新型 PS / Wii 発売が近づくも変化はなし―定期調査「ゲーム機」(1)
SCEのVitaと任天堂のWii Uの購入意向。
【PS Vita】
・購入したい:10.2%
・購入する気はないが、興味はある:35.2%
・購入する気はない:54.6%
【Wii U】
・購入したい:9.4%
・購入する気はないが、興味はある:36.1%
・購入する気はない:54.5%
購入意向はどっこいどっこい。てか、興味はあれど買う気がない人が9割以上…。Wii Uはともかく、年内発売のPS Vitaがこの状況ってのはどうなんだろ。
PS Vitaといえば、All Aboutの「ゲーム業界ニュース」の以下のコラムが大変興味深いのでクリッピング。
・もしもPSPがより積極的にオンラインによるマルチプレイのマッチングサービスを行い、MHPが、PS2で発売された当初のコンセプトのまま、オンライン主体のゲームとして発売されていたとしたら、今のような隆盛はなかった
・PSPはオンラインでのマッチングサービスに関しては弱いまま、しかしそれをむしろ特徴として打ち出して、みんなで持ち寄って遊ぶハードとして大きな存在感を示した
・PSPというハードは、ゲームもできるし、音楽も聴けるし、映像も観られるし、なんでもできるマルチメディアエンターテイメントマシンとして出発したが、その何でもできるという部分ではなく、むしろ弱点だったところが大きな売りになって成功したことになる
・PSVitaの発売時には、新ハードに触りたいガジェット好きや、PSのコアなファンが集まって消化されていく。その後、順調に売れていくためにはプラットフォームとして色んなゲームが集まり、それらの中からPSVitaらしさを表現する必要がある
・何か1つ、強烈な魅力が見つかった時、多くの機能は付加価値として意味を持ち、プラットフォームとして機能しだす。逆に、その魅力が見つけ出せない間は、色々できるけど中途半端な印象に陥るリスクもある
All Aboutのプレステチャンネルガイドの加藤さんもこうおっしゃっている。
・PS Vitaの正体は「何でもできる貪欲ハード」。しかし同時に、PS Vitaでないといけないという大きな利点を見つけにくいハードでもある。『モンスターハンター』最新作が3DSで発売されることが発表されたのも、逆説的ではあるがその問題を浮き彫りにしている
・何でもできるが不便なハード…。そうではなく、不便ではあるが○○のできるハード、というコアコンピタンスが今最もPS Vitaに求められている