「業界動向」カテゴリーアーカイブ

米ソニーが自費出版書籍をオンラインストアで販売~国内の電子書籍認知度調査結果も

ソニー、少部数の書籍をオンラインブックストアで販売へ
Sony、個人や小規模出版社向けに電子出版ポータルを開設

米ソニーが、自費出版書籍を「eBook Store」で販売する方針を発表。個人や小規模な出版社のタイトルを10日程度で電子出版するそうです。著者や出版社は原稿をWord文書として提出し価格を設定するだけで良いとか。電子書籍への変換や配信はソニーが担当するそうです。

自費出版と電子書籍は相性が良いですもんね~。

電子書籍を利用したい理由と利用したくない理由

欧米ではすでに主流となっている電子書籍の我が国での認知度を楽天リサーチが調査。認知度は7割以上と高いものの、「利用したことはないし、今後も利用したくない」人が43.3%もいます。理由のトップは「電子画面で文字を読むのが疲れるから」の60.1%。ちなみに、利用したい人が購読にどういう端末を使いたいかは、「PC」(75.0%)、「携帯電話の端末」(43.0%)、「電子ブック」(17.8%)、「ネットブック」(11.9%)の順だそうです。

専用端末で読みたいと思う人が少ね~。

加速する“新刊洪水” 「どれを手に取ればいいのか」

業界的には紙の本が売れないことの方が深刻なようで…。何を読んだらいいかわからないという人が増えてるそうです。そんな「ふだん本をほとんど読まない人が、どれだけ買いに走るか」がベストセラーを決めるという現実も…。

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単機能デバイスの終わりは多機能デバイスの単機能用途の始まり?

iPodの進化に見る「単機能デバイスの終わり」の可能性

iPodの進化を引き合いに、単機能デバイスを消費者が買う時代は終わりに近づいている可能性が高いとかなんとか。音楽やファッションのように、IT系のガジェットのトレンドもぐるっと一巡するんですかね。「何でもできる=何もできない」みたいな議論が活発化したPDAブームが懐かしいです。

もはや手持ちの電子機器で単機能な物はデジカメぐらいしか無いけど、そのデジカメだって動画やネットワーク対応など多機能化の道をたどりつつあるわけで…。単機能のガジェットを探す方がむしろ難しくなってるような気がします。

いかんせん、PSPやiPod/iPhoneでドラゴンボールが読みたいかって言われると微妙。やはりタブレットタイプのリーダーの方が読みやすそうに思えます。

てことで、自分はコンテンツに応じて多機能デバイスを使い分けるという本末転倒パターンになりそうな予感…というかすでにもうそうなってるってば。

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20~40歳代が支えるPC経由のオンラインショッピング~平均購入額は88,211円

ネット消費は20~40歳代が中心で成熟化へ

日経マーケット・アクセスによる総務省発表の「平成20年通信利用動向調査報告書(世帯編)」の分析記事。気になるポイントを箇条書きにてクリップ。

  • 過去1年、ネット接続したPCや携帯携帯情報端末を使って物品やサービスを購入した人の比率は半数強で、20~49歳の層が6割を超える状況
  • 過去1年、購入率が最も高かったのはPCで30~39歳の62.1%で携帯電話は20~29歳の46.2%が最高
  • 平均購入金額はPC利用で88,211円(携帯電話経由のほぼ2倍)。携帯経由は40~49歳の7万円弱に注目
  • 利用機器別の物品・サービス購入内容は、携帯電話の「デジタル・コンテンツ」の46.5%が圧倒的。種類は「着信メロディー・着うた」71.0%、「音楽」51.2%、「待ち受け画面」24.0%、「ゲーム」20.9%。「音楽」は07年から回答率が上昇中
  • PCで購入される物品・サービスと比較すると、携帯電話の場合はデジタル・コンテンツ以外では高くても1割程度

平均購入額が9万弱って意外にすごい数字ですよね。しかも40代以上はほぼ10万オーバー。当サイトをご覧の皆様はおそらくPC経由でお買い物をする方が圧倒的と思われますが、今年2009年の購入状況はいかがですか。

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ニッポンの家電は3G通信機能内蔵で元気になる

ニッポンの家電を元気にする“部品”

MVNO事業を展開する日本通信の三田聖二社長のビジョン紹介。世界で携帯電話網の解放が義務付けられているのは現在は日本のみで、最先端を行く日本の携帯電話の利用環境をMVNOで家電に導入すれば新たなビジネスを構築できると氏は主張。

3G通信機能を内蔵した専用端末に市場性があるとして、電子書籍リーダーやポッドキャスティングを受信できる携帯型音楽プレーヤーなどが一例として紹介されていました。

ソニーも自社製品の9割をネットに繋ぐと息巻いているわけですし、こうしたMVNOビジネスの活用も当然視野に入っているのでしょうね。MVNOならPSPフォンの現実味も出てくるような気が…。

あ、家電で思い出しましたが少し前にこんなニュースが。デジタル家電や携帯電話に搭載するCPUの規格を統一し基幹技術を共有化するという動きがあるようです>デジタル家電向けCPU、国内勢が規格統一へ

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無線LANの次のトピックは「Device to Device」

無線LANで機器をつなげばBluetoothより使いやすい

Wi-Fiアライアンスの中の人インタビュー。無線LANの次のトピックは、IEEE802.11a/b/g/nの技術を使い、機器同士を接続するソリューション「Device to Device」だそうです。動画やゲーム、音声などの大容量アプリケーションがやり取りできるとか。汎用性の高さ電波が届く範囲の広さ、設定の容易さなどから、「Bluetoothよりも完璧なソリューション」としています。09年中に仕様を完成させ、2010年には認証テストを開始する予定とか。

ソニーはこうしたギガビット無線規格を推進しつつ、一方でほんの数センチでしかデータのやりとりが出来ないTransferJetのような近接無線転送技術も推進しているんですよね。Wi-FiにWiMAXにBluetoothにTransferJet。色んな規格がありますが使う側が規格を意識せずに使えるようになるのが理想なんでしょねー。

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ソニーも推進するギガビット無線規格「IEEE802.15.3c」が9月に標準規格に

【ワイヤレスジャパン】IBM,ソニーなど39社が推進するGビット無線, IEEEの標準規格へ

NTT、NEC、パナ、ソニーなど39社(機関)が推進する、5Gbit/sを超える高速無線インタフェースを実現する物理層規格「IEEE802.15.3c」が早ければ9月にも標準規格として成立するとか。

将来的には携帯電話機のような小型機器にも搭載できると見込まれており、街頭のKIOSK端末から大容量動画データを瞬時にダウンロードしたり、家庭のAV機器間における非圧縮HD映像の伝送などに使われるそうです。

赤外線通信ですら1Gbit/sだそうです。数10MBの映像が1秒とかからずに送られるとか。すげー>【WIRELESS JAPAN 2009】 KDDI、1Gbit/sの高速赤外線通信技術を参考出品

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