「業界動向」カテゴリーアーカイブ

今年のコンシューマ技術のトレンドは5つ

2005年のコンシューマ向け技術トレンド

日経Windowsプロのコラム。CES 2005への参加を通じて、今年、目にすると言われる5つの技術のトレンドを紹介しています。

コンピューティング化が進む家電が家庭に入り込んで、メディアサーバーを中核としたパーソナルエンターテイメントの世界が充実していくみたいなことなんでしょうか。そして、エンタメコンテンツを外に持ち出すモバイルテクノロジーも同時に発展していくと…。

トレンドという割にはすでに誰もが口にするようなことで新味はありませんが、それぞれの技術が互いにどう融合していくのかみたいなところが一番重要なのかもしれません。ちなみに、「携帯型エンターテインメントの将来の本命は,スマートフォン」とまで言い切ってます。

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ルームリンク開発者インタビュー~開発者はあのキッシーさん

ソニー新「ルームリンク」開発者インタビュー~DLNAガイドライン対応の新ルームリンクはデジタルホームの起爆剤となるか

ソニスタでも受注がスタートした「ルームリンク」の新製品「VGP-MR100icon」ですが、ソニー側の企画担当者である岸本氏へのインタビューを通じてソニーが何を目指しているのかにせまっています。これを読むとDLNAの成り立ちにソニーが重要な役目を果たしていたようでちょっと見直しました。また、岸本氏の、

DLNAの理想は、フォーマットの違いが分からないような、ITリテラシーがあまり高くないマスのユーザーでも音楽や映画を楽しむことができるようにするもの。このため、各社が利害を乗り越えて、ベースラインを確保して最低限の互換性を維持するためのもの

というコメントに最近のソニーのお偉いさんには無さそうな協調性を感じました。この岸本氏は古くからのクリエユーザーなら知ってる「クリエプラザ」の仕掛け人だった方なんですよね。Web上やメルマガなどで「Kissy(キッシー)」を名乗り、ご活躍していた方です。何度かお会いしたことがありますが、非常にユーザーよりのオープンマインドを持っている方だと思いました。ソニーがDLNAの議長職をつとめているようですし、そんな岸本さんが絡んでいるならDLNAの今後も良い意味で期待がもてそうです。

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JEITA、2004年12月の民生用電子機器とパソコンの出荷金額を発表

電子情報技術産業協会(JEITA)が2004年12月の民生用電子機器の出荷金額を発表。その動向についてコメントを発表していました。出荷金額は3,280億円、前年比115.0%と13ヶ月連続のプラスとか。

また、「我が国におけるパーソナルコンピュータの平成16年度 第3四半期(16年10~12月)出荷実績」も発表。出荷台数は311万3千台(前年同期比114%)、総出荷金額は4,503億円(同114%)となっていました。この結果、平成16年年度の総出荷台数と総出荷金額が上方修正されたようです。

民生機ではDVD/HDD録再生機の伸びがすごいそうですが、ソニ☆モバ的には携帯オーディオプレイヤーの動向に注目。MDが、前年比91.7%と2ヶ月連続、CDが前年比72.5%で6ヶ月連続、ヘッドホンステレオも同69.2%と、ポータブルオーディオは連続して前年実績を割り込んでいるそうです。

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ひねもす、プロプライエタリ、プロプライエタリかな…

Napsterも今や頼みの綱――オンラインを受け入れ始めた音楽業界

国際音楽見本市「MIDEM」のリポート。オンライン音楽サービスの動向について業界の幹部らが集まって議論したようです。注目は、iTunesソリューションに対してのSony BMG担当のコメント。

Appleはプロプライエタリなシステムで自らを窮地に追い詰めるという過ちを前にも犯している。明確な相互互換性の実現によって、消費者は大いに恩恵を受けられるはずだ。結局は、消費者の望むようになるはずだ

手前のことは棚に上げてよくもまあこんな発言を、って思った人も多いのでは。言ってることは至極まともなことなんですが、“プロプライエタリなシステムで自らを窮地に追い詰め”ていたのはソニー自体じゃないですか…。

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モバイル用フレキシブルディスプレイ向けの新技術

京大などが、“折り曲げディスプレイ”向けの新技術-モバイル用フレキシブルディスプレイや電子書籍などに応用

「有機発光トランジスタ」と「低熱膨張透明基板」というモバイル用フレキシブルディスプレイ向け新技術が開発されたそうです。これにより、軽く、しなやかで、壊れにくく、曲面表示が行なえるなどの特徴を持ったデバイスの実現が可能となるとか。応用例として、モバイル用フレキシブルディスプレイ、電子書籍/新聞、電子ポスターなどを見込んでいるそうです。PDAにはタッチパネル技術も必要だから、組み合わせは難しそうですね…。

ハンディカムの牙城を崩せ~ビデオカメラ市場の今後

ビデオカメラの現在、そして未来

AV好きなソニーファンにはすっかりお馴染みの小寺さんによるビデオカメラ市場の今後に関するコラム。ビデオカメラ市場ではダントツの強さを見せるソニーのハンディカムの牙城を崩そうとする他社の動向に注目です。また、次世代カメラとしてDVDビデオカメラの可能性やコンシューマーのフルHD化、メモリーカードベースのビデオカメラについても考察しています。