Zuneはダメ、iTMS無料化!?、MP3がSACDに。で、ソニーは?

「マイクロソフトのZuneは期待はずれ」–あるアナリストの見解

「(たいした成功を収めていない)『gigabeat』に少し手を加えただけの製品のように見える」、「話題の大きさのわりに、そのスペック(技術面、外観、デザイン)はこちらの期待を裏切るもの」と辛辣な批評。ソフトやサービスの詳細もわからぬまま、実機すら触らずにハードのデザインだけで評価をするアナリストもどうかと思います。ハードが良くても中身が伴わない製品だってあるわけですし…。そんなことより、こっちのニュースに注目ですってば。

Google 幹部の Apple 取締役就任で『iTMS』が無料に?

GoogleのCEOがAppleの取締役に決まったことが無料のiTMSサービスが登場する可能性をもたらすってんですから驚きです。仮に実現するとして、広告要素をどこに入れるかという話もありますが、コンテンツ企業にとってはファイル交換されるよりはマシなんじゃないでしょうか。無料といっても期間限定とか、いろんなやり方があるわけですし…。というか、日本のiTMSでだって毎週1曲は無料で楽曲配信されていますからね。お好きな曲を毎月、いや毎週1曲プレゼント、みたいな太っ腹なサービスやってくださいよ、Moraさん。

日立マクセル、独自の音質補正ヘッドフォンを’07年に発売-「MP3をSACDに迫る音へ」。第1弾のUSBオーディオは11月

圧縮音源でカットされた高域を補間し44kHz相当まで復元する技術を利用したPC用USBオーディオやヘッドフォンをマクセルが開発したそうです。一度削られてしまったデータが独自に補正されることでオリジナルと微妙に異なる音に変わってしまうことは無いのでしょうか。いっても圧縮された時点でオリジナルじゃないから気にする必要もないのか。制作方法にもよりますが、オリジナル音源がCD化される時点で圧縮されてしまうようですし…。アーティストが本当に伝えたい音はライブにあるのかもしれませんね…。

と、ポータブルオーディオ絡みのニュースを集めてみましたが、要はウォークマンのハイエンドモデルがどうなっているのかがとても気になるわけですよ。Sシリーズはちょっと特殊な商品なのでハード単体で完結してしまっても特に問題ないと思うのですが、Aシリーズはそうはいかないですからね。あ、もちろん、Sシリーズだってスポーツ、エクササイズ関連のデータを活用するソフトがあっても良いと思います。話は戻りますが、Sをある程度さばくためにAシリーズの発表を意図的に遅らせているのかもしれません。となると、怖いのはZune、じゃなくてiPodの新製品。噂はひっきりなしですが5G以降は発表がないですからね。ソフトとサービスはほぼ確立してしまったので、ハード開発に思いっきり注力できるのがアップルの強みでもありますし、競合他社じゃなくてケータイを仮想敵にしているような気もします。去年のように発表が(偶然?)重なるのか、楽しみでもあり、不安でもあり、といった心境です。


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