音楽ケータイの成否を握る重要な鍵とは?

音楽ケータイは「iPodの死角」を突けるか?(前編)

海外で話題のWalkmanケータイや国内の「W31S」を引き合いに、「音楽ケータイ」の成否を握る重要な鍵は、「iPodの死角」を突けるかにあるとする神尾さんのコラムの前編。氏の言う死角は以下の通り。

(日本では)特に現在10代半ばから20代前半の若年層では、PCよりもケータイの方が身近な情報機器だ。この微妙な“ずれ”が、PCの利用を前提とするiPodの死角になるのではないだろうか

「PCレスのソリューションを提供すれば」的な展開が後編に繰り広げられるような予感がありありですが、そうであればどこまで具体的な提案がなされるのかに注目したいです。

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スタパ齋藤が熱く語るHi-MDのメリット

進化型Hi-MDで欲望再燃!! 「録再型Hi-MDウォークマン」

スタパ齋藤さんの「週刊スタパトロニクスmobile」。MP3への対応と、リニアPCM録音時のファイルをWAVに変換して保存が可能になった点により、「俺ワールド内のHi-MD価値が再度急高騰した」そうです。生録が趣味というか仕事のような同氏にとってはうれしい仕様変更だったようです。ご自身が購入したMZ-RH10が中心のレビューですが、後半ではメーカーから貸し出しを受けたデジカメ付きのMZ-DH10PとHi-MDウォークマン専用メモリーカードリーダーも軽くレビューしています。

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PSPcastとUMD Video第2段

「音楽の次は動画」、データのネット提供「PSPcast」

iPodの「Podcasting」ブームに乗って、PSPで動画ファイルをやりとりするツールが登場したというニュース。このツールは、PC上の動画ファイルをPSP用に変換ツール「PSP Video 9」と、ネット上にある動画ファイルを検索してダウンロードするツール「Videora」を組み合わせたもので、これらを使うことで「PSPcast」が可能になるとか。カナダの学生が中心となって開発。PSP Video 9は無料で、Videoraは22.95米ドルで販売中とか。

検索後はP2Pソフトでダウンロードだそうで、そこはかとなくグレーな匂いもしておりますが…。それはそれとして、いつまでもPCベースでリッピングやら変換作業やら、面倒なことやらされるのかなあという気持ちが先に来てしまいます。

SPE、PSPで再生するUMDビデオ第2弾を発表-DVDと同時発売の「パニッシャー」など4本

UMDビデオソフトの第2弾、4タイトルが5/25に発売されるそうです。価格は第1弾と同じ3,990円。上のツールを使われるとソニーには一銭も入ってきませんがUMD Videoならおいしいのです。

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3/29のつぶやき

※ビザビに、腕時計型Palmデバイス「FOSSIL WRIST PDA with Palm OS」が大量入荷したそうです。価格は税込35,800円。

SCEAおよびSCEI、米Immersionのフォースフィードバック機能のパテント侵害訴訟で賠償命令。米連邦高裁に控訴
米ImmersionがSCEのコントローラのDUALSHOCK機能が同社の特許を侵害しているとして2002年に提訴していたもので、カルフォルニア連邦地方裁判所が同社の訴えを認め、損害賠償とゲーム機の販売差し止めを命じる判決を出したそうです。損害賠償額は約9,070万ドル。SCEは即座に米連邦高裁に控訴。また、控訴することでゲーム機の販売は継続されるとか。
【関連ニュース】ソニー、PlayStation 2の販売差し止め命令に異議

ソニー、両面ディスク「DualDisc」利用時の制限について告知-DVD面に傷をつける可能性。非対応機種を公開
米国などで販売されている片面CD/片面DVDの両面ディスク「DualDisc」を一部の同社オーディオ製品で利用すると不具合が発生する問題があり、ユーザーに注意を呼びかけているとか。ソニー以外の製品でもDualDiscを再生する際には注意が必要としてます。

携帯電話からパソコンを遠隔操作 – BREWアプリ版μVNCの販売開始
PDAなどですでに実現されていたことですが、ケータイでも本格化してきているようです。SSS(Server Side Scaling)機能なるものを搭載していて、画面の拡大・縮小機能を使って画面の小さいケータイでも快適に操作できるとか。にしても、文字が読めない…。

柔らかいデジタル 第31回~いつでも、どこでも、好きな機器で本を読もう
「いつでも、どこでも、好きな機器で」のあとは、“自分の好きな(読みたい)”本という言葉が続かないと意味が無いような気もしますが…。

消費者から見たらソニーは元々ひとつなんだけど…

ソニースピリットはよみがえるか 第22回~組織の壁を現場が壊した

「ソニースピリットはよみがえるか」の第22回。コンシューマ向けハイビジョンカムコーダー「HDR-FX1」の開発には数々の難関があり、特に「HDコーディックエンジン」の開発が最大の難関で、実現には組織の壁を打破する必要があったとか。

読んでいて感じたのは、組織の壁を壊しているのは偉い人たちではなく、現場の最前線にいる人たちだということです。ただ、今回の場合、ハンディカムチーム、つまりソニーの中でも勝ち組とされる部署の人たちが乗り込んでいったのではなく、半導体チームが乗り込んできたということはしっかりと意識しておきたいなと思いました。

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3/28のつぶやき~ミスターAORの新作

bc_pin.jpgミスターAORと呼ばれるボビー・コールドウェルの6年ぶりのオリジナル・アルバムをゲット。ボーナストラック入りの日本語版にしようかどうか迷ったのですが、財布と相談して約1,000円安価な輸入盤にしました。日本語版と比べるとジャケットのビジュアルがかなり微妙(言い方を変えるとダサイ)でしたが中身は変わらないのでよしとしました。

輸入盤のクレジットを眺めてみて思ったのは、LogicやProToolsが多用されているということ。楽器演奏に関しては元々マルチな才能を発揮するボビーさん、その腕前もさることながら、プログラミングを含むエンジニアリング的な作業までそつなくこなすようです。ギターの腕前もなかなかで、1曲目のストラトのハーフトーンソロなんて結構自分の好き系でした。その他、制作に携わっているメンバーで目立ったのがTom KeeneとMark McMillen。両者ともにはAORファンにお馴染みですよね。

輸入盤の収録曲は12曲で最後の曲があの「スキヤキ」です。日本語版にはこの「スキヤキ」のオリジナル「上を向いて歩こう」の日本語バージョンも収録されているようです。全体的な感想は、ボサノバ・ラテンフレーバーが際だっており、AORというより良質なポップスアルバムという印象。可もなく不可もなく、おじさん達でも照れることなく夜のドライブのBGMに使えるいう感じです。

(実は、昔はボビーって大っきらいだったんですが、ここ数年で自分の中で再評価したアーティストなんですよね。イメージばかりが先行していた某たばこのCFの影響も大きいのですが、自分の偏見だったということに気がついたという…)

パーフェクト・アイランド・ナイツ(日本語版・ボーナストラック入り・税込2,520円)
Perfect Island Nights(輸入盤・税込1,580円)