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ステレオヘッドホン「MDR-D777SL」レビュー

先週末届いたステレオヘッドホン「MDR-D777SL」ですが、この2日間じっくりと音を聞いてきましたので、簡単ですがレビューをお届けします。

■パッケージや仕様ついて

パッケージは透明エンビ製。中身はヘッドホン本体と延長コード、キャリングポーチというシンプルな構成。パッケージの裏面に使い方が印刷されており、取説の類は一切入っていません。「SOUND WALK」のブランドロゴもさりげなく入ってますね。今後どういうヘッドホンにこのブランドが使われるのかよくわかりませんが、響きとしては悪くないっすよね。

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ソニーのヘッドホンではお馴染みの折りたたみ式。後述するサウンド・イン・ダイアフラムのスイッチはソニーロゴの上に、左右両方別々にあります。

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D777SLの売りはスタジオモニター用ヘッドホンの最高峰である「Z900HD」譲りの高音質設計をコンパクトにまとめ上げた点ですよね。ドライバーユニットのサイズ(10mmの差)と最大入力(Z900は2倍)以外はほぼ同スペック。Z600とはドライバーユニットのサイズこそ同じですが、再生周波数帯域には大きな差があります。その差は価格にも現れており、ソニスタではD777SLを一台買う金額でZ600が二台買えます。

iconiconMDR-D777SLicon
(19,800円・ソニスタ)
・感度 106dB/mW
・再生周波数帯域 8-80,000Hz
・インピーダンス 24Ω
・最大入力 1,500mW
・質量 約166g

iconiconMDR-Z900HDicon
(22,800円・ソニスタ)
・感度 107dB/mW
・再生周波数帯域 8-80,000Hz
・インピーダンス 24Ω
・最大入力 3,000mW
・質量 約300g

■音質について

コンセプトや価格帯から競合製品はBOSEの「TriPort」(右画像)になると思いますが、あいにく所有していませんので手持ちのZ600との比較してみました。画像はZ600との比較です。Z600と比べて大変コンパクトに仕上がってます。ハウジングはソニーロゴが入っている部分はヘアライン仕上げで高級な感じに見えるのですが、じっくり見ると大半はプラスチック製です。天然コラーゲン複合素材を使用したというイヤーパッドの装着感は自分の場合は良好でした。ただ、長時間の装着はさすがに蒸れてきますね。これから冬場は暖も取れて良いかもしれないけど、夏場はちょっとつらいかもって感じです。(画像のモデルは同居人っす)

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音質については、Z900HD譲りということですごく期待していたのですが、初めて使ったときは正直「え、こんなもんなの?」という感じでかなり微妙な印象だったんです。がしかし、D777SLの音にある程度慣れた後にZ600で同じ音楽を聴いてみて色々とわかってきました。

音場感というか音の広がりはZ600のほうがあるように思えるのですが、定位がはっきりしているのはD777SL。全ての楽器がバランス良く鳴っている感じ。ロックやポップスではスネアのチューニング、ベースのピッキング、ギターやシンセ・キーボードのコード感がはっきりとわかるし、何よりボーカルが前に出てくるのが良いです。

なんのことはない、Z600もソニーマジック(ドンシャリ系のチューニング)が施されていたということがD777SLを使ってみてよくわかりました。Z600を使い始めた時はなんて音が良いんだと感動しましたけど、上には上があるというか、チューニングによってここまで音が変わるんだなあということがよーくわかりました。

Z600だと低音域の楽器の音が前に来てしまい、ボーカルが平坦、または引っ込んでいる感じがするが、D777SLには全くそれを感じません。Z600の場合は、ベースとバスドラのアタック音が増幅されてしまい耳障りに感じることが多いのでが、D777SLはアタック音が実に自然で、ベースも指弾きなのか、ピック弾きなのかもわかるぐらい。楽器をやる人がこの二つのヘッドホンで音楽を聴いてコピーしたら演奏方法どころか音作り(イコライジング)からして変わってしまうのではないかと思います。

サンプル音源としてジノ・バネリの「Brother To Brother」(画像右・リマスター版CDでむっちゃ音良いです!)のタイトル曲を嫌と言うほど聞き比べてみましたたが、その差は歴然でした。手数の多いドラム、スケール感ある手弾きベースとブリブリのシンセベース、声域の広いジノのボーカル、それら全てがとてもバランス良く聞こえます。ドラムにいたってはスネアのチューニングや大小のタムタムまではっきりと違いがわかります。ちなみに、ウォークマンS2(ATRAC 256kbps)とiPod 5G(AAC 128kbps)でも色々と聞き比べましたけど、圧縮率に関係なくZ600と比べるとはっきりと差が聞き取れました。

これからエージングでどのように音に変化が現れてくるかは予想できませんが、個人的にはEX90SL同様に購入後たいして使っていなくても十分満足のいく音質だと思いました。

■サウンド・イン・ダイアフラムの効果は

ワンプッシュで周囲の音が聴けるという「サウンド・イン・ダイアフラム」ですが、それほど劇的な効果があるわけではありませんでした。そもそも、このヘッドホンは密閉型といっても外の音を完全に遮断しているわけではありません。よほどの大音量でなければそこそこ周囲の音は聞こえています。「サウンド・イン・ダイアフラム」はそれをもうあと一段階ぐらい聞こえるようにしてくれるという感じでした。ヘッドホンの下側に小さな開口があるので、ここを物理的に開け閉めしているのかなあ。原理というか詳細はよくわかりませんので、機会があったらソニービルや量販店の店頭で聞いてみます。

なお、音漏れはごくごく一般的なボリュームであればほとんどありませんでした。外出した時、電車で隣に座った同居人にもちゃんと確認してもらいました。もちろん、耳を覆ってしまうほど髪の毛が長かったりボリュームがある場合はそれなりに隙間ができるのでその限りではありませんが…。

■総論めいたこと

実際のところ、ヘッドホンで音楽を楽しむこと自体、ミュージシャンが意図した音をオリジナルに忠実に再生できているのかどうかわかりませんし、それを確認するすべも知りません。それがどんなに高価なモニターヘッドホンであってもです。それゆえに、ヘッドホンは人それぞれの好みも評価に大きく影響してくるものでしょう。慣れという要素も大きいですよね。自分の場合、手持ちの製品を比較対象にするしか評価のしようがありませんでしたが、結果的に十分満足できる製品だと思いました。

それにしても、高音質なヘッドホンをこんなに手軽に持ち歩けるような時代が来るとは…。ポータブルオーディオで楽曲をロスレスで持ち歩くような人にとっては非常に魅力ある製品なのではないかと思います。少々お高いですが、その価値は十分あると、少なくとも自分は感じましたです。一年中こいつをお伴にというわけにはいかないかもしれませんが、EX90SLなどとうまく使い分けていければなあと思ってます。いずれイヤーパッドの交換は必須でしょうが、10年ぐらいは使いたいものです。1年の利用料が約2,000円、1ヶ月なら約170円程度で良い音が楽しめると思えばおよそ2万円という価格も安いと感じられるから不思議です。

ということで、ソニーファンに限らず、全ての音楽ファンに愛されるような名機にD777SLがなってくれたら嬉しいです。

【追記】米ソニーでも同ヘッドホンの発売について発表されました。日本は「SOUND WALK」ですが米国では「Altus」というネーミングなんですね~>INTRODUCING ALTUS: SONY’S FIRST PORTABLE HEADPHONES WITH 80KHZ FREQUENCY RESPONSE

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風邪が治ってヘッドホン届く

木、金とおとなしくしていたこともあって、やっと風邪がなおりました。昨日ぐらいにはCEATECにと思ったのですが、雨が凄かったし風邪がぶり返したら意味がないと思い断念。そんなところにいきなりソニスタから商品発送通知が。受注番号を照らし合わせるとなんと5日に注文したばかりのヘッドホン「MDR-D777SLicon」じゃああーりませんか。ということで、本日午前中にブツを受け取りました。

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iconiconSシリーズ購入で溜まったクーポンなどを使い、税込16,800円でゲットできました。まずは、いろんな音楽を聴いてみないとわからないということで、こうして文章を入力している間も音楽鑑賞中。レビューはまた日を改めてってことで…。

話は戻ってCEATEC。今日が最終日なんですよね…。Blu-rayレコーダーとか色々見たかったんですけど、大事を取ってあと一日無理しないでいようかなあと。で、ご紹介が遅くなってしまったのですが、4日に会場に足を運んだTomo2さんからこんなお便りを頂戴しました。(感謝です!)

CEATEC JAPANへ行ってきました。いろいろと目玉はありますが、そういうのは置いといて、私が気になったことを。気になったのは展示機にTypeUを採用しているブースがちょちょことあったことです。ゼロスピを使ってるところもありました。先代のUではなかったこの採用例がUXの実用機であるということの表れなのかなとおもいました。

目の付け所が鋭いですね。具体的にどんな事例で使われていたのかはわかりませんが、type Uの実用度の高さを象徴する出来事には違いないですね~。以前まではかなりマニアックな機種でしたけど、ポピュラーというか市民権を得てきたのかもしれません。

話は変わって、ウォークマンSシリーズソニスタ限定モデルiconのアームバンド不具合で全交換対応となったtataさんからその後についてお知らせいただきました。(感謝です!&一部文字化けしていたので推測で文章にした部分がありますのでお許しを)

たった今S2モデル一式届きました。早速アームバンドに本体を入れてみました。前回は本体を入れて抜いたら滑り止めが剥がれてしまいましたが、なんとなんと今回は!!・・・入れる時に既に本体にくっついて剥がれてしまい、剥がれた部分が本体と一緒に仲良くケースの中に入っていきました(たぶんSPAさんと同じ剥がれ方です)。やっぱり心配した通りになってしまいました。一体何を考えているんでしょうかね?なんで出荷する前に確認しないんでしょう。同じ欠陥品を2度もつかませるなんて信じられません。あ!しかも刻印が無いです・・・・・初めてCLIEを手にした時子供のようにはしゃいでいたのが懐かしいです。大好きなSONYの製品を持っているだけでワクワクしました。そういう気持ちは年とともに少なくなっていくものだとは思いますが、それでもまだそのワクワク感欲しさにお金を出してSONYの製品を買うんです。でも冷静に考えてみればたかがアームバンドなんですよね。適当に接着剤つけて何とかしようかとも思ったんですけど、今となっては何を持ち歩いてもワクワクしません。もうできることなら返品したいです。私は”SONYの製品”が欲しかったんです。

そのまんま同じものを送ってきただけで、結局、何も解決していなかったということですね。時間を考えても対策を講じたアームバンドをそんなに早く出荷できるわけありませんものね。それにしても、全部取り替える必要があったのかどうか…。自分がソニスタのレポートに連絡したときはアームバンドのみ交換という対応(別売と交換または早くても今月末まで待ち)でしたが、早期の対応では一式まとめて交換ということになっていたのかもしれませんね。にしても、限定モデルということで、関係者も何度も試用したはずでしょうに。誰も作りに疑問を感じなかったのでしょうかね…。tataさんが抱いた不信感をぬぐうためにも、関係者にはもう一度しっかりとした対応を取ってもらいたいです。

【追記】ウォークマンS2の件でアームバンドのみ仙台のソニーサービスセンター送りとなったakirasndさんから、tataさんが遭遇した事に対するご意見とご自身のその後について以下のようにお知らせいただきました。

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ヘッドホン新製品第一弾がソニスタで販売開始に

SDC2006でプレスとディーラー向けにだけ公開されていたAVペリフェラルコーナーに展示されていたヘッドホンやスピーカーの一部がソニスタで販売開始になっています。SDW2006の資料に書かれているセールスポイントをそれぞれの後半に書き足しましたのでご参考にしてください。

iconiconノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC22icon
希望小売価格:9,975円 ソニスタ販売価格:7,980円(送料別)
騒音を低減した高音質なクリアサウンドをコンパクトに。ボタンを押せば周囲の音が聞きとれるモニター機能搭載の高品位モデル

#従来モデルと比較して、φ13.5mmドライバーユニット採用でさらなる高音質・高性能化されたほか、バッテリーボックスが体積比39%減、重量も47g→39gと大幅な小型化を実現。さらに電池持続時間も10時間アップ。

iconiconステレオヘッドホン MDR-D777SLicon
希望小売価格:24,675円 ソニスタ販売価格:19,800円(送料別)
大口径40mmHDドライバーユニットが、低音から高音までをスムーズに再生。長時間のリスニングも快適な、ハイクオリティーモデル

#大口径40mmHDドライバーユニット採用で広帯域80kHzを実現。音漏れ軽減、アウトドアでも迫力あるサウンドが楽しめる、密閉ダイナミック型。イヤーパッドに天然コラーゲン複合素材を使用。イヤーコンシャスデザインで自然な音質と快適な装着間を実現。ワンプッシュで周囲の音が聞ける、切換スイッチを搭載したサウンド・イン・ダイアフラム採用。

iconiconステレオヘッドホン MDR-D333LWicon
希望小売価格:6,195円 ソニスタ販売価格:4,980円(送料別)
コードの長さを調節し、すっきり持ち運べる巻きとり式。スタイルで選べる、3つのカラーラインアップ

#ボタンをプッシュするだけでコードを簡単収納、巻き取り機構採用。密閉ダイナミック型、イヤーコンシャスデザイン、サウンド・イン・ダイアフラム採用は777SLと同様。

幸い、自分はSDCの初日にD777SLを視聴できたのですが、コンパクトサイズながらかけ心地、音質ともにとても良かったと記憶しています。ノイキャンはネックストラップに電池ケースが付いたタイプがもう一種類ありました(NC32NX)ので、大ヒットモデルとなったEX90SLの廉価版(EX85SL,EX52SL)やキーリングスタイルモデル(KX70LW)などと同時に第二弾として発売されるのかもしれません。それと、Bluetooth絡みの新製品の発売もこれからですね。こっちは例のウォークマン新製品と一緒に発売するのかも。

ちなみに、自分はD777SLを速攻で注文してしまいました。発送は10月上旬とのことですので、遅くとも来週中には手元に来ることになりそうです。今から到着が楽しみです。

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お便り紹介

10月に入ってからいただいたお便りをご紹介。
まずは、ウォークマン新製品情報に反応してくださったやまけいさんから。(感謝です!)

いつの頃からか、毎日このサイトを拝見するのがライフワークになってしまいました。以前MDR-EX90SLのレビューを投稿させていただいた者ですが、昨日のNEW WALKMANの画像は相当テンションが上がりました。いや、ここ1ヶ月はウォークマン関連のニュースがいつUPされるのかとそれが楽しみで毎日拝見させて頂いていたので。無難な進化といえばそうかもしれませんが、Aシリーズに失望し、周囲がIpod nano新型を手に入れているのをグッと我慢し、もう相当待っているのです。(ipod唯一のバッテリ問題もクリアしてるし..)
ウォークマンよ、お前はもうダメなのかと。完全なる敗北の元、SONY信者だよりに生きていくのかと。そうじゃないだろ、好きな洋楽アーティストがビックインジャパンになっていくのをFANは見たくないのだと。無駄に熱くなっていた今日この頃。HDDモデルにも、最大限の期待をもってプレスリリースを待ちます。(ソニモバさんの方が早かったりして笑)
テレビはWEGA HVXシリーズ、DVDはスゴ録、コンポは使いにくいのに初代NETJUKE NAS-A1、もちろんサイバーショットT10、あんまり使いこなせてないCLIEはPEG-TH55DK、携帯は毎日見とれるso902i、プロバイダは安くもないのにSONET、こんなダメ信者に惚れられるのでなく、問答無用に愛せる新機種を!!
もはやこのサイトは僕の周りのSONY信者の神サイトになってます。毎日ありがとうございます!!

ウォークマンの新製品は本当に期待がふくらみますよね。先だってSDCで見たBluetooth対応機器(ヘッドホンや送受信ユニット)などとの連携もありそうなので楽しみです。こだわる必要はないにしても大容量で動画対応となればHDDは必須ということで、HDDウォークマンとネットジュークの新製品にも大いに期待したいところです。にしても、やまけんさんはソニー地獄にずっぽりですね。もちろん、自分も人のことは言えませんが…。まだまだ年内は散在しそうですね。新ウォークマン、マジで楽しみです。ところで、神ってのは言い過ぎです。どこにでもいるメタボリック症候群オヤジですから…。

続いて、α絡みのエントリーで反応してくださったkon2さんのお便り。

ペンタックスもK10Dがソニーにとって痛いとか,サムソンがどうとかいうハナシが,あるんですけども,そもそも,そのCCDを作ってるのはどこよ,という感じですわね。あの記事書いた奴出てこい,という感じです(笑)。ソニーが2チャンネル読み出しの軽量1000MCCDを作ったからペンタックスでも使えたわけで(ニコンは大口の客なので要望スペックを作ることも可能ですが,旧コニミノやペンタックスなどは規格品を使わざるを得なかったわけだし)。ソニーにとっては痛いどころか,利益が出てありがたい限りでしょうね(ニコンだっておかげでD80をあの値段で出せたわけだし)。

おお~、確かにCCDはソニー供給でしたよね。CCD絡みでは少し前に大きなトラブルがありましたけど、それでもメーカー各社はソニーの技術力に頼るしかないってことなんですよね。そういえば、α100のそれはソニーの誇りをかけた「究極のCCD」なんですよね。完全ガイドにも書いてありましたけど、ソニーにはCCD開発者がカメラ開発者と密にコミュニケーションが取れる強みがありますもんね。αはまだまだスタートしたばかり。まさに、これからですよね!>デジタル一眼10メガ決戦、週替わりで主役交代の序盤戦は「Kiss」に軍配

ウォークマンSシリーズのアームバンド不具合について【追記あり】

先日、ファーストインプレをお届けした「ウォークマンSシリーズソニスタ限定モデルicon」ですが、付属のアームバンドについてお二人から以下のようなお便りを頂戴しましたのでご紹介します。まずはVirgoさんから。

アームバンドへの本体の固定方法が先日SDCで拝見したものから変更が加えられてました。恐らく小寺さんが使用したのは、SDCで拝見したものと同じでゴムが貼られてないものではないでしょうか?ウォークマン担当の方もゴムがないことを認めておられました。私もSDCで試させて貰ったときは、例の窪みにはまるのですが、すごい遊びがあってとてもではないですけどこれでランニングは出来ないと思いましたから、飛び出してしまいそうで。ただ、腕への装着はSPAさんが紹介してくださった方法の方が自然だと思います。実際、iPodnanoもケーブルは下方向からですしどうも操作系を上に持って来すぎると使いにくいと思いました。どうも小寺さんが指摘するように実際にジョグしながら使ってこのデザインで良いかどうか煮詰めてないと感じております。もし、二の腕ではなく、腕時計のようにして使うのであれば、ジョグは上向きでも良いですし、なにより最初、皆さんから教えていただいた体温計を振るようにすればシャッフルのon/off が出来るという動作にも繋がるので良いと感じました。そうすると付属ヘッドホンの長さも丁度よくなるような気がしました。実際ランナーの方はそういう専門の腕時計をして走ってらっしゃいますから。ちょっとヨコに長い腕時計だと思えば、と思うのですが。実際に手に入ったら、実践してみたいです。

毎度毎度お知らせ感謝です。SDCでも細かく観察なさっていたVirgoさんの言葉だけに説得力があります。おっしゃるとおり、あのゴムで本体の収まりが全く違いますし、無ければ確かにスカスカです。やはり小寺さんがレビューで使った貸出機のアームバンドにはゴムがなかったんでしょうね。ちなみに、昨日前腕につけて試してみましたけど、本体が軽いのでつけていても全然気にならなかったです。EX90SLなど、ショートコードのヘッドホンはNGですが、付属のヘッドホンなら問題なし。シャトルが下に(手のひら側)にくると操作もしやすくなるし表示も見やすいです。前腕装着でのシャッフルシェイクは1回だけ成功。振り方のコツをまだ見つけられません。もちろん、あのゴムで本体がしっかり固定されていないとできない装着方法ですが…。で、tataさんからそのゴムについてこんなお便りをいただきました。

初めてメールさせて頂きます。クリクラ時代からお世話になっており、今でも毎日最低3回は拝見させて頂いております。私もウォークマンSソニスタモデルを購入し、早速アームバンドに本体を差し込んでみたのですが、SPAさんと同じように、抜き出したら滑り止めが本体にくっついてきてはがれてしまいました。早速29日にソニスタのサポートに電話したところ、アームバンドだけの交換はできないらしく、本体・アームバンド・ヘッドホン等一式交換してくれるということになりました。それはそれで逆にこっちが申し訳ないぐらいなのですが、交換しても物が同じであればまた同じようにはがれてしまうのではないかと心配です。予備の滑り止めが最初から5個ぐらい付属していればまだ分かるのですが・・・いや、やっぱり一発目でいきなりはがれてしまうものが幾つ付属してても嫌ですね。SPAさんはどうされますか?適当に接着剤つけて何とかしますか?

wm_s205_08.jpg初めてのお便り&毎日3回もご覧いただき感謝感謝でございます。さて、ゴムの件ですが、おっしゃるとおり本体を外す時もはがれやすいですね。自分も何度かはがれました。別売のそれを参考にカッターでゴムの先端を斜めに削ったので入れるときははがれにくくなったのですが、抜き出すときはダメっすね(右画像参照)。本体は力を入れたんでしょうが、アームバンドの設計はかなり甘いと言わざるを得ません。オマケだからといっても、仮にもスポーツと名の付くモデルです。手を抜くべきじゃありません。

で、ゴムのせいで全取っ替えっすか。なんでアームバンドだけの交換ができないんだろう。というか、刻印もやりなおし?もっと融通の利く対応ができないんですかね…。おっしゃるとおり、交換品で問題が解決されている保証もないですよね。予備をつけるというのもよく考えると手抜きサポートになっちゃうんじゃないかと。

本体の出し入れに神経を使わなきゃいけないスポーツウォークマンなんてどう考えてもおかしいですって。こんな些細なことでトレーニングのモチベーションが下がっては元も子もありません。問題が深刻なら、仕様を改善したアームバンドを購入者全員に再送付するぐらいのことをしても良いのではないでしょうか。しばらく使ってみてゴムが馴染まないようなら、自分もサポートに連絡してみますね。また、同様の症状でサポートの対応が違ったという方はご一報くださいませ

なんか、「モノづくり回帰」のスローガンも空回りになるだけっすね…。

#ついでに、先日のインプレで一部訂正。S2のアームバンドのロゴが入る部分は、角度によってロゴが見えたり消えたりするだけで、車のライトなどを反射する素材ではありませんでした。お詫び申し上げます。(追記:マグライトで照らして何度か試してみました。多少は反射するみたいですね。何度も訂正してごめんなさい!)

【追記】akirasndさんからアームバンドの件で以下のような投稿をいただきました。

いつも愉しくページを拝見。私もソニスタ2GBのSシリーズを入手。早速アームバンドに本体を入れて一発でゴムが剥がれました。翌日にサービスに電話。私の場合はアームバンドだけ送料着払いで仙台のサービスセンターに宅急便送付しました。症状などを書いた紙を同封しました。その後対応がわかりましたら、またご連絡いただきます。

ひとまずお知らせ感謝です!akirasndさんはアームバンドのみ交換ということのようです。ソニスタではなく、ソニーのサービスセンターへ直接連絡したからでしょうかね。結果のご連絡、お待ちしております。

ウォークマンS2ソニスタ限定モデル ファーストインプレッション

iconicon先日αと一緒に届いたウォークマンSシリーズソニスタ限定モデルicon。いや~、待った。だって注文入れたの8/31ですよ。刻印入りサービスこそあったけど、ソニーもアップルぐらい発表後の即日発売して欲しいものです。といきなりの愚痴から始まってしまいましたね。すいません。

昨日はα100ばかり触っていたので、実はまだ本格的に使い込んでいません。夕べのウォーキングで使ってみたものの、スポーツ機能の使い方を把握しないまま使い始めてしまったのでその辺の細かい話はまた後日ということで、ひとまずはファーストインプレッションをお届けします。(ちょいと文章も長いですがお許しを)

特に画像は用意しませんが、パッケージはAシリーズと同様の外観。中箱は紙製で、おもてなしも微妙に変化したようです。中身は、本体、ヘッドホン、アームバンド、USBケーブル、CD-ROM、クイックスタートガイドの他、保証書の類が3種。売りのスポーツ機能の詳細はCD-ROMに収録された操作ガイド(PDF)を参照しないとわからないのがまず最初の不満でした。ノーマル版ならまだしも、S2モデルなんだから別冊で用意するとかして欲しかったっす。

で、本体ですが、すでに各所でレビューもあがっているので画像もこんなもんで。1GBのブラックモデルとの外見上の違いは底面のS2ロゴだけ。パッケージ的にはヘッドホンの種類が違うこととクリップの付属の有無。普段使いを考慮してクリップもつけて欲しかったところ。もちろん色はブラックで(付属品の色は正直イマイチ)。

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ちなみに、アルミ製の本体は26gでめっちゃ軽いです。25gのEシリーズよりも容積は大きいですが、見た目と体感のギャップが激しいです。サイズが大きい分、手のひらで分散されるからでしょうかね。サイズのは他製品との比較画像を見ていただければ雰囲気をつかんでいただけますかね。発表時から似ていると思っていたマグライトとのサイズ比較も…ってあまり意味ありませんね。

操作方法はAシリーズに近いですが、ボタンの数が減った分、ホームのメニューが増えたって感じです。すでにウォークマンA/Eシリーズを使っていれば基本的な音楽再生では迷うことなく操作できますが、スポーツ機能についてはPDFの取説を良く読んでから使った方がいいです。あ、音質についてはAシリーズよりも良いのではと感じましたです。もう手元にEもAも無いので比較できないのですが…。

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メモリーへの音楽ファイル転送は、底面にあるUSB端子にPC(ソフトはSonicStage 4.0)またはネットジュークに付属のケーブルで接続して行います。自分はとりあえずネットジュークで転送しましたが特に問題もありませんでした。なお、メディアのレビューに書かれていたとおり、本体のUSB端子が奥にあるため、ケーブルのミニ端子(オス)が気持ち長くなっています。根元のプラスチック部分も微妙に切りかかれているのが確認していただけるかと(黒い方です)。

あと、本体の裏側にロゴマークと一緒に、余計な注意書きがシールじゃなくて印刷されちゃってます。これはいただけないというか、せっかくのデザインが台無し。Eシリーズですらシール貼りだったのに…。裏側といっても、別売のネックストラップで使っていたらちょこちょこ見えるわけなので、これは何とかして欲しかった。ちなみに、ちょうどここにアームバンドへ固定用のくぼみがあるのですが、ぶっちゃけあまり意味がありません。詳しくは後述しますが、滑り止め防止のゴムがある関係でかっちりとは止まらないです。

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左上がS2モデル付属のアームバンド。Webなどで見る写真だとこのS2ロゴ部分が左画像のように前に来ていますが、実際に腕に装着すると後方に回り込みます(中央画像)。S2ロゴが入っている部分は(光が当たると反射する素材(なんて言ったか忘れた)で、夜間でも後方から目立つように工夫したのでしょうね。細かい気配りだけど、これは素晴らしいと思いましたです。(←角度によってロゴが見えたり消えたりするだけで、車のライトなどを反射する素材ではありませんでした。再追記:マグライトで照らして何度か試してみました。多少は反射するみたいですね。何度も訂正してごめんなさい!)。右画像は本体のくぼみがアームバンドと合体したときの様子。

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こっち(左上)は慌てて購入した別売のアームバンド。S2付属のものとはロゴが入る部分だけが違うと思ったらとんでもないというか、作りが全然違いました。S2は標準がわっかの状態なので指先から通しますが、別売はわっかになっていないので、任意の場所から腕に巻き付けることができるんですね。薄い金属板が入っているのか、ピンとまっすぐに伸ばしてからもう片方の手で上腕に載せ、人差し指と親指で挟み込むように押してやるとくるっと腕に回り込むんですわ。これがなんとも気持ちよい。バンド自体の作りも丁寧だし、S2のそれよりも取り付けやすいのが気に入りましたよ。

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で、今回のファーストインプレで最大の不満がアームバンド本体固定用のプラスチックのパーツ。小寺さんがレビューで書いていた意味がやっと理解できました。このパーツには本体の滑り止め用にゴムが付いているのですが、このゴムがくせ者だったのです。まず、紙の両面テープで固定されているためゴム自体が取れやすいのです。予備知識無く、一番最初に本体を入れたときに気がついたのですが、どうも本体の収まりが悪いのです。何が原因だろうと思い、本体を外してみたら、このゴムが外れて丸まってました。ダメじゃん。

しかもですね、このゴム、S2モデルと別売とで微妙に仕様が違うのです。画像を見ていただければおわかりの通り、別売の方はゴムの最上部が斜めにカットされていて多少なりとも本体を入れやすく工夫してあるのですが、S2版は普通にカットしてあるのです。さすが別売、えらいぞ!

まあ、どちらも何も考えずに本体を差し込んだらはがれてしまう程度の粘着力しかなさそうなんですけど、これはこれで何とかならなかったんですかね…。たぶん、小寺さんの貸出機にはこのゴムが付いていなかったか、取れてしまったかのどちらかなんでしょう。でもって、このゴムによってできる段差のでせいで先述した本体のくぼみとの接点がかみ合わないというか、ゆるーくなっちゃっているのです。なので、説明書にあるようなカチッと止まる事がないのです。

さらに、これがカチッと止まらないから、シャトルを強くひねると本体が余計なところまで廻っちゃうという。しかも、この両面テープは間違いなく雨に弱いはず。がんばって本体を防滴設計にしたのに、アームバンドがこれでは…。ささいなことだけど小寺さん同様に、「自分でも毎日走る人が企画なり設計したという、納得のポイントが感じられないのが残念」に感じるところであります。

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あと、小寺さんも触れていたディスプレイの反転機能ですが、自分も使用するヘッドホンの仕様上左腕がデフォルトなので反転して使ってみたのですが、よくよく考えてみると、本体を反対にして腕に取り付ける方が使いやすいことに気がつきました。シャトルが下に来るので右腕も持って行きやすいんですよね、って言ってもほんの少しのレベルですが…。

ただ、この取り付け方でスポーツ機能が正しく働くのかはわかりません。その辺のことも含めて、スポーツ機能についてはしばらく使ってみた上で後日あらためてレビューしたいと思います。

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#一番最後の画像は自分が刻印したメッセージっす。AORファンならわかりますよね…。