「ノイキャン」タグアーカイブ

PCレス&高音質化の先にあるモノ

「いい音だと驚かせるだけの自信はある」――新ウォークマン&ネットジューク(前編)
「目指したのは“発見”のある音楽生活」――新ウォークマン&ネットジューク(後編)

iconiconウォークマンとネットジューク新製品の企画担当者へのインタビュー。製品のコンセプトと狙い、コンセプト実現のための技術の詳細についても尋ねたとか。ポータブルオーディオも普及期に入り、ソニーとしての次の“何か”を提案するアイデアとして出てきたのが「PCレス(=ウォークマンとネットジュークを連携)で、その上で“ソニーならでは”として何ができるかを、製品へ機能として実装することにしたそうです。

PCレスも高音質(&ノイキャン)も予想外ではありませんでしたが、次のステップへ踏み出すためには必要不可欠なことだったのでしょうね。Aシリーズでのブレを修正し、オーディオ復権への道を歩み始めたソニー。言うまでもなく、次の課題はサービスとの連携と思いたいですね。
とここで、突然ですがKELLYさんからのお便りをご紹介。(感謝です!)

ソニーのオーディオビジネスはNapster対応がブレイクスルーに→まさにそうですよね。Napsterにもソニーにもメリットがありますね。国内デジタルミュージックプレイヤーの市場の中で、20%以上のシェアを取っていくためにできることは何でもやっていくという姿勢が欲しいです。動画対応のウォークマンの開発も進んでいるそうですが、WALKMAN=MORA、SONICSTAGEのしばりをはずして、ipod=ituneを超えて欲しいものです。

おっしゃるとおり、これからのソニーには何でもやっていく姿勢が必要ですね。いつまでもMoraのような偏ったサービスににしがみついていると、オリコンみたいになっちゃいますぜ…>オリコン、パソコン向け音楽配信から撤退

そして、そのサービスとハードの融合では世界で最も成功しているアップル。クイックホイールの無いiPodの噂もあるようですが、それはそれとして、高音質を追求したiPod Proなんて製品が出てくるようになったらまた引き離されちゃうかもしれませんね…>iPodからクリックホイールが消滅する?–アップルが新デバイスの特許を申請

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NetJuke&WalkmanでNapsterは夢なのか…

「PCレス」ソリューションを実現する多機能コンポ ラジオ録音の革命「トーク」と「音楽」を自動分類 ソニー ネットジューク「NAS-M90HD」

iconicon個人的には待ってましたの新ネットジュークiconの最上位機「NAS-M90HD」のレビュー。ウォークマンとの連携が最大の売りながら、全ての機能を満足に使いこなすには最新のNW-S700/600シリーズが必要になるのは残念な限り。旧機種を2世代に渡って使ってきた身としては、新製品の魅力は十分すぎるほどわかるのですが、いかんせんタイミングが…。個人的にNapster上陸のインパクトは大きくて…。

で、思ったのですが、これからはエニーミュージックももっとオープンな戦略を取った方が良いのではないかと…。Mora&HMVという足かせを取っ払って、Napsterを取り込んで欲しいなあ。任天堂のWiiじゃないけど、寝ている間に、自分の好きなジャンルの楽曲ラインナップや、バイヤーお薦めのアルバムなどがHDDに取り込まれるとか、そういうことできないですかね。ネットジュークでそこまでできたら最高なんですけどね。もちろん、ウォークマンもWMA DRMに対応してくれないと困るんですが…。

そういえば、新ウォークマンに付属のSonicStage最新版(4.1)についてTAKEさんから以下のようなお便りをいただきました。

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ウォークマンS205F/Bアームバンド対策品の出来は…

蔵三さん(@”S” style)からウォークマンSシリーズソニスタ限定モデルicon付属のアームバンドの不具合対策品について以下のようなお便りをいただきました。

tataさんやSPAさんのお話にあった205F/Bの付属アームバンドの件ですが、私の方にもsonystyleの担当の方から電話が有り、対策品が手元に届きました。さっそく試用してみたのですが、問題なく使用出来そうです。SPAさんの方はいかがでしたか?私としては、シンプルでストッパーにカチッとおさまる今回の対策品の方が良い出来だと思いました。今後はオプションの方も同様の仕様に変更される可能性も有るのではないか…と予想しています。最初からこうしておいてくれればいいのに…と思いました。また、今回は自分の事より、tataさんの事や被害の拡大の方が心配だったのですが、最小限にくいとめる事が出来たようで安心しました。

お知らせありがとうございました。残念ながら自分の手元にはまだ届いていないのですが、蔵三さんご自身のブログエントリーで対策品の詳細はばっちり確認させていただきました。プラスチック製のホルダーそのものに凸状の突起を設けたって事のようですね。別売の純正品も程度の差こそあれ、ゴムがはがれる可能性はあるので、どこかのタイミングで対策品とさし変わるのかもしれませんね。これなら自分も安心できそうです。ということで、速攻レポート感謝でございます!自分も届いたら確認してみま~す。

iconiconそんな対策が取れたからなのか、ソニスタがメールでS205F/B入荷の案内を出していましたね。品切れの状態が続いていた=アームバンド対策品完成を待っていたともとれますが、なんにしても発売再開は嬉しいことです。話題性は「NW-S700F/S600シリーズicon」の方が上かもしれないけど、軽さとスポーツ機能が「NW-S200シリーズ」の売りですからね。Nike+iPod並に機能拡張してくれる可能性を高めるためにもたくさん売れて欲しいです。

iconiconそういえば、不遇の時代の売り上げを支えてくれたウォークマンEシリーズiconも新製品投入により値下げされましたね。2GBモデルが約2,000円。1GB/512MBモデルで1,000円の値下げで買いやすくなりました。USBコネクタ搭載モデルはEシリーズのみなので、USBメモリとして積極的に活用したい人には魅力的なプライスダウンになりましたね。

それと、ノイキャンヘッドホン「MDR-NC22icon」を購入なさったTomo2さんから感想が届きましたので以下にご紹介。(毎度感謝です!)

NC11Aと比べると格段に音質もNCも能力UPしてます。電車から発生するモーター音や空調音などはほとんど消えます。油断していると車内アナウンスさえ聞き逃すほどでした。NC11Aで気になっていたケーブルと着衣の摩擦音なども気にならなくなり快適でした。NC11AではNCオン時には音量を上げる必要を感じましたがNC22では逆に下げて聞くようになりました。全体的にコンパクトになり取り回しもGOODですよ。

iconiconNW-S700Fシリーズiconには標準で同等品が付属ということで、ノイズキャンセリングヘッドホンiconの認知度も上がってにわかにブームになってきてますね。自分も以前のモデルではバッテリーボックスの大きさが気になって手を出す気が起こらなかったのですが、今回の新製品群はS700Fシリーズ付属品を含めて非常に評価が高いので、考えを改めようかなあという気になってきております。

反対に反応が聞こえてこないのがBluetooth対応アクセサリーiconの新製品群。SDCで実物を拝んだときにも思ったのですが、ぶっちゃけどれもこれもデザインが微妙なんですよね。「VGP-BRM1Dicon」で満足しているということもあるのですが…。

【追記】新ウォークマン「NW-S706F/Ticon」をご購入したTAKEさんからその感想をいただきました。

新しいウォークマン昨日届きました。ソニスタ限定のエボニーブラウンです。正直言って、前のEシリーズとの音の違いは私の耳には分かりませんでしたが、ノイズキャンセリング・イヤホンは「確かに効いているな」と感じます。個人的に気になるのは新しいSSCP4.1です。以前の4.0ではウォークマンに転送したアルバムなどの順番をCP側で変えられた(ドラッグで)のが、4.1では強制的?にアルファベット順か五十音順になるのか順番の入れ替えができません。また、複数のアルバムから作ったプレイリストも勝手にアルバム毎に並べ替えられてしまって(表現が正しくないかもしれません)、アルバムとプレイリストを混在させた再生ができないようです。表現が分かりにくくて申し訳ございませんが、使い勝手は悪くなった気がします。

お知らせ感謝です。えっと、今ひとつなのはSonicStageの方ですか~。自分は昔のバージョンもCPを吸収した今のバージョンも正直あまり好きじゃないのでほとんど使わなくなってしまいました。ちなみに、ウォークマンへの曲転送はもっぱらネットジューク(旧型)ですが、最新のS2 Sportsでも曲転送に時間がかかるのが気にくわない点です。ハードが良くてもそれを使い始める(データ転送)までがやっかいというか一癖あるのがソニーなんですよね。って、まあ、もうそれにも慣れましたけど…。

もう一つのノイキャンヘッドホンの先行予約販売スタート

ネックストラップタイプのノイキャンヘッドホン新製品「MDR-NC32NXicon(希望小売価格:12,390円、販売価格:9,980円)」と、コードを巻きとれるキーリングスタイルの密閉型インナーイヤーレシーバー「MDR-KX70LWicon(希望小売価格:6,195円、販売価格:4,980円)」の先行予約販売がソニスタで始まりました。

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NC32NXはNC22同様の高音質、高性能を実現したネックストラップタイプのノイキャン。スイッチボックス下部のカバーを回して、コードを巻き取ることで、コードの長さ調整が可能とのこと。KX70LWは、プレイヤーにあわせてプラグコードの長さ調整(プラグコード巻き付け)が可能とか。以上、SDCで配付された資料からでした。

これで残るは密閉型インナーイヤーレシーバーの3タイプ(EX85SL、EX52SL、EX32SP/LP)かな…。

新ウォークマン&ネットジュークを見てきました

昨日、ショッピング&α特訓をかねて、久しぶりにお台場に足を運んできました。真っ先に向かったのがメディアージュのソニスタ。もちろん、お目当ては新ウォークマンとネットジューク。4Fは中央のカウンターにウォークマン関連製品、3Fへのスロープ近くにネットジューク2機種、そして3Fの入口から入って左の壁面に沿ってウォークマンとその周辺機器、ネットジュークのソリューション展示が行われていました。なお、ネットジュークのHDD250GBモデルは3Fにのみ展示してありました。

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まずは4FのカウンターでNW-S700シリーズiconの実機体験。かつての香水瓶とボタンの配置が異なりますが、内容さえ把握できればとまどうことはありませんでした。HOME/DISPボタンは側面にあるんですね。片手で持ったときに手のひらに自然にフィットする感触は他メーカーの製品ではなかなか味わえないかも。デザインありきで作られているだけありますね。音質はクリアオーディオテクノロジーの威力か、全体的にとてもきらびやかな印象。とはいっても、ほんの数分触っていただけですので、総合的な評価をするのはさすがに難しいです。指紋が付くのが少々気になりましたが、ハードとしてはひとつの完成形であることは間違いないです。

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これがノイキャン機能実装のために新たに開発されたマイク内蔵ヘッドホン。自分自身がノイキャンヘッドホンを今まで使ったことがないので評価も何もできませんが、ショールームという環境も手伝って効果については良く実感できました。ある程度の喧噪の中で試しているため、ノイキャンによる音質への影響を確認することは難しかったです。ある意味矛盾する点もある原音忠実再生とノイキャンですが、外に持ち出して使う以上、様々な環境に左右されちゃいますからね。多少音質に影響があっても音楽(リスニング)に集中したいという場面もありますもんね。臨機応変に使い分ければ良いだけのことってことで、余計なツッコミはやめます。

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また、アクセサリーの新製品もショーケース内に展示されていました。専用クリアケースやクリップ、本革キャリングケース、PORTERの限定ケースに混じって、Bluetooth対応のオーディオトランスミッターも展示してありました。試させてもらう時間はありませんでしたので一切の評価はできませんが、なにより見た目が気になります。できれば内蔵して欲しかった…。(PORTERといえば、お台場DECKSにあるKURA CHIKAで久々にバッグを買っちゃいました。めずらしく一目惚れ。近々つぶやきで紹介しま~す)

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続いてネットジュークicon。旧機種ユーザーじゃないとよくわからないかもしれませんが、かなり手を入れてきました。ハード、ソフト(OS)ともに確実に進化しています。というか、ここからやっとスタートかなという感じ。時間がなかったので全部の機能は試せませんでしたが、ソフトの新機能についてはできるところまででも良いから旧機種ユーザー向けに是非アップデートプログラムを提供して欲しいです。

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こちらは3Fにあったウォークマンのアクセサリーで、上がクレードルオーディオ、下がクレードルスピーカー。前者はS-Masterデジタルアンプ搭載で見た目の割に迫力のある音を奏でておりました。ちなみに、重低音再生はウーファー内蔵のACアダプターが担当。このアダプターのサイズがまた迫力ですが、使う場所によっては目立たなくできるのでこれはこれでアリなんでしょうね。後者はクレードルのトップにもボタンがありウォークマンに触れることなく操作が可能なようでした。

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全体的には、新ウォークマンもネットジュークもハードとしての完成度は高く、素直に物欲を刺激してくれました。メモリータイプのフラッグシップモデルということで、サービス面まで含めたソニーの音楽プレイヤー戦略をトータルに見て評価すると物足りなく感じる部分もありますが、それはソニー自信が一番よーくわかっているはず。高音質化の次にやらなければいけないことは何か。答えが出るのはもう少し先になるのかもしれません。ちなみに、買うかどうかはちょっと別問題。S2買っちゃったし、他にも色々と欲しいものがあるし、ということで優先順位だけの問題っす。

ところで、新ウォークマンについて、やまけいさんとkAbajyUさんからお便りをいただきましたのでご紹介。

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Napsterを使ってみた〜ウォークマンは音楽サービスともひとつにならないといかんのでは…

ついに日本にも上陸したサブスクリプション(月額定額制)型の音楽配信サービス「Napster」。各所でレビューなどもあがっていますが、実際に使ってみなければなんの評価もできないので、自分も試してみることにしました。専用アプリをダウンロード後、ポータブルオーディオへの書き出しが可能なNapster To Goのトライアル版で登録。とりあえず一週間は制限なく無料で楽しめるそうです。

napster.jpgアプリ自体の出来はiTunesには劣るものの、なかなか良くできています。表示も一部バグが残っているようですが、試用には差し支えありません。CPUへの不可も少なく某アプリのような振る舞いをすることもありません。何より嬉しいのは大好きな洋楽のライブラリが充実していること。リンクも充実しているし、各種プレイリストによるレコメンド機能など手抜きもありません。

レコード店に置いてあるCDをどれでも好きなだけ視聴できる環境が自宅で味わえるのですから…。すごい時代になったものです。こうなってくると、音楽への接し方そのものが変わりそうです。もう、ATRACやらAACといったフォーマットなどどうでもいいです。ポータブルオーディオプレイヤーもサービスありきでの選択になっちゃいますね。(一応WMAは192kbpsと、そこそこ高音質での配信になってます)

で、せっかくのNapster To Goのトライアル版だからTo Goしてみようと思い、手持ちのiRiver T10を繋いでみたら256MB版は未対応という悲しい現実にぶち当たりました。しかしながら、対応プレイヤーを買い足すか、ぐらいのモチベーションが生まれるぐらい自分にとっては魅力的なサービスです。IT系メディアのレビューにも書かれていたけど、今後の課題は対応プレイヤーの充実でしょうね。

ちなみにTo Goの場合はローカルのHDDにダウンロードして、それを転送して使うことになります。毎月CDを一枚購入する金額(2,000円程度)で膨大なライブラリを好きなだけダウンロードしてポータブルオーディオで楽しむことができるのです。150万曲全てを持ち歩こうと思ったらどれだけの容量のHDDが必要なのか…みたいな話もありますが、サービスそのものが巨大なストレージなんですよね。ネットにさえ繋がっていればオンライン上からいつでも楽曲にアクセスできるのはすごいです。なんか、Napster専用PCが欲しくなっちゃいました。また、NapsterのサービスそのものがネットジュークのようなノンPC製品でも使えるようになったら楽しいだろうなあと思いましたです。

iPod+iTunesは囲い込まれている分使いやすいけど、洋楽に限って言えばNapsterもかなりいけてます。ドコモがバックにいるということで、同社の音楽ケータイとの連携も当然視野に入っていることでしょう…

というところまで書いていたらドコモから903iシリーズの正式発表がありました。5機種がNapsterに対応しているようです。それと、ウォークマンとネットジュークの新製品発表もありました。海外で噂になっていたのもですが、高音質を追求したメモリータイプのフラッグシップ機で、一気にBluetooth対応が増えた豊富な周辺機器群や進化したネットジュークとの親和性も売りになっていますね。

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