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ウォークマンA800の開発は商品企画が要求する機能を実現できるチップ探しから始まった

打倒iPodの秘策はあるのか?メーカー開発者に聞く新型ウォークマンの内側

デジタルARENAの特集“ビデオ対応、音質向上! 打倒iPodに燃えるソニー  新型ウォークマン「NW-A800」徹底解剖“の第3弾(最終回)として、ウォークマンA800シリーズiconの開発者インタビューが掲載されました。『日経ベストPC+デジタル』の5月号でウォークマンのバラシ企画をやるとかでデジタルARENA編集部が同行して行われたインタビューとか。ということで、気になるコメントをピックアップしてみました。

・商品企画が要求する機能を実現できるチップを探してもらってから企画がスタート
・CPUとDSPがワンチップになった汎用チップだが、かなりソニー側の要望を組み込んでもらっており、いろいろ提案していく中で、性能を引き上げていった
・動作によって細かくCPUのクロックを制御しておち、常に必要な処理にギリギリのスピードしか出さないようにしている
・音声RSSチャンネル(ポットキャスト)は、今回は対応できていないということ。ポッドキャストを嫌がっているわけではない
・「DSEE」オンで消費電力は3割ほど増える
・「クリアステレオ」はノイズキャンセリングヘッドホンと同じ理屈(ケーブルの長さが違うとインピーダンスも変わるため、延長コードの有無で別々の設定を用意)
・「ダイナミックノーマライザー」はアクティブなゲインコントロール。周波数特性はそのままだが、聴覚の特性として、音量が上がると低域が増えたように感じるため、「ONにすると低域が増える気がする」のだと思う
・(ウォークマンは残留ノイズが多いのではという問いに)かなり良くなっていると思う&(アップル製品よりも多いのではという問いに)決してそんなことはないと思う
・(iPodはパワーがあるのでインピーダンスの高いヘッドホンが使え、相対的にボリュームが上がるので残留ノイズから逃げられるがウォークマンはパワーがないからそれができないという事に対して)ソニーの(モバイルオーディオ用)ヘッドホンは全部16Ωで、チャンネル当り5mWが基準。出力を上げすぎて難聴にならないようにするため。今後の課題にする

iconicon細かい話は置いておくとして、商品企画ありきでそれを実現できるチップを探し、見つかったら見つかったでチップメーカー(NECエレ)と一緒に磨きをかけていったのがA800というわけなんですね。

ノイズに関する指摘は痛し痒しなのかもしれませんが、使う場所もあるでしょうし、気になるかどうかも個人差がありますからね…。ちなみに、自分がノイキャン最高峰の「MDR-NC60icon」を今ひとつだと思うのも、やはりこのインピーダンスの関係からなのかもしれません。

それはそうと、マイコミジャーナルにiPhoneやクリエTH55に近いイメージのSNSケータイなる商品のニュースが掲載されています>iPhoneライクなSNS携帯電話「Pi」開発中 3モデルで今夏発売

ウォークマンはあくまで音楽プレイヤーということですが、何とはなしにこういう方向性にも期待しちゃうんですよね。まあ、この辺はmyloの役目なんでしょうけどね…。

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アームバンドでウォークマンA800を使うとこんなに便利

本日のひとつ前のエントリーにちょっぴり関連することになりそうですが、4/14のエントリーで取り上げたNike+iPod sensor対応のアームバンド「Sportsuit Relay」を使っていて感じたことを書きたいと思います。

先日、ウォークマンA808+WLA-NWB1iconをこのケースに入れ、ヘッドホンはMDR-NC32NXiconVGP-BRM1Diconといういつもの組み合わせで、ウォーキング、じゃなくて外出したのですが、これがことのほか便利だったんです。

アームバンドを左手上腕に取り付け、腕時計のように使うスタイルを試したのですが、これが動画鑑賞にうってつけ。電車内では、座っている時は手持ちのカバンの上に手を置き横向きに、立っている時はつり革をつかむと縦向きに画面方向を変えることでハンズフリーで動画を楽しめました。

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実は昨日、外出してから気がついたのですが、手持ちの腕時計の電池が切れるという事態に陥ったのですが、A808のスクリーンセーバー機能のおかげで時間を把握することもできました(まあ、ケータイ見ればわかるんですけどね…)。しかも、音声はBluetoothなので邪魔なコードも無し。

また、A800で動画は見ないという場合は、今ぐらいの季節ならこの上にジャケットなどを羽織ってしまえばすっぽりと隠れちゃいます。少々コントロールしにくくなりますが、袖をめくるなりすればもう一方の手で細かい操作も可能かと。

ちなみに、「Sportsuit Relay」が無くてもA800専用クリップと他のアームバンドとの組み合わせでもそれっぽく使うことはできました。下の画像はスティックタイプのウォークマン用アームバンドとの組み合わせです。バンドの幅が無いため少々不安定になりますが、使えないことはないといったレベル。ただ、筐体とトランスミッターがもろに露出するし、腕から浮き上がっている様は端から見ていても違和感があるでしょう。

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アサヒビールの腕時計タイプのワンセグテレビじゃないですけど、自分のようなウルトラセブン世代はこういう使い方にひとつのあこがれのようなものを持っているわけで、実際に使ってみると意外にアリなんじゃないかと思えてきたわけです。時計というには少々仰々しいのですが、iPod shuffleのような製品もあることですし、ソニーの小型化技術をもってすれば、腕時計タイプ“にもなる”(<ココがミソ)、液晶付きのウォークマンを作ることなどワケないと思うんですよね。

ということで、ウォークマンがさらに小型化され、Bluetoothトランスミッター機能が内蔵されるようなことになれば、十分こういう展開もありなんじゃないかということを言いたかっただけです。最近の若い人は腕時計を買わずに、ケータイを時計代わりに使ってるなんて話を聞くようになって久しいですが、逆に考えれば若者の腕が空いているってことですよね。こういうグッズをファッションアイテムとして使ってもらえれば、そこそこ面白いことになるんじゃないですかね・・・・・なんてのはやはりオヤジの発想ですかね…。

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iPod nano用のアームバンドをウォークマンA800で使ってみた

暖冬と言われたとはいえ、冬は冬。寒さでモチベーションが下がり、数ヶ月もさぼってしまったウォーキングをそろそろ再開しなくてはということで、こんなものを買ってみました。Nike+iPod sensor対応のアームバンド「Sportsuit Relay」です。前から買おう買おうと思っていたのですが、人気が続きなかなか入手できなかったのですが、ほどなく流通したのか、アマゾンでかなり安く売られていたので衝動的にポチっとなしてしまいました。(同居人から、「アンタはカタチからしから入れないのかい」と言われ、何も言い返せなかったのはご愛敬…)

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Nike + iPod Sport Kitについては以前書いたレビューをご覧いただくとして、このケースはiPod nanoにくだんのアタッチメントをつけたまま使えて、なおかつトランスミッター用の汎用ケースが付属するのがミソなわけです。この汎用ケースがあれば、対応のNikeシューズが無くても使えるってなことが売りなわけですが、そんなことは二の次で試してみたのがウォークマンA800シリーズiconの収納。

右上の画像をご覧いただければおわかりの通り、問題なく使えちゃいました。nanoよりも若干幅広で厚みがありますが、見事に収まってくれました。液晶はフルで見えますし、ボタン類は若干隠れますが操作は可能で、透明エンビで表面も保護してくれます。ヘッドホンプラグの位置もほとんど同じで、まるで違和感無し。

と良いこと尽くめなのですが、いかんせんそうなると不格好なのがトランスミッター部分のブカブカ。そこに登場するのがウォークマン専用のBluetoothトランスミッター「WLA-NWB1icon」。

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これがもう見事なぐらいに完璧な仕上がり、というか収まり。A800をウォーキングやランニングのお伴にするのは少々気が引けますが、単純にこのケースを外出のお伴にしても良いわけですしね。ということで、またひとつA800用のケースが仲間入りっす。

iconiconところで、ソニスタでA800シリーズを購入した方向けにオリジナルケース販売のご案内が届きましたね。自分は勢いで注文してしまったのですが、ギャラリー画像をじっくり見てみたらイマイチな感じがしてきました。まあ、値段が値段なので文句は言えないかな…。何はともあれ、届いたら軽くレビューしたいと思います。

クリアオーディオテクノロジー搭載のリップスティックライクなウォークマンEシリーズ

ダイレクトUSB接続で便利な“ウォークマンEシリーズ”がよりクリアな高音質音楽再生を実現“ウォークマンEシリーズ” 3機種 発売(ソニードライブ)

ソニーは、USB端子でPCやネットジュークとダイレクトに接続が可能な重さ約29gの小型・軽量ボディのウォークマンEシリーズicon3機種を4/21に発売します。内訳はブラック・バイオレット・ピンクのカラバリが用意された4GBメモリー内蔵の『NW-E016』(市場推定価格20,000円前後)、ブラック・バイオレット・ピンク・ブルー・ゴールドのカラバリが用意された2GBメモリー内蔵の『NW-E015』(同14,000円前後)と1GBメモリー内蔵の『NW-E013』(同11,000円前後)の3機種。なお、ソニスタではすでに先行予約発売がスタート。販売価格は4GBモデルが19,800円、2GBモデルが13,800円、1GBモデルが10,800円。

iconiconウォークマンEシリーズへの「クリアオーディオテクノロジー」搭載は初となりますね。また、「ジャケット写真も表示できる3行カラー液晶ディスプレイ搭載」、「3分充電3時間再生、最長約30時間のスタミナ連続再生」、「使いやすい操作性を実現」なども主な特長となっています。付属のヘッドホンはA800シリーズ同様のEX85の同等品。使いやすいという操作性は、側面に集中したボタンのレイアウトから来るもののようです。

また、別売オプションとして、本体色とのコーディネイトを楽しめるネックストラップ付きソフトキャリングケース『CKS-NWE010(全5色)』、スマートジョイント対応のクリップ『CLP-NWE010』、アームバンド&スポーツクリップキット『CKA-NWE010K』、本体を傷や汚れから守る専用シリコンケース『CKM-NWE010』も本体と同時発売になるそうです。

iconicon以前、海外でA800シリーズと並んでリークされたモデルですよね。3/7発表のA800から遅れることおよそ一ヶ月、日本でも正式発表&発売と相成りました。A800のインパクトが大きかったので、このタイミングはある意味うまいと思いましたです。ビデオ再生など全く必要ないという方にはうってつけかもしれないですね。それと、リニアPCMの再生にも対応しているんですね。高音質で聞きたい人にはこれもまた魅力かもしれません。ちなみに、AALには非対応っぽいですね。なんでだろう?

さて、買うか買うまいか…。まずは実物に触ってみるのが先ですかね。

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ノイキャンヘッドホンの最高峰「MDR-NC60」を使ってみたけど…

少々時間がかかってしまいましたが、ソニーのノイキャンヘッドホンの最高峰といわれる「MDR-NC60icon」のインプレをお届けします。昨年度の下半期分で最後まで残っていたソニスタのAV商品15%オフクーポンとA800購入で獲得したソニーポイントなどを使ったので、定価のほぼ半額の12,000円強で購入できました。

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パッケージには、ヘッドホン本体以外に、取り外し可能なステレオミニタイプの接続コードの1.5mと0.5mが一本ずつ、ステレオ標準プラグアダプター、航空機用プラグアダプター、そしてそれらをひとまとめに収納できるキャリングケースと動作確認用の単4乾電池が1本付属します。

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付属のキャリングケースは結構良くできていて、本体以外に付属品一式を収納できるポケットがついてます。本体のハウジング部が90度反転するスイーベル式なのは、このケースや航空機の座席ポケットなどへの収納を考慮してのことらしいです。

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ノイキャン機能を使うためにはバッテリーが必須ということで、NC60は右ハウジングに乾電池を収納するような設計になっています。ハウジングの下にある円いボタンを押してカバーを開いて乾電池を入れるだけ。ノイキャン機能を有効にするにはは、右ハウジングにあるPOWERスイッチをONにします。ノイキャンが有効な状態ではスイッチ上部のPOWERランプが赤く点灯します。ちなみに、乾電池の持続時間はソニーのアルカリで約30時間、マンガンで約15時間だそうです。なお、電池が消耗してくると同じく右ハウジングにあるPOWERランプが暗くなります。

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ヘッドホン本体の作りは非常に丁寧で、メディアのレビューにも書かれていましたが質感はそこそこ高いです。イヤーパッドもD777SL同様にソフトでしっとりしており、装着感も非常に良いです。長さ調節の金具は平板タイプでメモリ入り。ヘッドバンドも非常に柔らかく頭が締め付けられる感覚はありません。この辺は金具の曲げが絶妙なんでしょうね。これもひとつの職人芸なのかもしれません。

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一応、手元にある「MDR-D777SLicon」と比較してみました。サイズ的にはNC60の方がひとまわり大ぶりですが、パーツの構成が似ているため、設計思想そのものは非常に近いと感じました。SONYロゴが入っている部分も色こそ違いますが、3次曲面のヘアライン仕上げになってます。曲面はD777SLよりは緩やかで平面に近いですが…。

デザイン的には、非常にオーソドックスというかおとなしめ。カラーリングも、ハウジングのヘアラインパーツの円周部分とヘッドバンドの金属の平板を除き、大半がブラックなんです。出張が多いスーツ姿のビジネスマンが使っても違和感がないというところを狙ったのでしょうかね。個人的には好きなデザインですが、荒川静香さんは使ってくれなさそうな、ある種男性的なヘッドホンといえそうです。もちろん自分個人の先入観ですが…。

で、肝心要のノイキャン性能と音質についてなんですけど、正直、え~こんなもんなのという感じです。ノイキャンオフの状態では、音圧もなくフィルターがかかったような、音が奥に引っ込んでしまっているような印象です。ノイキャンオンでは、音質が一転。全体がブーストされたかのように定位や音像がくっきりするのですが、高域~中域が強調され、反対に低域が引っ込み気味なるのが気になりました。ちなみに、インピーダンス値がノイキャンオン時に40Ω、オフ時に100Ωだそうですが、これが何か関係しているのでしょうか。知識がないのでよくわからないのですが…。

D777SLと聞き比べてみましたが、NC60のノイキャンオン時に音量的にほぼ同等という印象。メディアのレビューにもあったとおり、NC60の場合はノイキャンオン状態で使用することをすすめていたのもうなずけました。ちなみに、以前購入した「MDR-NC32NXicon」はインナーイヤータイプということもあるのか、ノイキャンがオンでもオフでもさほど音量に変化は無いです。NC60の場合はノイキャンオンとオフであからさまに音量が変わるので少々とまどいましたです。NC32Xで感じた音質の変化は、「あれ、変わったかな?」というレベルなんですが、NC60の場合ははっきりと変化します。

必ずしも音が悪いとか聞きにくいというわけではないのですが、ハウジングにノイキャン回路が入るだけでこんなに音って変わるんだということを認識させてくれるのがNC60です。アナログの権化のようなD777SLと比べること自体間違っているのかもしれませんが、あまりの違いに少々驚きました。

また肝心のノイキャン機能ですが、先週末にウォークマンA808とNC60とNC32NXをもって渋谷までお出かけして検証してきました。NC60は1/6、NC32NXは1/4のノイズ低減効果があるようですが、移動中の地下鉄車内でも街中でも、ぶっちゃけ性能の違いを体感できませんでした。NC60は密閉イヤーパッドを採用しているのでその分ノイキャン効果も高いのかなあと思っていたのですが、必ずしもそうではなかったです。

あと歩行時に足から伝わってくる振動音がかなり気になりました。NC60は正直街歩きには向かないですね。もちろん、履いている靴によっても違うでしょうし、ノイキャンヘッドホンをしたままの歩行自体がある意味危険行為なのであまりやる人もいないとも思うのですが…。それと、これはノイキャンの宿命だと思うのですが、機能オン時はやはりそれなりにホワイトノイズが出ます。このヘッドホンが使われる環境を考えれば個人的には十分許容範囲です。

iconicon以上が購入後数日間使ってみた感じたNC60の印象です。ほんの数日間しか使っていなくて結論を出すのもどうかとも思いますが、正直なところ自分にはこのノイキャン最高峰と言われるヘッドホンの良さが理解できませんでした。好みの問題はありますが、ぶっちゃけNC32NXの方が自分には合っているというか、良いじゃんぐらいの勢いです。半額で買えたから良かったようなものの、もしも定価で買っていたらかなりがっくりきたかもしれません。当初は「DR-BT50icon」を買うつもりだったんです。ただ、そうすると使える機器が限られちゃうし、なによりデザインがD777SLとそっくりだったこともあって、汎用性を重視してNC60に決めたのですが、正直自分には必要なかったかもしれません。

ということで、少々厳しい評価になりましたが、これはあくまでSPA個人の感じた印象です。人によっては全く印象も異なります。なので、購入を検討しているという方は、絶対に視聴した方が良いと思います。高い買い物ですから、ポータビリティ性能についても見定めないとですね。

(やっぱり、ヘッドホンにも相性ってあるんですよ、きっと…。)

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世代が変わったといっていいほど使いやすくなっているウォークマンA800

#連日のようにウォークマンA800シリーズネタが続いていますが、個人的な嗜好ゆえ何とぞお許しを…。

新型ウォークマン徹底解剖レビュー 高域補完機能「DSEE」の検証実験で驚きの結果が!

デジタルARENAの特集“新型ウォークマン「NW-A800」徹底解剖”の第2弾として、ウォークマンA800シリーズicon本体のレビューが掲載されました。注目は高域補完機能を「DSEE」の検証。効果の程を視覚化してくれているのでわかりやすいです。「音源の解析と合成を小さなウォークマンでリアルタイム処理しているのだとすれば、ちょっとすごいこと」とのコメントも。また、

・音楽再生中に他のモードへ移行すると、一時停止がワンアクションではできない。サブメニューを呼び出して画面を切り替えなければならないのは、全体の洗練された印象を削いでしまうようで惜しい
・アップルは「iTunes Store」「iPod」「Apple TV」という一連の戦略の中で動画コンテンツを利用しているが、ウォークマンにそうした戦略は見えない。より広範なユーザーに向けた製品とすれば、テレビの録画番組が簡単に持ち出せるといった、単純で分かりやすいウリも必要だったのではないか

iconiconといった指摘もあります。また、アナログ出力の部分にまだ物足りないところがあるとして、残留ノイズや、ヘッドホンアンプの出力の低さをあげていました。「ウォークマンが本気で音質を訴求するのであれば、この辺の問題はぜひとも解決して欲しい」とのコメントもあります。

さらに、データ転送の遅さも気になったそうですが、これは自分も全く同感。一概に比較できないかもしれませんが、手持ちのiPod&Macの組み合わせの転送(同期)スピードの速さに慣れていることもあり、特に遅く感じます。本体の快適さを実現できたのだから、今度は他の機器やサービスとの連携にも力を入れて欲しいです。

音質といえば、東芝のgigabeat新製品も高音質が売りらしいですね。サイズも小さく、ディスプレイに有機ELを採用。レスポンスも良好でA800に対しても競争力ある製品との評価。ただ、「付属のイヤフォンの質感など、その音質を製品のトータルパッケージの中で活かせていないようにも思える」とのコメントもあります>【新製品レビュー】新1ビットDAC搭載で音質勝負。「gigabeat U」

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