「テレビ・ビデオレコーダー」カテゴリーアーカイブ

ネットテレビが来春登場~配信規格統一で国内家電・通信技術の競争力強化

ソニーや松下、全ネット番組1台で・新型TV、来春にも

ソニーなどの家電大手がインターネット経由で様々な番組を視聴できるネットテレビを来春までに発売するそうです。近く国内の家電・通信大手が配信規格を統一する見通し。新規格は国際標準として提案する計画で、日本の家電やネット技術の競争力強化につなげるとか。将来的には海外の番組も見られるそうです。

iconicon地上波、BS/CS、CATV、そしてインターネット。全ての映像コンテンツがテレビに集まるってなかんじでしょうか。ソニーには、ロケフリや有機ELテレビによるプレイスシフトも視野に入れた、新しいテレビ視聴スタイルを提案して欲しいですね。

【追記】上記報道に対してソニーがコメント。規格統一の動きがあることは事実で同社も規格統一には協力するが、同規格準拠の製品については未定とのこと>ソニー、「ネット番組対応TVを来春発売」報道にコメント-配信規格統一化は検討中。発売時期は未定

ソニーのテレビと言えば、かつぽんさんからこんなお便りが(感謝です!)

ソニーUKのサイトでスーパーボール・ペンキに続く新CM泡(バブル)編がUPされているようです。前2作のイメージ・特に1作目のイメージを踏襲するような出来で、非常に感動しました。

見ました。すごいですねー。ハレとケ。見慣れた空間が一瞬にして非日常的な空間に。なんとも幻想的な映像です。その場に居合わせた人が皆大はしゃぎなのも良いですね。

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ソニーのテレビビジネス戦略~有機ELテレビによるプレイスシフト提案も

「ソニーが最も薄いテレビを投入する」、吉岡事業部長 ファインテック・ジャパンで講演。世界1,000万台出荷達成

ファインテック・ジャパンの基調講演に、ソニー コーポレート・エグゼクティブSVPテレビ事業本部長の吉岡浩氏が登壇。「ソニー テレビビジネスの成長戦略」をテーマに講演した内容がレポートされています。同社の薄型テレビビジネスの拡大要素は、「安定かつ競争力のあるパネル調達」、「確実な商品供給」、「売り抜く販売網」、「魅力ある商品の投入」とか。有機ELテレビは次世代テレビの最有力候補であることには変わりなく、薄さ軽さを生かした新しい設置スタイルの提案も視野に入っているようです。ちなみに、Display 2008のソニーブースでは、薄さ0.3mmの有機ELパネルの技術展示が行われているそうです。

iconicon吉岡浩氏と言えば、コネクトでボロボロになったウォークマンビジネスを立て直した立役者。「吉岡氏のクールな判断力が、ウォークマンA800シリーズを完成度の高い製品へと導いたのだろう」とはケースイさんの言葉ですが、テレビでもその手腕をいかんなくクールに発揮してくれることでしょう。有機ELパネル採用のモバイル機器も是非!

【関連リンク】
ウォークマンA800シリーズにはソニーのオーディオの歴史が詰まっている
ウォークマンは音楽を楽しむ専用機~今後はスタンドアロンデバイスとしての存在感を高める
吉岡氏のクールな判断力が、ウォークマンA800シリーズを完成度の高い製品へと導いた

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BDレコーダー「BDZ-A70」、ウォークマン&PSPワンタッチ転送の詳細

新BDレコ「A70」のワンタッチ転送機能を試す!

4/8に電撃発表されたBlu-rayディスクレコーダーの新製品「BDZ-A70」ですが、最大の売りのウォークマン&PSPへのワンタッチ転送にスポットを当てたレビューがASCII.jpに掲載されていました。レコーダーの電源を入れずともお出かけ・おかえり転送が可能というのが良いですね。ただ、扱えるプロファイルの差からウォークマンとPSPの使い分けという点では課題もあるようです。

iconiconPSPはBaselineも扱えるんだから、Baselineに一本化してしまえばとも思ったのですが、映像クオリティの観点からソニー的には妥協したくないのかな。エンコードをビットレートでなく「PSP or ウォークマン」という機器名で選択させるのもわかりやすさを強調したからなんでしょう。とはいえ、マニアックに使いたい人もいると思うので、アップデートで対応してくれると良いですね。

【追記】Phile-web、ケースイの次世代AV NAVIの34回でもA70が取り上げられていました。動画を見る際のウォークマンA820シリーズの使い勝手の悪さにも言及するなどケースイさんらしいデビューですね。今後は、ワンセグ搭載&ワイド画面対応の大容量ウォークマンの登場に期待しているとかー>ソニー最新BDレコーダー「BDZ-A70」をタッチ&トライ − “おでかけ機能”の実力は?

レコーダーのアップデートと言えば、Fighter-KOUさんからこんなお便りいただいてます。

A70でwalkmanへのお出かけ転送は、X90持ちの私にはショックな出来事(苦笑) で、早速ソニーに『X90ではサポートしたりしないの?』と質問してみました。回答は、予想通り『サポート予定なし』。ファームアップでできそうな気はするんだけどなぁ….そうすれば、mylo2を喜んで買ってあげるんだが(^^;)

(以下はソニーサポートの回答抜粋)
現在、BDZ-X90からウォークマンへの転送機能に対応する予定はございません。ご意向に沿えない回答となり申し訳ございませんが、何とぞご了承くださいますようお願い申し上げます。○○○様から頂戴した内容は、貴重なご意見・ご要望として、これからの商品企画および開発などの参考にいたしたく関連部署に早速申し伝えます。

X90とA70でエンコーダーのチップに違いがあるんですかね。無ければおっしゃるようにファームアップで出来るのかもしれませんが、それだと製品ラインナップに違いが出せなくなるからなのでしょうか。仮に実現できてもハード的にワンタッチ転送は難しそうですし…。そういえば、なんでA70はmyloに対応しないんでしょうね。AVC Baselineも再生できるようになったのに…。

ところで、ウォークマンA820シリーズiconだけがデジタル放送(コピーワンス番組)の転送に対応している理由ってなんなんでしょうね。PSPが昔からOKなのはメモステがMagicGate(OpenMG)に対応しているからですよね。てことは、A820の内蔵メモリーがMagicGate対応になったってことなのかも…。あれ、でもmyloも内蔵メモリーはMagicGate対応でしたよね。逆にメモステスロットはMagicGate対応メモステでも再生NGなんでしたっけ。あー、もうわけわからん。この辺のちぐはぐ加減も早いこと解消して欲しいっす…。

ウォークマンへのお出かけ転送に対応したBlu-rayディスクレコーダーが登場

録画した番組を“ウォークマン”などで持ち出せる新スタイル<A>などブルーレイディスクレコーダー2機種発売 ~ワンタッチで“ウォークマン”、PSP(R)「プレイステーション・ポータブル」、携帯電話に高速転送~(ソニードライブ)

ソニーは、Blu-rayディスクレコーダーの新ラインアップとして、HDDに録画した番組を手軽にウォークマンや PSP、携帯電話に持ち出して外出先で視聴する新しい映像の楽しみ方を提案する『BDZ-A70』と、内蔵HDDに最大166時間のハイビジョン録画が可能な『BDZ-T90』計2機種を4/30に発売すると発表しました。市場推定価格はいずれも170,000円前後。(追記:ソニスタでの販売価格はいずれも168.000円だそうです。)

今回は、多忙なビジネスパーソンのニーズに応るため、アクティブなモバイル視聴を可能にする新スタイル<映像を持ち出すA>を追加。これにより、ソニーのBlu-rayディスクレコーダーは、<番組を楽しむT>、<思い出を残すL>、<映像を持ち出すA>、<シアターを堪能するX>の全4スタイル計6機種となり、Blu-rayディスク市場のさらなる活性化を目指すとしています。

bdz_a70.jpg

なお、A70の「おでかけ転送」対象機器は録画する放送波によって変わります。地上・BS・110度CSデジタル放送および地上アナログ放送などの番組を転送可能な機器がウォークマンA820シリーズiconとPSP全モデルで、コピー制御信号を含まない映像(アナログ放送の録画番組など)のみ転送可能な機器が、ウォークマンA910/S710/S610F/A800シリーズとNTTドコモのFOMA 904i/905i/705iシリーズ(一部機種を除く)とのこと。

iconiconまた、A70にはウォークマンやPSP内の番組をワンタッチで自動更新できる「更新転送設定」もついています。「更新転送設定」で選んだ期間に合わせて転送先の番組を常に最新の状態にすることが可能。たとえば「最新3日間分」に設定し、「ワンタッチ転送」を行うと、3日以内に録画された番組のみを「おでかけ転送」できるそうです。

ウォークマン対応のスゴ録、もとい、Blu-rayディスクレコーダーが、やっとでましたよー。ここまで来るのは長かったなあ…(涙目)。ルームリンクホームサーバー機能付きもうれしいぞと。にしてもめっちゃ高い…(別な意味で涙目)。でも我が家の初Blu-rayディスクレコーダーとしてはベストチョイスかも。

【追記】日経トレンディネットに速攻レビューが掲載されました。ワンセグよりも高い解像感、コンテンツの利用範囲が広い点がメリットで、積極的なタイムシフト視聴に使えるのが魅力とのことです。(お知らせ感謝です!>Kさん)>【増田和夫が速攻レビュー】“映像を持ち出せる”ソニー新BDレコーダー「BDZ-A70」のモバイル度を検証

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ワンセグテレビの売れ筋は3型台・1万円台~メーカー別シェアでソニーは3位に

広がるワンセグテレビ、3型台・1万円台のお手軽機種が人気

「BCNランキング」、ワンセグテレビの売れ筋チェック。専用機が初めて販売された07年1月でそれ以降は新規参入が相次いでおり今では種類も豊富になってきたそうです。メーカー別シェアでは、三洋電機がダントツトップで、DXアンテナ、ソニーと続いています。また、売れ筋の画面サイズは3型台で平均価格は1万円台後半とか。

iconiconソニーは、「XDV-100」で参入を果たし、現在はブラビアワンセグ「XDV-D500icon」とワンセグも見られる名刺サイズラジオ「XDV-G200icon」も仲間入りしていますね。値付けはいかにもソニーですが、ブラビアワンセグは絵作り以外に、ワンセグウォークマンやPSPには無い豊富な録画機能が売り。諸事情(?)で自宅でゆっくりテレビを楽しめない人には強い味方になってくれそうです。

ちなみに、専用機のシェアは3位ですが、ウォークマンA910シリーズiconの売り上げ台数を入れたら、いきなりトップなんて事になったりして…。

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ロケフリは通信と放送を無理やり融合させてしまうキラーハード【追記あり】

通信と放送を融合させた家電“ロケフリ”視聴場所を問わない「プレースシフト」を実現

ロケフリはテレビ局がコントロールしてきた番組コンテンツをオープンにし、テレビ局のコントロールから解き放つことを可能にする。HDレコーダーは番組を見る時間帯をオープンにし、「タイムシフト」と呼ばれる視聴スタイルを確立した。ロケフリはこれに加えて、番組を見る場所さえもオープンにしてしまう。だからソニーはロケフリを「プレースシフト」という言葉で呼んでいる。

日経ビジネス オンライン、フリージャーナリストの佐々木 俊尚さんの「TV2.0への道のり」というシリーズコラムにソニーのロケフリが取り上げられました。エアボードが持っていた先進性を当時の関係者のコメントも取り上げつつ解説。ロケフリの歴史を再確認するのにも役立ちます。

iconicon佐々木さんは、ロケフリの最も大きな進化を遂げた点を、動画データをインターネット経由でも送信できるようにしたことと、動画データの受信側をマルチに展開(TVボックス、PC、PSPへの対応)したことの2点としており、通信と放送を無理やり融合させてしまうキラーハードへと大きく変貌したとしています。「ロケフリが持っている潜在的なテレビの破壊能力は計り知れない」とのコメントも。

ネットワークタイプのロケフリベースステーションにしてみれば、HDかSDかや、Blu-rayかDVDかや、パッケージかデータかもあまり意味がありません。無線LAN接続こそ必須ではありますが、自分が見たいコンテンツをいつでもどこでも楽しめるのがロケフリの魅力ですよね。

PC向け地デジチューナーの単体販売、4月上旬にも解禁 売れ筋モデルは1万9800円に

こちらは、放送業界が外付けタイプのPC用地上/BS/CSデジタルチューナーの単体発売の解禁が近いというニュース。コピー制御信号を無視してテレビ番組を複製できるチューナー「フリーオ」の登場で状況が一変。一刻も早くフリーオのような機器の影響力を薄めることが不可欠との見方から早期解禁に向け調整が進んだそうです。

加速するネットブック市場に揺れる国内PCメーカー

こちらは、笠原一輝さんのユビキタス情報局。内容的には先日の「インテルのAtomがもたらす新しい携帯端末市場にソニーはどう関わる?」というエントリーに関連づけた方が自然なのですが、インテルのCentrino Atomが動画再生を重視したUMPC/MID向けとの記述があったのであえて取り上げてみました。

iconiconかつてのエアボードは専用モニターがセットで提供され、Webブラウザやメールの機能も付いていました。今もロケフリクライアントとしてオプションで用意されている専用モニターも若干機能は削られましたが同等の機能を有しています。そういう意味では、エアボードこそがUMPC/MIDのはしりだったのかもしれません。今後は逆にCentrino Atom採用のマルチ動画再生ネットブックがロケフリクライアントとして登場する可能性も考えられそうですね。ちなみに、mylo2がロケフリ対応しなかったのは個人的に物欲の大きなマイナス要因です。

【追記1】JRCとGoogleが「YouTube」の日本における音楽著作権の包括利用許諾契約を締結。JRCの管理楽曲(約5000曲)をユーザーが演奏した動画をYouTubeにアップロードして公開できるようになるそうです。ちなみに、eyeVioはJASRACが管理している国内楽曲が対象JRC、YouTubeと音楽著作権の包括利用許諾を締結

【追記2】ロケフリHome HDのシステムソフトウェアがバージョンアップ。パナソニックやパイオニアの機器へのリモコン対応機種が増えたそうです。Home HDのアップデートは初めてですね。更新にはUSBメモリーが必須とのことで、その方法が詳しく解説されています>ハイビジョンワイヤレスリンクセット“ロケフリ Home HD”「LF-W1HD」システムソフトウェアアップグレード(バージョン 1.01.0.1)

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