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伸び悩む携帯オーディオ市場で一社気を吐くソニー

iPodの伸び悩みで携帯オーディオ市場に変化、「音」重視の日本製品が好調

iconiconBCNランキングの売れ筋速報。メーカー別の販売台数シェア推移でアップルが伸び悩む中、アップトレンドに入っているのがソニーで、20%をボトムに30%をうかがう展開になっているとか。販売台数の対前年推移もソニーの伸びが目立ち、直近の5月では207.9%と前年比2倍越えの販売台数を記録。「アップルがマイナーチェンジでしのいでいる間、ソニーは新製品攻勢で攻めあがっているという構造」とのこと。機種別のランキングでは、「音重視」の製品が目立っており、ヘッドホンに力を入れているソニー製品のトップ10入りがそれを物語っています。

直前のエントリーでEX90開発者である松尾さんのテレビ出演を取り上げましたが、このEX90のヒットが今のウォークマンの高音質化=同等ヘッドホン同梱、という流れに繋がっていることは間違いないですよね。さすがのアップルでもなかなかこれは真似できないのではないかと。ということで、ハードの高音質化の次はやはりソフトですかね。期待してます!

NHKのはたらくおじさんにソニーのヘッドホンをつくるおじさん(?)が登場

NHKの「サラリーマンNEO」の6/19オンエア分を我が家のスゴ録君が(おまかせまる録で)録画していたので、昨日何気に見ていたところ、ソニー関係者が登場してきてびっくりしてしまいました。かつてNHK教育テレビで放送されていた「はたらくおじさん」を模したコーナーなんですけど、「ヘッドホンをつくるおじさん」として、なんと、ソニーでヘッドホンの設計を担当している松尾伴大氏が登場したのです。

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松尾氏といえば、太田氏とともに名機「MDR-EX90SLicon」を世に送り出した立役者で、同機が生み出される背景にたくさんの耳型が使われたのはソニーファンの皆さんならすでにご承知の通りだと思います。


EX90開発者インタビュー(Sony Headphones)

30歳でおじさんよばわりされてしまった松尾氏ですが、ヘッドホンの設計をする上で欠かせないものとしてその耳型を紹介。その耳型を集めるために奔走する同氏(おじさん)の行動に密着してみようというのが番組のテーマのようでした。昼食時の食堂で、そこにいる人たちに「あなたの耳を見せてください」とせまる松尾さんの姿が…。

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フツーの人がやったらかなーり危ない行動ではありますが、ソニー本社の社員食堂でソニーで働く人たちに協力をあおいでいるからできることなんでしょうね。1時間かけてついにいままでの最小記録となる5.5cmの小耳を発見。その持ち主はソニー知的財産センター所属の明保能麻智さんのお耳でした。

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そして、松尾さんが明保能さんを捕獲して、早速耳型作りに突入。その行程を実際に見ることができました。お仕事とはいえ、明保能さんも大変でしたね~。また、創業者であられる井深氏の耳型も披露され、「テクノロジーの発展の裏側には人にこだわり続ける開発者たちのひたむきな姿があった」と紹介していました。

iconiconまた、最後に松尾さんは「耳について探求していくことでそれがいいヘッドホン、新しいヘッドホンを生み出すことにつながると思う。僕もこれまでにない新しいヘッドホンを作ってみたいと思っている」と語っておられました。今後のご活躍に期待しております。

ちなみに、今回オンエアされた内容は、NHKの公式サイトでその一部始終を静止画とテキストで確認できます。オンエアを見逃したという方は是非!

#なんかこの番組見てたら自分も耳型とって欲しくなっちゃいました。(これもある意味あぶない欲求?)
#声をかけてくれたら耳掃除して駆けつけますよ!>松尾さん

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音楽再生時に自然なノイズ低減効果を体感できる「MDR-NC60」

どこまでも自然さを失わないノイズキャンセル――ソニー「MDR-NC60」

ソニーのノイズキャンセリングヘッドホン最高峰モデル「MDR-NC60icon」のレビュー。

iconicon高級感のあるデザインと素材感、非常に快適な付け心地と、本体の出来も良いようです。NC機能がオフの状態の遮音性能も優れており、低い周波数帯のノイズには効果が高いとか。NCオンでは、静かな室内ではヒスノイズが気になったり、音楽再生無しの状態ではノイズ低減効果を体感できないようですが、音楽再生時には印象が一変、自然なノイズ低減効果を体感できるとか。さらに、「フィードバック方式を採用するため、風切り音の影響を受けないのも好ましい」とか。総論としては、「解像感も高く、ソースを選ばないヘッドフォンと言える」が、「40ミリドライバーを搭載した製品としては少し低域の厚みに欠けるきらいがある」ことと、「NCのON/OFFで大幅に音質が異なるのは気になる」とのことです。

自分も今年に入ってから購入した「MDR-NC32NXicon」もNCのONとOFFで音質が異なると感じていましたが、NC60も同様なんですね。ちなみに、My SonyでNC60購入者向けの体験談応募を実施しています。採用された体験談はソニーヘッドホンサイト MDR-NC60スペシャルコンテンツページで「MDR-NC60体験談」として掲載するそうです。

昨日のエントリーでも紹介していますが、ウォークマンA808とBluetoothトランスミッター「WLA-NWB1icon」の相性がことのほか良かったので「DR-BT50icon」を追加購入しようかなあと思っていたところなのですが、ヘッドホンを選ばない「VGP-BRM1Dicon」と「MDR-NC60icon」と組み合わせる手もあるんですよね…。ソニスタの15%オフクーポンが残り一枚。αレンズ「SAL1680」用にと思って取っておいたのですが、ぼやぼやしているうちにすでにステイタスが入荷待ち。2月以降は散財が続いているので、この際レンズは後回し。ということで、「DR-BT50icon」にするか「MDR-NC60icon」にしようか。あ、でもこれから暖かくなるからヘッドバンドタイプはつらくなるかなあ…。てなことで、桜の季節を前に物欲迷走中のSPAでございます。

【追記】その後、AV WatchにもNC60のレビューが掲載されました。「これといって飛び抜けた音質や機能があるわけではないので、完成度は高いが今ひとつインパクトにかける印象もある」としながらも総合的には高評価。「非連続的なノイズへの対応スピードで、実際のNC効果以上に、騒音が低減したように感じる」とのコメントもあります>【新製品レビュー】完成度を増したソニーのノイズキャンセルヘッドフォン-音質も向上。ソニー「MDR-NC60」

それと、3/23現在ではありますが、アマゾンでEX90SLが税込5,666円とかなり安くなってます。また、NC22Bも税込5,980円とかなりリーズナブルな価格で売られています。

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ウォークマン専用Bluetoothオーディオトランスミッターを試す

目下べた褒め状態のウォークマンA808ですが、一緒に注文してあったBluetoothオーディオトランスミッター「WLA-NWB1icon」と組み合わせて使ってみたら、これまたグッドなんです。

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「WLA-NWB1」はウォークマン専用だけあって本体はコンパクト(その割にパッケージがやたらと大きいのですが…)。縦横はおおよそメモステDuoぐらいですが、厚みが7.8mmあります。コネクタは22ピンのWM-PORT。表面のど真ん中にある円いボタンは電源の入/切、ペアリング、初期化などの操作を行う際に使用します。そして、正面の中央左にあるランプで通信状態を表示します。また、裏面にあるスイッチはMODEスイッチで、通信モードを切り換える際に使用します。モード1が音質優先、モード2が通信の安定を優先するモードになっています。

WM-PORT採用のため、対応ウォークマンは今のところS700/600シリーズとA800シリーズオンリーですが、今後の製品にも全てではないですが主力機にWM-PORTが採用されていくはずなので今買っておいても損にはならないかと。

ちなみに、A808とS705Fに接続してみたのが下の画像です。S705Fの場合はとってつけたみたいでですが、A808との組み合わせは、カラーリング含め、良い感じでマッチしているように思います。実のところ、A808の本体色をブラックにしたのも、「WLA-NWB1」との組み合わせを意識していたためだったりします。なお、A808にWLA-NWB1を取り付けるとヘッドホン端子に干渉します。

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ウォークマンへの取り付けはWM-PORTに挿すだけ。何も説明する必要がありませんね。ウォークマンに接続するとウォークマンから電源が供給され自動的に電源が入ります。ちなみに、ウォークマンを使っていなくても、トランスミッターは常に動作しています。ペアリングした機器からの命令を待つためなんでしょうね。完全に電源を切るには中央のボタンを約2秒間押し続けます。

こいつは送信担当のトランスミッターなので、次は受信担当の機器とペアリングしてあげなくちゃいけません。ということで、手持ちのBluetoothオーディオコントローラー「VGP-BRM1Dicon」とペアリングしてあげることに。手順は以下の通り。WLA-NWB1の取説を参考にしました。

1.WLA-NWB1とウォークマンを接続
2.WLA-NWB1のボタンを約2秒間押して電源を切る
3.VGP-BRM1Dの電源ボタンを長押しして、ペアリング処理状態にする
4.WLA-NWB1のボタンを約7秒以上押し続けてペアリング処理状態にする(ランプが速く点滅し始めたらボタンを離す)

以上の手順でペアリング処理が行われ、VGP-BRM1D側からウォークマンの操作が可能になります。いやー、簡単、簡単。この際、WLA-NWB1とVGP-BRM1Dのランプはゆっくりと青く点滅します。また、一度ペアリングしてしまえば、次回からは電源オンで勝手に繋がってくれます。ということで、繋がってしまえばあとは使いたおすのみ。

ダイレクト接続よりも音質は落ちますが個人的には許容範囲。ワイヤレス機器特有のホワイトノイズも外で使う分には気にならないレベルかと…。それよりなにより、VGP-BRM1Dは自分の好きなヘッドホンと組み合わせて使えるのが素晴らしいのです。街の喧噪が気になるなら、ノイズキャンセリングヘッドホンiconやオーバーヘッドの「MDR-D777SLicon」と組み合わせれば良いですしね。ちなみに、ノイキャンとの組み合わせになるとホワイトノイズの量が気になってきますが、これも状況いかんということで。なお、VGP-BRM1Dを使い始めたときからわかっていたことですが、通信状態が悪くなると再生スピードが変化することがあります。安定してくると元通りになるのですが、人によっては気になるかもしれません。

それと、自分の設定が悪いのか、A808ではVGP-BRM1Dからアルバム単位の切換ができませんでした。ちなみに、S705Fではなんの問題もなくできました。

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まあ、ウォークマンもEシリーズ、Sシリーズだけでなく、フラッグシップのAシリーズまでもがどんどん小型化しているので、無理にワイヤレスにする必要も無いっちゃ無いのかもしれません。ただ、今回のA808に関して言えば、動画や静止画再生でしょっちゅう液晶とにらめっこする場面も増えそうですので、ワイヤレスにする恩恵はそれなりにあるのかなあと考えてます。手のひらでA808を持ち替えるのも楽ですしね…。

DSC01629.jpgということで、個人的にはA808+WLA-NWB1+VGP-BRM1Dで大満足のワイヤレス環境なんですが、このエントリーを書いている途中でちょっとしたアクシデントが起こりました。VGP-BRM1DにEX90SLを接続しようと思ったら、手元がくるってデスクに置いてあった湯飲みの中に左のハウジングがぽちゃんと水没。慌てて取り出し速攻乾燥中ですが、もしかしたら逝っちゃったかも。最近あまり使っていなかったしEX85相当の純正品を褒めたのがよほど気に障ったんでしょうかね。やれやれ…。

(右画像は青く光るのに使えないアイツにBluetoothを積んで欲しいという願い込めてってことで…)

ウォークマンA800シリーズインプレッション

昨日(3/8)、お台場ソニスタで先行展示された「ウォークマンA800シリーズicon」を見てきました。ショールームになかなか足を運べないという方々のために、サイバーショットH1持参で色々と撮影してきましたので、まずはWebアルバムにて実機の画像をご堪能ください。相変わらず撮影がヘタで、ホワイトバランスがおかしかったりピンぼけしていたりするものもありますが、その辺はご愛敬ということで…。なお、サムネイル画像をクリックすると1280×960のオリジナル画像が表示されます。また、画像の著作権は一切主張しません。煮るなり焼くなりご自由にお使いくださいませ。


ウォークマンA800シリーズ(Webアルバム)

ファーストインプレとしては、とにかく動作が速い。恐ろしいぐらいのクイックレスポンスです。これはもう実機を触って確かめてもらうしかないのですが、本当に速いです。ボタン類の配置やデザインなど、基本的には旧A1000/3000シリーズと同じなのですが、液晶面が限りなくフラットになったことと小型・薄型化によってボタンやキーが格段に押しやすくなっています。初代iPod nanoと比較すると、薄さこそ負けていますが、縦横は良い勝負。手に持った感じもほとんど同じです。

ビデオ再生と静止画再生に対応したことでメニュー項目は恐ろしいぐらいに増えているのですが、快適な動作がその煩雑さを解消してくれているようにも思えました。細かい操作体系についての解説はしませんが、旧A1000/3000シリーズからかなり進化していると感じました。

QVGAカラー液晶の搭載で表示できる情報量も増えましたし、フォントも読みやすいゴシック系に変更されました。サイズが小さいことが逆に幸いしているのか、動きの多い動画のアラが気になりません。30フレームのAVCの動画もサクサク再生できました。

ビデオと静止画の画面表示方向は縦以外に右手用、左手用に好きな方向を選べます。また、ビデオと静止画で個別に設定も可能です。ただ、ビデオを横向きにした場合、右手用はボリュームキーの+-と画面表示方向が逆になるので少々違和感があるかもしれません。慣れれば気にならないかもしれませんが、できることならそういうところもこだわって欲しかったところ。

ショールームという環境下だったこともあって自信を持ってというわけにはいきませんが、音質は素直に良かったです。聞くところによると、かなりのノイズ対策が施されているようなので、音の良さは折り紙付きらしいです。付属のヘッドホン(EX85)はコードが少々安っぽいのですが、正直こんな良い音がするとは思いませんでした。外で聞く分にはEX90とさほど変わらないかもしれません。

カラバリについては、思っていた以上にホワイトとピンクの塗装の感じが良かったです。Web上の画像ではよくわからなかったのですが、ホワイトは表面がざらっとしたマット仕上げが渋く、ピンクは照明の加減で表面のつぶつぶががラメっぽく光るのが美しいです。ちなみにホワイトも照明の加減でラメラメ感が出てきます。個人的には8GBのホワイトモデルがあったら注文内容を変更するところでした。バイオレット、シルバー、ブラックの塗装は大変きめ細かなもので、A1000/3000シリーズと同等というイメージでした。

周辺グッズでは、クリアケースや専用クリップよりもレザーケースの出来に注目。蓋付のケースなので薄型が少々損なわれてしまうのですが、革越しのボタン操作が想像以上に快適だったのが印象的でした。シリコンケースは液晶面の開口から本体を入れるそうです。クリアケースは仰々しいので個人的にはパス。専用クレードルはちょっと大きすぎるかも。

今回のA800のハードは、まさにA1000/3000のリベンジモデルと言っても良いかもしれません。評判が悪かった内容を研究し、徹底的に改善したのでしょうね。とにかく、クイックレスポンスの力が大きい。ちょっとやそっとの使いにくさも吹き飛ぶ速さです。ということで、ハードとしての完成度はぴかいち。動画、静止画、音楽が詰め込まれた状態からの使い勝手は申し分ないと言えそうです。ファンからしてみると、なんでコレを今まで出せなかったのソニーさん、と突っ込みたくなりました。

しかしながら、ソフトとサービスの連携については正直なところ、大きな進化はしていないですよね。PCとの組み合わせは試せなかったのですが、SonicStageとイメコン3をランチャーでひとまとめにするという安直なやり方はかなり残念。対応フォーマットの問題で、スゴ録のPSP向けお出かけ転送に対応できない点も非常に残念です。音楽や動画もフォーマットを意識することなく、あらゆるソニープロダクツ間でスムーズにやりとりできるようになって欲しいものです。

ということで、今回のA800は個人的には評価も高いのですが、A800で実現した動画再生など、クオリティの差こそあれ、すでに携帯電話でも実現されていることであり、他社のポータブルオーディオ製品でも実現されているんですよね。実際のところ、A800のどこにソニーらしさを見いだせばよいのかよくわからないというのが正直な感想でもあります。

JEITAが日本では2009年をピークにポータブルオーディオ市場が縮小すると予測していました。残りあと2~3年です。そんな時代になっても「ウォークマン」というブランド、コンセプトは生き続けていられるのか。そういったことを考えさせられたA800シリーズの登場であります。

2006年を振り返って

にしても、ソニーの創業60周年目は昨年にも増して激動でしたね。前半までは悪くなかったように思うのですが、夏のバッテリーリコール問題から雲行きがあやしくなり、後半ではプレステビジネスの迷走が大きくクローズアップされ、近年まれに見るソニーバッシングが横行した一年だったという印象です。

でもまあ、ヒット商品はそれなりにありましたよね。個人的な盛り上がりで言うと、前半戦はなんと言っても「EX90SL」。購入した方々からの投稿の多くいただきました。日経BPかどこかのヒット商品番付でソニー製品で唯一ランクインしたのが「EX90SL」だったような…。このヒットに気をよくしたのか、ヘッドホン新製品を続々リリース。高音質、ノイキャン、Bluetoothと一挙にラインナップを充実させてきたのも記憶に新しいです。

5月から夏までは、華麗に復活したバイオ「type U」の話題で持ちきり。海外のティーザー広告に踊らされ、勝手に盛り上がっていた日々が懐かしいです。とりわけ、ゼロスピンドルのインパクトは強烈でした。これがとどめでMSのUMPCはどこへやら状態。個人的にも短期間のうちにHDDモデルとゼロスピ2台を購入するという暴挙に。

デジ一眼参入第一弾「α100」も予想以上に大ヒット。カメラにほとんど興味がなかった自分がまさかデジ一眼デビューを果たすとは…。反対にサイバーショットはちょっと元気がなかったですね。来年こそは広角ズーム対応の新製品に期待したいです。ハイビジョンハンディカムはもう鉄板。来年は小型・縦型でさらなるヒットに期待ですね。

ウォークマンは、最初に盛り上がったのがS2シリーズ。発売までは良い感じだったのですが、アームバンドの不具合で出鼻をくじかれ、そうこうしているうちにノイキャンと高音質が売りのS7/S6シリーズが発表され尻つぼみになってしまったような。S7もかなり売れたようですが、それでもiPodの勢いは止められなかったですね…。

テレビはBRAVIAが世界的にヒット。認知度も高まり、ブランド変更の成果が現れた年だったのではないでしょうか。低価格化の波は激しいですが、ソニーならではの差別化要素を追求していって欲しいものです。ロケフリ新製品は昨年のPK1ほどのインパクトはありませんでしたが、ベースステーションは着実に進化していますし、TVボックスの使い勝手は特筆もの。MacやWindows Mobileへの対応を含め、オープンな製品戦略も花開いた一年でした。

ソニエリは、ドコモのFOMAがようやっと発売され、auからは国内初のウォークマンケータイが登場しましたが、どちらもロングヒットにはいたらなかったような…。不具合や誤課金の件を含め、ソニエリの端末はとにかく賛否両論でしたね。

PS3は前評判は良かったけど、発売延期の発表があった頃から徐々に変化が。エンタメコンピュータからゲーム機への路線変更と価格変更。色々な意味で見切り発車になってしまった感はぬぐえません。とはいえ、時代を先取りしたスペックと潜在能力の高さは誰しも認めるところ。来年以降に真の実力を発揮するのかもしれませんね。

そんな、2006年も明日で終わり。今年もたくさんのソニーファンの皆さんに支えられ、無事1年を終えることができます。この場をお借りして御礼申し上げます。また、来年こそはソニーにとって良い年になるようお祈りしております。

例年なら大晦日の更新で終了でしたが、正月をのんびり過ごしたいので今年は本エントリーをもって終了とさせていただきます。それでは、皆様よいお年をお迎えください。(なお、喪中のためサイト上での新年のご挨拶は控えさせていただきます。)

今年SPA個人が購入(モニター)したのソニー製品のベスト5を最後に。

1位:バイオ「type U」
2位:ハイエンドヘッドホン(EX90SL/D777SL)
3位:α100
4位:液晶ベガ(Rec-POT購入で実用度がアップしたので)
5位:LF-PK20とLF-BOX1の組み合わせ

※ちなみに、ソニー製品以外では、「GR Digital」と「Wii」のインパクトは大きかったです。