ソニースピリットはよみがえる~力強く語る中鉢次期社長

中鉢良治次期社長に聞く「ソニースピリットはよみがえるか」(下)

ソニースピリットはよみがえるかの最終回。中鉢良治次期社長へのインタビューの後編です。最後の最後に、「ソニースピリットはよみがえりますか?」という問いに力強く、「よみがえります」と応えた中鉢氏。

社内にある強いエネルギーを感じています。ソニーの社員が、「やるぞ」という意識を持っていることをムンムンと感じます。強い潜在的な力が、今かいまかと湧き出ようとしている。これこそがソニースピリットです

早くわき出して欲しい。大噴火を起こして欲しい。ソニーファンとしてはそんな気持ちです。ちなみに、

物づくりは、設計者の専有物ではない。製品は、マーケティング担当者や営業担当者も含めた、ソニー全体で作るもの

ソニーは、カスタマーの声を聞き、その半歩先を行くものをしっかりと用意しなくてはならない。そこにソニープレミアムがある

というコメントが冒頭にありますが、このメッセージが2~3年前のクリエ開発チームにも届いていればなんてことをふと思ってしまいました…。

メモステPRO(Hi-Speed)、ソニスタ&アマゾンで発売中

先週末に発売開始になったメモリースティックPROのHigh-Speed版ですが、ソニスタやAmazonでも販売が開始されていました。販売価格もさることながら最大15%還元付きのAmazonの方がお得さでは勝ってますね。PSPを意識しているのか、とりわけDuoの1GBが目立って安いです。ソニスタの場合はスタメン向けのクーポンの使い方次第ではお得に購入できるかもしれないですね。

【Amazon】
ニュー・メモリースティックPROデュオ(Hi-Speed)[MSX-M1GN] 16,800円
ニュー・メモリースティックPRO (Hi-Speed) 1GB[MSX-1GN] 18,172円
ニュー・メモリースティックPROデュオ(Hi-Speed)[MSX-M512N] 10,707円
ニュー・メモリースティックPRO (Hi-Speed) 2GB[MSX-2GN] 45,197円

【SonyStyle】
メモステストアicon
(参考:PRO Duo Hi-Speed版で、256MBが6,980円、512MBが11,800円、1GBが19,800円)

※価格はすべて2005.4.30現在

音楽CDマーケットを支える30-40代~一方で業界の食い物にされている気も…

音楽CDマーケットを支えるのは働き盛りの30~40代?

日本レコード協会、日本音楽著作権協会、日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3団体による「2004年度 音楽メディアユーザー実態調査」の結果発表に関するニュース。音楽CDの購入率は54%と前途と比較して減少傾向とか。また、CDの推定マーケットシェア指数を過去7年間で比較したところ、若年層シェアが減少している一方で、30代~40代のシェアが増加傾向にあるそうです。

過去半年間にネット経由の音楽配信サービスを利用したことがある人は8.2%で、2003年度に比べ約1.6倍も増加したとか。ポータブルオーディオプレーヤーについては、利用経験がない人の3割以上が「是非利用してみたい/興味はある」と回答し、特に若年層で高い利用意向が見られたとか。また、オーディオプレーヤーを所有する人が利用する音楽ソースは、62.9%が「購入したCD」とする一方で、49.7%が「レンタルしたCD」と回答しているとの記述も。

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ソニエリ、世界市場でシェア5位に&ケータイ関連ニュースラウンドアップ

ソニー・エリクソンが5位に返り咲き、成長する世界携帯電話市場

2005年第1四半期(1~3月)の世界携帯電話市場は、前期比で12.6%減、前年同期比では9.2%増、総出荷台数は1億7,430万台だったそうです。5位は、前期のSiemensを抜いて、ソニエリが返り咲き。シェアは5.4%、出荷台数は940万台、前期比25.4%減、前年同期比6.8%増。「今年の後半にはハイエンドで高価格の、独自機能搭載端末をリリースする予定」との記述も。ちなみに、シェア1位はNokiaでシェアは30.9%。

ついでに、ここ数日間のケータイ関連ニュースで個人的に気になったものをピックアップしてみました。

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タッタカター、タカタッカ、タッタカタッタッター

コンテナを降ろす特徴的なギミックをフル再現! タカラ「フルアクションサンダーバード2号」

40過ぎのいい大人ですけど、久々に心の底から欲しーって叫んじゃいました!
コンテナが降りる動画を見たらもういちころです。
ぬうぉ~、それも明日発売じゃんか~っ!

サンダーバード 1/144 フルアクションサンダーバード2号(Amazon)
定価: ¥14,700 (税込)→価格: ¥12,300 (税込)OFF: ¥2,400 (16%)

ウォークマン スティック「NW-E507」レビュー(6)

Moraについて

ソニーも出資するLabelGateの「Mora」(すでにこの説明がわかりにくい…)について感じたことを少し書きます。ウォークマンスティック発売後にSonicStageからサイトを呼び出しててみたら、オープン1周年を迎えたとかで、なにげにリニューアルしていて、以前よりはデザインも洗練された印象を受けました。

mora.jpg以前は試聴にも別なソフトが必要でしたが、SonicStage ver3以降は試聴機能も統合されたようで、他のソフトを立ち上げる必要もなく、同一画面上で試聴可能になってます(できて当たり前だし、わざわざ褒めるようなことも無いのですが…)。そんなこともあって、少しは期待して良いのかと思ったら、使い勝手はさほど以前と変わらず、取り扱いの楽曲が結構増えたなあといった印象。楽曲が増えることはイコール選択肢が広がるわけで、音楽ファンにとっては素直にありがたいことなんでしょうけど、問題となるのはやはり楽曲の検索機能でしょうか。アーティストやアルバムタイトル単位以外に、キーワード検索も用意されているので、意外な楽曲との出会いも可能な点は評価できます。

しかしながら、日本の国内向けのサービスということからなのか、データベースに英文と和文が混在していて、使い勝手がどうにも微妙です。例えばTOTOをカタカナ入力して検索するとどういうわけか「森田公一とトップギャラン」やら「キンモクセイと東京ジェンヌ」がリストアップされていたりします。反対に漢字の邦楽アーティストをアルファベットで入力すると検索対象にならなかったりと、なんともちぐはぐ。

と、文句ばかり言ってもなんですので、手っ取り早くEdyを使って何曲か購入してみることにしたんですが、これがまた制約が多いんです。SonicStage上でMoraを利用する場合は、Edyによる決済自体ができません。クレジットカードまたはカード情報の事前入力による簡単決済サービスを利用すれば遙かに手軽に楽曲が買えるのですが、少額決済だからこそ個人情報が漏れにくい電子マネーを使えるようにして欲しいんですけど…。ちなみに、IEから直接Moraを利用する場合はEdyが利用可能です。しかしながら、ここでも問題が。なんと、楽曲の複数購入ができないのです。なので、1曲ずつ購入手続きをしないといかんのです。せっかく選んだ曲もリストから削除するしか選択肢が無く、再度曲を検索しないといけません。ああ、なんてめんどくさいんでしょう。

嫌気がさしたついでに使い勝手の点で気になることがいくつか。楽曲をカートに入れた後に、カート画面から「お買い物を続ける」をクリックするとMoraのトップページに戻るんですが、お気に入りのアーティストだったりした場合に、他のアルバムの曲も聴いてみたい人にはかなり不親切な仕様のように思います。直前の画面に戻ってくれれば、アーティスト名のクリックだけで他のアルバムへのアクセスもしやすくなるはずなのに…。また、アルバム丸ごと購入は割安になっているようですが、楽曲数に関係なく曲単価が決まっているため、中にはほとんど価格に差がないものや、アルバム丸ごと購入するよりもバラで全曲買うほうが安かったりする場合があります。この辺は、もっと融通を利かせてもらわないと混乱の元になるのではないでしょうか。それと、視聴した履歴がわからず、もう一度あの曲をと思ってもすぐにデータにアクセスできないのがつらいです。やっぱり履歴やブックマーク機能みたいなものがあると使いやすくなると思うんですが…。とまあ、Moraへの不満はまだまだたくさんあるのですがきりがないので別な機会にツッコミを入れることにします。

そんなこんなで色んな不満こそあれ、楽曲が購入できさえすればさほど苦労することなく、SonicStage経由でウォークマンスティックに転送できます。配信されている楽曲は大半がATRAC3でビットレートが132kbpsのものですから、個人的にはポータブルオーディオで聞く分としては許せるぎりぎりの音質といったところ。もちろん、着うたなどと比べて音質は良いです。もちろん、ポータブルオーディオへの転送回数は3回という制限付き。

価格については、アルバムのまとめ買いで100円程度になるものから、一曲300円を超えるものもあるなど、レーベルによってばらつきがありますが、概ねCDを購入するよりは安く提供されているようです。自分にとっては、まだまだ魅力を感じる楽曲がそろっているようには感じないので積極的な利用はできそうにありませんが、一部のアーティストのシングル曲などについては、アルバムがでるまでのつなぎ的な感覚で購入するのもアリかなあといったところです。最近はCDシングルも1,000円を超えるものが当たり前で、ぼられているような気さえしますから…。そういう意味で問題となるのがレンタルCDショップとの競合ですね。シングルは単価が下がれば競争力が上がるかもしれないけど、アルバムはさすがに厳しいですね。iTMSが上陸しても、この辺の問題は大きくのしかかってくるのかもしれません。

と、さしたる結論めいたこともなく、ウォークマンスティックのレビューからも脱線気味になってしまいましたけど、今後のポータブルオーディオの利用方法の一つとして確実に広まって行くであろうという意味で感じたことを書いてみました。

ちなみに、今回のレビューを書くにあたって購入した曲はコレ↓。

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