「Walkman」カテゴリーアーカイブ

ウォークマンは救済であり酸素ボンベである

ソニー「ウォークマン」30歳に

MJ死去絡みのコラムで個人的に一番好きと書いた「マイケルの死に目に会えた私たち」の作者、小田嶋隆さんによるウォークマン30周年絡みのコラム。

肺が酸素を求めるみたいな切実さで音楽を必要としている人間がいる。その彼らにとって、ウォークマンは救済だった

なんと、すばらしい一言でしょう…。
エヴァの碇シンジ君が目に浮かびました。

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ミスター盛田、あなたは必ず良くなる~MJとソニー盛田氏の暖かい交友録

M・ジャクソン秘話 ソニー盛田氏を「先生」と慕っていた

先日亡くなったマイケル・ジャクソンとソニー創始者の盛田昭夫氏の交流エピソード。オフィシャルサイト「盛田昭夫ライブラリー」の中の「妻・良子が語る 人間『盛田昭夫の素顔vol.6』マイケル・ジャクソンさんとの思い出」で語られている内容を紹介。昨日(2009/07/13)のとくダネ!でも取り上げられていましたね。

奥様の「マイケルは彼が最も尊敬する先生であり、心の友でという言葉にもあるように、誰も信じられないマイケルが心を許した数少ない人だったみたいですね、盛田さんは。本当に心温まるエピソードです。

MJとソニー間のビジネスの行方も気になりますが、当の二人にはもう関係ないですね。どうか、天国でお幸せに…>マイケル・ジャクソン死去 途方もない負債と版権の行方

MJ絡みのコラム、花盛りですが、自分がこれが一番好きです>マイケルの死に目に会えた私たち

そういえば、昨日ウォークマンW202で「スリラー」聴きながらジョギングしたんですが、Beat Itのサビ(Zappinで再生される箇所)ってまさにEddie Van Halenのソロ終わりからなんすよー。あそこがあの曲の一番の盛り上がりとして認識されたって事なんですねー。すごいなあEddie…ってそっちかい。

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あと、このところ追悼番組が多いですが、音楽ファンにとってはこいつが決定版になりそうですね。ハイビジョンレコーダーオーナーの方はお見逃し無く!>ワールド・プレミアム・ライブ スペシャル「マイケル・ジャクソン~デビュー30周年コンサート~」 BShi 7月19日(日)午後9:00~10:25

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大河原克行さんが30周年を迎えたソニーのウォークマンビジネスにダメ出し

最新ウォークマンでMoraが使えない?! 30年目を迎えたソニー・ウォークマンの迷走

大河原克行さんのウォークマン30周年絡みのコラム。定時株主総会でのストリンガー氏の、「自らが数多くのコンテンツを持ち、また多くのハードウエアデバイス、独自技術を開発、投入していることを背景にした」、“ソニーはコングロマリット”で“アップルはブティック”という発言(アップルを明らかに見下した言い方らしい)や、DRM再生(Mora)非対応というWシリーズの製品コンセプトを引き合いに出し、ウォークマンのネットワーク戦略のダメっぷり(明らかに後塵を排している&不安定)を指摘なさっておられます。

iconicon実は経営陣のビッグマウスぶりに現場が一番とまどっているんじゃないかもと思えますが、「NWD-W202icon」についてはなんというか、どちらかというとウェアラブルとかコードフリー、Zappingなどの新しいリスニングスタイルに軸足が傾いているので、DRM非対応云々だけで語る製品でもないような気がしてます。むしろ、D&D対応による運用のしやすさなどが注目されるべきところのようにも感じますが、そこは軽くスルーされちゃってますね。

ぶっちゃけ、DRMにも対応しておけば、こんなこと言われなくてすんだという話もありますが、その辺の不器用さというか機能的な中途半端加減は今に始まった事じゃないし、社内やグループ間の政治的な駆け引きみたいなモノもあるようなんで…。それもこれもウォークマンがソニーの戦略商品だから。一筋縄でいかないんでしょねきっと。ちなみに、

ソニーが6月から発売した「ウォークマンWシリーズ」は、ソニー独自の圧縮方式であるATRACのほか、MP3、WMA、AACにも対応する。同社の管理ソフトである「SonicStage」で管理した楽曲に加え、iTunesで管理した楽曲ファイルも聞くことができるようにした。iTunesへの歩み寄りとも受け取れる戦略を打ち出している

とのコメントもありますが、WMAやAAC対応はWシリーズに始まった事じゃありませんし、日本以外はすでにATARACは廃止状態。先だってSCEが無償配布を始めた「Media Go」なんてAACとかWMAにはサクッと対応するけどATRACをスルーですよ。VAIOのオリジナル音楽アプリもリリース当初ATRAC非対応で大騒ぎしたことがあったっけ…。

個人的にはiTunesライブラに付加価値を追加できるという意味で「Media Go」の今後に期待してます。現段階ではPSPとソニエリケータイのみサポートしてますが、D&D対応のウォークマンなら普通に使えるし、WシリーズならSenseMe解析した楽曲がZappinに対応してくれます。なんというか、共存の道ですよ。そういえば、「doubleTwist日本語版」が無償公開され話題になりました。Media Goは基本的にソニー製品のみのサポートだけど、こっちはかなりの汎用性が期待できそうです>ケータイにもiPodにも音楽やビデオを転送,“DVD Jon”のdoubleTwist社が日本語版を発表

あと、iTunesにしてもAmazonにしても米国などではすでにほぼDRMフリーなので、日本もはやいとこ追いつきましょうよ。レコミュニを見習って、Moraも高音質DRMフリー配信できるなら、高音質ウォークマンとの連動性もでてくるでしょうし…>クラムボンが新曲をDRMフリーのWAV配信でリリース - パイオニア「PDX-Z10」を使った先行試聴会を開催

ま、おじさん達はレコードというかCDに妙なパッケージ幻想があるので、こっちに流れる人も多いかもしれんけど…>中高年向けに音楽配信、ポニーキャニオンなど

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ウォークマンX1000専用クリアキャリングケース不具合品交換対応にもの申す

こちらのエントリーでお伝えしていた、ウォークマンXシリーズ専用クリアケース「CKH-NWX1000icon」の改善品無償交換ですが、自分の手元にも先週の水曜に届きまして、昨日、やっと不具合品の返却手続きを終えることが出来ました。細かいことは言いたくないのですが、今回の交換方法に対してちょっと不愉快なことがあったのでメモしておきます。

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ソニーからは、クリアケースの改善品、不具合品のための返送用封筒、返却方法と改善品の取り付け方法が記載された書類が2枚送られてきました。

返却方法は実際のところ、全然難しくありません。不具合品を返送用封筒に入れ、封筒の接着テープを破がして閉じ、近くのヤマト運輸宅急便センターもしくはクロネコメール便ののぼり旗のある取り扱い店、もしくはコンビニで出す。それだけです。もちろん料金は無料。ちなみに、封筒にはすでに伝票もついていて、何かを記載しろと言うような指示もありませんでした。

でもって、昨日、地元のセブンイレブンに不具合品が入った封筒を持ち込んで返送手続きをしてもらったんですが、これが全然スムーズに行かなかったんですよね。ヤマト運輸のメール便って封筒のサイズに決まりがあって、一定の厚み以上になるとメール便で送れないらしいんです。で、今回の返送用封筒を専用の定規で測ると見事にアウト。

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本田雅一さんがウォークマン30周年に思うソニーがiPodに負け続ける理由

ウォークマン30周年に思うiPhone/iPodにソニーが負け続ける理由

ITmedia オルタナティブ・ブログ、本田雅一さんの「パースペクティブ・アイ」にウォークマン30周年絡みのエントリー。毎日JPの「ソニー:ウォークマン30歳 時代変わり劣勢…ブランド復活目指す」なる記事を読んで感じた違和感をきっかけに、ウォークマンが凋落した理由について持論を展開なさってますー。

理由は2つあって、「ひとつはインターネットを介したサービスをハードウェアと統合し、トータルでのユーザー体験レベルを引き上げるという発想が無かった事」、「もうひとつの原因はソニーがSMEを持っていた事」とか。

コネクト事業の失敗以降、「”ハードウェアによるギミック”という、自分たちの世界に引きこもった」という表現も的確だと思います。

セールスについては、その他大勢から脱却できた国内はともかく、海外では欧州以外ダメダメみたいな話も聞きますので、本田さんが感じる違和感も当然ですよね。

日本人の一人としては、日本企業にもサービスとソフトウェアとハードウェアを統合し、柔軟なAPIも提供するプラットフォームを作って欲しいという期待も持っているのですが、今のところは”期待”というところまで気持ちを高められません。良い意味で期待を裏切って欲しいものです。

と、最後はエールともとれるメッセージで締めくくっておられますが、全く持って同感。ソニーに限った話ではないですが、良い方に解釈すれば、ソニーがやらずして誰がやるとも思えます。

とりあえずソニーには、ハードならずCPU(Handheld Engine[!!!])も、ソフトならずOSも作ってきたSCEもいるわけですし、新体制での連携も今後は期待できそうな感じ。「ネットワークウォークマン」にしても「21世紀のウォークマン」にしても、今ひとつしっくりこなかったんで、それを超えるような、新しいウォークマンの誕生に期待したいですねー。それももう、何周年とか関係なくて…。

そういえば、「Walkman Chronicle」の販売方法について、Virgoさんがダメ出ししてますね。elio決済しの完了の画面表示まで45分て…。モノ売るってレベルじゃねーと言われても仕方がない感じっすね。てことで、普通にソニスタで売らせてもらったほうが良くないですか、ソニーマガジンズさん。

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ライブラリー派のためのレコーダーの座が東芝RDシリーズからソニーAシリーズに

ソニー「BDZ-A950」から考える~ライブラリー派のためのBlu-rayレコーダ~

iconicon西田宗千佳さんのRandomTracking。ソニーのBlu-rayレコーダー「BDZ-A950icon(750)」を題材に、「ライブラリー派から見た、DVDからBDへの変化」を総括するというもの。ライブラリー派に人気の東芝のRDやVARDIAシリーズはBlu-ray非対応ということで、作成したプレイリストのダビングが可能になったソニー「BDZ-A950」が代替機としてやり玉に挙がったようです。

高解像度だけがライブラリーでは無い。てことで、個人的にはウォークマンやPSP向けのお出かけ動画のライブラリー化について取り上げていただきたかったっす。お出かけ動画もプレイリストダビングも実時間がかかるのかなどなど、いまだに疑問が多いもので。あと、メモステやウォークマンにお出かけした動画はPS3にムーブできるので、PS3をモバイル動画用母艦に活用するとか、色々話も広がるとと思うんですけど…そっち系はあまり興味ないですか、西田さん。

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