Atom登場で、「Vista搭載ノートPCが500ドル」の時代到来
手塚先生の鉄腕アトムの誕生日が2003年4月7日。その5年後に生まれるインテルのAtomプロセッサーはMobile Internet Device(MID)やUMPC向けだけではなく低価格パソコン向けCPUという重要な役割があるとか。パソコン関連ベンダーの多くが、Atomを「より廉価なシステムを構築するための武器」と捉えており、価格競争がこれまで以上に厳しいものになるとのこと。
Eee PCの発売から2か月、市場に存在感~Linux搭載モデル投入準備も進む
3月末までに約3万台の国内出荷を達成すると見られているEee PCの現状と今後について、 アスース・ジャパンの担当へのインタビューを通じて大河原克行さんがレポート。2008年のノートPC台数シェアではソニーを押さえ堂々の5位。現段階ではパワーユーザーの購入が先行しているようですが、Linux搭載モデルの投入により、同機が本来目指す、インターネットモバイル端末としての普及や、女性層、子供といった新たな需要層の開拓に挑むそうです。ちなみに、ビザビさんで「EeePC用大容量バッテリー(HLI-EEE701XL)」の予約受付を開始しております。7,800mAhの大容量で16,800円。4月上旬入荷予定とか。
「iPod touch」の未来形を想像してみた (BusinessWeek)
アップル幹部が、iPod touchを携帯型W-Fi機器の「プラットフォーム」だと公言。BusinessWeekのライターは、インテルが発表したAtomと同社の乗客であるアップルが持つMac OSXのシナジーによる携帯型の小型コンピューター(無線対応の超小型Mac)への進化を期待しているようです。myloの名前もちらっと出てきます。
ソニーはインテルのAtomをどう料理するつもりでいるのでしょうか。そして、OSは何を採用するのでしょうか。本当はMac OSXに対抗しうるソニー独自のOSにも期待したいんですが、Windowsを搭載しないパソコンはバイオとは呼べないですもんね。ともかく、type Uが華やかにデビューした時のように、UMPCやMIDといったキーワードを超越した、モバイルコンピューティングの新たな提案をソニーには期待したいのですが…こんなことして騒ぎを起こしていてはダメですってば、もう…>米ソニー、プリインストール・アプリ削除サービスで騒動
【追記】笠原一輝さんが良い意味で日本の大手ベンダーにプレッシャーを与えてくれてます。「Intelの日本法人やナショナルブランドがとっていく対応策次第では、日本市場に大きなパラダイムシフトが起きる可能性すらある」とか。>加速するネットブック市場に揺れる国内PCメーカー
ちなみに、鉄腕アトムのWikipediaで、アトムは7つの力を持っているとして以下の内容が記載されています。(注釈は省きました)
- 核融合ジェット噴射により最大マッハ5で空を飛ぶ
- 60ヵ国語を自由に話す
- 人間の善悪を判断できる
- 聴力が1000倍になる
- 眼がサーチライトになる
- お尻からマシンガンを発射する
- 10万馬力
- その他:電子頭脳(CPU)の記憶容量は15兆8千億ビット(約1844ギガバイト)
インテルのAtomには到底勝ち目無いですね…。(関係ないけど、Bluetoothとプルートゥって似てません?)
【関連ニュース】
・モバイルコンピューティング10年の変化
・元麻布春男のWatchTower:インテルの小さくて大きな野望
・2007年はウルトラモバイルデバイス(UMD)市場の重要な1年だった – 株式会社データリソース
・UMPCってどんなパソコン?【お答えします100題】
・親指入力にボディを最適化:携帯ゲーム機っぽいUMPC――Wibrain「B1」を試す
・小ささこそ正義なのか! CloudBook VS Eee PC【前哨戦】
・モバイルノート08年春モデル徹底検証:最終回 ニッポンの小型軽量ノートはどれが“買い”か?
・NOKIA N810ファーストインプレッション(塩田紳二のPDAレポート)