ネットブックが市場の2割を越える。エイサーとASUSで9割占有
BCN発表の9月のPC販売実績によると、10万円未満のノートPCの構成比が51.7%で、6万円未満の価格帯の構成比が23.4%と初めて2割を突破し引き続き拡大傾向にあることを示したとか。また、6万円以下のノートPCメーカー別シェアは、日本エイサーが53.6%で首位。2位のASUSTeKは前月の53.0%から37.2%へ縮小したものの、上位2社の占有率は90.8%の驚異的数値となったそうです。
家庭用よりビジネス向けとして期待・低価格ミニノートPCの認知度調査
こちらは日経マーケットアクセスによる低価格ミニノートPCの認知や購入意向調査。約半数の人が低価格ミニノートPCの概要を認知しており、2割程度が購入に前向きであることが分かったとか。注目すべき点は日本市場についての動向予測。国内ユーザーはミニノートPCを、あくまで小さくて安いモバイル志向のPCと期待しており、新ジャンル製品による市場の拡大よりも、モバイルPCの単価下落による金額ベースでの市場縮小が懸念されるとか。また、モバイルでPCを使う用途が無いので購入しないという人が過半数を占めており、家庭内で一人1台のネット端末としての座が既に携帯電話に奪われているのが理由と言えそうとか。
いらない人が過半数なら欲しい人も約半数。何もしなければ売上も利益も見込めないっすね。購入意向の強い人は圧倒的に価格重視の傾向ですが、キーボードの打ちやすさやメモリ・ストレージ容量よりもブランドを重視する傾向もあるようです。総取り狙わなければソニーも十分戦えるような気もしますけど…。
【追記】GfKもこんな調査結果を発表してます>低価格ミニノート PC、購入者は「買い増し」が8割以上――GfK Japan 調べ