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ウォークマンA808、到着!

昨晩にソニスタから発送通知が届いてからおよそ半日。注文してあったウォークマンA800シリーズicon(A808)のブラックモデルが早くも到着いたしました。

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パッケージはCDサイズのシンプルなものに変わりましたね。的外れなおもてなしをされるよりもよっぽど良いです。付属品は、本体、ヘッドホン(延長コード&イヤーパッド)、USBケーブル、別売のクレードル用アタッチメント、CD-ROM、取説ガイドの類。

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また、一緒に注文してあった専用の液晶保護シートも到着。こんなに派手な保護シートのパッケージは初めてですが店頭で目立ちそうで良いのではないでしょうか。ちなみにシートは2枚入ってます。

ということで、まずは真っ先に保護シートを貼りました。シートは薄く固めでしたがなんとかうまく貼れました。で、速攻充電中っす。SonicStageもイメコン3もすでにPCに導入済みなので、ひとまずは付属のCD-ROMは使わずに色々と試してみようと思ってます。

また、かねてから使ってみたかったウォークマン専用のBluetoothオーディオトランスミッター「WLA-NWB1icon」も到着。A808が充電中なのでひとまずS705Fにて試用中。こちらについても後ほどレポートしますね。

【追記】充電が終わったのでひとまずSonicStageから楽曲を200曲ほど転送。9割以上がATRAC Adovance Losslessだからか、転送に80分近くもかかりました。もう少し速くなってくれれば言うこと無いんですけどね…。音質は付属のヘッドフォンを含め、素晴らしいの一言。音楽再生の実力をある程度試した後、動画再生にトライしてみようと思います。

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ウォークマンA800シリーズ、大ヒットの予感?

発売がいよいよ明後日にせまったウォークマンA800シリーズiconですが、ソニスタで軒並み入荷待ちステイタスになってますね。

ss_070319_wma800.jpgこうして見ると壮観だなあ…。シルバーモデルだってなんだかんだと売れてるじゃないですか。限定モデルだからこそ球数が多かったともとれるわけで、それがブラックとバイオレットの入荷待ちが先行した理由なのかもしれませんね~。

それと、最近まで気がつかなかったのですが、自分も所有するアウトドアヘッドホンのフラッグシップモデル「MDR-D777SLicon」が値下げされていたんですね。税込14,800円と以前よりも5,000円も安くなりました。世間一般では今ひとつ評価が良くないようですが、個人的にはとっても気に入っております。

DR-BT50icon」も欲しいのですが、すでに手元に「VGP-BRM1Dicon」もあることですし、A800が届いたらD777SL+VGP-BRM1D+MDR-NC32NXiconでBluetoothノイキャン実現します。ちなみに、実現にはA800側に「WLA-NWB1icon」が必要ですが、今回本体と一緒に注文しておりますです、ハイ。

自分のA800は刻印無しモデルで、注文時にはお届けが3/20とのことでしたでの早ければ明日中に届くのかもしれません。今からとても楽しみっす。

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ウォークマンA800シリーズは快適性の提供が大きなテーマ

新しい市場へのチャレンジ――動画対応の新ウォークマン(前編)
「やれることはやり尽くした」――動画対応の新ウォークマン(後編)

ソニーの携帯プレーヤ市場に対する見解、ウォークマンA800シリーズiconのコンセプトとそれを実現するために導入された技術について、同社オーディオ事業本部 統合商品企画MK部門 コネクト商品企画MK部 企画1課の木野内敬氏と、同オーディオ事業本部 コネクト事業部の細萱則文氏にインタビューしています。ということで、個人的に注目した発言を箇条書きにしてみました。

(前編)
・A800は携帯動画プレーヤーではなく、あくまでも携帯音楽プレーヤー
・A800の「A」はAdvancedを意味しており、音質面でもSシリーズを凌ぐ製品であり、ウォークマンを象徴するトップモデルである
・A1000/3000のデザインについては海外で評価されていた部分もあったので、良い部分は残し、改良を進めた結果が新製品のデザイン
・液晶は画面サイズよりも解像度が大切。1.8インチ以上なら十分視聴に耐えると判断し、2インチ/QVGAの液晶を搭載した
・携帯電話もライバルだと思うが、意識しすぎるとなにも作れない。動作の機敏性や、バッテリーライフ、音質など、専用機としてできることを考え、アピールしていきたい
・今回は「携帯音楽プレーヤー」というコンセプトを優先し、あえてHDDタイプは見送った

(後編)
・スタミナ性能に低消費電力のデコーター搭載が大きく貢献
・H.264/768kbps/30fpsの動画再生を譲れないラインとしてとらえ、CPUなどの選定を行った
・音質回路は新設計。一番念頭においたのは内部のノイズ抑制。あわせて、周波数特性もよりフラットになるよう設計
・Clear stereoは、新たに延長コードを利用する/しないにあわせた設定が施せるので、より快適に聴けるはず
・この製品について、やれることはやり尽くした
・(全体的に動作が高速化されているように感じるがパワーのあるDSPチップを搭載しためか?という問いに対し)それもあるが、即応性を追及して内部ソフトウェアをほぼ全面的に刷新したことが動作の高速化に大きく貢献した。A1000/3000を再分析した際、レスポンスには課題ありと判断したので動作の高速化は新製品にとって大命題だった。CONNECT Playerの例もあったので、快適性の提供は大きなテーマとして認識していた
・(統合ソフトの新開発を検討しなかったのかとの問いに)SonicStageとImage Converterのいずれもバージョンアップを重ねて完成度を高めているので、統合するよりも、用途にあわせて使い分けてもらうスタイルとした。無論、1つのソフトで完結する方がスマートなことはわかっているので、SonicStageの改良が進めば将来的には統合ソフトを提供することになるかも知れない
・Aシリーズのフルメディア対応は今後の製品にも継続していくつもり。Wi-Fiを搭載するというのもひとつのアプローチだとは思うが、現時点では動画の方がユーザーニーズが高いと考えている

iconiconショールームでの先行展示などで実機に触ったという方も多いでしょうが、実際に使ってみるとその動作スピードに驚かれたのではないかと思います。とはいえ、この手の商品は、もはやハードだけで評価できるものではありません。PCあるいはネットジュークとの同期性能、ネットワークサービスを含めた総合的な評価が必要になりますよね。「やれることはやり尽くした」という木野内氏のコメントは、あくまで「ハードウェアとしては」という前置きがあるものとして受けとりたいです。でないと、いつまでもこんなこと言われ続けますからね…>ソニーの、もう一つの敗因

そういえば、ソニスタでは8GB版のブラックとバイオレットが入荷待ちになったようですね。いつもなら限定色が真っ先に無くなっていたような気がしますが、面白い現象ですね~。出荷も来週に迫りましたね。実際に使ってみた方々がどう評価するのかにも注目です。

また、ウォークマンの今後を占う上で、こういったサービスの存在も無視できないような気がします。ユーザーが自分のパーソナルラジオ局をプレーヤーに転送できるサービスだそうですよ>「パーソナルラジオ」×「携帯プレーヤー」の新サービスSlacker

あと、個人的にはBluetooth対応にも期待していたのですが、サムスンに先を越されちゃいましたね…>サムスン、Bluetooth機能搭載の動画/音楽プレーヤー-マイクで通話も可能。1.8型液晶/4GBメモリ

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ソニエリ、CeBIT2007で新型ウォークマン携帯「W660i」を初公開

【CeBIT 2007】 ソニー・エリクソン、新型ウォークマン携帯などを展示
【レポート】CeBIT 2007 – Sony Ericssonブースレポート、主力はウォークマン携帯
日本とちょっと違った欧州のスマートフォン

CeBIT2007のソニエリブースで、新型のウォークマン携帯「W660i」が初公開されているようです。イコライザーやDJ機能を搭載した「Walkman player」がインストールされているとか。このほかに、薄さ9.4mmを実現したハイエンドモデルの「W880i」や、「CPF-NW001」と同型の2.1chのスピーカーシステムやウーファー無しでカジュアルなカラーのスピーカーも展示されているようです。

ウォークマンケータイの次世代機はAVCの動画再生にも対応しちゃうんでしょうかね…。ちなみに、日本ではケータイを音楽プレイヤーとして使っている人が26.3%だそうです。しかも6割近くは携帯電話の音楽再生機能に満足しているとの結果が。専用機危うしといったところでしょうか…>携帯電話を音楽プレーヤーとして使っている人は26.3%

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IT系メディアがウォークマンA800シリーズをこぞってレビュー

ウォークマンA800シリーズiconのレビューが続々と公開され始めました。

【新製品レビュー】ソニーの底力を感じる新ウォークマン。「NW-A800」

iconiconこちらはAV Watch。イメコン3のウォークマン用設定についても詳しく解説してくれてます。PSP用のH.264ファイルでも、著作権保護無しならイメコンでウォークマン用に変換して転送できたそうです。MPEG-4 SPファイルは、解像度がQVGA以下でビットレートが2.5Mbps以下のファイルであれば、iPod/PSP用問わずほとんど再生できたとか。総論としては、「完成度が高く、サービスの今後にも期待したいが、それ以上に「ウォークマン」、オーディオプレーヤーとして完成度がぐっと高まったことが印象深い」と高評価。あとは音声PodcastやWM DRM 10への対応ができれば言うこと無しみたいです。

高まった完成度、動画も楽しめる高音質ウォークマン――「NW-A805」

ITmedia +D。動画再生に関しては液晶サイズから没頭感に欠けるとの評価。総論としては、「NW-A1000のレビューの際に感じた、操作時の“もっさり”感は完全になくなっており、キー入力にあわせてキビキビと動作する。これはよい」、「nano/第5世代iPodという強力なライバルにも十分対抗しえる製品」とこちらも高評価。

【番外編】ソニーのビデオ対応・新”ウォークマンAシリーズ”を速攻チェック

Phile-web、鈴木桂水さんの「ケースイの次世代AV NAVI」の番外編として登場。「動画対応の携帯音楽プレーヤーとしての完成度はかなり高いという印象を受けた」とこちらもまた高評価。ただ、残念なこととして、「おでかけ・スゴ録」に未対応なことをあげておられました。

みな、思うところは一緒なんですね。かゆいところに手が届かないのが今のソニー。もうひと踏ん張りです。にしてもホワイト良いなあ…。8GB版のホワイト出しましょうよ、ソニーさん。あ、ついでに赤も!

あと、アマゾンでもウォークマンA800シリーズの予約受付が始まりました>ビデオ対応ウォークマン&おすすめアクセサリ

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ウォークマンA800シリーズインプレッション

昨日(3/8)、お台場ソニスタで先行展示された「ウォークマンA800シリーズicon」を見てきました。ショールームになかなか足を運べないという方々のために、サイバーショットH1持参で色々と撮影してきましたので、まずはWebアルバムにて実機の画像をご堪能ください。相変わらず撮影がヘタで、ホワイトバランスがおかしかったりピンぼけしていたりするものもありますが、その辺はご愛敬ということで…。なお、サムネイル画像をクリックすると1280×960のオリジナル画像が表示されます。また、画像の著作権は一切主張しません。煮るなり焼くなりご自由にお使いくださいませ。


ウォークマンA800シリーズ(Webアルバム)

ファーストインプレとしては、とにかく動作が速い。恐ろしいぐらいのクイックレスポンスです。これはもう実機を触って確かめてもらうしかないのですが、本当に速いです。ボタン類の配置やデザインなど、基本的には旧A1000/3000シリーズと同じなのですが、液晶面が限りなくフラットになったことと小型・薄型化によってボタンやキーが格段に押しやすくなっています。初代iPod nanoと比較すると、薄さこそ負けていますが、縦横は良い勝負。手に持った感じもほとんど同じです。

ビデオ再生と静止画再生に対応したことでメニュー項目は恐ろしいぐらいに増えているのですが、快適な動作がその煩雑さを解消してくれているようにも思えました。細かい操作体系についての解説はしませんが、旧A1000/3000シリーズからかなり進化していると感じました。

QVGAカラー液晶の搭載で表示できる情報量も増えましたし、フォントも読みやすいゴシック系に変更されました。サイズが小さいことが逆に幸いしているのか、動きの多い動画のアラが気になりません。30フレームのAVCの動画もサクサク再生できました。

ビデオと静止画の画面表示方向は縦以外に右手用、左手用に好きな方向を選べます。また、ビデオと静止画で個別に設定も可能です。ただ、ビデオを横向きにした場合、右手用はボリュームキーの+-と画面表示方向が逆になるので少々違和感があるかもしれません。慣れれば気にならないかもしれませんが、できることならそういうところもこだわって欲しかったところ。

ショールームという環境下だったこともあって自信を持ってというわけにはいきませんが、音質は素直に良かったです。聞くところによると、かなりのノイズ対策が施されているようなので、音の良さは折り紙付きらしいです。付属のヘッドホン(EX85)はコードが少々安っぽいのですが、正直こんな良い音がするとは思いませんでした。外で聞く分にはEX90とさほど変わらないかもしれません。

カラバリについては、思っていた以上にホワイトとピンクの塗装の感じが良かったです。Web上の画像ではよくわからなかったのですが、ホワイトは表面がざらっとしたマット仕上げが渋く、ピンクは照明の加減で表面のつぶつぶががラメっぽく光るのが美しいです。ちなみにホワイトも照明の加減でラメラメ感が出てきます。個人的には8GBのホワイトモデルがあったら注文内容を変更するところでした。バイオレット、シルバー、ブラックの塗装は大変きめ細かなもので、A1000/3000シリーズと同等というイメージでした。

周辺グッズでは、クリアケースや専用クリップよりもレザーケースの出来に注目。蓋付のケースなので薄型が少々損なわれてしまうのですが、革越しのボタン操作が想像以上に快適だったのが印象的でした。シリコンケースは液晶面の開口から本体を入れるそうです。クリアケースは仰々しいので個人的にはパス。専用クレードルはちょっと大きすぎるかも。

今回のA800のハードは、まさにA1000/3000のリベンジモデルと言っても良いかもしれません。評判が悪かった内容を研究し、徹底的に改善したのでしょうね。とにかく、クイックレスポンスの力が大きい。ちょっとやそっとの使いにくさも吹き飛ぶ速さです。ということで、ハードとしての完成度はぴかいち。動画、静止画、音楽が詰め込まれた状態からの使い勝手は申し分ないと言えそうです。ファンからしてみると、なんでコレを今まで出せなかったのソニーさん、と突っ込みたくなりました。

しかしながら、ソフトとサービスの連携については正直なところ、大きな進化はしていないですよね。PCとの組み合わせは試せなかったのですが、SonicStageとイメコン3をランチャーでひとまとめにするという安直なやり方はかなり残念。対応フォーマットの問題で、スゴ録のPSP向けお出かけ転送に対応できない点も非常に残念です。音楽や動画もフォーマットを意識することなく、あらゆるソニープロダクツ間でスムーズにやりとりできるようになって欲しいものです。

ということで、今回のA800は個人的には評価も高いのですが、A800で実現した動画再生など、クオリティの差こそあれ、すでに携帯電話でも実現されていることであり、他社のポータブルオーディオ製品でも実現されているんですよね。実際のところ、A800のどこにソニーらしさを見いだせばよいのかよくわからないというのが正直な感想でもあります。

JEITAが日本では2009年をピークにポータブルオーディオ市場が縮小すると予測していました。残りあと2~3年です。そんな時代になっても「ウォークマン」というブランド、コンセプトは生き続けていられるのか。そういったことを考えさせられたA800シリーズの登場であります。