ウォークマンAへの失望とかすかな期待
初期添付バージョンのCONNECT Playerは、あまりにも品質が低すぎた。筆者が購入した時点では、すでに1.00.01というバージョンがリリースされ、そのさらにバグフィックス版の1.00.02も登場している。パフォーマンスが悪かったり、Sonic Stageから落ちた機能などがあるだけならばいいのだが、実に不安定で振る舞いに怪しいところがある。さすがに最新版ではアプリケーションが正常終了できなくなったり、エラーで異常終了するといった現象はなくなっているように見えるが、☆レーティングをCONNECT Player上で変更しようとしても正常に操作できないなど、ソフト全体の振る舞いが不安定なのだ。こうした使い始めてスグに判る不具合が多いと、将来性がある程度見えるソフトだったとしても、やはり評価は辛口にならざるを得ない。せめて新しいコンセプトを前面に押し出し、押し切れるだけの最低限の品質を確保してからの登場であればと思うと残念だ。
本田雅一さんの「週刊モバイル通信」。ちょっと多めに引用してしまいましたが、自分を含め購入した誰もが思うことを、業界で影響力のある本田さんのような方がずばりと言ってくださったのがうれしいです。
また、引用した文章に書かれているように、いつの間にかバグフィックス版(1.00.02)がリリースされているようですが、店員佐藤さんのブログにあるとおり、オートアップデート機能は機能せずインストール時に自動的にダウンロードされる最新版が1.00.02になったみたいです。
ということで、自分もアンインストール後に、再インストールしてみたのですが、またしてもドツボにはまってしまいました。再インストール後の起動でアンインストール前の楽曲情報を自動的に引き継いでくれたまでは良かったのですが、その前にSonicStageでエンコードしてあった楽曲を登録しようと、フォルダ読み込みを実行したところ、今まで登録してあった楽曲が二重に登録されてしまったのです。ひとつひとつ削除するのも面倒なので、一度登録したファイルを削除して再度フォルダ読み込みを行い事なきを得たのですが、A1000に全曲を自動的に転送するモードにしてあったため、一連のファイル登録・削除の過程がオフラインで記録されていたことからくるのかわかりませんが、A1000を実際に接続してもうまくプレイリストと同期できなかったのです。結局一度本体を初期化したほうが早いという結論に達し、実行してみたもののMora経由で購入した楽曲のみエラーが出て消せない状況に…。SonicStageに切り替えたりしつつ本体を初期化すること数回。なんとかまっさらになったA1000を再びCONNECT Playerに接続してすべてのファイルを転送。結局PC側のアーティストリンク情報もきれいさっぱり初期化されていたたようで、初回の転送だけではリンク情報が取得できず、本日までかかってようやくましなリンクになったというような状況です。
アップデートで安定はしたのかもしれないけど、ソフトの振る舞いは以前と変わらずおかしいというか、何をするにも時間がかかるし、もう、とにかく面倒です。もう高度なことは後回しでよいので、ユーザーが迷うことなく、フツーに使えるようにしてください、ソニーさん。ってな感じです。
それと、先週末にCONNECT PlayerのFAQがアップデートされていたのですが、このFAQがユーザーに冷たいことこの上ない。
Q CONNECT Playerをインストールしたが、起動しません。
A 起動に時間がかかる場合があります。「タスクマネージャ」を開き「アプリケーション」タブをクリックし、CONNECT Playerが「実行中」であればそのまましばらくお待ちください。
ですよ。初めてウォークマンを使う人がこれを読んでどこまで理解できるのか…。自分ですらタスクマネージャなんて立ち上げたこと無いです。なんというか、おもてなしのかけらもない、ユーザーを突き放すようなこういうサポート体制も見直すべきでしょうね。
それと、読者のseijiさんから以下のようなお便りを頂戴しました。感謝です、seijiさん。
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