ノートPCと携帯電話・スマートフォンの間の領域は激戦区

Intel、モビリティ事業部ガディ・シンガー氏インタビュー「超小型PC“Ultra Mobile PC”の現状」

Intelが提案した「HandTop」という新プラットフォームに関するニュース。現在は、「Ultra Mobile PC(UMPC)」として計画が進んでいて、ノートPCと携帯電話やスマートフォンの間に位置するデバイスなんだそうです。PDAや携帯ゲーム機などに近いポジションながら、Windowsがそのまま動作するという点が大きく違うとか。4~8インチ以内の液晶搭載、450g以下の重さで、丸1日動作可能…ってすごいモバイル機器っすね。量産製品の登場は2~3年後とか。UMPCのモックアップ画像もあります。

ほとんどのPDAやスマートフォンは、UMPCよりもスクリーンが小さなものになるだろう。また、PDAやスマートフォンに独自の機能があるなら、それを要求するユーザーは、PDAやスマートフォンを選ぶことになる。しかし、PCとの互換性を重視するならばUMPCが選択される。このように、両者は共存するだろう

というコメントがありますが、実際にはPDAなどが大きく影響を受けることになると思われ、PSPのようなデバイスもあることから、「ノートPCと携帯電話の間の領域は激戦区になるかもしれない」としていました。

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SCE Asia 安田本部長の過激発言

SCE Asia本部長安田哲彦氏インタビュー 「PS3でゲームの流通はガラッと変わる」

SCE Asia安田本部長へのインタビュー。「メーカーのトップにはなかなか口にできない過激な発言が」連発し、インタビュアー側が冷や冷やしたというだけあって、読み応えがある内容になっています。PS3とPSPに関する注目のコメントをピックアップ。

【PS3】
・持ち出しに関して規制がうるさく、箸の上げ下げまでチェックされるような有様。
・発売されるとゲームの流通は2、3年でガラッと変わっていく。日本についても店頭に置いてある物も変わってくるだろうと思うし、アジアについても海賊版業者は淘汰されると思っている。
・(価格について)最初は高くても十分に下がっていく戦略を取ると思う。地獄のような値段にはならない。

【PSP】
・2005年の12月の発表で全世界で1,500万台。10月はアジア含むSCJで300万台くらい。今は400万台くらい。
・苦しいけれどもいろんな機能を謳うことによって販売を伸ばしていくしかない。携帯電話より安いし、画面もデカくて綺麗と、丁寧にアピールを続けながらしばらくやっていきたい。
・PSPをメディアプレーヤーとして活用する使い方は想定内。
・メディアプレーヤー的なビジネスモデルはできるかできないかが課題で、カネにする方法については検討中。

【追記】タイミング良くこんなニュースが飛び込んできました。発売当初は900ドルで、3年後には320ドルに下がる見込みとか…>PS3のコストはいくら?

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他社製品購入で悩むソニーファン武田さんの結論&NetJukeのお話

先だって、「ソニーファンにお薦めのシャープ or パナソニック製品とは」というエントリーでご紹介した函館在住の武田さんから何を買うかについて結論をお知らせいただきましたのでご紹介します。(お知らせ感謝です!>武田さん)

こんばんは、武田です。SPAさん、早速のお答え有難うございました。電子辞書は良さそうですね。電子辞書といえばSHARPですからね。今は「CLIE」に「辞スパ」を入れて使用していますが、専用機には専用機の良さがありますしね。幸いSONYとは、激しく競合していない分野ですし。それと、目からうろこだったのが、「白物家電」。AVばかりに目を奪われ、すっかり忘れておりました。我が家でも松下の製品と言えば、白物ばかりでしたよ。AVで唯一あるのは、高校生の時に買ったPanaのヘッドホンステレオくらい。やっぱり松下は白物に限りますねー(笑)。それ以外はSONYって事で(笑)最終的に、今回はナショナルの食器洗浄機にしようかと思っております。本当に悩んでたんですよ、ナショナルなんて、要らないなーと。今回は良きヒントを与えて頂き、本当に有難うございました。

とのことで、ナショナルの白物家電ということに決定したようです。ソニーは、以前かわぐちさんにお知らせいただいた「ソネット」というホテルの客室用電磁湯沸かし器という変わり種がありますが、さすがに食器洗浄機は作ってませんからね。なにはともあれ、決まって良かったです。ウチも食器洗浄機があると楽なんでしょうけど、キッチンが狭くて置く場所が無いです…。

それから、武田さんからご自身が愛用なさっているソニーNetJukeの使いこなしについて、以下のようなコメントも頂戴しました。

NetJuke、使用されていますか。最近はSonicStageに貯めた曲を、NETJUKE→アンプ→スピーカーで、聞く事が多いです。ただ、その場合、シャッフル再生が出来なかったり、目的の曲に辿り着くまでに、やや面倒だったりと、そこら辺改善されれば嬉しいなと思ったりしております。

ネットワーク経由でバイオにある音楽ファイルをDNLA対応のNetJukeで再生なさっているということですね。自分もNetJukeを使っていてますが、ライブラリが膨大になってくるとDNLA関係なく目的の曲に辿り着くまで結構時間がかかるんですよね。ちなみに、NAS-M7HDはNAS-A10よりもリストでのスクロールが高速化されたおかげで、だいぶストレスはなくなりましたよ。とはいえ、それでも目的の曲を探すのはまだまだ大変です。前にも言っているのですが、ウォークマンAシリーズに採用されたインテリジェント機能やイニシャルサーチはNetJukeでこそ活きる機能だと思うんですよね…。

そうそう、NetJukeといえば、随分前に滝天さんからこんなお便りをいただいておりました。

NAS-A10のお話。FMエアチェックに使っています。ええ、これを書いてる今もぐるぐると動き回っておりますよ、今週はウィルソンピケット追悼ですって。タイマー録音のおかげで録り逃しがほとんど無くなりました、が、一度だけ録音失敗が。去年の12月25日、つまり、まりや御夫人が年4回、降臨される貴重な回を見事にスカしてくれました。具体的には、ちゃんと14:00から55分間録音してくれました、TFMじゃなくてNHK-FMをね。ブルークリスマスをありがとう、NAS-A10。たった一度の誤動作ですが、この一件で彼への信頼は一挙に失墜しました。なお、車運転中の携帯通話手段としてAIWAのXDM-S710BTを使っておりますが、NAS-A10はコイツをATRAC-AD機器として認めませんでした。異母兄弟だからって意地悪するなんて、度量の狭い奴です。

滝天さんがNetJukeのタイマー機能でエアチェックなさっているのは達郎さんのサンデーソングブックなのですが、このタイマー機能がうまく働かなかったというお話。実はこれ、私もNAS-A10で1回経験しております。FM東京が録音されなければいけないのに、NHK-FMの番組が録音されていたという…。再現性ははっきりしてないのですが、タイマー録音の数が多かったときに起こったような記憶はあります。ちなみに、現在はサンデーソングブック1本だけタイマー録音に設定しており、それ以降はミスはないようです。NAS-M7HDでも保険をかねて全く同じ設定でタイマー録音を設定していますが、こちらも一度も失敗していません。滝天さんがおっしゃるように一度の失敗でも音楽ファンの信用を裏切ることになるので、小さいバグなのでしょうけど、しっかりとつぶして欲しいものですよね。ということで、お便りありがとうございました&ご紹介が遅れてごめんなさい>滝天さん。

ソニーコネクトてこ入れの中心人物、元アップルのTim Schaaffとはどんな人

ソニーの期待を集める元QuickTimeエンジニアの課題

彼は慎重で、落ち着きがあり、精神的にとても成熟しているので、日本人幹部らとも非常に上手くやっていけるだろう。われわれは貴重な人材を確保できたと考えており、そのことを嬉しく思っている

iconiconとはストリンガー氏のコメント。ウォークマン新製品がソフトの不具合などで伸び悩んだため、そのテコ入れに向け開発体制の見直し人事が行われたソニー。その開発力の底上げを狙い採用された元アップルの技術者であるTim Schaaff氏の人柄や経歴、そしてソニーにおける同氏の課題は何かをさぐるというコラム。

かつては「Synclavier」の開発にも携わり、アップルではQuickTime開発チームの責任者だったSchaaff氏は、元同僚からは「Steve Jobsとは正反対の人物」といわれているそうです。また、氏は業界団体や社外パートナーとの活動や協力を積極的に進めていたとかで、それがソニーとの関係に繋がったとか。確かにソニーは他のメーカーとは違ってQuickTimeを積極的に採用してきた経緯がありましたね。

ソニーのソフト開発部門は「Appleで働く場合と同じような給与や報酬が得られない」とのことですが、それでも入社を決めたのがSchaaff氏なんですね。彼を知る人間は、「Appleに各種のオープン標準を受け入れさせたSchaaffが、ソニーでも同じような動きを見せるだろうと予想し」、「彼こそさまざまな部門が進めるソフトウェア開発の取り組みを連携させるのに必要な外交手腕の持ち主だ」とコメントしてます。

ソフトウェア関連のサービスやソフトウェアにバグが多く使いづらいとの批判が浴びせられ、ソニー最大の汚点とまでいわれた「Connect」。Schaaff氏のこれからの手腕に期待したいです。

あ、そうそう、一部海外メディアの報道によると、ウォークマン ビーンズが4月にも販売を終了する可能性があるとか。モノは決して悪くないのに発表、発売ともにタイミングが悪すぎたましたよね…。iPod shuffleの値下げも今後の売り上げに大きく影響しそう…>ウォークマン ビーンズ販売終了か、海外メディアが報道

SCE AsiaのPS3シアターで盛り上がった台湾

Taipei Game Show 2006が台湾にて開幕 SCE AsiaがPS3シアターを公開、韓国大手が本格参入

台湾最大規模のゲームイベント「Taipei Game Show 2006」のレポート。SCEで日本を除くアジア全域を担当する「SCE Asia」が出展。PS3シアターが大きな注目を集めたそうです。PSPについては、メディアプレーヤーとしての側面を強調し、その使いやすさは日々進化していると自信を覗かせたほか、無線LA機能を使ったオンラインサービス「P・WALKER」を来月3月に提供開始すると発表したそうです。

PSPといえば、鉄拳の最新作がPSPでリリースされるんですね~。リッジレーサーと並んでPSの普及に一役買ったビッグタイトルだけにセールス的にも期待されるんでしょう。ただ、自分のようなおじさんにはこの手のアクションゲームはカラダというか、指が付いていかないんですよね…>ナムコ、「鉄拳」シリーズ最新作がPSPに登場!!「鉄拳 DARK RESURRECTION」

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アートに走る日本のソニエリ

ソニー・エリクソン、“ケータイ電話のある生活”をコンセプトにしたデザイン展“MISSING PIECE”を開催――SO902iをはめると完成する画集も発売

ソニエリが都内で開催した、携帯電話をモチーフとした「ソニーエリクソンデザイン展」のレポート。同展は同社初のFOMA「SO902i」の発売に先駆けて開かれたものとかで、プレスパーティーでは携帯電話のある生活を主題としたコンセプトブックを披露したそうです。

日本のソニエリの考えるケータイのある生活には、ジョグダイヤルもBluetoothもフルキーボードも大容量メモリ搭載も無いのかなあ。はあ…。現在他社製ケータイに浮気中の自分が再びソニエリの端末を手にする日は来るのか…。

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