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Bluetooth内蔵ウォークマンA820シリーズ ファーストインプレッション

銀座ソニービルで先行展示中のウォークマン新製品を見てきました。何はなくともNW-A820シリーズiconです。Bluetooth機能内蔵で音楽のリスニングスタイルが大きく変わりますよー。(長文でしかも画像がでかくてすいませーん!)

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A820シリーズはフラッグシップモデルのA910シリーズと並んで展示されており、モック3台のほか、自由に触れる実機がブラック1台。これらとは別にコンシェルジェさんのデスク近くにあるショーケース内にホワイトとピンクの実機が1台ずつ展示されていました。

A800シリーズを使い慣れているせいもあって、幅50.2mmは想像していたよりもはるかに大きく感じましたが、持った感じは悪くはありません。表面積の割に薄くて軽いからなんでしょうね。デザインはA910シリーズよりですが、A800シリーズ譲りのフラット感も持ち合わせています。

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ボタン類はA910シリーズに近いですが、上下左右のキーにはテーパーがかかっており、910のそれよりも操作がしやすいと感じました。バック&オプションボタンは、片手で持った時に操作しやすい位置にあるし、サイズが小さいのも誤動作を防ぐ意味もあるのかもしれません。

右側面には上からボリュームキー、Bluetoothボタン、ホールドスイッチがあり、上面にノイキャンスイッチがあります。Bluetoothはボタンの長押しで機能し、ペアリング済みの機器があれば即座に接続が確立。動作状況は上面右のインジケーターで確認できます。ブルーの光はBRM1程ではないですがそれなりに目立ちます。個人的にはもう少し控えめでも良いかなと思いました。

背面は一枚物でなく、上部1cmほどが別なパーツでネジ止めされています。どうやら、このパーツがBluetoothのチップというかアンテナっぽいです。ウォークマンロゴはともかく、機器情報のプリントは毎度毎度で残念。本体カラーに合わせたグラデ色で多少なりとも目立たなくするとかして欲しいところです。また、背面下部には付属のスタンドチップ用の穴が空いています。スタンドチップはプラ製でストラップ付き。

下部にはWMコネクタとその左にヘッドホンコネクタ。ノイキャン対応のSシリーズはヘッドホンコネクタ部に出っ張りがありましたが、A820シリーズにはありません。よくぞここまでフラットにできたものだと感心します。今回驚いたのが付属のノイキャンヘッドホンの仕様。実機の展示コーナーではBT50との組合せしか展示されていなかったので、アテンダントさんに言って出してもらいました。わかりにくい画像で申し訳ないのですが、今回はなんとロングコードです。そして、ヘッドホンの左右に分岐する部分が非常にコンパクトになってます。初代S700シリーズに付属するヘッドホンは、この部分にノイキャン機能に必要なパーツらしくものが組み込まれていましたが、今回のヘッドホンにはそれが無くなったみたいです。左右のコードのバランスも大変グッド。

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Bluetoothの各種設定へはホームの右上にあるBTアイコンでアクセス。意外に設定項目が多くてびっくり。音質モードはなんと3段階。クイック接続は複数の機器とペアリングした場合に最優先で接続する機器を設定できるのでしょうね。サウンドエフェクトは時間が無くて確認できなかったんですが、サラウンド、イコライザーといった機能を有効にしたりできるのかな?

実際のペアリングは試せませんでしたが、Bluetoothボタンの7秒長押しでできるようです。画像はありませんが、パスキーは任意の値を上下キーで入力できるようでした。ソニーの機器は「0000」が標準ですが、他社の製品では「1234」などの場合もありますからね。これは素晴らしい配慮かと。接続確立中の画面表示もなかなか凝ってましたですよ。

全体的な操作感は快適そのもの。A800シリーズ同様、ノンストレスのバリ速っす。mylo2もこれぐらい速ければ…って関係ないですね。音質に関しても問題ないでしょう。A800シリーズ以降はどの機種も基本的には高音質ですからね。ノイキャンのホワイトノイズの量とかはよくわかりませんでした。静かな場所じゃないと聞き取れないですし…。あと、Bluetooth転送による動画の音声遅延がどの程度かも確認し忘れました。デジ・デジ転送だからNWB1を噛ませるよりは多少は速いのかもしれません。

時間も限られていたので、この程度のインプレしかできませんが、個人的には非常に好印象。BluetoothとノイキャンをWで内蔵しながら、コンパクトにバランス良く、それもそつなくまとめ上げてしまうソニーの仕事ぶりに感心しました。実際のところ、デザイン的には好みではないのですが(すいませんね、デザイナーさん)、機能がそれを軽く凌駕しているので、個人的には全く気になりません。てなことで、こいつは買いです。借金してでも買いますよー!ちなみに、ホワイトも意外に良い色でした。A800シリーズ同様、背面のマットな肌触りもグー。ソニスタ限定モデルは展示が無かったので確認できず。お台場に行けば見られるのかな?ということで、どのカラーにするか非常に迷い中です…。

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(長くなったので周辺機器と新Eシリーズは別エントリーで紹介しますね)

ウォークマンAシリーズ新製品はBluetooth内蔵でノイキャン機能付き~Style-Upパネルで着せかえが楽しめる新Eシリーズも登場

Bluetooth(R)機能内蔵 ビデオ再生対応 “ウォークマン Aシリーズ”

ソニーは、約9.3mmの薄型ボディに2.4型液晶を搭載し、ノイズキャンセリングに加え、Bluetooth機能をも内蔵したウォークマンNW-A820シリーズ2機種(16GB、8GB)を3/20に発売すると発表。大画面でのビデオ再生、高音質での音楽再生に加え、Bluetooth機能内蔵により、外ではBluetooth対応ヘッドホンでコードを気にすることなく音楽を楽しむ、家ではウォークマンをリモコンのように使ってBluetooth機能対応スピーカーで再生する、さらにBluetooth機能対応のカーステレオと組みあわせてウォークマンの音楽を車内でも楽しむといった、ヘッドホンコードや接続ケーブルに制限されない自由なリスニングスタイルを提案するそうです。

価格はオープンで市場推定価格は、16GBモデルの『NW-A829』が38,000円前後、8GBモデルの『NW-A828』が28,000円前後とか。カラーは、それぞれブラック、ホワイト、ピンクの3種。お馴染みのソニスタ限定モデルは本体カラーがゴールドの16GBモデル「NW-A829/N」だそうです。

本体右側面にBluetoothボタン、上面にインジケーターを装備。Bluetoothボタンの長押しでペアリングしているBluetooth機器と簡単に接続できるそうです。Bluetooth機能オフ時、音楽は約36時間、ビデオは約10時間、Bluetooth機能を使っても、音楽は約15時間、ビデオは約7時間の連続再生が可能とか。薄さ約9.3mm、約59gの軽量ボディもうれしいですね(A910は12.3mm、約74g)。

また、別売のビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」を使えば、テレビチューナーと接続してテレビ番組をリアルタイムでウォークマンに録画することも可能。また、クリアケースなどお馴染みの専用オプションのほか、持ち運びに便利なポータブルミニスピーカー「SRS-NWT10M」も発売されます。

多彩な着せかえが楽しめる“ウォークマン Eシリーズ”発売

また、ウォークマンEシリーズの新製品も同時に発表されました。「Style-Upパネル」で着せかえが楽しめるUSBメモリータイプのウォークマンNW-E020Fシリーズ3機種(4GB、2GB、1GB)で発売は3/8。豊富なカラーバリエーションとして10パターンの別売「Style-Upパネル」をオプションで用意。FMラジオも搭載。3分充電3時間再生、最長約30時間のスタミナ連続再生が可能。価格はオープンで、店頭予想価格は8GBの『NW-E026F』が16,000円前後、4GBの『NW-E025F』が13,000円前後、2GBの『NW-E023F』が11,000円前後。

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ソニーのヘッドホン用イヤーピースにもの申す

昨日、外出時に久しぶりにノイキャンヘッドホン「MDR-NC32NXicon」を使いました。繋ぐはBluetoothレシーバー「DRC-BT15Picon」。ノイキャン&Bluetoothで移動中も快適と行きたかったのですが途中でトラブル発生。まずはBT15Pのバッテリー切れ。単純に充電を忘れていたからなんですが、1時間ももたずに使えなくなってしまいました。NC32NXはネックストラップタイプなので、A808を直づけしてその場は事なきを得たのですが、その後にCDショップに立ち寄ったのが運の尽き。

店内にいる間だけヘッドホンを外していたのですが、会計を済ませて(<また買ったのか)店を出てからNC32NXの右耳のイヤーピースが無くなっていることに気がつきました。ショルダーバッグのベルトや服とこすれたかなにかで変な力が加わってとれちゃったんでしょうかね。あー、やっちゃった。と心の中で嘆く自分。一応、CDショップに戻って店内を探したのですが見あたらず。店の外に出てからはずれた可能性もあるということで、素直にあきらめて銀座ソニービルに向かいました。

iconiconで、mylo新製品を見た後、アビックさんでスペアイヤーピースicon買いました。実はアビックさんでイヤーピース買うのはこれが2回目。以前も同じことやってるんです。なんで、ソニービルに行く用事がある時に限ってイヤーピース無くすんでしょうか、オレ。ただ、前回の場合はしばらくしてから無くしたと思っていたイヤーピースがバッグの中から出てきたんです。

こういう無駄な金を使わないためにも、この手のヘッドホンを持ち出した際は、耳から外した時はイヤーピースも外してカバンなどにわかるようにしまっておこうみたいなことも考えていたんです。それなのに…。喉元過ぎればなんとかで、ホントダメダメです。

結局、今回もイヤーピースを買う羽目になったわけですが、ソニービルから地下鉄の駅に向かう間に、歩きながらスペアイヤーピースの封を切ってNC32NXに取り付け、さあ音楽聞くぞーってなことで、耳に入れようとしたんですが、右耳だけ妙な違和感があるんです。おかしいなあと思って、NC32NXの右のヘッドホンを見てみたら…イヤーピースが何故か2個ついてる。無くなったはずのイヤーピースがくっついていたんです。

なんだよ、耳の中に残ってたのかよ…。って、おい!そんなことより、オレはこれを右耳にいれたまま山手線に乗って、しかも銀座ソニービルに来てうろうろしていたのか。あー、なんと恥ずかしい失態…。どうしてイヤーピースが耳に入ってますよ、って教えてくれなかったんだよ。と、myloを触っている時に右側にいたコンシェルジェのお姉様がたに当たりたくもなるぜよ。

ということで、スペアーイヤーピースばかりがゴロゴロしている我が家でございますが、ソニーには今後出すヘッドホンのイヤーピースは、EX700ばりに、ちょっとやそっとじゃはずれないようにきっつく作って欲しいと思います。

【追記】その後、sugiさんからお便り頂戴しました。(感謝です!)

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【みんぽすモノフェローズ】リニアPCMレコーダー「PCM-D50」を試す(2)~宅録編

生楽器の録音に力を発揮するD50ですが、空気を伝わる音であればなんだって録音できるわけです。当然、バンド演奏の生録だっていけちゃいます。とはいえ、自分がバンドを組んでいたのは大学時代まで。社会人になってからはバンド活動もままならなくなり、MIDIやらダブルカセットMTRなどでひとりでせっせと多重録音してました。その後、紆余曲折あって(?)、この手の機材や楽器と縁遠くなってしまいましたが、押入を引っかき回してみたところ、手頃な機材が見つかったので、今回はそれを使って一人バンドのライン録音を試してみることにしました。

■宅録派はライン録音で

D50のLINE IN端子は右側面の上から2番目。ステレオミニ端子で光接続にも対応。CDやMDプレイヤーなどを光接続コードで繋ぐとデジタル録音も可能で、D50の内蔵メモリーにダビングすればD50を高音質のオーディオプレイヤーとして使えます。これ以外にも、DATやデジタルMTRなど、光出力ができる機器であれば、デジタル録音できちゃうそうです。

音楽CDをデジタル録音をしてもファイルは公開できませんので今回は手持ちのMTRを使って外部録音を試します。使うのはZOOM社のPalmtop Studio「PS-02」。乾電池駆動の手のひらサイズのMTRで、出た当時は世界最小のレコーディングスタジオと言われていたヤツです。PS-02自体が優れもので、小さな筐体に3トラックのマルチレコーダー機能を有しているのですが、ここではリズムマシン兼アンプシミュレータとして使い、最終的なアウトプットをD50で録音します。

PS-02のインにはエレキギター(シェクターのストラト&ヤマハのベース)を一般的なギターシールドで、PS-02のヘッドホンアウトをD50のLINE INにステレオミニケーブルでそれぞれ接続。PS-02のプリセットソング(パターン)にあわせて適当に演奏したものをD50で録音してみました。なお、ファイルは前回同様、Sonic Stage Mastering Studioでノーマライズ後、24bit SBM WAV(16bit/44100)で出力後、さらにATRAC3 256kpsに変換しています。

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03_elg_spa.OMA(エレキ・シェクターストラト&ヤマハベース・2分59秒・5.49MB)

アコギで指ならしをしていたこともあって、エレキに持ち替えるとラクチン。弦はかなりさびていたんですが、張り替えずにPS-02のエフェクトでごまかすことに。基本はアドリブ(適当)で一発録り。エフェクト変えたり、ピックアップを切り換えたり、指弾きしたり、コードカッティングしたりといろんなパターンを録音しましたが、レベル調整さえ間違えなければ問題なく録音できます。ベースも何年かぶりで弾きましたけどPS-02のリミッターがちゃんと効いているのか、派手なチョッパーでも音割れしません。演奏内容はともかく、音のクオリティも十分。ノイズらしいノイズも感じられません。D50のライン録音、全然問題なしです。

今時のMTRは恐ろしく高機能ですから、こんな使い方をする必要もないでしょうけど、一昔前の機材を使っている場合は便利かもしれません。ギタリストな人ならPODのようなアンプシミュレーターをかませて、お気に入りの音色やフレーズ、コード進行のメモ帳代わりに使ったりしても良いかもです(<適当)。

■Sonic Stage Mastering Studioで編集・出力

D50はレコーダーとしての機能は優秀ですが、単体で可能な編集作業は曲の分割(DIVIDE)程度に限られます。なので、細かい編集は録音データをPCやMacなどに取り込んで、音楽ソフトで行うのが一般的なパターンになりそうです。D50にはマスタリングソフト「Sonic Stage Mastering Studio(以下、SSMS)」が標準で付属していますので、追加投資いらずで録音したデータをある程度まで編集・加工して、最終的にCDに焼くといったマスタリングまでの作業が行えます。バイオ以外のWindows PCでも使える初めてのSSMSという点にも注目が集まりましたね。ちなみに、D50はUSBマスストレージ対応なのでドライバいらずでPCに接続可能です。

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今回公開させていただいたデータは、手持ちのバイオ「type T(TX90PS)」にSSMSを導入後、D50から録音データを吸い上げてから編集と加工を施し、SonicStageに読み込んでからATRAC3変換とデータ結合を行ったものです。具体的には、SSMSではエフェクトは一切使わず、データの分割、ノーマライズ、トリム・フェードだけを使用。出力(ミックスダウン)はWAV形式でサンプリング周波数は16bit/44,100Hz、さらにSBMを有効にしています。一昔前のノートなのでCPU的につらいかなとも思ったのですが、ノーマライズもサクッと終了。なかなかに快適に使えました。エフェクトを使わなければさほど負荷もかからないみたいです。

ちなみに、SSMSで編集・加工したデータを、録音時のフォーマットのまま、再びPCMレコーダーやあのHi-MDに出力することもできるそうです。クオリティを少しも落としたくないという人には便利な機能ですね。なお、SSMSについてはAV Watch、藤本健さんのDigital Audio Laboratoryに詳しいので興味のある方は是非>ソニーのポータブルPCMレコーダ「PCM-D50」を試す~ 実売6万円。16bit録音用のディザリング機能も~

■まとめと雑感

iconicon実際に生録を試すまでがてんやわんやでしたが、単体のポータブルレコーダーとして、PCM-D50iconは本当に良くできていると思いました。高レスポンスがもたらす快適な操作性は言うまでもないのですが、わけもなく触りたくなるガジェット感や昔のソニー製品が持っていたアナログなテイストなどがうまくブレンドされているように思います。ロハスでエコでオーガニックな時代の今だからこそ、生音を大事にしたい(しよう)ということもあるのかもしれません。

自分は試しませんでしたけど、音楽関係ではサンプリング用途などにも使えるのではないでしょうか。高性能なICレコーダーとして重要な会議を録音したり、ポッドキャスティング用のボイス録音機器としても活用できそうですね。万人が必要とするアイテムではないけれど、特定の人にとっては仕事や趣味に大変役立つ便利なアイテムになると思います。

ただ、今の自分にとってはどうだろう。音楽は好きだけど生録派でないのでぶっちゃけまったく必要ありません。あと、高音質なオーディオプレイヤーとしても使えるとありますが、さすがにでかくて重すぎますですよ。自分には無理…がっ!なんとなく後生のために所有はしておきたいような気もします…。「あればあったで便利かもしれないけど、無くても生活には全く支障がない」というのが今の自分のとってのD50のようです。(というか、ソニー製品自体、そんなモノばかりなのかもしれませんけど…)

最後になりましたが、D50を貸し出してくださった「みんぽす」さんにこの場を借りて御礼申し上げます。

【みんぽすモノフェローズ】リニアPCMレコーダー「PCM-D50」を試す(1)~生録編

d50_01.jpg予告していましたソニーのPCMリニアレコーダー「PCM-D50icon」のレビューです。この手のレコーダーは、展示会や店頭でちょこっと触った程度で、実際に使い込むのは実は初体験です。

なお、今回の実機は「みんぽす」のモノフェローズ制度を利用してお借りしているものです。みんぽすとモノフェローズの詳細についてはこちらをご覧ください。また、D50の製品パッケージや専用オプションの詳細については、モノフェローズ仲間のVirgoさんが素晴らしいレビューを書いてくださっているのでそちらをご参照ください。

■とりあえず使ってみた

こういう商品は箱から出して即使いたい性分なんです自分。本体とACアダプターだけ取り出し、後先考えずに電源オンです。モノクロ液晶ディスプレイにSONYロゴ表示。ほどなくして内蔵メモリーへのアクセスがあり、ディスプレイが標準画面になれば使い始められます。時間にして10秒もかかってません。起動が速いのは良いですね。

あと、なんでしょう、この手触り感は。ずっしりと重く、ひんやりと冷たい。冬場に長時間、しかも素手で持つのはしんどい…のだけれど無駄に手に取りたくなってしまうというか。手に余るサイズなんだけど、わしっとわしづかみしたいというか。無駄に多いボタンやダイヤルが妙にオトコゴコロをくずぐるというか。

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GUIはオールイングリッシュ。この手のAV機器は昔から日本語は使わんですよね。また、ディスプレイに表示される情報もいたってシンプル。レベルメーター、時間情報、録音・再生状態、フォルダ・トラック番号、などで画面の大半を占めています。所詮はレコーダーだもの、こんなもんで十分です。で、後先考えず、おもむろにRECボタンを押すわけです。だって、マイク内蔵なんですもの。余計なセッティングもいらないのです。

d50_05.jpgRECボタンが赤く光ってPAUSEボタンがオレンジ色に点滅。でもって、ディスプレイの右にあるREC LEVELダイヤル(アナログ!)で録音レベルを調節してからPAUSEをおもむろに押すと録音開始です。レベルメーターがせわしなく動きます。録音を終わりたければストップボタン。プレイボタンを押せば直前に録音したものが即再生されます。なお、再生音の確認にはヘッドホンもしくは外部出力が必要です。ちなみに、ヘッドホン端子用のボリュームは液晶左のボリュームダイヤルを使います。

カセットデッキやラジカセ、録再可能なMDウォークマンなどを使ってきた人なら迷うこともないでしょう。単体で使う場合はICレコーダーそのもの。録音対象にマイクを向けてボタン操作するだけでとりあえず録音できるのが良いですね。録音を開始するまでの5秒前がバッファされるプリレコーディング機能も付いていますから、録音対象によっては便利に使えますね。てなことで、取説いらずでアナログ感覚で使えるD50、なかなかにすごいです。

■生録にチャレンジ

取説にも一通り目を通した後、次はいよいよ本格的な生録にチャレンジ…といきたいところだったんですが、何を録音すれば良いのかとしばし悩む自分。昔、デンスケにはあこがれた口ですが当時は高価でまったく手が出せず。中坊の頃に買ってもらった東芝のラジカセ「アクタスパラボラ(だったかな)」も、気がつけばFMのエアチェックが主体。

物心ついた頃にはギターにはまり、おきまりのバンド活動。バンドの練習にしても学校やスタジオでしたが、自分たちの演奏を録音するためにでかくて重いラジカセ(当時)を持ってくるような甲斐性のあるヤツは一人もおらず。ラジカセはもっぱら楽曲のコピーやら楽器の練習用に使うものでしたから…。当時、D50のようなレコーダーがあったらどれだけ便利だったことか。

てなことで、野鳥や電車(SL?)の音を録音、みたいな生録マニア生活をスルーしてオトナになった輩がいまさらそういうものを追いかけても面白くないだろうということで、ここはストレートに生楽器を録音してみようということにしたわけです。今、手元にある生楽器はウクレレとアコギ(オベーション)だけ。とはいえ、いずれもケースにしまいっぱなしで何年も手を付けていないしろもの。さびた弦の音を録音したらD50に申し訳ないということで、何年かぶりで楽器屋に行って新品の弦を調達。オベーションだけですが、せっせと弦を張り替えてなんとか使えるようにしました。

がっ!何年もギターに触れていなかった自分の指はふぬけのようにふにゃふにゃ。皮がむけるは痛いはでまったく使い物になりません。とはいえ、他に録音対象も思いつかず…。あきらめて指の痛みと闘いつつ、生ウクレレと生ギターの録音にチャレンジしてみました。ちなみに、アコギの録音なんて人生初です。

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ソニーからBluetooth対応オーディオレシーバー&スピーカーの新製品が登場

本日、Bluetoothネタを取り上げましたが、なんともタイミング良く、ソニーから新しいBluetooth対応アクセサリーが登場です。好みのヘッドホンと組み合わせて、ポータブルオーディオプレーヤーや携帯電話などの音楽をワイヤレスで楽しめる、ワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BT15icon」とポータブルオーディオや携帯電話の音楽を高音質で聴けるワイヤレススピーカー「SRS-BT100icon」の2機種でいずれも3/10発売予定だそうです。

iconiconDRC-BT15icon」は既発売の「DRC-BT15Picon」の型番からPが無くなっただけで、販売価格も機能も全く同じみたいです。唯一の違いはカラバリ。BT15Pはau「W54S」とのマッチングもあって4色の展開ですがBT15はホワイトとブラックの2色のみ。ちなみに、BT15Pには青みがかったベルベットブラックはありますが、ブラックは用意されていません。わざわざ型番を変えて出すのは販売店での売り場の関係みたいです。純粋なブラックカラーがお気に入りという人は迷わずBT15を選択って感じですね。

iconiconSRS-BT100icon」はディスコンになった「SRS-BTM30」の後継なんでしょうね。とはいえ、デザインもスペックも大幅に変わりました。ハイパワーデジタルアンプ搭載で総合出力30Wの迫力あるサウンドを再生。Bluetooth Ver.2.0+EDR採用により、周囲の電波の影響による音切れも発生しにくいとか。また、ソニーのBluetooth機器ではデフォルトになりつつあるSCMS-Tへの対応も果たすなど、ワンセグケータイとの連携も意識した商品に生まれ変わってます。価格はソニスタで14,800円。

また、Bluetooth搭載ではありませんが、コンパクトボディながらパワフルかつクリアなサウンドを再生するアクティブスピーカーの新製品「SRS-M50icon」もラインナップに追加されました。ジョイント機構で持ち運びも快適とか。価格はソニスタで4,980円。

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