ついに日本にも上陸したサブスクリプション(月額定額制)型の音楽配信サービス「Napster」。各所でレビューなどもあがっていますが、実際に使ってみなければなんの評価もできないので、自分も試してみることにしました。専用アプリをダウンロード後、ポータブルオーディオへの書き出しが可能なNapster To Goのトライアル版で登録。とりあえず一週間は制限なく無料で楽しめるそうです。
アプリ自体の出来はiTunesには劣るものの、なかなか良くできています。表示も一部バグが残っているようですが、試用には差し支えありません。CPUへの不可も少なく某アプリのような振る舞いをすることもありません。何より嬉しいのは大好きな洋楽のライブラリが充実していること。リンクも充実しているし、各種プレイリストによるレコメンド機能など手抜きもありません。
レコード店に置いてあるCDをどれでも好きなだけ視聴できる環境が自宅で味わえるのですから…。すごい時代になったものです。こうなってくると、音楽への接し方そのものが変わりそうです。もう、ATRACやらAACといったフォーマットなどどうでもいいです。ポータブルオーディオプレイヤーもサービスありきでの選択になっちゃいますね。(一応WMAは192kbpsと、そこそこ高音質での配信になってます)
で、せっかくのNapster To Goのトライアル版だからTo Goしてみようと思い、手持ちのiRiver T10を繋いでみたら256MB版は未対応という悲しい現実にぶち当たりました。しかしながら、対応プレイヤーを買い足すか、ぐらいのモチベーションが生まれるぐらい自分にとっては魅力的なサービスです。IT系メディアのレビューにも書かれていたけど、今後の課題は対応プレイヤーの充実でしょうね。
ちなみにTo Goの場合はローカルのHDDにダウンロードして、それを転送して使うことになります。毎月CDを一枚購入する金額(2,000円程度)で膨大なライブラリを好きなだけダウンロードしてポータブルオーディオで楽しむことができるのです。150万曲全てを持ち歩こうと思ったらどれだけの容量のHDDが必要なのか…みたいな話もありますが、サービスそのものが巨大なストレージなんですよね。ネットにさえ繋がっていればオンライン上からいつでも楽曲にアクセスできるのはすごいです。なんか、Napster専用PCが欲しくなっちゃいました。また、NapsterのサービスそのものがネットジュークのようなノンPC製品でも使えるようになったら楽しいだろうなあと思いましたです。
iPod+iTunesは囲い込まれている分使いやすいけど、洋楽に限って言えばNapsterもかなりいけてます。ドコモがバックにいるということで、同社の音楽ケータイとの連携も当然視野に入っていることでしょう…
というところまで書いていたらドコモから903iシリーズの正式発表がありました。5機種がNapsterに対応しているようです。それと、ウォークマンとネットジュークの新製品発表もありました。海外で噂になっていたのもですが、高音質を追求したメモリータイプのフラッグシップ機で、一気にBluetooth対応が増えた豊富な周辺機器群や進化したネットジュークとの親和性も売りになっていますね。
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