「スマートフォン」タグアーカイブ

ソニエリがUIQを買収した狙いとは

スマートフォン事業拡大でUI開発を重視──英Sony Ericsson、UIQ買収の狙い

ソニエリ本社のCEOが3GSMで講演を行い、Symbian OS対応のユーザーインタフェースやアプリケーションを開発するUIQを買収した狙いを語ったそうです。UIQ買収の理由は、サードパーティのアプリケーションを容易に組み合わせられ、カスタマイズのニーズにも応えられるというオープンOSが重要なためであるとか。また、今後のUIQの運営については「独立性を保つ」と強調。フェアなライセンスモデルを確立すると明言したそうです。

思い返してみれば、昨年11月に買収についてのニュースが飛び交っていたんですよね。先日のドコモやルネサスとのOS共同開発を含め、Symbian OSへのコミットがより一層強くなりました。PalmもといALP搭載端末を望むべくもありません。この際、OSが何だろうがかまわないので欧米で人気の端末を日本人にも使わせてくださいよ、ソニエリさん…>百花繚乱のスマートフォン。日本も市場育成を考える時期

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ドコモの携帯電話の基本システム開発にソニエリが参加

ソニー・エリクソンも参加、ドコモなどの携帯システム開発
ドコモ、ルネサスと端末メーカー4社、Symbian OSベースのプラットフォームを共同開発

ドコモは、ルネサステクノロジ、富士通、三菱電機、シャープと進めている携帯電話の基本システム開発にソニエリが参加すると発表。半導体や基本システムを2008年度の第2四半期をめどに共同開発し、開発期間の短縮と開発コストの低減を目指すそうです。機能面では画像やオーディオ処理のアクセラレーター機能を強化し、さらなる高機能化を実現するとか。

OSにはSymbianを採用とのことで、ACCESSのALP採用のソニエリ端末の夢はもうかなわない?以下は、PDA関連のニュースですが、

2006年の世界のPDA出荷台数、前年から18.4%増
「通話機能なしPDA」の年間出荷台数は3割減少

出荷台数をOS別に見るとWindows Mobileが最もシェアが高いそうです。また、通話機能のないPDAの出荷台数が減少しているようですね。スマートフォンやハイエンド携帯、Wi-Fi搭載ノートPCの急増が、PDAの需要減少を招いているとか。5年前のクリエ/Palmの勢いが懐かしいです。

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mylo日和~キーボードのスライドが気持ち良いっす

昨日出荷が開始されたmyloiconですが、一日経ってすでにバリバリと使いこなしている方も多いのではないでしょうか。いつものパターンだと、速攻レビューといきたいところですが、IT系メディアでも色々とレビューはあがっているし、使いこなしの基本的なことはイイジマさんのmylo blogiconを見ればわかることも多いので、いつもとはちょっと指向を変えてmyloを使ってみて感じたことや気がついたことなどを「mylo日和(mylo diary)」と題して不定期に書き留めていこうと思います。

iconiconまずは手にした感想から。11月に銀座ソニービルで触ってから早2ヶ月。実機の感触もすっかり忘れていましたが、やっとこの手に…。なんだかんだと新製品の使い始めはテンションがあがりますね。色々と持ち替えてみたりしましたが、クリエVZ90、PSP、バイオtype U同様の両手持ちが一番しっくりくる感じです。キーボードのスライド感については、設計担当さんがこだわっているだけあって快適そのもの。スライド時の加速感が特に良いです。VZ90やtype Uはオープンクローズ時の最後も自分の指でカチッとはめ込む感じですが、myloの場合は後半からスルッと指から離れていくんですよね。これがなんとも気持ちよいのです。

クリエほどPCへの依存率が高くないこともあって、CD-ROMのセットアップもラクチンでした。SonicStageの上書きがちょっと気になったけど、インストーラーの仕様だから仕方がないのかな。アプリも静止画、動画、音楽、ユーティリティーがそれぞれ単体で、mylo Launcherでひとつにまとまっているように見せているだけですが、SonicStage以外はシンプルなものなので使いにくいということはなかったです。そんなこんなで、とりあえず夕べはスタートアップガイドのみさらっと目を通して音楽再生とSkypeだけを試しました。

音楽再生はひとまずバイオtype Tに突っ込んであるアルバム(ATRAC 256kbps)を内蔵メモリに転送。付属のマイク付き接続コードに手持ちのヘッドホンを組み合わせて視聴してみましたが、音質については少々こもった感じがするものの、外で聞く分には許容範囲かなあと感じました。その後、メモステ上の128kbpsのMP3ファイルを聞いてみましたけど、さすがにこれはダメでした。フォーマットに関係なく、myloで音楽を楽しむならビットレートは192~256kbpsぐらいは欲しいです。にしても、内蔵メモリとメモステで扱えるフォーマットが異なるのが残念ですね…。

Skypeについては、まずは同居人のMac版Skypeと音声通話してみましたが、タイムラグもなく快適に会話ができました。その後、明日は明日の風が吹くでお馴染みのかつぽんさんからチャット依頼をいただいたのをこれ幸いとmylo同士の音声通話にトライ。かつぽんさんは、電話のようにダイレクトに顔に当てて、自分はマイク付きケーブル&ヘッドホンで会話をしましたが、こちらもタイムラグ無しに快適に通話できました。あまりに問題なく使えるので思わず話し込んでしまい、気がつけば1時間もしゃべってましたが…。にしても、これだけしゃべっても無料ですよ。うまく使いこなせば電話代も節約できますね。ということで、おつきあいいただいたかつぽんさんにこの場を借りて感謝!

夕べはそれぐらいで就寝してしまいましたが、今日はPLAYLOGにも入会して色々試してみました。また、Google Talkも以前取得していたGmailのアカウントを何とか思い出せたので使えるようになりました。いずれも使い始めたばかりなので感想はもう少し経ってからにします。それ以外にもイメコン3で動画を転送したり、PS3に繋いでみたりしましたが長くなりそうなのでその辺についてはまた後日にでも。

mylo_070206.jpgこんな感じで始まったmyloとの生活ですが、一日経って感じたのは、その呼び名の通り、AV機器としてよりもコミュニケーターとしての側面が強い新しいガジェットだなあということです。クリエのようなユーザー自身による拡張性は望めないかもしれませんが、PSPのようにソニーがアップデートで機能を追加してくれる可能性はあるので、PDAともスマートフォンとも違う新しいカテゴリーの製品の将来性に期待したいと思います。

(画像は青山のSCE1Fでのみ購入可能なPSP専用アクリスタンドです。座りは今ひとつですが、こういうスタンドがあると何かと便利ですね~。どこか専用スタンド作ってくれないかなあ…)

「STOWAWAY Universal Bluetooth Keyboard」がビザビで買える!

STOWAWAY Universal Bluetooth Keyboard

ビザビが、Think Outside社の「STOWAWAY Universal Bluetooth Keyboard」の販売を開始しました。価格は税込18,900円。Bluetooth搭載で、スマートフォンやPDA、タブレットからノートPCまで、様々なBluetooth対応機に使用可能。ワイヤレスなので場所を取らず、どこでも簡単に接続できます。

対応機種:
・PDA:Bluetoothを搭載したPalm OS/Windows Mobile(Pocket PC)/Symbian OSで動作する機器
・Mac:Mac OS X、Bluetooth
・PC:Windows XP、Bluetooth
※全て英語版OSでの対応。日本語版OSについては動作保証はありません。

昨年、type Uの発売後に(再?)ブレイク。自分も海外からお取り寄せしてしまったキーボードです。自分が書いたレビューは以下の通り。購入のご検討に参考になれば幸いです。

type Uと一緒に使いたいBluetooth対応コンパクトキーボード
Bluetooth対応「Stowaway Travel Mouse」プチレビュー~type Uに最適?
旧type Uのマルチポインター対応折りたたみキーボードを試す

ソニエリの売上高は世界3位~日本でも意外に健闘中

世界携帯電話市場、年間出荷台数が10億台超! ノキア好調も、ソニエリ健闘

英Strategy Analyticsの世界の携帯電話市場調査によると、2006年第4四半期の出荷台数は約2億9,960万台で、2005年同期から22%増の伸びを記録したとか。中でも、最も勢いよく伸びているのはソニエリだそうで、出荷台数ベースでは3位のSamsungに600万台の差をつけられてはいるものの、売上高ベースではノキア、モトローラに続く3位に入っているのだとか。

MNP特需第1幕は液晶効果でシャープに軍配、薄さとワンセグ勝負の春携帯は?

日本では今ひとつぱっとしないかに見えるソニエリですが、BCNランキングの携帯電話/PHSの販売データ集計を見ると、ソニエリも意外に頑張っていることがわかります。にしてもシャープの勢いはすごいですね。液晶効果が理由のようですが、「AQUOSケータイ」の愛称がキャリアの枠を超えたのがすごいですよ。ソニーも見習わなくちゃですね。

今年はそんな液晶全盛を有機ELが脅かせるのかにも注目ですね。CESで展示されたソニーの有機ELテレビの市場投入も楽しみっす~>「有機ELケータイ」に対する3大キャリアの見解が出そろう――薄型化進む液晶に奪われる優位性

ITmediaで安藤怜さんが連載中の「ソニーエリクソンの挑戦」のその後にも注目です。2003年の井原勝美社長(当時)へのインタビューは特大ボリュームで必読です!

それと、ひょんなことから見つけたのですが、ソニエリのau「W44S」とサマンサキングスのコラボグッズが出ているようです。興味のある方はどぞー>WWCITY – Sony Ericsson×SAMANTHA KINGZ

【追記】HEAD PORTERプロデュースのW44S用ケースも販売中のようです>“あのヒンジ”に対応──HEAD PORTERプロデュースの「W44S専用」ケース

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ソニーがiPhoneを作れないワケとは

ソニーにもノキアにも作れなかったワケ

日経ベンチャーの経営者倶楽部。「スマートフォンをリードするメーカー」というポジションはソニーなどを筆頭とした日本メーカーが占めてよいはずなのに、何でそれができなかったのかをアップルのiPhoneを引き合いに出して考察しています。「経営トップが作りたい製品や事業コンセプトを明確に打ち出し、形にするまで自ら関与していく姿勢」と、iTunesと同ストアを核にした囲い込み戦略、イコール「ハードとソフトを組み合わせたトータルなビジネス展開」でユーザーの囲い込みに成功したのがアップルとか。

囲い込み戦略はソニーの十八番だったような気もしますが、アップルはさじ加減がうまいのでしょうね。ソニエリのスマートフォンすら使えない日本ですが、iPhoneが上陸してくれれば現状打破のためのカンフル剤になるような気もしています。ソニエリジャパンを変えてくれることへの期待を込めて、アップルを応援したいそんな気分です。

ソニエリといえば、ITmedia オルタナティブ・ブログの「安藤怜のロンドン灯」で、「ソニーエリクソンの挑戦」と題した連載が掲載されています。こちらも要チェックですね。

【追記】国もついに動き出すようです>「携帯開発、メーカー主導で」――総務省が競争促進策

それと、以前のエントリーで出井さんが著書でアップル買収を真剣に考えていたというエピソードをご紹介したことがありましたが、CNETでコラムを連載中の中島氏が、数年前にソニーの経営陣にアップル買収を勧めていたことがわかりました(お知らせ感謝です!>キャビアさん)。中島氏の個人ブログの2004年暮れのエントリーに、“出井さんにも、久多良木さんにも、「ソニーは Windows パソコンを作るのをやめてアップルを買収すべきです」と薦めたのだが中々本気で考えてもらえない”とあります。また、“買収が無理だったらアップルOSをライセンスしてソニーPCのラインナップを一新すべき”とのご意見も。04年のタイミングでその戦略転換はちょっと厳しかったのではと思いますが、もしも実現していたらと思うとそれはそれで興味深いですよね。今なら、PS3のMac化なんてのも面白いのではないでしょうか。って、それじゃあアップルがSCEを買収するようなものか…。

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