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iPod新製品は弱点を克服した5G & nanoと世界最小のshuffle~iTunes 7とiTVの発表も

Apple – iPod + iTunes(米アップル)

米アップルが、iPod新製品3機種とiTunes最新版(ver.7)を発表。iPodは外観はそのままに、ハード的な弱点を克服。ギャップレス再生、バッテリライフの向上、液晶の輝度調整の他、検索機能が追加されました。nanoは筐体をアルミニウムに変更し、iPod mini再来かと思わせるカラバリ展開と、iPod同様のハード的な弱点を克服してきました。shuffleも筐体がアルミに変更され、スティックタイプデザインをクリップタイプ(?)に一新。従来のコンセプトはそのままに小型・軽量化を実現しています。

【追記】日本でもサイトが更新されていましたアップル – iPod

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iTunes 7もインターフェースが新調され、機能も大幅にアップ。CDのアルバムジャケットをネットワーク経由で自動的に取得してくれるようになったほか、それらを活かした「Cover Flow」機能など、従来のテキストベースだけでなくアルバムジャケットベースでブラウジングが可能になりました。また、iTMSでは噂通り映画配信がスタート。iPodのバッテリライフが強化されたことで、機が熟したということなのでしょうね。

米アップルのサイトでSteve Jobs氏の講演がストリーミングで公開されていますが、発表されたのはiPod、nano、shuffle、iTunesの順で、後半にいくに従って客席が盛り上がっているのが印象的でした。また、One more things…として最後に紹介された「iTV」にも注目。ワイヤレスネットワーク経由でiTunesのライブラリをリビングのテレビで視聴できるというもの。ソニーで言うところのルームリンクですね。

個人的には、iPodがワイド液晶を搭載してこなかったのが残念ではありますが、指摘されていた弱点をことごとく克服してきたのはさすがだと思いました。基本的なインターフェースには一切手を加えず、中身で勝負してくるあたりがいかにもアップルらしいです。shuffleは大胆にデザインが変わりましたが、こちらはあくまでコンセプト重視なので十分納得できます。また、弱いとされてきたTVとの連携もiTVの登場で変化が生まれそうです。時代はHDなので、H.264ではさすがにつらいかもしれませんが、道筋ができたので将来的にはしっかりHD対応してくるのでしょうね。ハード的には昨年ほどのインパクトは感じられませんでしたが、ソフトウェアとサービスを含めた質的、量的向上はさすがに他社にはまねできないでしょうね。アップルの余裕を感じさせます。

日本での正式発表も楽しみです。映画配信は日本でも行われるのかどうかに注目。にしても、iTMSで映画を見るのが一般化したらUMD Video終わりじゃないですか…。

(iTunes 7を速攻でインストールしました。いや~、Cover Flowいいっすよ!アルバムジャケのデータ取得がどこまで正確かはしばらく使ってみないとわかりませんが…)

【追記】日本のアップルでも新製品情報が公開され、AppleStoreでは受注もスタートしています。価格は以下の通り。

iPod→30GB:29,800円、80GB:42,800円
iPod nano→2GB:17,800円、4GB:23,800円、8GB:29,800円
iPod shuffle→1GB:9,800円(10月出荷)

Apple Store(Japan)

Apple Store(Japan)

Apple Store(Japan)

【再追記】ゲームのことを書くのを忘れていました。クリエユーザーにもお馴染みのBEJEWELEDなど、9タイトルが日本のユーザーでも楽しめます。1本600円とリーズナブル。早速BEJEWELEDをダウンロード購入しました。旧5G iPodでもver.1.2にアップデートすれば遊べるようになります。スタイラスで操作できるPalm版と比べて操作性に難ありですが、iPodでここまでのゲームが遊べるようになったのは素直に驚きました。ホイールの操作性からシンプルなゲームばかりになってますが、暇つぶしには十分。これはこれでアリですね。PSPやNDS陣営もうかうかしていられませんね…。

【再々追記】Jobsのプレゼン講演開始前に流れたボブ・ディランが登場するCMと、最後にジョン・レジェンドのミニコンサートをご覧になしましたか。後者は初代BRAVIAのTVCMで使われた「What a wonderful world」を歌っていましたよね。この両アーティストは皮肉にもソニーレコード所属アーティストで、日本のiTMSでは楽曲が取り扱われていませんです…。

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来たかアップルさん待ってたドン~It’s Showtime

ついに来た!アップルが13日スペシャルイベント開催!

デジタルARENA、iPod情報局にアップルが13日に都内でプレス向けのスペシャルイベントを開催するとして、招待状のデザインを公開しています。アップルマークがスポットライトに照らされいおり、キャッチコピーは「It’s Showtime」とか。iTMSでの映画販売、nanoの容量アップ、大画面のiPod、まったく新しいストリーミング映像視聴デバイスなどの噂もあるとのこと。

Showtimeが何を意味するのでしょうかね。個人的には大画面iPodに期待していますが、こちらのニュースを読むと、本命は映画ダウンロードサービスっぽいですね。真相は来週には判明ですね~>何が飛び出す? Appleの「ショータイム」は9月12日

一方、Sシリーズ以降、沈黙を保っているソニーがこのイベント開催に対してどう動くのか。ある意味こちらも楽しみですね。そういえば、HPがメディアプレイヤーを意識したiPAQを発売するようです。Bluetooth内蔵でSkypeなどのVoIP通話も可能とか。マイク付きイヤホンが光ってます。クリエも開発が継続されていたらこういう方向性に進んだのかなあ…(お知らせ感謝です!匿名希望さん)>HP iPAQ rx4000 メディア志向になった新iPAQ

【追記】iPodの新製品について、Xinさんから以下のようなお便りを頂戴しました。

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Zuneはダメ、iTMS無料化!?、MP3がSACDに。で、ソニーは?

「マイクロソフトのZuneは期待はずれ」–あるアナリストの見解

「(たいした成功を収めていない)『gigabeat』に少し手を加えただけの製品のように見える」、「話題の大きさのわりに、そのスペック(技術面、外観、デザイン)はこちらの期待を裏切るもの」と辛辣な批評。ソフトやサービスの詳細もわからぬまま、実機すら触らずにハードのデザインだけで評価をするアナリストもどうかと思います。ハードが良くても中身が伴わない製品だってあるわけですし…。そんなことより、こっちのニュースに注目ですってば。

Google 幹部の Apple 取締役就任で『iTMS』が無料に?

GoogleのCEOがAppleの取締役に決まったことが無料のiTMSサービスが登場する可能性をもたらすってんですから驚きです。仮に実現するとして、広告要素をどこに入れるかという話もありますが、コンテンツ企業にとってはファイル交換されるよりはマシなんじゃないでしょうか。無料といっても期間限定とか、いろんなやり方があるわけですし…。というか、日本のiTMSでだって毎週1曲は無料で楽曲配信されていますからね。お好きな曲を毎月、いや毎週1曲プレゼント、みたいな太っ腹なサービスやってくださいよ、Moraさん。

日立マクセル、独自の音質補正ヘッドフォンを’07年に発売-「MP3をSACDに迫る音へ」。第1弾のUSBオーディオは11月

圧縮音源でカットされた高域を補間し44kHz相当まで復元する技術を利用したPC用USBオーディオやヘッドフォンをマクセルが開発したそうです。一度削られてしまったデータが独自に補正されることでオリジナルと微妙に異なる音に変わってしまうことは無いのでしょうか。いっても圧縮された時点でオリジナルじゃないから気にする必要もないのか。制作方法にもよりますが、オリジナル音源がCD化される時点で圧縮されてしまうようですし…。アーティストが本当に伝えたい音はライブにあるのかもしれませんね…。

と、ポータブルオーディオ絡みのニュースを集めてみましたが、要はウォークマンのハイエンドモデルがどうなっているのかがとても気になるわけですよ。Sシリーズはちょっと特殊な商品なのでハード単体で完結してしまっても特に問題ないと思うのですが、Aシリーズはそうはいかないですからね。あ、もちろん、Sシリーズだってスポーツ、エクササイズ関連のデータを活用するソフトがあっても良いと思います。話は戻りますが、Sをある程度さばくためにAシリーズの発表を意図的に遅らせているのかもしれません。となると、怖いのはZune、じゃなくてiPodの新製品。噂はひっきりなしですが5G以降は発表がないですからね。ソフトとサービスはほぼ確立してしまったので、ハード開発に思いっきり注力できるのがアップルの強みでもありますし、競合他社じゃなくてケータイを仮想敵にしているような気もします。去年のように発表が(偶然?)重なるのか、楽しみでもあり、不安でもあり、といった心境です。

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PSPとMacの橋渡しソフト~The Missing Sync for SONY PSP

The Missing Sync for SONY PSP 紹介ページ(デモ版ダウンロードリンクあり)
The Missing Sync for SONY PSP ライセンス販売ページ

ミヤビックスは、米Mark/SpaceのMacとPSP間の同期ソフト「The Missing Sync for SONY PSP v1」をビザビで発売しました。同ソフトは、優れたコンテンツビュワーとしてのPSPの能力に着目し、Mac上のデータをPSPで持ち歩き、閲覧を行うといった用途を想定して開発され、直観的な日本語ユーザインタフェース、豊富な機能、などが主な特徴です。デモ版のダウンロードも可能で、仕様に納得できた場合のみ製品版ライセンスを購入するシェアウェアての提供となります。ミヤビックスによる第一線日本語サポートも供給され、販売価格は税込4,410円。詳細な機能については下記をご参照ください。

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米携帯オーディオプレーヤー市場でベスト4にすら入れない日本のメーカー

寡占状態がさらに進む米国の携帯オーディオプレーヤー市場

CNET Japan Blog、中島聡さんの「ネット時代のデジタルライフスタイル」。米国での各メーカーの携帯オーディオプレーヤーのシェアについて興味深い記述があります。

Appleが約75%のマーケットシェアを持っていることは既に知っていたが、それに続く3社がSanDisk、Creative Labs、Samsungであり、Sonyなどの日本メーカーはベスト4に一社も入っていないことは知らなかった

2位以下でも寡占化が進んでおり上位4社で市場の92%を独占しているのだそうです。MS社もZuneで参入してくることなどから、「このままだと日本メーカーが米国の市場から一掃されてりまう可能性も十分にある」としていました。日本では新Eシリーズの好調でソニーが1年ぶりにシェア20%を果たしたものの、この20%という数字をどう取るかは微妙なところとして、

一時はWalkmanで世界を席巻した「世界のSony」が、まずはお膝元の日本で足場を固めなければならない状態に陥るとは一体誰が予測できたであろう

とまとめていました。米国ではSanDisk、Creative、Samsungの後塵を拝する状況、というか完全に負け組なんですね。その打開のためにこういう動きをしているということでは必ずしもないのでしょうけど、なんか無駄な金をつぎ込んでいるだけのような気がしてなりません…>YouTubeの市場価値は10億ドル?–ソニーのGrouper買収が呼ぶ憶測

日本でもiPodのシェアが他と比べてぬきんでていますが、ソニーも奮闘してなんとか2位につけているような状況。とはいえ、足固めというにはEシリーズだけでは心許ないですよね。ということで、秋の新製品発表に期待してます。くれぐれも去年の二の舞だけは踏まないようお願いしますね、ソニーさん。

それと、中島さんのこちらのコラムにも注目です。自分もNHKの報道に疑問を持った口で、中島さんと全く同じ意見です…>AmazonとWalmartの狭間に消えたTower Record

こちらの津田さんのコラムにも大いに共感。「PLAYLOG叩き」大いに結構なんじゃないでしょうか>【コラム】音楽系SNSにわかブームに見る「音楽への無理解」

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D-snapとD-dockの連携強化でノンPCオーディオを訴求するパナソニック

松下、ノイズキャンセル標準搭載の「D-snap Audio」-D-dockと直接ドッキング。iTunesのAACも再生可能に
松下、プレーヤーをドッキングできる「D-dock」-160/80GB HDD搭載。PCとのネットワーク連携も
松下、PC/携帯電話とミニコンポのBluetooth接続キット-D-dockなどに楽曲を無線伝送/再生

松下がSDHC対応SDカードスロット搭載の「D-snap Audio」の新モデル2機種とHDD内蔵ミニコンポ「D-dock」、Bluetooth搭載のワイヤレスオーディオキットを9/8に発売するそうです。D-snap Audioの上位機種はノイキャンを標準搭載でAACにも対応。D-DockはD-snap Audio本体に対応したクレードルを天面に内蔵しています。

ちなみに、あゆは「その日の服に合わせていろんな色のD-Snapを使い分けたい」とコメントしたそうです。セレブな発言と思いがちですが、ウィルコムのSIM戦略同様、SDカードが核のシステムならではの、ハードに縛られない自由度をうまく言い表していると思いました>「音楽もSDで」──「D-Snap」に見る松下の家電ネット戦略

D-snapとD-dockの連携がさらに強化され、家電メーカーらしいノンPCソリューションを展開してきました。昨晩のWBSでも結構大きく取り上げられていましたね。アップル、ソニーに続き、松下のシェアが3位と報道されていましたが、アップルよりも先にソニーに追いつけ追い越せって感じでした。アップルも色々と大変そうっすけど…>Apple敗北――Zen特許訴訟でCreativeに1億ドル支払いで和解

今ひとつブレイクしないネットジュークですが、単体での機能向上とウォークマンとの密なる連携に期待しています。先行する松下に対してソニーはどう出るのか。秋の新製品発表が楽しみです。

(日本ではいっそのこと、「mylo」を新ウォークマンとして発売するほうがインパクトが大きいのでは?)

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