米携帯オーディオプレーヤー市場でベスト4にすら入れない日本のメーカー

寡占状態がさらに進む米国の携帯オーディオプレーヤー市場

CNET Japan Blog、中島聡さんの「ネット時代のデジタルライフスタイル」。米国での各メーカーの携帯オーディオプレーヤーのシェアについて興味深い記述があります。

Appleが約75%のマーケットシェアを持っていることは既に知っていたが、それに続く3社がSanDisk、Creative Labs、Samsungであり、Sonyなどの日本メーカーはベスト4に一社も入っていないことは知らなかった

2位以下でも寡占化が進んでおり上位4社で市場の92%を独占しているのだそうです。MS社もZuneで参入してくることなどから、「このままだと日本メーカーが米国の市場から一掃されてりまう可能性も十分にある」としていました。日本では新Eシリーズの好調でソニーが1年ぶりにシェア20%を果たしたものの、この20%という数字をどう取るかは微妙なところとして、

一時はWalkmanで世界を席巻した「世界のSony」が、まずはお膝元の日本で足場を固めなければならない状態に陥るとは一体誰が予測できたであろう

とまとめていました。米国ではSanDisk、Creative、Samsungの後塵を拝する状況、というか完全に負け組なんですね。その打開のためにこういう動きをしているということでは必ずしもないのでしょうけど、なんか無駄な金をつぎ込んでいるだけのような気がしてなりません…>YouTubeの市場価値は10億ドル?–ソニーのGrouper買収が呼ぶ憶測

日本でもiPodのシェアが他と比べてぬきんでていますが、ソニーも奮闘してなんとか2位につけているような状況。とはいえ、足固めというにはEシリーズだけでは心許ないですよね。ということで、秋の新製品発表に期待してます。くれぐれも去年の二の舞だけは踏まないようお願いしますね、ソニーさん。

それと、中島さんのこちらのコラムにも注目です。自分もNHKの報道に疑問を持った口で、中島さんと全く同じ意見です…>AmazonとWalmartの狭間に消えたTower Record

こちらの津田さんのコラムにも大いに共感。「PLAYLOG叩き」大いに結構なんじゃないでしょうか>【コラム】音楽系SNSにわかブームに見る「音楽への無理解」


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