インターネットコムとインフォプラントが行った、「ノート PC の実際のモバイル度調査」によると勤務先や自宅などでも、もっぱら机周辺や建物または自宅内の移動が圧倒的に多いことから、ノートPCを携帯するユーザーはそれほど多くないとしています。
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日本でBluetoothが普及しない原因
本田雅一さんの「週刊モバイル通信」。先だって「Bluetoothハンズフリーは世界的な流れ」というエントリーで神尾さんの「Bluetoothハンズフリーの波に乗り遅れるドコモとau」というコラムを取り上げましたが、本田さんも「ドコモとauには重い腰を上げて欲しいものだ」と、Bluetoothの採用に消極的な日本のキャリアにハッパをかけてくださっています。
本田さんは、日本でBluetoothが普及しない原因を、「Bluetoothの実装がまだ不完全な時期に、急いでモバイルPCへの標準搭載を進めすぎたのが原因なのかもしれない」、「PCがBluetooth普及のトリガーになれなかったのは、おそらく携帯電話など主要な対応機器が揃わなかったため」と分析。今後は、PC以外でトリガーとなりえる「携帯電話」を起点にした拡がりに期待するしかないとしています。しかしながら、
急にある時点からBluetooth!と声を荒げてみても、市場は急には反応しない。デジカメ機能や音楽再生などで、どこまで買い換え需要を喚起できるというのか? もうその先は見えているようにも思える。もちろん、Bluetoothを搭載する商売上のメリットはあるのか? と問われれば、今のところ返す言葉はないのも事実。
として、PCと携帯電話への搭載時期と両者のズレが大きかった事が悔やまれるとしています。
PSPを電子書籍ビューワーに~閲覧はJPEGによる画像表示
ボイジャーは、テキストファイルやHTMLファイル、.bookファイルなどを縦書き表示できる電子書籍ビューワーの最新版、「T-Time 5.5」「azur 1.5」を発表。4/15にダウンロード販売を開始。ライセンスキーの価格は、T-Timeが1,050円、azurが2,100円。
最新版は、様々な液晶デバイスへの書き出しに対応。書き出すデバイスの画像に合わせて、ページ毎に連番の画像ファイル(JPEG)を作成。画像ビューワー機能のある液晶デバイスであれば基本的に再生可能で、携帯電話、PSP、iPod photoのほか、デジタルカメラなどでも再生できるとか。画像にはメタ情報が埋め込まれ、セキュリティ対策として独自の電子透かしも組み込まれているそうです。
PS3(Cell)、Revolution、XBoxなど、次世代ゲーム機情報が続々と
SCE、任天堂、マイクロソフトらが、Game Developers Conference 2005の講演などで次世代ゲーム機に関連する情報を明らかにし始めたようです。
【SCE】
・SCEがCellのプログラミング環境を発表~シェーディング言語はNVIDIAのCg
【任天堂】
・任天堂岩田聡氏基調講演「Heart of a Gamer」 E3に先駆けて次世代機“Revolution”の基本仕様を公開 ゲームキューブとの上位互換、無線LAN機能搭載など
・任天堂・岩田社長がGDCで次世代ゲーム機の概要を発表
・「ゲーマーの心」を説いた任天堂・岩田氏の基調講演
【マイクロソフト】
・「HD時代の到来」J.Allard氏が次世代ゲームのビジョンを語る
・Microsoft開発者向けカンファレンス開催~見えてきた次世代ゲームの形とXbox2の方向性~
・Xbox次世代機はHD(ハイビジョン)時代のゲーム機 J・アラード氏がビジョンを語る
SCEは、「Cellプロセッサ」のプログラミングモデルの一部を発表。PS3向けのプログラミングモデルの基本的な部分で、スタンドアローンのゲームコンソールに搭載されたCellプロセッサを意識したモデルとのことです。任天堂はGC互換に無線LAN機能搭載と、NDSとの連携を視野に入れた同社らしい展開です。
ケータイ、ノートPC、PDAのワイヤレス接続を実現するインテルの新技術
インテルは、携帯電話、ノートPC、PDAなどで近接させるだけで自動的に相互に通信できるようになる「ワンロジカルデバイス」という新しいコンセプトを披露したそうです。Bluetooth接続ではなく、自社開発のGPRS/EDGE/W-CDMAの携帯電話プラットフォームにWi-Fi対応Centrinoチップセットを組み合わせたものとか。
先週のニュースですが、見落としていたのでメモ代わりに。インテルがやろうとしていることは支持できるんですが、ソニーがこういうテクノロジーにのっかってくるのかが問題かも。すでに、CellでCPU開発という観点ではライバル関係にあるし…。クリエも後期はインテル製のチップを使わなくなったし…。
ハリウッドとの裁判でソニーが勝訴しなかったら…
笠原一輝さんのユビキタス情報局。「コピーワンス方式がなぜ産業界にとっても、放送業界にとっても有害なものであるのか」についての持論を展開なさってます。ソニーのウォークマン事業の不振も引き合いに出し、オーディオの世界で起こった日本の機器ベンダとレーベルの悪循環がユーザーがそっぽを向いた原因と指摘。同様のことが映像の世界では起こらないのだろうかと危惧なさってます。