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2006年を振り返って

にしても、ソニーの創業60周年目は昨年にも増して激動でしたね。前半までは悪くなかったように思うのですが、夏のバッテリーリコール問題から雲行きがあやしくなり、後半ではプレステビジネスの迷走が大きくクローズアップされ、近年まれに見るソニーバッシングが横行した一年だったという印象です。

でもまあ、ヒット商品はそれなりにありましたよね。個人的な盛り上がりで言うと、前半戦はなんと言っても「EX90SL」。購入した方々からの投稿の多くいただきました。日経BPかどこかのヒット商品番付でソニー製品で唯一ランクインしたのが「EX90SL」だったような…。このヒットに気をよくしたのか、ヘッドホン新製品を続々リリース。高音質、ノイキャン、Bluetoothと一挙にラインナップを充実させてきたのも記憶に新しいです。

5月から夏までは、華麗に復活したバイオ「type U」の話題で持ちきり。海外のティーザー広告に踊らされ、勝手に盛り上がっていた日々が懐かしいです。とりわけ、ゼロスピンドルのインパクトは強烈でした。これがとどめでMSのUMPCはどこへやら状態。個人的にも短期間のうちにHDDモデルとゼロスピ2台を購入するという暴挙に。

デジ一眼参入第一弾「α100」も予想以上に大ヒット。カメラにほとんど興味がなかった自分がまさかデジ一眼デビューを果たすとは…。反対にサイバーショットはちょっと元気がなかったですね。来年こそは広角ズーム対応の新製品に期待したいです。ハイビジョンハンディカムはもう鉄板。来年は小型・縦型でさらなるヒットに期待ですね。

ウォークマンは、最初に盛り上がったのがS2シリーズ。発売までは良い感じだったのですが、アームバンドの不具合で出鼻をくじかれ、そうこうしているうちにノイキャンと高音質が売りのS7/S6シリーズが発表され尻つぼみになってしまったような。S7もかなり売れたようですが、それでもiPodの勢いは止められなかったですね…。

テレビはBRAVIAが世界的にヒット。認知度も高まり、ブランド変更の成果が現れた年だったのではないでしょうか。低価格化の波は激しいですが、ソニーならではの差別化要素を追求していって欲しいものです。ロケフリ新製品は昨年のPK1ほどのインパクトはありませんでしたが、ベースステーションは着実に進化していますし、TVボックスの使い勝手は特筆もの。MacやWindows Mobileへの対応を含め、オープンな製品戦略も花開いた一年でした。

ソニエリは、ドコモのFOMAがようやっと発売され、auからは国内初のウォークマンケータイが登場しましたが、どちらもロングヒットにはいたらなかったような…。不具合や誤課金の件を含め、ソニエリの端末はとにかく賛否両論でしたね。

PS3は前評判は良かったけど、発売延期の発表があった頃から徐々に変化が。エンタメコンピュータからゲーム機への路線変更と価格変更。色々な意味で見切り発車になってしまった感はぬぐえません。とはいえ、時代を先取りしたスペックと潜在能力の高さは誰しも認めるところ。来年以降に真の実力を発揮するのかもしれませんね。

そんな、2006年も明日で終わり。今年もたくさんのソニーファンの皆さんに支えられ、無事1年を終えることができます。この場をお借りして御礼申し上げます。また、来年こそはソニーにとって良い年になるようお祈りしております。

例年なら大晦日の更新で終了でしたが、正月をのんびり過ごしたいので今年は本エントリーをもって終了とさせていただきます。それでは、皆様よいお年をお迎えください。(なお、喪中のためサイト上での新年のご挨拶は控えさせていただきます。)

今年SPA個人が購入(モニター)したのソニー製品のベスト5を最後に。

1位:バイオ「type U」
2位:ハイエンドヘッドホン(EX90SL/D777SL)
3位:α100
4位:液晶ベガ(Rec-POT購入で実用度がアップしたので)
5位:LF-PK20とLF-BOX1の組み合わせ

※ちなみに、ソニー製品以外では、「GR Digital」と「Wii」のインパクトは大きかったです。

2007年にはポータブルオーディオ機器の生産が2億台に

携帯音楽プレーヤー世界生産、パソコンに肉薄・07年2億台に

米ガートナーが、2007年の携帯音楽プレーヤーの世界生産台数が2億台を超える見通しを発表。台数ではパソコンとほぼ肩を並べることとなり、半導体やメモリーの需要のけん引役として存在感が増してきたとしています。国内のシェアについては、アップルに次ぐ2位のソニーが、「騒音を打ち消す新機種で出荷を伸ばしている」としていました。

iconiconノイキャンウォークマンはそれなりに売れたようですが、ネットでもリアルでも売り切れ続出とまではいかなかった感じがします。ノイキャンについては、オリンピックで荒川選手が試合直前に使っていたBOSEのヘッドホンから始まり、松下のD-Snapをはさんでウォークマンという流れが自分の中では印象的。どちらかといえばポータブルオーディオ製品そのものよりもノイズキャンセリングヘッドホンicon自体の認知が広がったような気もします。自分もウォークマンNW-S700シリーズiconでノイキャンを初体験。その実力には感動した口ですが、当のソニーにしてみれば、別な騒音を打ち消してくれるキカイが欲しかった一年だったかもしれませんね…。

そういえば、こちらでは報告してませんでしたが先月に「NW-S705F」を入手した後、あまり時間をおかずにもう一つのウォークマンをゲットしていたのでした。右の画像をご覧いただければおわかりかと思いますが、そうです、CDウォークマンです。

cd_walkman.jpgポータブルのCDプレイヤー購入はたぶん10数年ぶり。S705Fを購入してから、いい音をできるだけでいい音で聞きたいと思うようになったのが理由で、オリジナルCDの原音忠実再生がベストと考えての事でした。購入したのは2005年生産の「D-NE830icon」。デジタルアンプ内蔵で音も良さそうだったのと、愛用中のヘッドホン「MDR-D777SLicon」の実力を試したかったこともあります。D777のヘアラインもキレイですが、NE830のシルバーヘアラインも美しいっすね…。

今年に入ってからウォークマンはATRAC3plusの256でずっと運用していましたが、やっぱりPCMにはかないませんね。じっくりと音楽に浸りたい時は、NE830とD777SLの組み合わせが定番のスタイルになってしまいました。ラックから昔のCDを引っ張り出しては、CDに刻まれた本当に音を再確認するという、ある意味時代と逆行するような行動にまで出ております。再発されたTOTOのCDとか、めっちゃ音が良くて改めて感動してしまいました。リバーブの残響感が全然違いますね。

これを揺り戻しと言って良いのかわかりませんが、気まぐれというか、なんとも勝手な奴ですね、自分。ということで、来年はいよいよSACD再生環境の構築か…ってオイ!

それはそうと、このニュースは結構衝撃的でしたね。これからどうなるんだろう、ビクター…>松下、ビクターを売却へ

【追記】その後、ぴろしきさんから以下のようなお便りを頂戴しました。(感謝です!)

クリクラ時代からお世話になっています。ぴろしきと申します。突然のmailお許しください。06.12.26の記事にあった、良い音を求めての時代と逆行するリスニングスタイルに、いたく共感し筆をとってしまいました。私もたまにPCやクリエでmp3を聞くことがあるのですが、家族が寝静まった深夜に、居間のCDプレーヤーとアンプを起こして、じっくり音楽に没入するのが楽しみです。1度アンプとスピーカーを通してmp3を聞いたのですが、あまりの音質に愕然としました。仕事や移動中の、ながら聞きならいいのですが、音楽と真剣勝負するような聴き方や、心身共に身をゆだねるような聴き方は、現状ではまだCDがベストのように思えます。

レコードからCDへという一大変革があった頃のアナログとデジタルの音質大論争が懐かしいですが、CDが登場したのが1982年前後。それから24年もの間、CDに変わる音楽メディアは育ちませんでしたね。送り手も消費者も音質に関してはCDクオリティで十分みたいなことになっちゃったんでしょうね。SACDといったCDを超えるパッケージメディアが今後普及するのか、はたまたネット経由でPCM配信が実現するのかわかりませんが、大好きな音楽を最高の音で、しかも手軽に楽しみたいという欲求は誰にでもあると思うので、それをソニーには追求してもらいたいですよね~。

オーディオ絡みですが、PS3との相性の良さで話題の「TA-DA3200ESicon」の開発者インタビューが掲載されています。「顧客にとっての評価点は音質」とのコメントが目をひきますね…>ソニー「TA-DA3200ES」がアナログアンプに立ち返った理由

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アウトドアヘッドホンの最高峰「MDR-D777SL」に隠された秘密とは

「目指したのは、アウトドアヘッドホンの最高峰」 設計者に聞く、「MDR-D777SL」の秘密(ソニードライブ)

iconicon自分も発売日にゲットして絶賛愛用中のアウトドアタイプのオーバーヘッドバンド式ヘッドホン「MDR-D777SLicon」(以下D777)のレビューがソニードライブに掲載されました。レビューアーは我らが小寺さんで、設計担当の角田さんとマーケティング担当の野田さんへのインタビューを交えながら、その魅力をめいっぱい伝えてくれています。

先日ちらっと予告しましたが、自分も19日にSMOJを訪問してこのヘッドホンについて色々とお話しをお伺いしてきました。その内容をできるだけ詳細にレポートしようと思っていたのですが、大半は小寺さんが書かれていることとだぶってしまうので、自分が小寺さんのレビューに書かれていないことを補足したいと思います。ということで、小寺さんのレビューをかっちり読んでいただいたという前提でお読みください。

自分がお会いしたのは小寺さんと全く同じで、角田さんと野田さんのお二人。小寺さんをして「ヘッドホン好きの筆者が個人的に「ヘッドホンマスター」として敬愛する人物」と言わしめる角田さんのバックグラウンドについては、実はお会いした段階でも何も知らなかったので、後からおもいきり恐縮してしまいました。そんなにスゴイ方とお話しできた自分はマジでラッキーです。と、それはさておき、D777の開発の背景には「eggo」(<懐かしい!)のロングヒットがあったようで、特に「MDR-D77」は海外での評価も高く海外の営業さんからも同カテゴリーの新製品を期待されていたみたいです。D777の売りというか特徴のひとつでもある「サウンド・イン・ダイアフラム」も元はといえば「eggo」採用されていたものなんですよね。

その、ワンプッシュで周囲の音が聴けるという「サウンド・イン・ダイアフラム」なんですが、購入直後のレビューでも書いたように、バラシもしていないので、どんな構造になっているのかさっぱりわからなかったのですが、なんと今回目の前で角田さん自らがヘッドホンをバラして説明していただきました。これがその内部構造です。もしかして本邦初公開?

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エレキ製品と言うことでどうしても電気回路的なイメージを持っていたのですが、全くの反対というか非常にアナログな、いわゆる「音響的」な機構なんだそうです。小寺さんのレビューの2ページ目にも詳しい解説があるので参考にしていただきたいのですが、ヘッドホンの内側に特定の周波数のみを通す振動板(ダイアフラム)があって、スイッチをクローズした状態は、スイッチの裏側の突起でダイアフラムを押さえ込むことで機能(振動)しないようになっているわけです。で、スイッチをオープンにすると突起がダイアフラムから離れ、特定の音が通過していくということらしいのです。

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ちなみに、スイッチをオープン側にスライドするとスリットらしきものが視認できます。これ、全く気がつかなかったのですが、この隙間から音を取り込むんですね。その音がダイアフラムを経由して音が耳に届くというわけです。お話を聞いた後、帰り道でD777を使って色々試しましたが、雑踏の中などでは確かに人の声が良く聞こえてました。自分のように、自宅でこもって音楽を聴いている時に使ってもあまり意味が無いですが、アウトドアでは威力を発揮しれくるってことですね。(冬場は耳を寒さから保護してくれるので良いですよ~。反対に夏はちょっと暑いかもしれないですけどね…)

d777_04.jpgそれとヘッドホンの外装でデザインのポイントのひとつにもなっているアルミのヘアライン仕上げについても相当なこだわりがあることがわかりました。レビューにも角田さんご本人の言葉として出ていますが、実は3次曲面のヘアライン仕上げというのはかなり難しいらしいのです。自分はこのヘアラインのパーツはてっきりプラスチックのメッキ仕上げかと思っていたのですが、アルミ製と聞いて驚いてしまいました。さらにSONYロゴも削り出しと聞いて二度びっくり。しかも曲げ加工でヘアラインじゃないですか。で、この曲げ加工は実は日本のとある工場の職人芸なんだそうです。クリエでもT400などがアルミのしぼりで同様の職人技が活かされていましたが、ソニーデザインはこうした匠の技があってこそカタチになるのだということがよーくわかりました。

実は職人技はこれだけではありません。ヘッドバンドとハウジング部を繋ぐスチールパイプがありますが、このパイプにも職人技が活かされているのだそうです。このパイプには片出しコードを実現するためのケーブルを通すため穴が空いているのですが、ここで使われているケーブルがこれまたすごい。画像をご覧いただければおわかりの通り、このパイプの表面にスリットがありますよね。ケーブルを通すだけなら素直にパイプに通すだけで良いじゃないかとも思うのですが、なんとこのヘッドフォンのためにカールタイプのケーブルをわざわざ開発したそうなんです。

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自分は話を聞くまでスプリングか何かとばかり思っていたのですがこれがケーブルだったとは…。で、このケーブルをデザイン的に見せたいというデザイナーの要望から、パイプの表面にわざわざスリットを設けたということらしいです。見せる必要のないものをあえて見せてしまうというのが何とも面白いですね。さらに、このパイプにはヘッドバンド調節用の溝の加工が施された上で、キレイに曲がっているのですからどれだけすごいんだって話です。40mmHDドライバーユニットを新たに開発したのもすごいのですが、D777には音以外の部分でも細部に渡ってたくさんのこだわりが秘められていたのですね…。ちなみに、自分の買ったD777はMade in Thailandでしたが、アルミのヘアラインやパイプは日本で加工していて、それを輸送してタイで組み立てているそうです。

また、D777の音作りの基本は原音忠実再生だそうです。チューニング的にもモニターヘッドホンよりで、一番大事にしているのはど真ん中で聞こえるボーカルとか。自分も購入後のレビューで書きましたけど、ボーカルがちゃんと前に出てくるのでものすごく聞きやすいです。ヘッドホンが広帯域の80kHz再生を実現していてもそれをちゃんと鳴らしてくれるハードが少ないので、ヘッドホンの真の実力をなかなか実感できませんが、ゆくゆくのことを考えると余裕があるのに超したことはありません。どんなソースにも耐えうる能力を持っているということは、長く使っていけるという安心感にも繋がります。

そんなD777ですが、小寺さんも書いていらっしゃいましたが、ソニー製品で7が3つもつくのはかなり特別なことなんですよね。それだけ自信作であるということなんでしょう。角田さんもアウトドアタイプのオーバーヘッドの定番になってくれたらうれしいとおっしゃってました。ちなみに、角田さんはD777のことをディートリプルセブンと呼んでいらっしゃいましたよ。これからは自分もそう呼ぼうっと。

ソニーがヘッドホン開発で長年培ってきた技術とこだわりのデザイン、そして日本の職人芸が融合してできあがったヘッドホンが「D777」なんですね。いや~、ますます愛着が沸いてきました。少々お高いですが、以前のレビューでも書いたとおり、10年使おうと考えれば十分元も取れます。住宅事情や金銭的にピュアオーディオの世界に手を出せないという人でもこのヘッドホンがあれば、十分高音質なサウンドを楽しめますし、なんと言ってもその環境を手軽に外に持ち出せるというのが素晴らしいと思います。ということで、機会があったら是非手にとって、もとい、耳にしてみてください。素直な音なので始めは「こんなもんかあ」と感じるかもしれませんが、使っていくうちにその良さが実感できると思いますですよ。

蛇足ですが、エージングについて聞いてみたところ、最近のインナーイヤータイプのものを含めソニーのヘッドホンに関して言えば、キカイで計測した上では効果は無いようです。基本的にはベストな状態で出荷しているということですね。ただ、ヘッドホンの場合はハウジングのウレタンが変形するだけでも音が変わる場合があるので、一概に効果が無いとも言い切れないとのこと。聞く人の耳のカタチが違えば音も違ってくるでしょうしね。見えないだけに音響の世界は難しいというか、奥が深いですよね…。

最後になりますが、今回お話を聞く機会を与えてくださったSMOJさんとただの1ユーザー相手に丁寧に応対してくださった角田さんに改めまして感謝いたします。

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ノイキャンブーム到来か…

軽快さが魅力のNCヘッドフォン――ソニー「MDR-NC22」

iconiconノイキャンヘッドホン「MDR-NC22icon」のレビュー。その仕様などから、どのようなユーザー/利用シーンに適するのかを検証。同機能内蔵のウォークマンS700シリーズとの比較では、「手元のスイッチでNC機能を即座にオン/オフできるぶんだけ利便性は高い」としています。また、音質傾向については、「比較的中低域を重視するという傾向」で「もとから低域の厚いソース(ジャズやバラード)では、低音多加にも感じられる」とか。BOSEやJBLの高級品と比べると、地下鉄内での効果は弱めに感じるとのことですが、そのポータビリティ性能から「初めてNCヘッドフォンを購入する人にも勧めやすい」とまとめていました。

自分はウォークマンS700シリーズのノイキャンしか試したことがありませんが、確かに低域の厚いソースだと低音が強調される傾向ですが、個人的には十分許容範囲です。上を見るときりがないですが、携帯性を加味した上でのコストパフォーマンスは高いですよね。

キーワードは「ノイズキャンセル」?

ITmedia +D LifeStyleのポータブルオーディオ販売ランキング(12月4日~10日)にもノイキャン機能内蔵製品の健闘ぶりが紹介されています。ウォークマン「NW-S705F」が5位に浮上したほか、パナの「SV-SD800N」も久々に10位に顔を出しています。

そういえば、ひと月ほど前にケンビシさんからS/N比を下げるイヤーモールド「FitEar」についてお知らせいただいていたのでした(<感謝です!)。使い慣れたイヤホンと自分の耳の形状に合わせてオーダーで作れるため、装用時の耳への負担も少なくて良いとのこと。オーダーなので値段は大体2~3万円になるそうです。こういうアプローチもあるんですね~。いや~(<しゃれじゃないです)、オーディオの世界は奥深いっすね~。

iconiconソニーのヘッドホンといえば、実は先日アウトドアタイプのオーバーヘッドハンド式ヘッドホンのフラッグシップモデル「MDR-D777SLicon」の開発担当の方とお会いして製品コンセプトなどについてお話を聞いてきました。ロケフリ体験レポートでお世話になっているSMOJの担当者さんの計らいで実現したものです。短い時間でしたけど、色々と面白いお話が聞けました。カタログには載っていないこだわりがいくつもあって、話を聞いては驚いてばかりでした。ということで、詳細については近々レポートしますね~!

W44Sと相性の良いヘッドホンはNC32NX?

ソニエリ製のau「W44S」を入手後、Image Converter 3iconで動画を楽しんでいるという匿名さんから以下のようなお便りをいただきました。(画像も用意していただき感謝です!)

正直、この3インチ液晶に4:3の画像出した時はいまいち感大だったのですが、16:9モードでフル表示するとなかなかイケてます。
iconiconちなみに、ヘッドホンは首かけノイキャンヘッドホン「MDR-NC32NXicon」を使ってます。これが、なかなかW44Sと相性が良い。
というのも、W44Sを画像のような方向に開いて画面見ている時に着信すると「ケータイスタイル」にパタパタと変えなきゃまさに「お話にならない」のですが、ノイキャンヘッドホンとW44S付属のリモコンマイクを接続すれば、着信時もワンクリックするだけです。机上にW44Sを置いて画面再生させながら何かしている時にも、案外リモコンは便利です。

W44S_and_NC32NX.jpg

早速イメコン3をご活用とか。もうこれからはワイドなんですね~。ネックストラップ付きのヘッドホンもありますが、ノイキャンヘッドホンとの組み合わせなら音声もクリアで良い感じってことですね。いや~、単純なことだけど、こういう組み合わせの妙というか、発見するとうれしくなっちゃいますよね。やっぱ、自分も買おうかな…W44S。

お気に入りのヘッドホンがあるならS600シリーズを選ぶのが良い選択?

愛用のヘッドフォンがあるならば

ITmedia +D LifeStyleのポータブルオーディオ販売ランキング(11/27~12/3)。iPodが1~5位を、6~10位をウォークマンが独占してますね。コラムでは9位に初登場した「NW-S603(1GB)icon」を取り上げ、ノイズキャンセリング機能が非搭載でも音作りについてはS700シリーズとほぼ同じとして、お気に入りのヘッドホンがあるならあえてS600シリーズを選ぶのも良い選択とまとめていました。

iconiconS600シリーズですが、値下げも手伝ってか、今はS700シリーズとの価格差も3,000円しかありません。その金額でノイキャンヘッドホンが買えると考えれば、S700を買ってTPOでヘッドホンを使い分ける方が良い選択に思えますけど…。

自分は電車での移動がある場合はもうS705しか持ち歩かなくなりました。家ではノイキャンをオフにして「MDR-D777SLicon」と組み合わせて使うことが多いです。

ところで、S200シリーズはどうなっちゃったんですかね。発売当初の勢いはどこへやら。個人的にはデザイン的にはこちらの方がS700/600よりも好きなんですけどね…。S600の方が安くなっちゃっていることも影響しているのかな…。

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