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リテールコムのBluetoothポータブルスピーカー「BIT-STB2819」を試す(2)

なには無くともペアリングということで、ウォークマンA829とのヘアリングを試してみます。手順は簡単。STB2819の主電源を入れると自動的にペアリングモードになりますので、ウォークマンA829側からBluetoothメニューのペアリングを選択。機器検索で「STB2819」が現れるのでそれを選択。パスキー入力で「0000」を入力すればペアリング完了。

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参考までに、スピーカーの一連の動作は天面中央上側のLEDで確認できます。ペアリングモード時は青と赤の点滅、Bluetooth接続時は青の点滅、ライン入力時は青の点灯、です。個人的に、Bluetooth接続時の青の点滅が少々目にうるさいように思いました。次作があるのであれば、是非ともA829ライクに緩やかな点滅にしてください>リテールコム社様。

STB2819はAVRCP対応なのでA829の再生・ポーズ、曲送り・曲戻しのみスピーカー側からコントロール可能です。再生とポーズは天面中央下側のボタンを軽くタッチするだけ。その左右にあるスピーカーアイコンボタンに、スピーカーボリュームと曲送り・曲戻しを兼ねた機能が割り当てられています。軽くタッチでボリューム、長押し(数秒)で曲送り/戻しとなってます。なお、これらの操作時に天面中央上側のLEDが一瞬だけ赤く点灯します。また、スピーカー側からのフォルダ送り・戻しと、A829側からのスピーカーボリューム操作はできないようです。

それと、天面中央下側のボタンの長押しでスピーカーの電源を落とせます。反対に、電源オフの状態で同ボタンを長押しすると電源をオンにできます。どうやら、主電源はペアリング時にのみ使うっぽいです。ちなみに、電源オフ時には「ポピッ」、オフ時に「ピポッ」とアラームが鳴ります。

ということで、音源となるBluetooth機器とのペアリングが済んでしまえば、後の運用はとってもラクチン。A829のクイック接続を有効にした場合は特にラク。スピーカーの電源を入れたら、A829のBluetoothボタンを押すだけですから…。

肝心の音質についてですが、個人的に最も驚いたのがこのスピーカーから出てくる音なんです。音の良さみたいなものは、人それぞれで、主観的なものなのであくまで個人的な評価ですが、小さなボディからは想像できない音量もさることながら、出てくる音全体のバランスが良いと感じました。フルレンジ、2ワットのスピーカーが2つだけですが、筒状の筐体がウーファー代わりになるのでしょうね。サイズの割に低音も豊かです。

また、Rolly同様、側面のスピーカーが横向きで、バッフル効果が期待できることも大きいのでしょう。置き場所によって音の表情が変わるんです。手でもって浮かせてみたり、壁をしょわせたりみたりするだけでも変わります。机の上でSTB2819と正対して、Rollyのアームよろしく、自分の手を両端のスピーカーに添えてみると、後方へ逃げる音が前に出てきて定位がくっきり。こうした効果を意図的に作るために工作してみるのも面白そう。今度、DIYショップに足を運んでみようっと。

それと驚きなのがバッテリーの保ち。スピーカーが手元に届いた日、つまり6/20からeneloopを入れて、毎日何時間も使ってきましたが、本日、6/29にようやくバッテリーが切れました。かなり使い込んでいるeneloopを使用してこの結果ですから、バッテリーの保ちは優秀と判断して良いのではないでしょうか。ちなみに、バッテリー切れの警告は、LEDの「青、青、青、赤」という点滅ローテーションと、そのローテーション2回に1回の割合で鳴る「ポーン」というアラーム。そのまま放置しておいたらスピーカーの電源が落ちました。

実は取説にもリテールコムのWebにも乾電池駆動時の目安が掲載されていないのですよ。このスピーカーのリリースをお知らせいただいたご担当の方にメールで質問してみたところ、「中程度の音量、且つアルカリ電池使用の状況下で約20時間の連続再生時間となっております」との回答をいただきました。なるほど、20時間の連続再生なら、一日数時間使ってもこまめに電源落とせば長持ちするのも当然っすね。

電源絡みでこのスピーカーが優れものだと思う点は他にもあります。Rolly同様、USBケーブルのみでPCなどから電源を確保できるんです。Bluetooth内蔵ノートPCとの相性が抜群。電池無しでPC内の音楽などを再生できます。スピーカーユニットが左右にあるので、ノートPCの真裏にスピーカーを置ける点にも注目したいところ。ノートPC本体による音の干渉はありますが、逆にそれが面白い音場を作ってくれたりするんですよね。LEDの点滅が視界に入らないのも良いです。

iconiconRollyが比較対象として正しいのかは疑問ですが、Bluetoothスピーカーとしての側面だけで語るなら、個人的にはコストパフォーマンスの高さを含め、STB2819に軍配を上げます。AVRCPで出来ることはRollyの方が上ですが、出てくる音のバランスはSTB2819が上かなあと。Rollyは低音が苦手な分、音に硬さを感じるんですよね。STB2819は低音が鳴るので音全体がマイルドになる分、聞きやすくなるのかもしれません。

それから、ウォークマン以外のBluetooth機器との接続についてですが、iPod+ソニーのBTドングル(!)、au「W54T」、バイオ「type T」どれも問題なし。SCMS-T対応なのでW54Tのワンセグ音声も再生できます。

また、ライン入力も試しましたが、音質はBluetooth接続時と比べて大差ないです。でもライン入力は便利ですね。CDウォークマンやラジオ、素のiPod、PSPなどのゲーム機、有機ELテレビ、なんでも繋げます。あると無いとでは大違い。

しかも、軽量小型なので持ち運びがとにかくラク。手持ちのポータブルスピーカーと比較してみましたが、電池込みの重量ならびに羽を広げたRollyとサイズもどっこいどっこい。体積ではオンキヨーWAVIOの約半分。宅内だけでなく、出先へも気軽に持ち歩けるスペックなのがうれしいっす。

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褒めてばかりではなんですので、個人的に改善して欲しいと思う点や要望などを最後に箇条書きで。

  • Web、取説含め、全体的に情報不足
  • LEDの明滅にもう一工夫を
  • 電池カバーをもっと取り外しやすく(固定ネジが頑丈すぎ)
  • 充電式ニッケル水素電池の充電機能追加(USBケーブル接続時)
  • AVRCPのグループ送り/戻し、ボリューム操作への対応(=操作系のブラッシュアップ)
  • 携帯電話のハンズフリーへの対応(W54Tとペアリングしたら「HFP」も表示された!)
  • カラバリ展開(ブラック1色のみだと女性への訴求が厳しいかも)

ということで、長々と書いてきましたが、総論としてはとにかく大満足。Bluetoothオーディオ機器に興味のある方なら是非とも一台確保して欲しいと思いました。今でこそ6,980円になってしまいましたが、それでも十分コストパフォーマンス高いと思いますよ!

Bluetooth対応ポータブルスピーカー A2DP・AVRCP・ワンセグ音声SCMS-T・ソニー”NW-A820シリーズ”対応 Wireless Speaker BIT-STB2819(Amazon)

最後の最後ですが、この製品のリリースをお知らせくださっただけでなく、自分のつまらない質問に丁寧に回答くださったリテールコム社のご担当者さんにこの場を借りて御礼申し上げます。

リテールコムのBluetoothポータブルスピーカー「BIT-STB2819」を試す(1)

5/27のエントリーで紹介し、6/20のエントリーでは何はなくとも「買い」と絶賛したリテールコムのBluetoothポータブルスピーカー「BIT-STB2819」。手元に到着してから一週間ほど経過しましたが、電源を入れない日はありません。それほどお気に入りになったということなんでしょうね。ということで、大変遅くなりましたが同機についての個人的なインプレをお届けしたいと思います。

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音響にこだわった設計を考慮しつつ、コンパクトでスタイリッシュなデザインと、軽量で持ち運びに優れた高性能Bluetooth対応スピーカーが特徴の同機。注目は同機販売の目的が「Bluetoothのスピーカー利用の普及と認知」にあり、そのために余剰なコスト・利幅を最大限に削ることで5,980円というリーズナブルな価格で提供されたこと(5,980円は初回の限定500台で現在は6.980円となってます)。

Bluetooth関連製品は比較的高価という印象がある中、この価格での提供はすごいです。ソニーのBluetooth製品では、Bluetoothスピーカーのラインナップを見ても1万円を切るものはありませんし、ヘッドホンにしてもこれよりも安いものはありません。ウォークマン専用のトランスミッター(NWB1)の実売と近いですかね。

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前置きはこの辺にして、実機を見てみることにしましょう。低価格でも高音質が売りの同機だけにパッケージも簡素…かと思いきや、意外にしっかりしてます。紙製ながらもパッケージデザインにもちゃんとこだわってます。中身はスピーカー本体とACアダプタ、USBケーブル(ノーマル←→miniB)、取説のみ。

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本体は四角柱のシンプルデザイン。サイズは幅160 ㎜ x 奥行48mm x 高さ48mm。側面にはフルレンジ2Wのスピーカーを2個搭載。対応電源はACアダプタと単3乾電池×4本の2つ。本体重量は約180gですので、単3乾電池駆動時は約300g程度になりますが、それでも十分軽いです。背面にはACアダプタ用のUSB端子(miniB)、ラインイン端子、主電源が用意されています。

上面には、操作に必要な各種ボタンがありますが、これがLED仕込みのタッチ式。なかなかのこだわりです。底面のカバーを外すと乾電池スロットにアクセスできます。カバーはネジで固定されるのでかなり強力です。また、底面にはちゃんととゴム足が4つ用意されてます。

ちなみに、ACアダプタは専用と明記されてますが、ポータブルオーディオ用のACアダプタ同様、USBケーブルを使うタイプ。出力は5V。使用時に「ジー」という音がするのが少々気になりますが、汎用性を考えたら付属するだけでもお得といえそうです。

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スピーカー単体の画像だとサイズが実感できないと思いますが、ウォークマンやiPodと一緒の画像を見ていただければ、そのコンパクトさが多少は伝わりますかね…。てなことで、製品概要はそこそこに、次回はBluetoothスピーカーとしての実力を診断してみます。

Bluetoothポータブルスピーカーの決定版登場か~リテールコム BIT-STB2819

5/27のエントリーでお伝えしていたリテールコム社の「Bluetooth対応ポータブルスピーカー Wireless Speaker BIT-STB2819」。再注文が必要になるトラブルこそありましたが、本日無事手元に届きました。ある程度使ってみてからインプレをお届けするつもりでいたのですが、その前に当サイトをご覧の皆様にお伝えしたいことがあり、あえてエントリーしました。

皆様にお伝えしたいこと。それはずばり「買い」ということ。

stb2819.jpgシンプルなデザイン。想像以上にコンパクトなサイズ。さらに想像以上の高音質に使い始めでいきなり感動してしまいました。音の広がり、低音再生能力など、スピーカーとしてのクオリティはRolly以上。ボリューム周りに少しクセがあるようにも思いますが、それを差し引いても十分納得の出来。素晴らしいです。もちろん、ウォークマンA820でも問題なく使えてます。

もうね、自分のインプレ見るまでもないです。Bluetooth対応のDAPもしくは対応周辺機器をお持ちの方は低価格なうちにゲットしておきましょう!と、それが言いたいだけでエントリーした次第です。以上!(インプレの方はこの週末にアップしますね)

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(※Amazonマーケットプレイス経由の購入になりますが、送料は無料でアマゾンから発送されます)

サイバーショットケータイ「W61S」に5つの不具合~本家新製品情報も

au携帯電話「W61S」の「ケータイアップデート」開始のお知らせ(au by KDDI)

ソニエリ製サイバーショットケータイ「W61S」に五つの不具合があるとして、auがケータイアップデートを実施。アップデートにより、以下の事象が改善されるそうです。

  • 電源OFFの状態で充電すると電源が入らなくなる場合がある
  • キー操作が効かなくなる場合がある
  • 待受け時間が短くなる場合がある
  • Eメール着信音が設定した音量より小さくなる場合や、Bluetoothを使用した音楽コンテンツの再生時に音飛びが発生する場合がある
  • EZwebの接続やEメールの通信に失敗する場合がある

唖然とする不具合もありますが、それもこれもKCP+のせい…なの?それはそうと、本家から新しいサイバーショットケータイ出るそうです。Wi-FiやDLNAで写真をテレビにワイヤレス送信したりもできるそうでーす>ソニエリ、800万画素のサイバーショット携帯発表

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eyeVioの責任者は米国人~SonyTalkのコンテンツも日々充実

「シリコンバレーにいる意味は少ない」 “オタク”米国人、Yahoo!からソニーへ

eyeVio」の責任者を務める米国人のマシュー・スカルム氏へのインタビュー。「世界に通用するネットサービスを作りたい」という思いで日本にやってきたそうです。ソニーでの勤務は今回が二回目。直前は米Yahoo!にお勤めだったそうです。思いを実現するために、あえて母国(拠点:シリコンバレー)を離れたのは、「今までとは違う観点を持つことが重要」だと考えたからだそうです。eyeVioについては「ソニーの資産を生かしながら、YouTubeやニコニコ動画とうまくすみ分けてやっていきたい」とか。

eyeVioといえば、ちょっと目を離している隙に「Sony Talk」のコンテンツが充実。サステイナブルデザインがコンセプトのodoやクウジットのPlaceEngine、ポータブルナビ「nav-u」や車載オーディオの開発者インタビューなどが掲載されていました。個人的に注目したのはBluetooth採用の車載オーディオ。カーナビ含め。国内再参入に期待がかかりますね。

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ウォークマンA820シリーズにオススメのキズ修復機能付き液晶保護シート

ウォークマン専用の純正液晶保護シートにできる細かいキズやはがれやすさが原因で、プライバーシーフィルター導入と相成ったSPAのウォークマンA829ライフ(?)でございます。導入に至る経緯をお伝えしたエントリーで、「PSP用で出ているキズ自動修復シートのようなものが応用できると良いのですが」なんてことを書いていたのですが、アマゾンのエレキストアを物色していたところ、同コンセプトの携帯電話用保護シートを発見。400円強と値段もお手頃だったので速攻注文してみました。

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リックス社が販売している「キズブロック」という液晶保護フィルムなんですが、なんと、PSP用のキズ自動修復シートの開発元であるサンクレスト社が製造している商品でした。サイズ違いでいくつか出ていて、ウォークマンA820の液晶サイズに近い2.8inchというタイプを選択したのですが、これがほぼドンぴしゃ。付属のケイタイモッパーなるクリーナーで液晶をキレイしてシート貼り完了。PSP用同様、貼りやすかったっす。横幅が液晶面よりひとまわり大きく、縦はSONYとWMロゴが隠れるぐらいあります。SONY・WMロゴの端から貼れば、ちょうどいい感じです。

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貼った後の液晶画面ですが、美しいの一言。すでにPSP用でも体験済みですが、とにかくキズが目立ちません。キズそのものが付きにくいのか、それとも実際に出来た細かいキズが修復されてしまっているのかよくわかりませんが、とにかく優秀。純正保護シートを貼っているA800の画面と見比べてみるとその差は歴然。A800は1年以上も使っているのでキズの数がハンパじゃないですが、貼って2ヶ月のPSP用はいまだにキズ一つ付いてません。これホントです。

製造元が同じなので、同様の効果が得られるとすれば、これほど頼もしいことはありません。A820シリーズユーザーに自信を持ってオススメできる液晶保護シートです。ソニーの純正品もサンクレスト社のOEMにすれば良いのに…。

【アマゾン取り扱い商品へのリンク】
Rix キズブロック 携帯電話用 自己修復 液晶保護フィルム 2.8インチ
Rix キズブロック 携帯電話用 自己修復 液晶保護フィルム 3.0インチ
Rix キズブロック 携帯電話用 自己修復 液晶保護フィルム 3.2インチ
PSP用液晶画面保護フィルム『マジックフィルム』

大きめのPSP用を適度にカットしてウォークマン用に転用するという方法もありますね。ちなみに、以前使っていたプライバシーフィルターはクリアケースに貼りました。自宅でじっくり見る時はケース無しで、周りの目が気になる出先では本体保護を兼ねてクリアケース付きで、という運用スタイルに落ち着きそうです。