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ロケフリ Home HD 体験レポート~準備編

ロケフリ Home HD「LF-W1HDicon」体験レポ第1弾は準備編。ということで、まずはパッケージ内容を紹介していおきます。箱は3色刷りで側面に製品ロゴや製品の概要が印刷されています。中身はとてもシンプル。送・受信機が各1台とそれら用のACアダプターが2つ(16Vで仕様は全く同じ)、リモコン、そしてD端子ケーブルとHDMIケーブルが一本ずつ。なお、実際に出荷される正規品とはケーブルが異なります。D端子&HDMIケーブルは付属せず普通のコンポジットケーブルが2本入っているそうです。また、正規品に同梱されるはずのマニュアルはカラーコピーで別途いただきました。

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PK1やPK20などのロケフリNetwork商品はベースステーション(送信機)や対応クライアント(モニターやTVボックスなど)が単体で販売されていますが、Home HDは送信機と受信機があらかじめセットになっているのがポイントですね。この送・受信機はあらかじめペアリングされているため、ロケフリNetwork商品のようにいちいちクライアント機器を登録する必要が無いんです。

iconicon通信は無線LANを使用しますがデータのやりとりは送・受信機間だけでしか行われない排他な関係になっています。これが、家庭内LANやインターネットを経由して使えるロケフリNetwork商品群との最も大きな違いになります。排他なシステムだからこそ著作権に配慮したハイビジョン伝送が可能になるというわけですね。

次に、送信機と受信機の仕様を確認してみましょう。これがまた実にシンプルなんです。背面の写真が今ひとつわかりにくいので、パッケージ側面のイラストを使わせてもらうことにします。

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従来機のベースステーションに当たる送信機(左)は、ロケフリNetwork商品とは異なり、チューナーを持たず外部機器入力を一系統備えるだけです。映像はコンポジットとD端子のみで音声は一般的な赤白のステレオのみ。D端子はD1からD4信号まで対応しています。同じ端子のセットが2つ並んでいますが、一つは入力端子に接続した機器の信号をスルー出力するためのものです。

これ以外に、ワイヤレスチャンネルの切りかえスイッチと外部機器のコントロールに必要なAVマウス用の端子があるだけ。ちなみに、前者は他の無線LAN機器との干渉回避に使うものです。いわゆる周波数の切りかえスイッチですが、基本は環境に合わせて自動的に最適な周波数を選択してくれる「オート」モードで問題ないと思います。

受信機(右)の出力は送信機と同じコンポジットとD端子のセットに加えHDMI端子が用意されており、接続するテレビに応じて使い分けることになります。HDMIの場合は受信機側でアナログ→デジタル変換が行われるようです。受信機には接続するテレビの仕様に応じてD1からD4までの信号を切り換える「D映像切りかえスイッチ」が用意されています。D端子付きブラウン管テレビなどに接続する場合に使うことになるのでしょう。

これ以外に受信機にはイラストに記載のない端子がひとつあります。インターネット接続が基本のロケフリNetwork商品とは違い、Home HDは排他なシステムゆえ、いわゆるネットワーク経由のアップデートができません。なので、PC経由でダウンロードしたプログラムをコピーしたUSBメモリーを受信機背面のソフトウェア更新用USB端子に挿してアップデートするそうです。送信機側でなく受信機を使うというのがなんだか不思議な感じがします。なお、更新時は送・受信機共に電源を入れておく必要があるそうです。ちなみに、11/27現在でHome HD用のアップデータは公開されていません。

ということで、前置きが長くなりましたが、送・受信機の仕様が確認できたらあとは設置するのみ。SPA家の現在のAV環境の中にHome HDを組み込んでみます。言葉で書くよりチャートを見ていただく方が早いですね。過去の体験レポートで作ったSPA家のロケフリ環境にHome HDを追加したのが下の図です。

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ごちゃごちゃしてわかりにくいかもしれませんが、Home HDのみを取り上げると実に単純。ハイビジョンスゴ録(RDZ-900A)のD端子出力をHome HD受信機の入力に接続して、スルー出力を液晶ベガに接続。寝室のBRAVIA20インチに受信機をHDMIで接続しただけです。

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ちなみに、以下はSPA家の現在の間取り図です。賃貸マンションの2LDK。スゴ録を含めメインの録画機器はリビングに集中しています。今回はリビングと寝室、そして、リビングと自分の部屋の2カ所でHome HDを実際に動かしてみてレポートにしようと思っています。

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リビングと寝室を隔てるものは壁一枚(行き来はふすまの開き戸)。リビングと自分の部屋を隔てるものはドア一枚(自分の部屋にも開き戸がありますが、いつも開けっ放し)ですが、直線距離の間には壁が複数あります。さてさて、こんなシチュエーションでハイビジョン伝送が果たしてうまくいきますでしょうか・・・って、まあうまくいくんですけど、これ以上書くと長くなりそうなので続きは次回に。

ロケフリ Home HD 体験レポート始めます

昔から当サイトをご覧いただいている方はおわかりかと思いますが、エアボード時代に購入した「LF-X1」から始まり、ロケフリはSPA家にとって無くてはならないアイテムであります。また、ソニーマーケティング(SMOJ)さんの体験レポートを通じて、「LF-X5」「LF-PK1」「LF-PK20」をモニターさせていただく機会にも恵まれ、公私(?)ともにロケフリと縁深い生活を送ってきました。

先日、世界初となる有機ELテレビ「XEL-1icon」を購入し、その映像美に酔いしれる日々が続くSPAでございますが、実はXEL-1が出荷された11/22はロケーションフリーの新製品「ロケフリ Home HD」の出荷日でもあったんですよね。

自分は、SDC2007のセミナーを通じてロケフリ Home HDの性能と実力を体感し、ワイヤレスでハイビジョン伝送が可能になった事実に驚愕しました。ロケフリ愛好家のSPAとしては、当然の如く関心の高い製品となるわけですが、周知の通り、有機ELテレビを購入する計画(実際にもう購入してますが)もあり、予算の関係からしばらくは静観していようと思っていたところ、思いがけない福音が訪れたのです。

過去のロケフリ体験レポートつながりで、SMOJさんからロケフリオフィシャルサイトに掲載予定の新製品の対談企画に参加しないかいう打診があったのです。しかも、その対談相手は、なんと!あの!小寺信良さんだというではありませんか。話を聞いて思い切り舞い上がってしまいましたよ、もう。自分ごときが小寺さんの対談相手で良いのかと悩みましたが、短い人生の中でこんな機会はメッタにないだろうということで、思い切って参加させていただくことにしました。

iconicon今回の対談企画は新製品がメインになるということで、小寺さんと自分にSMOJさんからサンプル機の貸し出しがありまして、対談のために実際に「LF-W1HDicon」を使わせていただいたんです。対談自体はすでに終わってましてですね、今はまだSMOJさん側で編集中で正式公開はもう少し先(12月上~中旬)になるそうです。なので、今もまだ貸出機が手元に残っている状態が続いているんですが、実機への感想や意見があればサイトで取り上げても(取り上げなくても)構わないとのお話しをいただきました。

ちなみに、対談は小寺さんが終始リードしてくださったおかげで滞りなく終了。舞い上がっていたせいか、何をしゃべったのか今ひとつ記憶にないのですが、色々な意味で有意義な時間を過ごすことができました。

幸か不幸か(?)、対談が終わってから有機ELテレビが到着。XEL-1との接続を試してみたのですが、これがもう相性ぴったりなんですよ。で、この際、有機ELテレビと同時進行でロケフリ新製品の体験レポもお届けしちゃおうかなと思った次第です。どんどん自分の首を絞めているような気がしますが、どちらも使っていて楽しいし、エポックメイキングな商品なので、モチベーションも維持できることでしょう。そんなこんなで、前置きが長くなりましたので、次回からが本番ということで・・・。

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極私的有機ELテレビ「XEL-1」体験レポート(1)~開梱・設置編&1stインプレ

11/22に到着した有機ELテレビ「XEL-1icon」ですが、何やらとっても立派な箱に収められていましたよ。マットブラックベースの箱にシルバーカラーの文字。シンプルながら力強さを感じます。ちなみに、このパッケージは初期出荷分だけらしいです。力が入ってますねー。これもソニー流のおもてなしなんでしょう。(ただねえ、この手の箱は狭い我が家では邪魔で置き場所にいつも困ってしまうのです。折りたたんでしまっておける作りにしてくれないもんでしょうか)

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側面下部のプラ製のロックを外し、ケーキ箱のように上蓋を外すといよいよ本体とご対面。有機ELパネル部には丁寧にスエード調のカバーが。にしても、何から何まで真っ黒くろすけです。でもって、本体を取り上げると、その下にある箱に取説や付属品一式が入ってます。

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付属品はいたってシンプル。ACアダプター(16V)、アンテナ用同軸ケーブル(2.5m)、本体スタンド用背面カバー、アンテナ端子キャップ、クリーニングクロス、それと画像には映ってないですがリモコンやB-CASカードが同梱されてます。ACアダプターは一般的なバイオノートやロケフリ(X1)のそれと同等でサイズもかなり大きめ。これ、微妙な大きさなんですよね。でも、まあ仕方がないです。テレビ自体が宅内の好きな場所に持ち運べるサイズなので、もう少しコンパクトにして欲しかったところ。

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ブラック&シルバーな本体。スタンド部のスピーカーに当たる部分に貼ってある保護シートをはがし、スタンド部背面のスロットにB-CASカードを差し込みます。これに、アンテナケーブルとACアダプターを接続すれば普通にテレビとして使えることになります。

開梱時はまだ設置場所を決めていませんでしたので、ひとまず内蔵の地デジアンテナで試してみることにしました。本体スタンド部の背面にあるアンテナを伸ばし、同じく背面にあるアンテナ切りかえスイッチを「内部」にしてから電源オン。自動的に「かんたん設定」モードに突入。スキャンはせずにキメうちで地域設定を行うも、内蔵アンテナでは電波の入りが悪く全く映らず。

ということで、後ほど自分の部屋に持っていき、ちゃんと壁からアンテナケーブルを接続。アンテナ切りかえスイッチを「外部」にして電源オンで無事、地デジを受信することができました。その後、有線LANケーブルを接続してWebブラウザを試してみたり、HDMI端子にPS3を接続してみたりしましたが、いずれも問題なく動作、あるいは画面が表示されました。まあ、当然といえば当然ですね。(テレビ以外の機能や外部機器との接続については後日また改めてレポートします)

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そうそう、XEL-1のリモコンはシンプルかつコンパクトなんですが、ツヤのある黒いプラスチックベースなので、指紋などが大変気になります。ということで、100円ショップに売ってるリモコンカバー(Sタイプ)を買ってきてパックしました。ドライヤーの熱ではあまりうまくいかなかったのですが、あとでハロゲンヒーターを使って仕上げたらそこそこうまくいきましたよ。また、これ以外にもXEL-1用にグッドなアイテムを100円ショップでゲットしてきましたがその紹介はまた後日。

iconiconそんなこんなで、23~24日の2日間かけて、ひとまずは自室で「XEL-1」を普通にテレビとして使えるようになりました。自分の部屋ではBSアンテナが使えないので、今のところは地デジメインで使ってますが、それでも有機ELパネルの実力を十二分に堪能できております。ちなみにですね、自分の部屋でXEL-1とにらめっこした後に、リビングの液晶を見るじゃないですか。そうすると、液晶がものすごーく暗く、眠たく感じるんです。ブラウン管を彷彿とさせる有機ELの輝度やコントラストに目が慣れてしまったからなんでしょうね。やっぱすごいです、有機ELって。

SPAの極私的有機ELテレビ「XEL-1」体験レポート始めます

iconicon2007/11/22、世界初となるソニーの有機ELテレビ「XEL-1icon」の発売が開始されました。11型(960×540ドット)で200,000円。現行の液晶やプラズマテレビと比べ、インチあたり18,000円は相当高価ですが、3年前に発売されたクリエVZ90は3.8型(480×320ドット/65,536色)搭載で当初の市場推定価格が95,000円。1インチあたりの単価は25,000円ですから、深く考えずに比較すると、この3年で3割ほど値下がりしたことになります。いやー、技術の進歩ってスゴイですね。

ちなみに、年内の出荷は2,000台でそのうちの700台が展示機用としてディーラー向けに出荷されたそうです。ですので、差し引き1,300台が一般販売されたことになりますが、事前の予約でほぼ完売とか。ちなみに、来年からは月産2,000台のペースで製造されるそうです。

sdc07_el11.jpgSDC2007で見た有機ELテレビには本当に感動しました。ブラウン管を彷彿とさせるコントラスト、ビビッドな赤と絶対的な黒。美味しそうに見える食べ物、奥行きのある景観、等々。液晶テレビでは感じることのない、見るものを圧倒する臨場感がそこにありました。本当は10月の正式発表当初は、実はさほど興味が沸かなかったんですよ。それが、CEATECの報道や、AV評論家さん達の評価などを拝見していくうちに、徐々に関心が高まっていきました。

ソニーの今後を左右する戦略商品であること、そして、そんなソニーを応援したい気持ち。さらに、クリエに続くモバイル製品への採用などへの期待を込め、購入する決意をしたのが10月末。数年前に購入した型落ち液晶ベガの32インチですら20万しなかったですからね。11インチで200,000円のテレビを買ってしまう自分にある意味驚きます。実際、生活は苦しいけど、こういうモノは勢いですから・・・(<同居人に言わせると全くの意味不明)。

10/30にソニスタでメール登録をしてからおよそ2週間後となる11/14の11:51:08に受注スタートのメールが到着。気がつけば、12:05:02には注文確認メールが届いておりました。発表時の出荷日は12/1でしたが、量販店への展示機納入に合わせたのか、早めに出荷が始まり、晴れて11/22の午後に商品が到着。翌23日(祭日)にセットアップして本格的に使い始めました。

xel-1_071123_1.jpgXEL-1はサイズも小さく、比較的持ち運びしやすいということもあって、個人的にはソニーのモバイルプロダクツの今後を占う意味でも重要な製品だと思っています。そんなこんなで、これから「XEL-1」を使ってみて感じたことを、あまり力を入れずにレポートとしていこうかなと思っております。どうかヨロシクおつきあいくださいませ。

ということで、大変前置きが長くなりましたので、今回はご挨拶のみって事で。まあ、連休中ですからまったりと。ちなみに、右上画像は本日のJリーグ浦和・鹿島戦っす。いやー、赤が映える映える!

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次世代DVD機器はソニー製を買わないともったいない?

次世代DVD、購入したいメーカー1位はソニー

iconicon日本ブランド戦略研究所がまとめた次世代DVD機器の購入意向アンケート調査で、ソニーが「購入したいメーカー」のトップ(51%)だったそうです。2位のパナソニック(44%)、3位のシャープ(24%)で、薄型テレビの大手メーカーでかつBlu-ray Disc陣営が上位を占めたとか。なお、HD DVDの東芝は4位。また、購入メーカーの選択に最も影響している要素は「画質の良さ」とのこと。以上のことから、「薄型テレビの宣伝効果が次世代DVDのイメージにも影響していると言えそうだ」と同研究所は分析。

液晶TV世界シェア、ソニー・シャープが上昇――7-9月、金額ベース

こちらは、米調査会社ディスプレイサーチの2007年7~9月期の薄型テレビの世界シェア。液晶テレビの金額ベースのシェアでソニーは2位を獲得。北米での好調がシェアアップの要因とか。購入したい次世代テレビでもソニーが1位を獲得して欲しいですよね。

目指すはBDへの完全移行!──ソニーBDレコーダー「BDZシリーズ」開発者に聞く(1)
関連番組録画も大幅に充実!──ソニーBDレコーダー「BDZシリーズ」開発者に聞く(2)

こちらは、その購入したいメーカーが世に送る最新Blu-rayディスクレコーダーiconの開発者インタビュー。BDZシリーズの基本ポリシーは「DVDからBDへのシフト」であり、「“次世代”ではなく、今すぐ使える録画メディアにしたい」のだそうです。

ハイビジョン視聴にはAVアンプが必須? ソニー「TA-DA5300ES」を試す!

こちらは、AVアンプ「TA-DA5300ESicon」のレビュー。次世代DVDを心ゆくまで楽しみたいなら、AVアンプも次世代(?)にしましょう、ってな具合ですね。

ところで、自分が注文した「XEL-1icon」ですが、昨晩に出荷案内が届きました。今日中に届きますよー。いよいよですよー。ワクワク。ちなみに、昨日再開されたソニスタでの受注は夜には終了したようで再び入荷未定ステイタスに変わってしまいました。1300台のうち何台がソニスタで売れたんでしょうね・・・。そんなソニスタでは本日15時から2007カウントダウンセールiconの第1弾「ハイビジョンこだわりキャンペーン」がスタートします。おそらく、テレビやレコーダーがお得になるんでしょうね。ということで、今日はおやつをのんびり食べている場合じゃないかもですよーっ。

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1300分の1をゲットせよ~有機ELテレビ「XEL-1」の年内生産は2000台限定

ソニー、有機ELテレビの年内品薄は必至か?

iconiconソニーが有機ELテレビ「XEL-1icon」の店頭展示を明日(11/22)にスタートするそうです。全国700店舗を対象に専用の展示用什器を用意することでソニーらしい新技術をきちんと訴求していくとか。また、同機が年内に生産できる台数は2,000台に限定されるとかで、約700台が店頭展示に回されることから、年内に一般売りできる台数は差し引き約1,300台となることから、年内中の品薄は必至とのコメントもあります。

ちなみに、ただいま(11/21 15:30現在)ソニスタではXEL-1の2回目の予約販売受付中。1300台の1台をゲットするには今すぐ注文すべしって感じですね。自分の手元にも、おそらく明日届くはず。サイトのコンセプトからは少々はずれる商品ですが、小型で家中どこでも持ち運べるという意味ではセーフですよね、ね、ね・・・。