いた日本経済の40年 ソニー編

創刊40周年を迎えた日経ビジネスのカウントダウン企画。過去記事の中から現在にも通じる企業戦略を選ぶということで、その第2回目が5話完結のソニー編。なお、「最近は業績も振るわず、高い期待を持つ消費者や株主には失望も。世界ブランドはその輝きをさらに増していけるだろうか」という前置き付きです。

1回目は1989年5月15日号増刊号から当時盛田会長が語った経営観。2回目は1991年5月27日号から当時のM&A。3回目は1995年4月24日号から出井社長とカンパニー制。5回目が発の外国人トップとなったハワード・ストリンガー氏。
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