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VAIOは2010年1000万台1兆円の事業規模に(平均単価10万)

2010年に1,000万台出荷を目指すソニー・VAIOの新戦略~VAIO再定義の意味と新方針を石田本部長に聞く

大河原克行さんの「パソコン業界、東奔西走」。バイオ再定義と1兆円の事業規模に向けた戦略を石田佳久本部長が語ってます。2010年の1兆円売上達成時には約1,000万台の出荷規模が想定され、これがバイオ事業を維持するための最低限の領域とか。

iconicon1兆円÷1千万=10万円ですが、多種多様なプラットフォーム製品の流れに準拠した製品をソニーも投入していくという意味での単純平均であると強調。とはいえ、UMPCやネットブックなども、個別の区分けはともかく、視野に入れているのは確かであり、2009年度はAtom活用製品は避けては通れないとのコメントもあります。

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PSP新製品とソニーNetbook登場の噂~ソニエリの世界最小BTヘッドセットの話も

匿名設定さんからのお便り。(毎度毎度感謝です)

なんかEngadgetにソニーネタがいろいろ出ています。ソニエリのヘッドセットはびっくりするほどコンパクトですね。他にはPSP-3000に低価格PC、いずれも出所が怪しいですが・・・。PSPは初代から乗り換えられずにいますが、こういう噂が聞こえるとさらに買い替えに二の足を踏んでしまいます。

匿名設定さんの言うEngadget Japaneseの該当エントリーは以下のもの。

ソニエリHBH-IS800 世界最小ステレオBluetoothヘッドセット
PSPの新型 「PSP-3000」はマイク内蔵・PSボタン追加?
「マイクを内蔵した新型PSP」のうわさ続報
ソニー・東芝・富士通・NECからもNetbook登場、という噂

ソニエリのヘッドセット以外の真偽は定かでないですが、モバイル好きなソニーファンには見逃せないトピックですね。にしても、ソニエリのヘッドセットはインパクト大っすね。こういう製品こそ、まずはソニー本体が出すべきだと思うのですが…。PSPの噂は妙にリアリティがありますね。PSP-2000も今年の9月で丸一年。マイク内蔵程度のマイナーバージョンアップであれば十分ありえるかも…。Netbook(ミニノート)は出遅れた国内大手が慌てて開発に着手したんですかね。ソニーはもちろんですが、LOOKSなどモバイルに力を入れてきた富士通の動向に注目したいです。

【追記】ソニエリのヘッドセット新製品がこちらのニュースでも取り上げられています…(ってウォークマンケータイのことはスルーかい!)>ソニエリ、ウォークマン携帯3機種を投入

バイオは本当にメルセデスなのか

VAIOのX300キラーは化物か!?:ソニー入魂の最高峰モバイルノート「VAIO type Z」に迫る(前編)

ソニーの小型化技術を結集したというモバイルバイオのフラッグシップ「type Z」のレビュー。高級志向を裏付けるスペックやデザインについてかなり突っ込んで解説してくれてます。「液晶ディスプレイは、現状のモバイルノートPCで最高峰の表示品質を誇るといっても過言ではない」なんてコメントもありますね。「フラッグシップモデルとして、細部までこだわり抜いた製品であることが、至るところからヒシヒシと伝わってくる」とのことですが、そうしたところをひっくるめて何をどう「感じるコンピューター」になっているのかをもう少し掘り下げてくれたらなあ、なんてことを感じました。

【追記】レビューの後編公開されました。「Eee PCなどのNetbookがモバイルPCの価格破壊を行っているさなか、そのアンチテーゼともいわんばかりに、徹底した高級志向のモバイルノートPCを投入してくるとは天晴」とのコメントも…>VAIOの旗艦モデルを徹底検証:ソニー入魂の最高峰モバイルノート「VAIO type Z」に迫る(後編)

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さておき、昨日の「(販売店サイドの)バイオはメルセデス」発言に関して、火事場のカバ男さんから以下のようなお便りいただきました。

まぁなんと申しますかクルマオタクのパソコンオタクにとっては聞き捨てならない一行が見えました。
VAIOがクルマで言う所のメルセデス?馬鹿を言っては行けません。そういう事を言う輩は、単に高級、高いことだけがメルセデスだと勘違いしてるのではないでしょうか?はっきり言えば、VAIOごときがメルセデスを語るな!ということです。

厳しい言い方ですが、VAIOの高級路線は、単に素材に金をかけた「最高級の素材をふんだんに使った料理」でしかありません。その、高級路線で培った技術は、ソニーのパソコン作りそのものの根底をなんら成していません。高い物は高い。安いモデルはそれなりに、と言う只それだけです。

しかしメルセデスは違います。彼らは高級車メーカであり、そして世界で一番安全な自動車を、彼らのラインナップの徹頭徹尾徹底して作ると言うポリシーがあります。彼らは、自動車を発明した責任に於いて、つねに自動車が社会と共存出来るための手法を模索し続けています。彼らのクルマ作りの姿勢とはそういうものです。

対してVAIOに、SONYに一体なんの意思と思想があるでしょうか?彼らのポリシーとは、プレミアムノート作りとにおいて高付加価値=「高価な存在」を正当化するためだけの「高級食材の投入」だけです。ましてやそういう勘違いを販売店の人たちが思っているとしたらもはやSONYに付ける薬なしです。

SPAさんが言われる通り、ソニーは低価格ノートを出すべきです。高級路線で培った本物のノウハウがあるなら、どこをどう工夫すれば、皆がVAIOと認め且つコストを下げた魅力的な製品が出来るか、それができるはずです。

私はRUVIに飛びついて、後で泣きを見たりする根っからのソニーマニアです。だからこそ、期待せずにはいられないのですよ。

メルセデスのモノづくりポリシー、すごいですね。崇高というかなんというか…。クルマのことはよくわからないので大変勉強になります。バイオ=PCのメルセデス発言はどこぞの販売店がしたものですが、仮にソニー自身もそう思っているとしたら勘違いも甚だしいとおっしゃりたいと考えてよろしいですよね。そもそもがPCをクルマに例えること自体、間違っているのかもしれませんね。

クルマのことはさておき、「高級路線で培った本物のノウハウがあるなら、どこをどう工夫すれば、皆がVAIOと認め且つコストを下げた魅力的な製品が出来るか」がわかるはずという考え方には大いに共感します。ハイエンドな放送機器開発のノウハウがローエンドの民生機器開発に生かされてきたのがソニーですもんね。高級志向だけでビジネスが成り立つならとっくにそうしているはず。BRICs戦略を成功させる意味でも低価格PCビジネスは重要なんじゃないでしょうか。

まあ、個人的には安くてカッコイイモバイルPCもよろしくお願いしますねと言いたいだけなんですけどね…。ともあれ、貴重なご意見本当にありがとうございました!>火事場のカバ男さん。こうした意見もあるということがソニーのバイオチームに届くことを祈って…。(私信追記:ご忠告ありがとうございました>Cellに夢見る人さん)

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バイオは車で言うメルセデスなんだから安いモデルは作らんでくれ(販売店談)

【シリーズ】ソニー「VAIO」の逆襲(2) 直撃取材! 時代に逆行する高級モデルに勝算はあるのか?

iconiconソニーのPC事業を束ねる石田佳久氏へのざくっとしたインタビューを含む戸田覚氏のコラム。販売店などから、バイオは車で言うメルセデスのような位置づけだから安いモデルを作るのをやめてくれという声も多数上がってきている一方で、数の規模を追わないと生き残れないのがこの業界と石井氏は考えておられるようです。1兆円ビジネスのこともありますもんね…。

【インタビュー】おしゃれで、重厚なミニノートです

こちらは、日本HP岡取締役へのインタビュー。注目を浴びている「HP 2133 Mini-Note PC」の市場投入については、「小さくて軽いもの、安いものを求めるユーザー」向けであり、そういう層が確実にいるという判断からのようです。安くするだけで成功するわけではないことは重々承知。妥協の無い汎用性、グローバルを視野に、市場のスケールを想定し、カバーするマーケットの範囲を逆算していくとか。ケータイの高機能化などにより若年層にPCが浸透していないことや、性能の低いCPU搭載のPCを導入する法人が多いことを日本市場の特殊性としてあげている点にも注目。

  • ミニノートの必要要件は、小さくて軽いこと、そして安いこと。高い製品は成功しないと分かっていました
  • ミニノートが定着するか否かは、個人ユーザーが当たり前に、自分の予算と使い方に合うと感じてもらえるかどうかにかかっていると思います

とのコメントもありますが、「パソコンで自分なりの楽しみを得たいと考えているユーザーが減ったわけではない」とする戸田氏の考え方とさしたる違いは無いような…。PCに求める機能や使い方は人それぞれ。(車の事はよくわからないのですが)ベンツにだってM-Classがあるし、ミニクーパーが好きという人もいますよね。ということで、ソニーが低価格ミニノートを手がけない理由なんてどこにも無いと思うのですが…(<って結局はそこか)。

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米ソニートップが語る有機EL、Blu-ray、PS3の今後とミニノートPC開発について

Sony Electronicsプレジデント、OLEDやBlu-rayなどの今後を語る

米Sony Electronics、Stan Glasgowプレジデントのインタビュー。有機ELテレビ、Blu-rayディスク、PS3の話題が中心ですが、後半にミニノートPC開発に関する話題も飛び出します。

わたしは、持ち歩いているこのSony Ericssonのような(BlackBerryタイプのデバイス)には満足していません。読むのがたいへんだと感じています。年をとると、スマートフォンでは小さすぎます。しかし、起動時に時間がかかるので、ノートPCは持ち歩きたくありません。ですから、中間のものがあればとてもすばらしいと思います。それなら、楽にセカンドPCを持ち歩くことができます。米国で私たちが考えているのはそのようなデバイスです

QuantaがソニーのミニノートPCを製造しているという噂についてはノーコメント(否定も肯定もしない)ですが、検討はしていると、そういうことのようです。

ちなみに、日本国内で超小型・軽量のノートPCを欲しいと思っているユーザーは67.94%(「ぜひ欲しい」22.98%+「できれば欲しい」の44.96%)という結果がでているそうです>超小型・軽量のモバイルノート、「できれば欲しい」と4割強が回答

一方でこんなコラムもあったり…>国内メーカーがEee PCを作れない理由

また、Glasgowプレジデントが満足していない端末を作っているソニエリの失速を伝えるコラムにも注目。ウォークマンブランドの魅力低下、売り上げの大部分を西欧に依存していることなどがその原因と指摘されています。一時の勢いはどこへやらっすね…>ソニー・エリクソンの苦悩

「MM総研大賞」でソニーの有機ELテレビ「XEL-1」が大賞に

有機ELテレビ絡み。国内で「XEL-1icon」が「MM総研大賞」と「ものづくり優秀賞」を受賞したことは以前お伝えしましたが、その授賞式が都内で開催されたそうです。以下は、表彰式で挨拶したソニーの業務執行役員SVPディスプレイ開発本部長・占部哲夫氏のコメント。

ソニーは、有機ELで、モノづくりをリードしていく立場を確立し、有機EL産業を日本のなかに定着させたい。日本は材料メーカー、装置メーカーも優秀であり、こうしたメーカーと一致団結して、日本の先進性を保ち、日本のなかから、強いモノづくりによる商品を出し続けていく

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有機EL事業は日本の国力にも大きな影響を与えるビジネスということなんでしょうね。ちなみに、上のGlasgowプレジデントのインタビューでは、有機ELの「携帯電話などの製品への投入は簡単でしょうが、それには関心はありません」とのことでした。同氏が「あればとてもすばらしい」というスマホとノートPCの「中間のもの」への投入で差別化を図るという手もあるのでは…。

【追記】その後、こんなニュースも飛び込んできました。ソニー、シャープ、東芝、松下の共同開発。すごいですねー>大型有機EL、ソニー・東芝など共同開発 韓国勢に対抗

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