日経ビジネスが描いた日本経済の40年 ソニー編

創刊40周年を迎えた日経ビジネスのカウントダウン企画。過去記事の中から現在にも通じる企業戦略を選ぶということで、その第2回目が5話完結のソニー編。なお、「最近は業績も振るわず、高い期待を持つ消費者や株主には失望も。世界ブランドはその輝きをさらに増していけるだろうか」という前置き付きです。

1回目は1989年5月15日号増刊号から当時盛田会長が語った経営観。2回目は1991年5月27日号から当時のM&A。3回目は1995年4月24日号から出井社長とカンパニー制。5回目が発の外国人トップとなったハワード・ストリンガー氏。

ソニーの世界の拠点はさらに増えていくでしょう。しかし、会社としての魂は、やはり日本にあり、日本に拠点があることに誇りを持っています。日本の市場は低迷しており、たとえ収益源でなくなったとしても、ソニーはあくまでも日本企業なのです。日本はアイデアや創造力の源泉であり続けるはずです。

というコメントがストリンガー氏によって語られていることに注目(リップサービスかもしれないけど…)。ちなみに、超多忙な同氏の仕事術がこちらで披露されています。こりゃ大変だわ…>聖域タイム活用:ソニー会長 ストリンガー 達人直伝「無自覚のロスタイム」完全撲滅法

個人的に今年のソニーはどうもパッとしない印象。金融不安前から株価は下落気味でしたしね。てことで、ネットブック発表でががっと株価あげましょう!ってそんなもんじゃ無理?

【関連ニュース】
【参考資料】ソニーによる独ベルテルスマン社保有のソニーBMG・ミュージックエンタテインメント持分の取得完了 – 音楽事業会社を完全子会社へ(Sony Japan)
「デジタルシネマ」普及へ協力 ソニーと米映画3社
「世界最高出力」をうたうソニーの赤色半導体レーザ,開発者に聞く
ソニー(6758)が軟調 1ドル=101円台前半への円高回帰で業績悪化懸念が再燃