「業界動向」カテゴリーアーカイブ

Palmの新OSやMSのZune Mobileなど、CES2009で発表されそうなものあれこれ

ソニーがウルトラポータブルVAIO有機EL&Wi-Fi搭載ウォークマンを発表するとの噂もある来年のCES。他にも色々と話題があるようです。

パーム、CESでイベントを開催へ–次世代OSを披露か

米PalmがLinuxベースの新OS「Nova」を来年のCESで発表との噂。これがこけたらやばいよー、的なニュアンス含み。がんばってほしいけど日本市場はやっぱはなっからアウトオブ眼中ですか、そうですか、って誰も何も言ってないよ。

【追記】Palmも独自にアプリケーションストアを開設するようです。がんばれー>パーム、独自のアプリケーションストアを開設

Zune Mobileとは何か?

「Zune Phone」は無いけど「Zune Mobile」はあるぞみたいなお話。こちらも来年のCESで披露されるとの噂。Windows Mobileデバイス用のZune特有のプレミアムサービス一式だそうですが、自分には何の事やらさっぱり…。

携帯電話機の外観をディスプレイに,Liquavista社らが新しい家電のコンセプト・モデルを発表

オランダLiquavista社開発の水と油膜を使ったディスプレイ「ColorBright」を使った新しい家電のコンセプトモデルがCESで展示されるそうです。このコンセプトモデルは「日常的な家電製品が変化する可能性を示している」とか。携帯電話、腕時計、シャワーの制御盤、自転車向けモニターの4つありますが、どれも視覚効果バツグン。なんとはなしに新しい可能性を感じます。

続きを読む Palmの新OSやMSのZune Mobileなど、CES2009で発表されそうなものあれこれ

2008年の米国年末商戦で一番売れないモノはBlu-rayプレイヤー

米国年末商戦で売れるモノ・売れないモノ

PC Online、瀧口範子さんの「シリコンバレー通信」という連載コラムで今年の米国における年末商戦の動向がレポートされてます。くだんの金融危機後ということでこうした「冴えない時期に一体何が売れるのか、売れないのかが」話題になっているとか。まとめるとこんな感じ

売れないもの
ブルーレイ・プレーヤー(最たるものとして紹介されてます)、デスクトップパソコン、GPS、オーディオ・スピーカー
売れるもの
フラットスクリーン・テレビ、携帯電話、ビデオ・ゲーム、デジタルカメラ、MP3プレーヤー、ノートパソコン、Bluetooth接続の携帯電話用ワイヤレス・イヤフォン

過去に取り上げた「今年の年末商戦期に最も人気のなさそうなデジタル機器は?」というエントリーではこんな感じ。

・無くてもすむ家電が、オーディオスピーカー、デスクトップPC、GPSナビゲーションシステム
・ギフトとして最も支持の低い商品カテゴリーがBluetoothヘッドセット
・Blu-rayディスクプレーヤーを欲しがっているのは5%

ネタ元はロイターですが概ね共通していますね。ただ、意外や意外、Bluetoothヘッドセットに関しては真逆の結果に。

ちなみに、日本国内については「不景気でも薄型テレビとPCは欲しい~一眼レフとオーディオとBDレコーダーは我慢」というエントリーから抜粋。

景気が悪くなった場合に購入を我慢する製品
一眼レフデジタルカメラ(63.1%)、オーディオ(62.0%)、BD/DVDレコーダ(61.5%)、デジタルオーディオプレーヤー(59.5%)
景気が悪くなっても買いたい家電
薄型テレビ(38.4%)、パソコン(33.6%)、冷蔵庫(32.1%)

米国ではプレイヤー、日本ではレコーダーが主流ですが、いずれにしても(今はまだ)Blu-rayイラネーという人が多いようです>Blu-rayプレーヤー、販売目標未達の見通し

続きを読む 2008年の米国年末商戦で一番売れないモノはBlu-rayプレイヤー

デジタル音楽が今後数年で収益の半分を占めると語るソニーミュージックEMEA地区担当副社長

ビジネスモデルを模索し続けるオンライン音楽市場 – ETRE 08

音楽は今後、インターネットとどのように付き合っていくのか? スウェーデンで開催されたイベント「ETRE 08」のパネルディスカッションの模様がレポートされています。デジタル音楽の開拓で、欧州各地を訪れ地元企業と提携を進めているというSME(Sony Music Entertainment)のEMEA地区デジタルビジネス開発担当副社長もパネリストとして参加。デジタルが今後数年で収益の半分を占めるようになるが、物理製品(CD)が欲しいユーザーは必ず残るし、レコードレーベルも必要というのが氏の言い分。同社のオンラインの具体的なビジネスモデルとして、MP3フォーマットでの提供、製品とのバンドル(ソニエリやノキアの携帯電話など)、広告付きの音楽サービス(MySpaceなど)、の3つのトレンドを挙げています。色々と書かれていますが、パネリスト全員が、「音楽業界がインターネット時代に適応を始めていることで合意し、将来は非常に明るいと展望した」そうです。

国内のSMEでは考えられない話ですが、国が違うだけでMP3バリバリ推奨なんですねー。海の向こうでこんな風にアップルが叩かれているという事実と合わせて興味深いです>拝啓、S・ジョブズ様–DRMフリーで音楽に自由を

子どものころから当たり前のようにインターネットに慣れ親しんできた「デジタルネイティブ」世代の動向によっても音楽市場は大きく変動しそうですが、英語でコミュニケーションできないとダメだよねってなお話も…>デジタルネイティブは日本でも生まれるのか?

一方、国内では廃盤や在庫切れとなったCDを1枚単位で受注生産するサービスをコロムビアがスタートするようです。CDショップで希望する楽曲を注文、1枚のCDとして購入できるオンデマンドCD販売サービスとか>コロムビア、廃盤などを受注生産する「オンデマンドCD」-開始時は1枚2,500円。未CD化音源も販売予定

続きを読む デジタル音楽が今後数年で収益の半分を占めると語るソニーミュージックEMEA地区担当副社長

Blu-spec CDの実力やいかに~記録メディアの世代交代やデジタル音源関連ニュースの話題も

普通のCDと新開発「Blu-spec CD」を聴き比べてみる-SMEが試聴会。Blu-ray技術を活かした高音質CD
SMEが開発した高音質ソフト「Blu-spec CD」を聴いてみた

Blu-ray Disc向け製造技術や素材を利用した、SME開発の高音質音楽CD「Blu-spec CD」の試聴会レポ。先行するHQCD/SHM-CDに対するアドバンテージは、カッティングの段階からの改良(転写する元のスタンパのピットを高精度化し、それを転写する素材も改良)とか。ピットの形状を綺麗に成型するとレーザー反射の精度が上がって収録された音をより鮮明に再生できるってことみたいです。試聴会はそれなりの機材を使って行われているのでその差も歴然なんでしょうね。

最近はBluetooth機器を使うことが多く、耳が圧縮音源に慣れきっているだけに、我が家の貧弱なオーディオ機器でも音質の違いがはっきりと感じられるかもしれないなあ。てことでJeff Beckの「Blow by Blow」あたりを試しに買ってみようと思いまーすって、Amazonで普通に輸入盤(2001年リマスター盤)買うなら900円もしないぞー。果たしてどれだけの人が値段三倍の価値を感じられるのでせうか…。

記録メディア絡みですが、最近以下のようなニュースが目にとまりました。CDやDVDの下降、Blu-rayやメモリー(カード)の急進、デジタル化された音源の使われ方、等々、興味深い内容が多いので、いろんな人に読んで欲しいっす。

続きを読む Blu-spec CDの実力やいかに~記録メディアの世代交代やデジタル音源関連ニュースの話題も

不景気でも薄型テレビとPCは欲しい~一眼レフとオーディオとBDレコーダーは我慢

「不景気でも買いたい家電」の1位は薄型テレビ-レコーダは6割が「我慢」。エコ意識の高さも

景気と家電製品の購入に関する調査結果。日本の景気については全体の80.2%が「悪いと感じており、しばらくは悪い状態が続く、またはもっと悪くなると思う」と回答。「景気が悪くなった場合に真っ先に我慢するもの」について、「家電製品の購入」が10項目中の8番目(36.0%)で細かい調査結果は以下の通り。

景気が悪くなった場合に購入を我慢する製品
一眼レフデジタルカメラ(63.1%)、オーディオ(62.0%)、BD/DVDレコーダ(61.5%)、デジタルオーディオプレーヤー(59.5%)
景気が悪くなっても買いたい家電
薄型テレビ(38.4%)、パソコン(33.6%)、冷蔵庫(32.1%)
今欲しいと思っている家電製品
薄型テレビ(51.3%)、BD/DVDレコーダ(36.5%)、パソコン(31.6%)、携帯電話(17.5%)

Sony Style(ソニースタイル)また、「できるだけ安く」と「価格が高くても機能・性能が満足できるもの」のどちらを重視するかとの問いへの回答はほぼ同数。価格が高くなっても重視する機能・性能は「本質性能」(77.0%)、「省エネ性能」(69.7%)の順とか。

今欲しい家電の「薄型テレビ」の5割オーバーが結構すごい数字ですね。売れると良いですねー、BRAVIAとVAIO…。

続きを読む 不景気でも薄型テレビとPCは欲しい~一眼レフとオーディオとBDレコーダーは我慢

BCN AWARD 2009速報値~ソニーのトップ3入りは13部門

実売データに基づいてNo1メーカーを讃える BCN AWARD

PCやデジタル家電などの各分野で、年間販売数で1位を獲得した企業を表彰する「BCN AWARD 2009」の速報値が公開されました。ソニーがランクインしている分野をピックアップ。なお、昨年のデータに関してはこちらのエントリーをご参照ください>BCN AWARD 2008の受賞社が決定~ソニーのトップ3入りは昨年と同じ14部門

分野名:1位 2位 3位の順
・DVDプレーヤー :ソニー 東芝 セントレードM.E.
・デジタルビデオカメラ :ソニー パナソニック ビクター
・プロジェクター :セイコ-エプソン BenQジャパン ソニー
・携帯オーディオ(フラッシュメモリ) :アップル ソニー 東芝
・携帯オーディオアクセサリ :エレコム ソニー レイアウト
・ICレコーダ :オリンパス ソニー 三洋電機
・スピーカ :エレコム サンワサプライ ソニー
・液晶テレビ(32型未満) :シャープ ソニー パナソニック
・液晶テレビ(32型以上) :シャープ ソニー 東芝
・デジタルカメラ(レンズ交換型) :キヤノン ニコン ソニー
・CDメディア :日立 TDK ソニー
・DVDメディア :TDK 日立 ソニー
・MOメディア :日立 三菱化学メディア ソニー

iconicon1位が取れるのは相変わらずビデオカメラとDVDプレイヤーのみ。デジカメはレンズ一体型が圏外で、交換型が3位と健闘。デスクトップPCとサーマルプリンタからソニーの名前が消えました。なお、BNCの直近のデジタル家電需要調査では、景気後退の影響が出始めているとのことで、薄型テレビの40型以上の大型モデルの伸び悩みが顕著とか。

あとテレビ絡みでは少し前にこんな報道も出てました>ソニー系FET、パイオニアの工場買収凍結 FED事業化に遅れ

続きを読む BCN AWARD 2009速報値~ソニーのトップ3入りは13部門