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ソニーのNASは他とはちょっと違う?~バイオらしい味付けが魅力の「HS1」

ただのテラバイト級NASではない:ソニーが満を持して投入したホームサーバ――Liblog Station「HS1」の実力(前編)

iconiconITmedia +D PC USERにバイオエクステンションライン新シリーズLiblog Station「HS1icon」のレビュー前編が掲載されました。前半は製品コンセプトや設置と設定、後半はHS1でコンテンツをためる方法を解説。後編でHS1に蓄積したコンテンツの楽しみ方や、他のエクステンションライン機器との連携、遠隔地とのデータ共有などを紹介予定とか。

ふと思ったんですけど、SonicStageのリッピング先にHS1を選択して、なおかつDLNAで使えるようにできるんですかね。いや、type TのHDDの残量がそろそろ限界なもので…って、手持ちのNAS HDDでやってみればいいか。あと、DLNAでMP4(AVC含む)が再生できればなあ…。

【追記】All Aboutの加藤さんから以下のようなお便りを頂戴しました(感謝です!)

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ウォークマン専用ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」を試す(3)

nw10_07.jpg自ら「神録画機器」を命名してしまったウォークマン専用ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon」。たかだか320×240の動画ファイルなんですけど、コピーフリーで編集が出来るのは大きなアドバンテージ。モバイルガジェット好きにとってはたまらなくうれしいのです。ということで、今回はNW10で録画した動画ファイルをどのように流用できるのかをまとめておこうと思います。

NW10でウォークマンに録画(書き出し)される動画ファイルのビデオ圧縮形式は呼び名もすっかりポピュラーになったMPEG-4 AVC(H.264/AVC)」のベースラインで、画角はQVGA(320×240)。ちなみに、画質モードはH:768/M:512/L:256kbpsの3種類でいずれもフレームレートは30fps。音声はAAC-LC 48,000Hzの128kbps固定となっています。(比較につかった動画は液晶ベガでシンクロ録画したWOWOW放映の007カジノ・ロワイヤルです)

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画角のQVGA(320×240)は、動画再生対応のウォークマンの液晶解像度とイコールで、現行のアナログテレビでお馴染みの4:3比率です。アナログ放送を録画した場合は液晶画面いっぱいの4:3表示になりますが、NW10は16:9のワイド放送の録画にも対応しており、ウォークマンでの再生時には自動的に上下に黒帯が入った16:9のワイド表示になります。ワイド放送もズーム設定「フル」を使えば画面いっぱいに表示できますが、上下を目一杯にした分、左右がカットされます。

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ウォークマンに録画(書き出し)された動画ファイルは、デジタル放送でも完全にコピーフリー。ウォークマン本体をPCやPS3とUSB接続することでバックアップが可能です。また、NW10で録画した動画ファイルは、先述の通り汎用性があるので、QuickTimeなどがインストールされたPCやPS3などでも再生可能なほか、他のビデオ再生対応のウォークマンやPSP、アップルの動画再生対応のiPodなどに転送(コピー)すれば、それぞれの機器で再生可能です。

NW10で録画した動画ファイルをPC経由で他のビデオ再生対応ウォークマンに転送する場合は、ルートのVIDEOフォルダにコピーしてあげればOK。ファイル名が重複しなければ、VRCフォルダにコピーしてもOKです。ちなみに、ファイル名を変更した場合はVIDEOフォルダにコピー。PS3経由の場合は自動的にウォークマンのVIDEOフォルダに放り込んでくれます。

PSPで見る場合はPCやPS3経由でメモステDuoのルートのVIDEOフォルダにコピーします。PS3経由の場合は、ウォークマン同様、自動的にメモステのVIDEOフォルダに放り込んでくれるのでラクです。PSP本体での視聴は16:9のフルワイド表示に完全対応。PSPの液晶解像度が動画ファイルよりも大きいため、フル画面で表示した時はウォークマンよりも眠たい画にはなりますが、液晶が大きい分迫力のある映像を楽しめます。

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iPodにはPCにコピーしたファイルをiTunes経由で転送すればOK。ただし、機種によって動画の見え方が変わるようです。iPod 5Gの場合は全く問題ありません。ワイドスクリーンをONにすれば上下に黒帯が入ったワイド表示になります。ただ、iPod touchの場合はワイド液晶にもかかわらず、上下に黒帯が入らず、縦が液晶目一杯に引き延ばされて表示されてしまいます。機種によって扱いが変わるなのはある意味アップルらしくないような…。

【08.9.6追記】その後、iPod touchのファームウェアアップデート(2.0.2)で正しい画角での再生が可能になりました。iPhone 3Gでも同じです>いつの間にかiPhoneとVRC-NW10の相性が良くなっていた

ちなみに、PCやMacのQuiclTime Playerでワイド映像を再生した時も320×240の画角なのでタテ長で表示されます。QuickTime Proならプロパティ表示から画角を変更でき、その画角のままファイルの書き出しができるので便利ですが、再エンコードに相当時間がかかります。

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あと、ソニー製品ではmylo2がAVCのベースラインに対応しているのでおそらく再生できると思うのですが、持ってないので検証できません。すいません。ということで、NW10で録画したファイルは、手持ちのモバイル機器ではiPod touch以外は、編集や加工の手間無く楽しめることがわかりました。今後はHDDを大容量化したPS3を、NW10で録画したモバイル動画の母艦として活用するつもりです。

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iconicon動画好きのモバイラーには神録画機器なNW10。録画には動画再生対応ウォークマンが必須なのがネックですが、録画専用にもう一台ウォークマンが用意できれば、コピーフリーの恩恵で、運用がはるかにラクになります。自分はA829購入でバックアップ機になったA808を録画専用機にしてしまいました。

とはいえ、そんな物好きはあまりいませんよね。ということで、もしも後継機が出るのであれば、マルチなメモリースロットも搭載して、もっともっと汎用性のある製品にしていただきたいです。

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(9)~録音機能編

ウォークマンA820シリーズのインプレ9回目は録音機能編。まあ、よくもこれだけ続けてきましたが、それもこれもA829がことのほか気に入ったから。どうか最後までおつきあいください。

さてさて、ウォークマン本体でCDやMDなどのポータブルオーディオプレーヤーやコンポなどから音楽を直接録音できる「ダイレクトエンコーディング」機能搭載は2006年10月に発売されたスティックタイプのS700/600シリーズ(以後A700と呼びます)が元祖。クレードル(+オーディオケーブル)や専用録音用ケーブル「WMC-NWR1icon」に接続することで同機能が利用可能でした。A700は「WMC-NWR1」を接続した時のみ録音メニューが現れるのに対して、A820はケーブルが未接続でも録音メニューにアクセス可能な点が違いでしょうか。些細な違いこそありますが、A820の録音機能そのものはA700のそれとほとんど同じみたいです。

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何はともあれ、実際に録音してみようということで色々と試してみました。なお、録音前にビットレートの設定をしておきます。設定はHomeの「録音」メニューからでなく、Homeの「各種設定」メニューにある「録音設定」で行います。選択できるビットレートはATRACの256/128/64kbpsとPCM(1411kbps)の4種。最終的にCD化するならPCMを選択したいところです。録音の手順は実に簡単。シンクロ録音の場合は、

  1. コピー元となる機器とA820をNWR1で接続
  2. 録音メニューからシンクロ録音を選択
  3. 録音開始ボタンを押すと録音待機状態に
  4. コピー元の機器から再生開始
  5. コピー元の音声信号を検知し、自動的に録音がスタート

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マニュアル録音は言葉通り、手動でダビングするモードってことですね。シンクロ、マニュアル共に注意すべきは録音レベル。A820側にはピークメーターの類はありません。なので、自分の耳でコピー元の音量を調整する必要があります。シンクロ、マニュアル録音ともに、そのモードにするとA820のヘッドホン端子からNWR1で接続したコピー元がモニターできます。

音割れがしない程度まにコピー元の機器のボリューム調節をするという感じですが、先日購入したVestaxのレコードプレイヤーやカセットウォークマンでは再生音に様々なノイズが含まれるためか、無音を検知して曲を区切る機能が効かない場合がほとんどでした。取説には無音は4.8mV以下の入力レベルと記載されています。結局、レコードプレイヤーやカセットウォークマンでは、自分好みのレベルで録音しようとすると曲区切りの機能が働かず、いわゆるA面で1ファイル、B面で1ファイルで録音されてしまうことになりました。

なお、録音されたファイルは録音を開始した日時がファイル名になります。A820の内蔵時計が常に正確であれば、録音ファイルは常にユニークになるためファイル名が重複することは無いです。シンプルな考え方ですね。また、録音データはSonicStageで転送した音楽ファイルとは別に管理され、内蔵メモリーの「\MUSIC\NWWM_REC」フォルダ内に拡張子「.OMA」(OpenMG Audio)で格納されます。また、再生はHomeの「録音」メニューにある「録音した曲」から行います。

先述の通り、A820には波形解析やファイル分割機能はありませんので細かい編集は基本的にはPCアプリ「SonicStage」で行うことになります。SonicStageがインストールされているPCに、録音ファイルがあるA820を接続すると、転送されている音楽ファイルのリストの下に「取り込み」ボタンが表示されるようになります。このボタンを押すと、Atrac Audio Device、つまりA820で直接録音したデータをSonicStage、つまりはPCに取り込めるわけです。

SonicStageへはA820で録音した時点で自動的に設定されたフォルダ名がアルバム名に、ファイル名が曲名として取り込まれます。SonicStageで使われているCDDBで楽曲名を取得することも出来るのですが、上記のようにA面全曲が1ファイルで録音されているデータでは取得も不可能ということで分割編集を先に行います(細かい手順は割愛します)。

分割後に改めてCDDBにアクセス。録音データの波形がデータベースと一致すれば、ソースがレコードでもカセットでもCDアルバムの情報が取得できるということなんですが、自分の場合はほんの数曲マッチングしただけでほとんどがNGでした。やはりノイズを含んだ波形だとマッチングが難しいのでしょう。

結局、あきらめてアルバム情報はほとんど全て手打ちしました。そんなこんなで、SonicStage上で編集後は、A820に通常通り転送が可能になるほか、CDへの書き込みも可能になります。ちなみに、SonicStage Mastering Studioでの編集・CD化も可能です。同ソフトバンドルのバイオユーザーやPCMレコーダーユーザーなら、さらに高度な編集が可能です。

リアルタイムなので録音には実時間が必要ですが、曲単位なら短時間ですみますね。例えば、iTunesで購入した楽曲が入ったiPodと繋いで、AACのFairplayファイルをウォークマンで録音できちゃいます。音源はデジ>アナ>デジ変換されてますが、外で普通に聞いている分には違いはわかりません。また、ソースがデジタルだと波形が正しく認識できるらしく、SonicStage経由のCDDBからの正しい曲データの取得も確率が高かったです。

iconiconということで、意外に重宝するウォークマンのダイレクトエンコーディング機能。1,200円ちょっとのケーブル一本でここまでできるとは驚きでした。アナログ音源のデジタル化だけでなく、デジ>アナ>デジ変換でも重宝するのが驚きでした。録音機能、便利です!

(個人的に心配なのが昨今話題の私的録音録画補償金問題。ケーブルこそ必要ですがウォークマン単体で録音機能を実現できているだけに、iPodとは違った観点で語らないとまずそうな…。あと、ビデオレコーディングクレードルが到着。後日インプレをお届けしたいと思います。)

CDDBがソニーのものに

ソニーの米国法人,デジタル・メディア認識技術のGracenoteを買収へ

米ソニーが音楽CDに関連する情報をインターネットを介して取得する技術「CDDB」などを提供している米Gracenote社を買収すると発表したそうです。買収金額は約2億6000万ドル以上。手続きは2008年5月下旬に完了する見通しとか。

iTunesやSonicStageなどのPC用の音楽ソフトは言うに及ばず、ネットジュークなどのデジタル家電にも当たり前に搭載されるようになったCDDB。これがあるとないではDAPの使い勝手にも大きく影響します。CDDBは我々消費者にとっては無料で使え、データベースを自分でも登録できるオープンなサービスですが、同サービスをソフトやハードに組み込むライセンス費用はバカにならないとも聞いています。今回の買収でソニーの競合他社がどういう対応をとるのかにも注目したいです。また、CDDB以外にもGracenote社が持つ技術はたくさんあるので、それをソニーが同製品に生かしていくのかにも注目ですね。

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ソニーBMGが定額音楽配信サービスを検討~SPEはアニメ制作を日本企業に委託

定額音楽サービスへ名乗り:ソニーBMGのCEO、独紙に語る

Sony BMGのCEOが同社が登録会員向けの定額音楽配信サービスに取り組んでいることを明かしたとドイツのメディアが報じたそうです。月額9~12ドルの定額料金で同レーベルライブラリへの無制限アクセスと、iPodを含むあらゆる音楽プレーヤーへ対応するとか。一部の曲については無制限に保持可能で、登録期限がすぎても曲を所持できる可能性を示唆。また、携帯電話経由のサービス提供も視野に入っているそうです。

あらゆる音楽プレーヤーへ対応を果たすということは、MP3で提供するという意味なんでしょうかね。それはともかく、Sony BMG単体のライブラリだけで音楽ファンの要求を満たせるかどうか…。ちなみに、某米音楽誌が発表した「音楽業界史上最大の失策トップ20」のリストでトップの座に輝いたのは、「レコード会社がインターネットを十分に活用できなかったこと」とか…>音楽業界の過去最大の失策は「ネット戦略」

米ソニー・ピクチャーズ、アニメ作品制作を日本企業に委託

米SPEがアニメーション作品の制作を日本の「マッドハウス」に委託するそうです。「ウルトラヴァイオレット」のアニメ版をテレビ向けシリーズ作品を制作。マッドハウスはディズニーからも制裁区依頼を受けており、ハリウッド大手が日本の制作会社を陣営に引き込む動きが激しくなってきたとしています。

マッドハウスといえば「時をかける少女」。あれは素晴らしいアニメでした。Blu-rayビデオが出るなら手元に置いておきたい一本です。

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Bluetooth搭載ウォークマンA820と録画クレードルをAV Watchがレビュー

Bluetooth搭載で進化した新「ウォークマン」-“自由”な録画クレードルも。ソニー「NW-A820」

AV Watchの新製品レビューにソニー初となるBluetooth内蔵のウォークマンNW-A820シリーズiconが取り上げられました。本体デザインや基本スペックに加え、同機内蔵のBluetooth機能の詳細、同時発売となる別売の録画クレードル「VRC-NW10icon」についても解説してくれています。Bluetoothは「人を選ぶ」機能であり、価格面でも敷居が高く感じるものの、カーオーディオや家庭内での機器連携など、利用シーンの広がりへ期待を寄せています。

iconicon録画クレードルについては評価は高いものの、録画時のウォークマン必須が悩ましく、メモステやSDカードに録画できるとさらに魅力が高まるのではないかと意見していました。

録画クレードルの機能詳細解説はうれしいですね。高いけど買ってみるかな…。Bluetooth機能絡みでは、AVRCP ver.1.3対応カーステやスピーカーなら、ウォークマンで再生中の楽曲名などを受信側の機器で確認できる、3つのモードが用意されているBluetooth伝送モードは高音質と接続優先では音の消え際の情報量などに違いが感じられる、Bluetooth出力と通常のヘッドフォン出力の同時利用はできない、などが自分が先行展示で確認できなかったことかな。

よっしゃ、あとは注文するだけ…なんだけども、いまだに本体カラーを決めかねてるんですよね。限定ゴールドも見られるみたいなのでもう一回ソニービルに行ってみることにしまーす。

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さておき、ソニーがウォークマンAシリーズ「NW-A916/A918/A919」ユーザーに「番組表 (EPG) の不具合に関するお詫びとお願い」を掲載していました。うるう年の2/29(昨日)に限り、録画予約に関する不具合が発生する(した)というもので、後日本体ソフトウェアのアップデートプログラムにて不具合修正をするそうです。次に不具合が発生するのは4年ごということで、小寺さんもこんなツッコミを入れておられました>惜しい、間に合わない(コデラノブログ 3)

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